今月23日、イエメン沖で日本の船舶会社が運航する貨物船が、海賊とみられる船に機関銃のようなもので発砲を受け、被弾しました。乗組員にけがはありませんでした。
襲撃を受けたのは、東京の「日之出郵船」が運航するパナマ船籍の貨物船「AIZU」で、フィリピン人乗組員20人が乗っていました。
日之出郵船によりますと、「AIZU」は日本時間の今月23日午後6時前、イエメン沖およそ56キロのアデン湾を航行中、海賊とみられる高速ボート2隻に追跡され、機関銃のようなもので発砲を受けました。
船橋付近など数か所を被弾しましたが、けが人はなく、およそ1時間後に高速ボートを振り切り、現在、サウジアラビアに向け安全航行を続けているということです。
今年に入り、アデン湾では海賊事件が相次いでいて、日本関係の船が襲われたのはこれで3件目です。(25日15:40)