スイス人技師は米スパイ 米紙報道、核の闇市場関与【ニューヨーク25日共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は24日、パキスタンの科学者カーン博士による「核の闇市場」に関与したスイス人技師の父子3人が米国のスパイだったと報じた。 スイス政府は5月、テロリストへの核技術流出を懸念し、技師から押収した核関連資料を廃棄したと発表したが、実際は、スパイ活動の発覚を嫌った米中央情報局(CIA)などの求めに応じたとみられる。 スパイと報じられたのは、技師の男性(71)と息子2人。技師は核燃料をつくる遠心分離機に必要な真空技術の専門家で、カーン博士とは1970年代からの付き合い。リビアなどへの核関連物資の密輸に加担していた。 CIAは2000年、父子に接触し、3人はスパイになることを承諾。最終的には1000万ドル(約10億円)が父子側に支払われた。
【共同通信】
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