先日はE3代わりにとパリで開催した自社イベントUbiDaysも盛大に催され、話題のハイエンドからカジュアルゲームまで、期待の新作を全面展開。次世代機を迎えて今や日本のコンソールファンにもすっかり見逃せない存在になった、絶好調の仏Ubisoft。本日の業界インタビューは、おなじみGamasutraからUbisoftのボスYves Guillemot（イブ・ギルモ）氏。噂のEAとの関係や、その世界戦略とは？日本のゲーマーにはちょっと驚きの過去も…

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Gamasutra: Ubisoftは現在、Assassin’s CreedのようなオリジナルIPのために大変努力されているようです。今、そのような新作に力を入れるのは、どういった理由からでしょうか？

Yves Guillemot: それはここ数年の間そうなのですが、とはいえ今年は特別な年です。今年、我々は6本の新しいIPを登場させます。去年出すつもりだったものもありますが、やはり新しいハードに取り組むのはずっと難しいことで、何本かは遅れてしまいました。

Gamasutra: それら開発にかかったコストを回収するのに、新しいゲーム機は十分売れているとお感じですか？

Yves Guillemot: まぁ間違いなく。360は3度目のクリスマス商戦となり、ハードにとって大きな年になることでしょう。PS3も、2度目のクリスマスです。これから大きな利益を得るのに十分な、そしてなにより重要なことは多くの消費者へ届けるのに十分なビジネスが出来ると考えています。

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Gamasutra: EAとの状況（2004年にUbi株式の20%が取得され、大きな話題となる）については、何らかの進展がありましたか？EAは、今もUbisoftを買収する可能性について話をしています。あなたにとって、それは望ましいことではないと思うのですが。

Yves Guillemot: 依然として熟慮しています。我々にとって最初の選択肢は、自分達の会社を経営し成長させていくことに他なりません。第二の選択肢は、映画産業と共にやること（自社スタジオを作るだの、なんだか本気）。そして、三番目が合併です。現在のマーケットは急速に発展し、その大きなシェアを取ることが出来ると考えています。ですので今のところは、私達がこれまでのやり方を変える必要はありません。

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Gamasutra: 現在、Ubisoftはどのようにアジアへアプローチしていますか？上海スタジオをお持ちですが、あれは内部開発のためなのか、それとも中国固有のマーケットに向けたゲームも開発されているのですか？

Yves Guillemot: いいえ。中国市場向けのゲームは開発していません、単にワールドワイド向けです。今、中国に特化したゲームを作るというのは、多分あまりに早いことでしょう。

Gamasutra: では、主にUbisoftで開発している他のゲームの為にスタジオを活用しているのか、それとも丸ごと全部の開発を？

Yves Guillemot: EndWarはそこで開発していますし、Splinter Cell 4（Double Agentの意）も中国で開発されました。あちらでは、実際に具体的な製品を開発しています。

Gamasutra: スタジオは、大半が中国の人で？

Yves Guillemot: アメリカやカナダ、ヨーロッパからもたくさんいます。彼らでスタッフ全体の15%になるので、残りの85%が中国人です。（後編に続く…）
(ソース： Gamasutra: “The Ubisoft Vision: Why Yves Guillemot Believes”) (イメージ： Wikipedia)

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