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あのトム・クランシーが、今年のグルジア紛争を大予言!?そのリアルさが改めて話題に

by Miu @ 2008/8/16 13:00

映画化されてヒットした「レッド・オクトーバーを追え!」に始まる人気シリーズの原作者として知られ、自らゲームデベロッパーのRed Storm Entertainmentを設立。現在は親会社になったUbisoftの看板タイトルとして、フライトシューティングリアルタイムストラテジーにまでそのフランチャイズを広げているTom Clancy(トム・クランシー)ブランド。

毎回毎回、リアルな国際情勢を反映した作品の舞台設定には定評がありますが、なんと先週から世界を騒がせているロシアとグルジアによる武力紛争を、既にビデオゲームの中で描いていたようです。その恐ろしいほどの的中ぶりが、またしても話題を呼んでいます。

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今見ると懐かしい、2001年のGhost Recon PC版

よりによってオリンピックの開幕と共に始まってしまった、グルジアの南オセチア自治州を巡るロシアとの激しい軍事衝突。国際的な非難の高まりで、ひとまずこれ以上の全面対決は回避されたものの、16日現在今もロシア軍は当地に駐留を続けている情勢。

一方、2001年に発売されたTom Clancy’s Ghost Reconシリーズ1作目では、ズバリ2008年のロシアやグルジアが舞台。ロシアでは、ソビエト連邦時代の超大国を再建しようとするナショナリストが国家権力を掌握し、米軍の特殊部隊"ゴースト"はグルジアに潜入して、侵攻を目論むロシアから煽られた南オセチアの独立派と最初に戦うことになります。……もちろん、ゲーム世界のお話。

なんだか、今見ると7年前に作られたとは思えないほどの切実さで、2008年という年まで一緒なのにはさすがにビックリ。クランシー氏自身は、今時のビデオゲームよりもむしろ、大量の数値データを扱う本格的なボードゲームのシミュレーションが趣味なんだそうですが、以前にはあの世界同時多発テロの際に、それまで出版していた旅客機による自爆テロのリアルな描写がニュースになったこともあるそうです。

ちなみに、その後今も続く人気シリーズになったゲームの方では、この事件がきっかけとなって2009年を舞台にアフリカやキューバ、コロンビアと拡張パックが3作品もリリース。さらに続編では、あの北朝鮮などにまで世界的な混乱が続いていくことになりますが、せめてここから先は、いつまでもリアルなフィクションのままでいて貰いたいものです。
(ソース: GamePolitics: “Did Ghost Recon Predict Russia-Georgia Conflict?”) (イメージ: Flickr)

 
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