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惨事の容疑者は『Counter Strike』プレイヤー?『Second Life』では追悼イベントが…

by Miu @ 2007/4/18 23:00

32名もの人命が奪われたヴァージニア工科大学の銃乱射事件。またも全米を揺るがす悲惨な銃撃事件に、これまた自殺した容疑者とビデオゲームの関係も取りざたされているようです。17日、ワシントンポストが関係者の話として伝えました。

そんな一方、Second Lifeのバーチャルワールドには犠牲者達に向けたメモリアルが出来ているんだとか。衝撃的な事件は大きな波紋を広げています。

ワシントンポストは、犯人の少年時代や近所の様子を素早く伝え、今晩5ページに渡る記事をサイトに掲載しました。そして彼らは言います、Cho Seung Hui(チョ・スンヒ、自殺した容疑者)は"暴力的なビデオゲームのファン"だったと。

“彼を高校時代から知る幾人かの韓国の若者は、彼が暴力的なゲームのファンで、中でも大変にポピュラーなオンラインゲームCounter Strikeが好きだったといいます。プレイヤーは対テロ特殊部隊に入って様々な種類の銃を扱います。

一方、閑静な住宅街のコミュニティーで彼の(実家の)向かいに住んでいたMarshall Mainは言います。彼はめったに家にはいなかったけど、会った時にはいつも手を振って笑ってくれたわ。”

しかし彼らが言わないことは、それが銃撃と関係があるかどうかということです。そしてもしそうだとしても、それは物語のほんの一面に過ぎません。それはあなたに彼が、暴力的な音楽の、暴力的なTV番組の、暴力的な映画のファンでもあったかどうか疑問を抱かせます。

彼が、"ライ麦畑でつかまえて"を読んだであろうとなかろうと。全体的な視点の欠けた事実は、嘘と同じぐらいに酷いものです。

世界で1000万人以上がプレイしているといわれる、あのCounter Strikeをして暴力的なゲームというのは少々一括りにまとめすぎな気もしますが、今回の韓国籍の容疑者もやはりというかなんというかゲームのプレイ経験があったようです。

またしてもそんな話が出る一方で、サイバースペースの世界では新しい形の余波も広がっています。日本でもすっかりおなじみSecond Lifeの中では、集まったユーザー達が仮想空間にメモリアルウォールを作成して、今回の犠牲者達にバーチャルな花束やメッセージを寄せているんだとか。

銃と教育現場の関係がこれまでも度々取りざたされてきたアメリカでも、史上最悪の惨事となってしまった今回の痛ましい事件。どうやら我々の想像以上に広い範囲で、これから社会に大きな影響を及ぼしそうです。
(ソース: Kotaku: “Washington Post Links Shooter to Counterstrike”) (イメージ:Washington Post, MTV)

※Update:詳細不明ですが、ワシントンポストの元記事へのリンクが移動しているようで、現在は別の記事に跳ぶようになっています

※Update:その後、場所を代えて復活した元記事と、その顛末

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