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ついに完成 人工衛星「まいど1号」、筑波へ

2008年8月25日20時34分

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写真完成した小型衛星「まいど1号」

 大阪府東大阪市などの中小企業9社でつくる東大阪宇宙開発協同組合(今村博昭理事長)が開発してきた小型衛星「まいど1号」が完成した。26日、宇宙航空研究開発機構・筑波宇宙センター(茨城県つくば市)へトラックで運ばれ、打ち上げを待つ。

 「まいど1号」は一辺50センチの立方体で重さ約50キロ。本体組み立て後、振動試験や管制設備のテストなどをしていた。温室効果ガス観測技術衛星「GOSAT(ゴーサット)」と一緒に今冬、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられ、雷雲観測などの役割を担う予定。

 町工場の技術を結集して宇宙をめざす構想から6年。宇宙機構や大阪府立大の協力を得て、通信機器やバッテリーなど主要部を自前で製造してきた。今村理事長は「絶対成功させて、みんなで喜び合いたい」と話した。

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