節水を呼びかける広報車は5台で、倉敷市水道局の職員が倉敷・水島・児島・玉島の4地区を毎日午前と午後の2回、2時間ずつ巡回します。岡山河川事務所によると23日に高梁川流域で23・8ミリの降雨を記録したものの、今日午前9時現在の主な六つのダムの貯水率は42・1%で、依然として厳しい状況に変わりはないということです。出発した広報車は早速、「日照りが続き、ダムの水が少なくなっています。より一層の節水をお願いします」との呼びかけを流していました。また、倉敷市役所本庁入り口では節水を呼びかける懸垂幕も掲示されました。この懸垂幕は水島・児島・玉島の各支所にも掲示され、市民に節水への協力を呼びかけます。
全国大会報告会では、山本二郎校長から女子バスケットボール部員に表彰状とメダルなどが伝達されました。全国大会のバスケットボールは、7月31日から8月3日まで東京体育館で行われ、女子は全国33チームでトーナメントを繰り広げました。倉敷翔南高校は、関東勢を下し、決勝まで勝ち進みましたが奈良県の天理高校に敗れ、日本一の栄冠は逃しました。しかし、全国大会出場2回目での準優勝は、倉敷翔南高校始まって以来の快挙であり、報告会では選手たちの活躍を讃えました。
中学生による絵画制作は、井原線の橋脚をキャンバスに後世に残るような大きな壁画を描いてください、と倉敷真備ライオンズクラブの企画で先月22日から行われていたものです。井原線吉備真備駅東へ500メートルほどはなれた橋脚には、倉敷市立真備中学校の美術部員が吉備の黒媛と仁徳天皇の伝説を題材にした絵を描きあげ、倉敷真備ライオンズクラブ井川博之会長から完成を祝う感謝状が贈られました。また、井原線川辺宿駅東側の橋脚には、真備東中の美術部員19人がおよそ10日間で旧真備町の花と木であるサツキと竹をモチーフにしたたて2メートル40よこ3メートルの壁画を完成させました。
出前講座が開かれたのは倉敷市児島下の町の碧空デイサービスセンターです。児島中央病院では10年前から地域の人たちの健康管理に役立てばと病院内外で出前講座を開いており、今回は初めてデイサービスセンターで行いました。参加したのはデイサービス利用者およそ45人で、管理栄養士の長光喜代香さんの話を聞きました。テーマは「心と体の栄養バランス」で中年層に問題となっているメタボリックシンドロームや、栄養の摂りすぎの逆で60歳以上の5人に1人が栄養失調の傾向にあることが説明されました。長光さんは「3食きちんと食べることで生活のリズムもできる。趣味や生きがいをみつけ、心と体の栄養をとって」と話しました。また、食事の飲み込みをスムーズにするためにおすすめの口の体操をみんなで、やってみました。碧空デイサービスセンターでは利用者に健康への関心の高い人が多いことから、今後も継続して出前講座を開いてもらうことにしています。
くらしきジュニア伝統芸能祭は郷土に残る貴重な伝統芸能を後世に伝えよう、と倉敷市文化連盟が開いており今回が5回目です。今年は4歳から高校生までが参加し、日舞や吟詠などを発表しました。このうち邦楽の部では倉敷市立葦高小学校の児童有志でつくる「尺八に親しむ会」が「チューリップ」や「こいのぼり」など4曲を演奏しました。倉敷市立葦高小学校の「尺八に親しむ会」は今年で結成6年目。3年生から6年生までの23人は、倉敷三曲同好会のメンバーから指導を受け、毎月2回練習をしています。児童たちは塩化ビニール製の手作りの尺八で日頃の練習の成果を披露しました。このほか子ども神楽や、琴の演奏など7つのジャンルで20の団体が次々に発表し、会場からは子どもたちの息の合ったステージに盛んな拍手が送られました。