ここから本文エリア 中国製レトルト シジミ 微生物検出2008年08月23日 県は22日、伊勢崎市内の食品卸売会社「ケイ・エフ・ティー」が輸入した中国製のレトルト食品から微生物が見つかり、食品衛生法に違反しているとして廃棄命令を出したと発表した。製品はまだ市場には流通していない。厚生労働省成田空港検疫所は同社に対して原因を調べるよう指導した。 微生物が見つかったのは、中国福建省の食品会社が製造した「みそ汁用しじみ」で、加圧加熱殺菌されたレトルト食品。約30グラムずつ透明な袋に入っており、計約28万袋(約8・7トン)が輸入された。 検疫所が一部の袋を検査した結果、微生物がいることが判明した。微生物の種類は特定していない。 検査は、幅広い食品から一定の割合を抜き取って行う「モニタリング検査」。輸入業者は検査結果を待たずに食品を市場に流通させることができるが、今回はまだ流通させていなかった。 厚労省はホームページで輸入食品の食品衛生法違反の事例を公表しており、その中には06年9月に中国の同名の会社のシジミのレトルト食品が、同法違反(成分規格不適合)で廃棄を指示された例も含まれる。同省は「全く同じ会社かどうかは現地に確認しないとわからない」と話している。
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