2008年8月25日 20時47分更新
岡山県内では、自動販売機の売上金を狙った窃盗が相次いでいることから、警察は25日、自動販売機の設置業者などを招いて会議を開き、売上金をこまめに回収することなど対策を強化するよう求めました。
この会議は岡山県警察本部が、最近増えている自動販売機の売上金を狙った窃盗を防ごうと開いたもので、岡山西警察署には自動販売機の設置業者など、28人が参加しました。
会議では、県警察本部の担当者が売上金が盗まれる手口とそれを防ぐ方法について説明しました。
このなかで県警の担当者は、自動販売機を狙った窃盗は、業者が売上金の回収に来ることが少ない土日に行われる可能性が高いことを紹介したうえで、こまめに売上金の回収を行うことで、こうした犯行を未然に防ぐことが必要だと述べました。
また、工具を使った犯行を防ぐために、自動販売機の鍵を最新のものに交換することや、可能であれば近くに防犯カメラを設置することなどの対策が紹介されました。
警察によりますと、販売機を狙った窃盗は、ことし7月末までに338件起きており、去年の同じ時期と比べて110件増えているということで、参加した業者らは、メモを取りながら真剣に耳を傾けていました。