反戦な家づくり

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与謝野経財大臣の秘書が痴漢?

与謝野馨経済財政担当相の私設秘書、痴漢容疑で書類送検
2008年8月26日 朝日

四谷署によると、秘書は出勤途中だった今月9日午前8時ごろ、新宿区四谷の東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅の地上につながる階段で、追い抜きざまに女性の尻を左手で触った疑いがある。秘書は当初、「左手の甲が偶然ぶつかった」などと話したが、当時階段が混雑していなかったことなどから同署は秘書が故意に触ったとみて事情を聴いたところ、容疑を認めた、と同署は説明している。

9日に捕まって、25日に起訴されている。その間、拘留されていたのかどうかは書かれていない。

さて、この9日から25日にの間に、何があったか。

9月6日
「ばらまきダメ」経財相が強調 経済対策、閣僚懇で(日経) 

与謝野馨経済財政担当相は6日の臨時閣議後の閣僚懇談会で、今月前半の取りまとめを目指している経済対策について「ばらまきはよくない」と述べ、財政規律を揺るがすような内容は含まない考えを重ねて強調した。

9月11日
総合経済対策の骨格を発表 財政規律緩む恐れも(産経) 

与謝野馨経済財政担当相は11日、連絡会議後の記者会見で、経済対策の具体化に向けて歳出増も辞さない決意を示した。
あからさまな「ばらまき」の要求が相次ぎ、歳出削減の歯止めが崩れつつある。


9月22日
補正予算編成で合意 赤字国債の発行に含み(47news) 

経財相は経済対策の財源として赤字国債を発行する可能性について「緊急事態への対応と財政規律は二者択一でない。(両立は)ぎりぎりの政治判断だ」と述べ、含みを持たせた。

9月23日
総合経済対策「バラマキはしない」 諮問会議、3原則確認へ(日経) 

政府の経済財政諮問会議は25日の会議で、政府がまとめる総合経済対策について「バラマキはしない」など3つの原則を確認する。
対策を巡っては与党から大型の予算を求める声が強いが、諮問会議は経済構造の改革を重視すべきだと強調する。


9月25日
議論深まらなかった「経済財政諮問会議」 (産経) 

「有効需要創出を主目的とする財政支出や補助金を行わず、選択と集中によって、政策効果を最大限に引き出すべきだ」。総合経済対策の策定で、日本経団連の御手洗冨士夫会長ら民間議員は予算のばらまきを厳に慎むよう求めた。
与謝野担当相が「赤字国債の問題について今日の諮問会議で深い議論をしたということはなかった」と語ったように、会議では、これらの問題には突っ込めなかった。


9月26日
補正と来年度予算を連結 総合経済対策、政府原案判明(朝日) 

08年度補正予算と09年度予算を一体編成する考え方を明記。財政再建路線を維持するため、バラマキにクギを刺している。
各省の要望を積み上げた事業規模は総額約8兆円に上る見通しで、どこまで補正予算で対応するかが焦点だ。
ただ年末までに固まる税収見通しで不足が生じれば、赤字国債の追加発行は避けられないとの見方も強まっている。


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この流れの焦点は、二つある

ひとつは、赤字国債を発行するかしないか。
もう一つは、経済対策が誰の財布に落ちるか。

与謝野馨は、典型的な官僚型と見えて、安易な財政支出には慎重だが、それでも足りなくなったらすぐ増税、という考え。
赤字国債には否定的。

それに対し、創価学会に典型的な与党の意向は、赤字国債をばんばん発行して、先のことなんてどうでも良いから票集めの金を出せ。
増税なんて、(心では思っていても)しばらくは口にするな。

御手洗(外資系)経団連会長は、増税せずに、自分らのところだけ金をおとせ。
貧乏人にばらまくな。

この三つどもえの利権争いがヒートアップしていた最中に、与謝野の秘書が痴漢容疑で逮捕されたのである。

そして、案の定、9日から25日にかけて、与謝野の方針は腰砕けになり、赤字国債もやむなしの流れだ。
ミタライ会長の主張を軸に、創価学会のご機嫌取りもちょっとしておこう、という内容になるようだ。

秘書が逮捕される前と後で、赤字国債が×から○へ。
もっと早く決断していれば、ひょっとすると、起訴されずに報道もされなかったのかもしれない。

このことは、覚えておきたい。


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