海外レビューハイスコア番外編!『Xbox 360 Wireless Racing Wheel』
Forza Motorsports 2と共に昨日発売された、Xbox360向け周辺機器のワイヤレスレーシングホイール。海外ではしばらく前から発売済みだったのですが、ソフトの発売もあってかITニュースのArs Technicaでは、ちょうど詳しいレビューが掲載されました。本日の海外レビューは、番外編の周辺機器。自腹で購入したスタッフの感想と合わせてどうぞ。
Xbox360にはUSBポートがあるし、Logitechはよく出来たUSBのホイールコントローラを作っています。例えば、あのG25みたいな。でも、異なる(ソフトウェア)フレームワークのおかげでどれも動きません。私は、LogitechのDriveing Force Pro(以下DFP、日本で言うGT Foce Pro)をPCでGTR2を遊ぶのに使っていますが、Project Gotham Racing 3やForza Motorsports 2でハンドルを使いたい…。
そうして私はこのコントローラを買って帰り、包みを開けるとすぐにこの周辺機器の素敵なところがすっかり気に入りました。DFPと比べて、ワイヤレスは大きなプラスでした。そして一体化したラップマウント(DFP用にも、膝に挟む形で取り付ける別売りのアダプターがあります)。ラップマウントはパーフェクトな方法ではないものの、実際私はソファーの中にこれを隠しておいて、ものの数秒でレースを始めることができます。
ギアチェンジは背面に設置されたフラップパドルで行い、その動きは良好です(大きいけど、ちと軽いかも)。DFPのシフトノブこそありませんが、あれの背面ボタンより良い方法でしょう。G25が持つ、あのH型シフトのファンには残念かもしれませんが…
もし、コントローラーでかなりやり込んでいるのなら、必ずしもすぐにホイールでラップタイムに追いつけるとは思わないでください。いくらか慣れが必要だし、自分もまだ親指スティックの方が速いようです。ホイールはずっと繊細なので、コントローラからは考えを改める必要があります。いっぱいまでロックさせることなく、わずかにカウンターを当ててドリフトを修正したりといったこと。しかし、その面白さは絶対です。ハンドルから伝わるフォースフィードバックは、フロントタイヤが今どうなっているか、単なる振動より遥かに良くイメージを伝えてくれます。
$150という価格(PGR3付き?これから$129もあるみたい)は、確かに安価なXbox360の周辺機器ではありません。でも、おなじみのGuitar Heroを遊ぶのにギターが必須なんだから、レーシングカーを運転するのに当然ハンドルは必要でしょう!Driving Force Proにも、同じような(今は海外$129/国内も先週から値下げして14,800円)値段が付けられていますが、私の意見ではこのコントローラには良い改良が施されています。また、LogitechのゴージャスなG25は、2倍の値段($299)が付いている上、やはり360では動きません。
その気楽なセットアップと、奥さんに見逃してもらえそうな可能性をもって私の結論…"買い”
今回のレビューでも触れられていますが、これまでのハンドルタイプと比べて優れているのは膝置きラップマウント。
写真の筐体を本当にそのまま膝に置くだけなので、実際に買ってみるまでそんなのが使い物になるとは思ってなかったのですが、実物の筐体は横も奥行きも大きく底面が膝にぴったりフィットする感じ。ホイールの下部が曲げてあるのも足とぶつからないようにするためで、実際に置いてみると全体が膝置きのために考えられたデザインになっています。(ちなみに、小さめのハンドル径やロックトゥロック270度も、膝に置くとこれ以上はありえん感じ…)
実は我が家でも、ハンドルコントローラは3台目(トホホ…)。PCのレースゲームではデスクにがっちり固定できて楽勝ですが、ゲーム機となるとリビングやホームシアター環境で遊びたい場合、その設置にはなかなか苦労してきました。もちろんテーブル固定用アタッチメントも付属しているので、ゲームによってはフォースフィードバックがきつかったりすると、やっぱりしっかり止められるに越したことはないのですが、慣れれば膝置きで十分使い物になったためソファーの前に運んできた机はどけちゃいました。フォースフィードバックと振動が別系統になっていて、もう膝までブルブルと大変な臨場感…。
実際のところ、初めてのユーザーが気軽に手を出すには少々値が張り、既に持ってるようなコダワリ派には中途半端にも感じられる微妙なお値段ではありますが(G25欲しい…)、海外版より価格が下げられていることもあり、中級モデルとしては全体的にコスト以上の作りに感じます。ハンドルの握った感じも良好で、やっぱりあるとないとでは、これはもう面白さや遊び方からして全然変わりますね?。
ちなみに、このサイズとしては珍しく直接ハンドル部分が見えるパッケージになっていて、予想以上に箱が巨大!車で買いに行っても、これはちょっと持ち帰りたくないかも…。送られてきたダンボールなどは、まさにあの鉄騎コントローラとほぼ同等サイズ。まさか、ダンボールの中が全部中身だとは思いもよらず、取り出すのにも一苦労。設置場所と共に、保管場所にも配慮が必要かも!?
(ソース: ArsTechnica: “Peripheral Review: Microsoft Xbox 360 Wireless Racing Wheel”)
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