あの『NiGHTS』が、ついにWiiで復活!?懐かしの動画スペシャル…
左が紙面に掲載された次号予告、右がカンのいい人が作った画像ですが、果たしてこれは…
GoNintendoなどによると、雑誌Official Nintendo Magazineの来月号では謎の新作タイトルの発表があるそうです。具体的な予告は、世界初公開!あの名作がついに帰ってくる…といったキャッチコピーに星がキラキラとしたミステリアスな写真1枚だけです。このなんとも言えないイメージにピンとくるでしょうか…彼が!ついに!?
来月公開ということでエイプリルフールネタでなければよいのですが、これがあまりに話題になってしまったためONM誌の編集者はコメントを出しています。
これは、エイプリルフールのジョークではありません。"来月号の雑誌が印刷されてから発売されるまでの間に、状況は必然的に変わるかもしれません。しかしながら要点は、我々はあなた方を誤解させてはいないということです。――アナウンスされることになる、とある新作ゲームがあります。”
なんでもこのJoystiqの話では、イギリスでSega Europeの製品担当者に聞いたところ、既に半年ほどナイツの開発は進んでいるんだとかで、これが続編なのかリメイクなのか、はたまた単なるバーチャルコンソール移植なのか、詳細は不明なもののどうやら…これは本当に期待してよさそうな?
こちらではプレステが槍玉に…当時放映された、イギリス版と思われるTVCM。2CPUで、64bit級(笑
このナイツは、セガサターン時代に(今では考えられないことに、メーカーの顔でもあるソニックを差し置いて)ソニックチームが開発した、ワンアンドオンリーなアクションゲームです。
10年前の当時、次世代機戦争の本命とも位置づけられていたニンテンドウ64のマリオにぶつけるべく、ライバルの目玉機能アナログスティックを活用した次世代3Dアクション、サターン本体の新しい看板キャラクターとしても開発されました。
時間ギリギリまでの無限コンボが熱い!当時実際にサターンでしか出来ない表現を多用して作られたそうです。
一般ヒットを狙うにはセガらしくも少々癖の強いゲーム性で、当初はなんでソニックじゃないんだ!と言われてしまったり、残念ながら期待通りハードを牽引する大ヒットとはならなかったものの、次第次第にその独特のゲーム性や個性的な世界観が認められ、日本以上に埋もれてしまった海外でも現在では批評家から歴代ベストゲームの中に名前を挙げられることもしばしばです。
Dreams Dreamsの(真)エンディングフルバージョン!(超ネタバレ)今でも、カラオケで歌えます…
言うなれば"記録より記憶に残るゲーム"と呼ぶにふさわしい、この作品(一度慣れると、ゲーム内容も非常に面白いのですが…)。独自の世界観を構築しているグラフィックや音楽も非常に印象的なもので、なによりそのエンディングテーマは当時のプレイヤーにとって聞くだけで涙腺が緩む、ゲーム史上に残る名曲といえましょう。
こちらはファン自家製の"NiGHTS 2″非公式トレイラー。あ、Jump in…
長年にわたってシリーズ化の要望は強く、カメオ的なファンサービスは度々でしたがWikipedia英語版によると、以前続編として"Air NiGHTS"という名前で傾きセンサーを利用したゲームが、サターンからドリームキャストにかけて開発されていたんだそうです(この試みは、後にサンバ de アミーゴになったかもしれないそうな)。しかし、続編の話はすべてキャンセルされてしまい、中 裕司氏は2000年の海外インタビューでこう答えています。
“たくさんの人々が好きになってくれて、続編を求めていることを知っています。しかし、我々にとっても非常に重要なタイトルで、スピルバーグがE.T.を大好きだからこそリメイクしないように、自分ももう一つのナイツを作りたくはありません。”
グラフィックの向上以外の改良が出来ないからこそ、続編を拒否していたという中氏(現在は、独立してプロペ社長。ソニックは作らないと公言していますが…)。果たして今度のWiiこそは、ナイツ復活にふさわしいプラットフォーム!?さて来月までこの噂、エイプリルフールの"夢"で終わりませんように…
(ソース&イメージ: GWN: “NiGHTS coming to the Nintendo Wii?”)
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