2008年 07月

チャムが我が家にきてくれた!~5 別れの誕生日 [2008-07-31 20:28 by shigeshogi]
チャムが我が家にきてくれた!~4 小康の日 [2008-07-31 18:49 by shigeshogi]
砂の城 [2008-07-30 10:54 by shigeshogi]
チャムが我が家にきてくれた!~3 失敗続き [2008-07-30 08:47 by shigeshogi]
チャムが我が家にきてくれた!~2 ひとつめの失敗 [2008-07-30 07:58 by shigeshogi]
チャムが我が家にきてくれた! [2008-07-30 03:52 by shigeshogi]
湯布院のこと、ひとつ思い出した [2008-07-29 08:36 by shigeshogi]
2回目の別府への旅 4 [2008-07-29 00:16 by shigeshogi]
2回目の別府への旅 3 [2008-07-28 04:21 by shigeshogi]
2回目の別府への旅 2 [2008-07-27 18:51 by shigeshogi]
ペースアップ~2度目の別府への旅 [2008-07-27 03:11 by shigeshogi]
嫉妬にかられるとは、こういうことか [2008-07-26 14:57 by shigeshogi]
「またね!」 [2008-07-26 09:42 by shigeshogi]
別府の街にて [2008-07-26 00:35 by shigeshogi]
チャム散歩 in 湯布院 [2008-07-25 14:31 by shigeshogi]
由布院の一夜 [2008-07-25 03:39 by shigeshogi]
由布院への旅 [2008-07-24 12:59 by shigeshogi]
チャム! Phan thi minh Tram! どうか助けて下さい! [2008-07-23 20:21 by shigeshogi]
はじめて結ばれる [2008-07-23 12:29 by shigeshogi]
お寿司とカラオケ [2008-07-23 00:18 by shigeshogi]
チャムの情熱 [2008-07-22 14:32 by shigeshogi]
はじめての日 [2008-07-22 01:05 by shigeshogi]
めぐりあうまで [2008-07-21 08:33 by shigeshogi]
愛があふれている! [2008-07-19 10:38 by shigeshogi]
アオザイの似合う美人 [2008-07-19 00:09 by shigeshogi]
告白 [2008-07-18 10:45 by shigeshogi]
はじめての会話 [2008-07-18 00:03 by shigeshogi]
運命の出会い [2008-07-17 21:49 by shigeshogi]

チャムが我が家にきてくれた!~5 別れの誕生日

永遠に続くかと思われた、ぼくとチャムの東京での日々。
毎晩布団を並べて眠って、そして毎晩抱き合った。
この日々がぼくたちの心の中でずっとずっと
大切なものでありますように!!
愛しています、チャム!


8月7日火曜日

この日は、チャムと一緒に海に行った!
九十九里の雄大な海だ。

でも、でも、この日もまた失敗があるのだ。

10時くらいに起きて、
この日はチャムがやきそばか何かを作ってくれたのだと思う。
それを食べて、支度をして、さあ行こうかという段。
チャムがお金がないから郵便局でおろしていく、と言った。
時間は11時くらい。
それでチャムをうちの近くの郵便局で下ろして、車で待っていた。
ところが、郵便局のATMの調子が悪かったからかどうか
うまくお金がおろせない。
何度も失敗するうちに、ついに、セキュリティが働いたのか
カードとかが機械に飲み込まれてしまって
それをだしてもらったり、手作業でお金をおろすための
手続きをしたりで、なんだかんだと時間がすぎていく。
海は3時くらいには閉めてしまうところも多いから
時間があまりないのに自分はイライラしてきてしまった。

それで番号札をとって待っているチャムに
「もうお金なんていいから、出してやるからとっとと行こうよ」
と言ってしまって連れ出してしまったのだった。
そのあともイライラで、ついつい無口になってしまって
チャムを心配させてしまった。

今まで何度も何度も繰り返してきたような失敗なのに
ここでもまたやってしまったのだった。
せっかくの楽しいドライブを自ら台無しにして本当にバカな人間だ。


でもチャムが気分を盛り上げてくれたので険悪にならず
なんとか九十九里浜までついた。
だけど、どこのビーチに行くか決めてなかったので、
ついてからうろうろと回ったり、またバカなことをやっている。

ようやく公営のビーチを見つけて車をとめて海に入ることができた。
チャムのかわいい水着姿を、再び眺めることができた。
しかし、前回のプールといい、
なんで写真をとっておかなかったのだろう。
ずっと大切な記念になったのに。

九十九里の海は外海なので、波が大きく迫力あるのだった。
その日も場合によっては頭まですっかりかぶってしまうような
大きな波で、チャムとぼくは手をつなぎながら
いっせいのせ!で、波を飛び越えたり、
波がきそうになったら、ぼくがチャムの体を持ち上げたり
2時間ほども波と戯れたと思う。

帰りは海の家でシャワーを浴びて、また帰り道。
まだ3時過ぎだったので、ばんごはんにはちょっと早い
と思って一般道をダラダラいくことにしたのが運のつき。
今度は千葉市が近づくにつれて渋滞に巻き込まれてしまった。

チャムは、助手席でお昼寝。
きっと疲れていたんだね。
ぼくが疲れさせたのかもしれない。
ごめんね。
でもチャムが助手席でシートを倒して
お昼寝しているのはかわいくて、なんかうれしかった。

チャムがお昼寝から覚めても、渋滞は続いていて
もうお腹ぺこぺこだよ、ってなるまで
ばんごはんを食べることはできなかった。
店の選び方も間違えてしまって
きっとチャムはがっかりしただろうなあって思った。

ホント、このときはどうしてこんなに失敗続きなんだろう。
自分が悪かったし、運もすごく悪かった。
せっかくの一緒の時間をどうしてもっとすてきに演出して
あげられなかったんだろう。

チャム、ごめん。本当にごめん。
心から謝ります。
どうか、もう一度ぼくにすてきな思い出を作るチャンスを下さい。
一からみんなやり直したい・・・・
ぼくが本当に悪かった。全部悪かった。
許して。。。


去年の暮れ、広島のクリスマスイルミネーション。
この日もまたチャムはとってもかわいい!
ぼくたちの幸せはずっとずっと続くと信じていたよ。


8月8日水曜日

この日はチャムの誕生日。
8日に日付が変わった途端、ぼくは
「お誕生日おめでとう!」を言ったのだった。

ぼくは本当はこの日チャムとディズニーランドに行くつもりだった。
誕生日を楽しむにはふさわしい場所だと思ったし
そこでチャムと一緒にすてきな誕生日プレゼントを
選べたらいいなって思っていたのだ。

ところが、ところが・・・・
チャムは、前の日の晩に「今日、帰る」と言い出したのだった。
チャムは1ヶ月くらいいる予定だったので本当にショックだった。
いろいろ考え直すように説得したけど、
チャムの決意は固くて、どうしても変えることができなかった。

あまりにもバカなことをしてきたから
仕方ないことかもしれないけど
でも、でも、あまりにも悲しかった。

チャムはぼくが本当にはチャムのことを愛していない
って感じたみたいだった。
そう思うのも無理はなかった。
自分はいつもバカで、わがままで、
いくら好きでも、そのときの感情に負けて
相手を傷つけてしまったり、悲しませたり
そんなことばかり、してきたから。
でも、チャム、君を愛してないなんてこと、絶対ないんだよ。

その日の夜、ぼくの部屋で二人は布団を並べて寝ながら
あまり話すことも交わることもなかった。
でも明かりを消して、横になっていると
チャムはぼくのところにすりよってきてくれるのだった。
ぼくにキスをして、ほおをなで、抱きしめてくれた。
泣いているようだった。
ぼくの下の服を脱がして、ぼくのものを口で愛撫してくれるのだった。
ぼくは無言でそれを受け入れて、喜びを感じた。

しばらくして自分のものが大きくなってくると
チャムは自分にまたがってきてくれた。
チャムも下の服は着ていないようだった。
手を指し伸ばすと、そこはもうとても潤っていた。

チャムはぼくの体にまたがったまま、少し体を持ち上げると
仰向けに眠ったままのぼくの上に少しづつ体重を落とし
それにつれて、自分のものはチャムの体に包み込まれていくのだった。
完全に奥深くまで、チャムと結ばれた感触があった。

そうするとチャムは腰を激しく振るのだった。
チャムの体のうごきははげしくて、ぼくの口からはため息が漏れ
時には「あ・・・」とか声もでてしまうのだった。

チャムはびっくりしたみたいに「痛かった?」と聞いた。
ぼくは「ううん、すごくびっくりしただけ。痛くないよ」と答えた。

チャムは「ねえ、私たち友達になろうね。Hをするだけのヤリ友に」
「これからも、ずっとずっとHしようね」
「たとえ離れ離れになっても、ずっとずっとHな友達だよ」

チャムがどういう気持ちで言ったのか、今ではよくわからない。
チャムに一度聞いたことがあったけど「そんなことあったっけ?」と
はぐらかされてしまった。

ぼくももちろんチャムとずっとずっとHをしたいし、
そして、ずっとずっと友達でいたい。
でもずっとずっと恋人同士でもいたかったから、
チャムの言うことにどう返答するべきなのか、よくわからなかった。
でも、そのときはとにかく、チャムとずっといられれば、
ぼくはいいと思ったのでそれ以上追求しなかった。

いつしか、ぼくたちは到達して
そして寄り添って東京での一緒の最後の眠りについた。


ぼくからのメールの着メロをチャムは大塚愛の「さくらんぼ」に
していてくれた。ぼくたちは離れていてもずっとずっと一緒。
二人ともそう信じていたと思う。
でもチャムの携帯がぼくと一緒の会社からソフトバンクにかわったとき
着メロは「鉄道賛歌」に変わってしまったのだった。悲しい。


日が昇って、翌朝。
せっかくのチャムの誕生日はお葬式のような
別れの一日になってしまった。
その日の夜の「ムーンライト九州」という夜行普通電車に
接続できる電車ということで逆算して
東京を午前中に出発しないといけないからだ。

ムーンライト九州の予約はかろうじて取れて、
チャムに切符を買ってあげることができた。

また新小岩駅まで送って行って、そして駅の改札で別れた。
でもチャムの姿が階段に消えると、
このままいてもたってもいられない気持ちになって
スイカを使ってそのまま中に入り、
そしてチャムの姿を追った。
なんとかホームで電車を待つ、チャムにおいついた。
チャムはびっくりしたみたいだった。

快速電車やってきた。
チャムにキスをした。
チャムは泣きそうだった。
ぼくも泣きそうだった。
でも電車は走り出した。
ぼくは電車が見えなくなるまで見送ってそして駅をあとにした。

車に戻ったぼくをまっていたのは、駐車違反で職務質問を
しようと待ち構えていた、新米警察官。
でもなんとか職務質問で済んで、切符は切られなかった。

車を移動させるとさっそくチャムからメールがきていた。
何度も何度もメールがきた。
きっとチャムは泣いているんだろうな、って思った。
ぼくもチャムにメールを返しながら泣いていた。

でもぼくとチャムとの物語は、まだ決して終わっていない。
これからぼくたちの物語はまだまだ続いていく。

のちにチャムが言った。
「シゲは誕生日に一度しかおめでとうを言ってくれなかった」

まもなく、それから1年。チャムの誕生日がやってくる。

# by shigeshogi | 2008-07-31 20:28 | チャム | Trackback | Comments(0)

チャムが我が家にきてくれた!~4 小康の日

7月ももう終わりになった。
今月末の家賃は払えなかったし、契約が満了になるので
更新料がかなり高くかかる。
それに家賃も一気に8500円も値上げされる。
来月のクレジットカードの支払いもできないことになりそうだ。
2ヶ月連続チャムのところにいって、そのときのお金が相当かかっているので
いっぺんに請求がきてかなりきつい。
チャムのことをはじめ、もうありとあらゆることが行き詰まりになって
もうどうしようもないという感じ。
チャムはどうして連絡くれないんだろう。
ひどすぎる。
バカにされているのかとも思う。
ぼくは何があったとして、チャムにとって他人ということは絶対ないのに。

でももういいか。どうせぼくは、もう長くこの世界にはいられない。
それなりに一生懸命生きてきたのだから、もうくよくよするのはやめよう。


8月5日日曜日

この日の記憶がどうしてもない。
日曜日だから、道場に行ったりしたのだろうか?
だとしたら、チャムにさびしい思いをさせただろうと思う。
だけど、本当にわからない・・・


大分宇佐神宮での写真と思われる。
チャムは写真が好きでチャットしながらたくさんの写真を見せ合ったものだ。

8月6日月曜日

この日は二人で渋谷東急将棋祭りに行った。
都営の一日乗り放題の切符を買って、交通機関乗りまくりの一日。
まずはバスで船堀にでて、新宿線で、森下まで。
森下からは大江戸線に乗り換えて勝どきへ。

勝どきはお昼のランチの目的地があった。
以前にも書いたことがあるが「天竹」というランチ超おすすめのお店。
じぶんのじいちゃんともゆかりのあるこのお店に
チャムを連れて行ってあげたかったのだ。
勝どきから勝鬨橋を渡って、築地へ。
二人でおいしいかき揚げ丼を頂いて、満足な出だし。

そのあと、築地駅まで歩き、築地から六本木まで大江戸線。
六本木からはバスで渋谷へ。
こんな筋の悪い行きかたなのは、700円の都営一日乗り放題パス
で一日を済ませるための方法なのだけど
この方法はいやがる女の子も多そうだけど、
チャムにはよかったみたいで、喜んでくれた。

渋谷東急ではぼくが大会に出ている間、イベントをみたり
他の売り場や、お店を見て回ったり
でも東京は物価が高いからか、何も買ったりはしないのだった。
席上対局を見るために座っていた席で
隣のおばちゃんと仲良くなって「うちも旦那が将棋が好きで」
とかいう話をしたりしていた。
ベトナムからきた留学生だという話をしたら、おばちゃんは
とっても感心したみたいで、ぼくたちふたりを
がんばってね、いつまでも仲良くしてね、と応援してくれるのだった。

大会は128人参加のトーナメントだから、
勝っても勝っても対局が続く。
5回戦くらいで、このブログを読んでいたという
あるベテランに負けた。さえない。

でも帰りに二人で乗り込んだエレベータにその日のゲストだった
加藤一二三先生が乗り込んできてくれて
ぼくもチャムも二人とも気がついてにんまりするという
楽しいハプニングもあった。

この日は比較的、二人とも楽しい気持ちで過ごせた一日だったと思う。

# by shigeshogi | 2008-07-31 18:49 | チャム | Trackback | Comments(0)

砂の城

チャムがこのブログを読んでくれているのか
自分のブログで、おそらく自分に対してだと思われる
メッセージを残してくれている。
おそらくというのは、それがベトナム語で書かれているからで
ぼくもいつも一生懸命辞書で意味を調べながら
読んでいるのである程度はわかるのだけど
それでもどうしても意味が伝わらない部分があるのだ。
チャムに意味を聞きたくても、聞くこともできない。

でもぼくの言葉が届いているのなら、よかったと思う。
なんとか話をできたらいいのに、と思う。
このまま、もし話をすることができないなら
きっとぼくたちは話をすることができないまま
悲しい結末を迎えてしまうかもしれないから。
もし、お互いがやさしい気持ちで譲り合えれば
ぼくたちにはきっとまだ救いが残されていると信じている。


砂の城、という仏教説話を小さいころに読んだことがある。
こどものころの記憶だから、多少思い違いもあるかもしれないが
しかし大筋はあっていると思う。


こどもたちが浜辺で砂の城を作っている。
こどもたちは夢中になって、城を立派なものにして
城壁を高くしたり、丈夫にしたりしている。
ときにはそれをめぐってこどもたちが争ったりもする。

ところが、夕方がきて、親がこどもたちを呼びにくる。
こどもたちは親の元に帰って、砂の城は放置されていくのだ。
いつしか、波が城にうちつけ、城は砂浜に返っていく。


この話はいかにも仏教らしい話で、
砂の城はまさに私たちが生きている現世のことだ。
一生懸命築きあげても、一時的なもの、
いずれは忘れ去られ、消え去るもの。
仏教的な教訓を引き出すなら、現世的なことにとらわれすぎて
自らを苦しめてはならない、という感じであろうか。

仏教は無常を底流としていて、その上で自然と一体な生き方や
現状を受け入れてその上で前向きに生きることなどを説いている。
なるほど、この世には簡単には受け入れがたい苦しみや
悲しみが満ちているから、それを受け入れなくて
ある程度はあきらめながらでなければとても生きてはいけまい。

私は別にこの考えを否定するつもりはない。
自分も(誰しも)ある程度はそうやって生きているのだから。

とはいえ、もし、全てのことを受け入れて
全てをあきらめてしまうならば、生きていることに
いったいどんな意味があるというのだろう。
たった一人、さまよい、もがき、ようやくめぐり合った
大切な恋人、愛するチャム。
それをあきらめてしまって、
ぼくたちがこの1年間ずっと大切にしてきたものを
海の波に流してしまうのだろうか?

ぼくは、うつろいやすいこの世の中が大嫌いだ。
自分が大切にしてきたものは、
今までみんな時の流れの中に消えてきてしまった。
小さいころの夢、希望、大切だった初恋。
将棋でも決して一流にはなれなかった。
娘には会えなくなってしまった、
ぼくのおじいちゃんも当たり前のようにいなくなった
公美も遠くに行ってしまった。
街も、人も、友達も、みんなかわっていってしまう。
変化はいつもいつも悲しみばかりをぼくにもたらした。

いつか、ぼくをかわいがってくれるおばあちゃんも
そして、両親も、そしていつか自分自身も
時間の波の中に消えて行ってしまうのだろう。

だけど、自分は一生にひとつくらい
せめて、自分が生きているあいだくらい
心から大切なものを見つけて、ずっと大切にしたい。
そのひとつが、チャム。
人生の1%以上はもう一緒にいた。
もう、そんな大切なもの、失いたくないんだ。
全部、全部、全部、大切にもっていきたい。
生きている限り。


ベトナムは精神的には日本人と近いとチャムとしりあって
思うことが多かった。
仏教を基調としながら、儒教やキリスト教の影響も
柔軟に受け入れているので
タイほど強い仏教色でもないし、
また中国人や、韓国人と比べれば押しが強くなくて
とても人当たりがやわらかい。
中国の強い影響や圧力を受けながら独自の文化を
築いてきた歴史があるし、
アメリカや中国とも現実として戦ってきた。
日本人とベトナム人はこれからもきっと
仲良くしていけるのではないだろうか?

チャムのこと、チャムの家族のこと、チャムの祖国のこと
全部受け入れていけると思う。
チャム、愛してる。
会いたいよ!話したいよ!抱きしめたいよ(;;)

去年の暮れ、クリスマスイルミネーションの前にて。
暗い中でうまく写っていないけど、ぼくたちはたしかに一緒にいるよ。
ハートの前いる。たしかにいるよ!
ぼくはバカだからチャムが好きなら、バカみたいに、
チャムが好きって言うことしかできない。
打算も計算も駆け引きもできない。
でも本当に、本当に、そうなんだ。好きなんだよ。

# by shigeshogi | 2008-07-30 10:54 | チャム | Trackback | Comments(0)

チャムが我が家にきてくれた!~3 失敗続き

2007年8月3日金曜日

この日もぼくはバカなことをした。
前々から携帯の調子がわるかったぼくは
買い替えが必要な状態になっていて、
二人で携帯ショップに買いにいくことにしていた。

ぼくはちょっと気になっている機種があって
それが安くでていたら買いたいと思ったけど
品薄で、最初の店でも次のお店でもみつからなかったのだった。
それでちょっと足を伸ばして新浦安まで行って
とても大きな電気店まで行って、ようやくみつけたのだった。

そして、金曜日ということで、夕方から研究会に行った。
もちろんチャムも金曜日だから研究会ということも知っていて
「行ったほうがいいよ」と勧めてくれたこともあるけど
でも、でも、今思えば、1日くらい休んだっていいようなものだ。
しかも夕方で時間があまりなかったものだから、
チャムをうちの近くの駅で降ろし、
バスで帰るようにいったけどチャムは歩いて帰ったのだった。

今思えば、なんでかわいそうなことをさせたんだろう。
花の金曜日を、二人で一緒にすごせばよかったじゃないか。
どうして、そのときにそのことに思いが至らないんだろう。

チャムはお金も、ものも、そんなものを
なんでもむやみにほしがったりしない女の子。
ただ一生懸命な気持ちや、真心、
本当の愛をいつも求めている女の子なのだ。
闇雲に高級なお店なんかに行くよりも、
一緒に安くてしかもおいしいお店を見つけることを
喜んでくれるようなタイプの女の子なのだ。

ぼくは貧乏で、何をしてあげられるわけではないけど
一緒の時間はたっぷりとってあげて、
もっともっとチャムをおもいやってあげて、
一緒の時間が楽しくなるように工夫して、
そんなことはいくらでもできるはずなのだ。
どうして、自分がさしあげることのできる、
チャムが望んでくれているものを、
捧げてあげなかったんだろう。

本当にバカだ。
バカ!バカ!雷に打たれて死んでしまえ。

その報いを受けて、今やこの苦しみの毎日だ。
力いっぱいの愛を感じられたら、チャムはどんなに離れていても
さびしいからといっても、
決して心変わりをしたりしなかったことだろう。
自分にもたくさん悪いところはある。

チャム、ごめんなさい。許して。
どんな罰でも受けるから。
心から反省しています。

別府か鉄輪のダイちゃんにて。チャムの熱唱中。
チャムとのカラオケは楽しくて、最高だった。
チャムの歌声をまた聴きたい。どうか、お願いします(涙)


8月4日土曜日。

この日も、またバカなことをしている。
もう書くのも苦しいくらいのバカなことだ。
今回の中でも最低だのことだ。

この日は江戸川の花火大会の日。
江戸川の花火は江東花火大会とは全然違う大規模な花火大会で
日本全体でもかなりの規模だときいている。
チャムは例によってこの花火を楽しみにしている。

ところが、ところが・・・・
この日、将棋の友達がうちに着たいと言い出したのだった。
さすがに即答はしなかった自分だけど
チャムに相談してしまったのだった。
でもそんなふうに相談されたら、
チャムはやさしい女の子だし、ぼくが将棋をがんばっているのを
とっても応援してくれている女の子だから
「いいよ。せっかくなんだから、きてもらったらいいじゃん」って
言うにきまっているのだ。
なんで「いや、今日は彼女がきてるから、将棋はできない」って
友達に答えなかっただろう。
そしたら、チャムはぶつぶつ言っても
心の中では自分を選んでくれたことをとっても喜んだと思うのだ。

そして、花火には一人で行く、といいだして
しかも1時間くらいかかると思うのに歩いていくというのだった。
さすがに途中までは車で送っていったけど
でもそこからでも30分くらいはかかる距離。
しかもせっかくはるばる遠く、愛する彼氏のところまできて
メインイベントともいえる大きな花火大会なのに
一人で歩いていかなくてはならないのだ。
どんなに、どんなに、チャムの心は傷ついたことだろう。

しかも友達がうちにくるに当たって、部屋を片付けていたぼくは
将棋の友達に、彼女がずっと泊まっているということを
知られるのがはずかしい気がした。
それで、チャムのくつを靴箱に片付け、チャムの洗濯物を
しまって隠したのだった。

チャムの性格から言えば、できれば、
ぼくの友達に自分を彼女として紹介してほしい、
と思うほうなんだったと思う。
チャム自身もじぶんの友達を、ぼくに紹介してくれたわけだから。

それなのに、自分はチャムのことを友達に隠す始末。
将棋の関係者は恋愛のことを隠したがる人が多いし
また恋愛慣れしていないために、人の彼女と自然に接することが
できない人が多いために、ついつい隠してしまったのだけど
そのためにチャムにはまたまた誤解を与えてしまった。
自分はぼくの公認の彼女じゃないんだと・・・

本当にバカだったと思う。

将棋の仲間が帰ったのはよるの9時すぎだったと思う。
チャムはもううちの近くまで帰ってきて、
近くの公園でさびしくブランコに乗ったりしてるのだった。
部屋に帰って、くつが隠されていることには、
もちろん、気がついた。
チャムの心の傷つき方はいかばかりだったんだろう。

どうしたら、この愚かさ。このバカさの罪を償えるだろう。
どれほどの失点を重ねたのだろう。
その結果は、わりとすぐに現れる。
もう少しあとで書くことだろう。

悲しそうなチャムをなんとかなだめて
一緒にトンカツ屋さんに行った。
チャムは花火の話をいろいろしてくれて
カメラで撮った動画を見せてくれた。
しらないおばちゃんが親切に入れてくれた話とかしたけど
きっと内心はとってもさびしかったに違いない。

チャムはうちにいるあいだに知らないうちに
ぼくにだまって、YOUTUBEに花火の動画をたくさんアップしていた。
チャムの悲しみの花火の動画は彼女の名前で検索すれば
見ることができる。

今、思えば、友達はもちろん、せっかく実家は近いのだから
ぼくの両親や祖母など家族に紹介すればどんなによかっただろう。
祖母などは自分が大好きな彼女を得たことをどんなにか
喜んでくれたことだろう。
そして、チャムも家族公認になればどんなに愛されている
と感じられたことだろう。

どうして30年以上も生きてきて、その程度の頭が働かないのか。
本当に大切なものを守っていくために何をするべきか
知恵を使うことができないのか。
あとになっていくら気がついたって遅いのだ。
チャムは東京が嫌いになったみたいだけど
これはみんな自分のせいだ。
自分が本当はすてきな思い出になるべきだった
チャムの大冒険の旅をすてきなものにしてあげられなかったからなのだ。

これらの失敗の代償はとてつもなく大きくて
もしかして、人生を狂わせてしまったかもしれないほどだ。
大げさでなく、そう感じる。

今、毎日、地獄の苦しみを味わっているけど
それも自分の愚かさゆえとは思う。
でもどうしてもあきらめはつかないし、
心の苦しみからは逃れられないのだった。

# by shigeshogi | 2008-07-30 08:47 | チャム | Trackback | Comments(0)

チャムが我が家にきてくれた!~2 ひとつめの失敗

2007年8月1日、水曜日。
この日は平日だったけど、江東花火大会という大会があった。

二人で、昼前に起きだしたと思う。
ぼくが起きるとチャムはもうおきていた。
一緒にご飯をしようということで、お餅を焼いて食べた。
チャムは海苔を巻いて、しょうゆで食べる
日本のお餅を食べたことがあまりなかったのかもしれない。
おいしかったととても喜んでくれた。

午後からは二人でカラオケ。
別府のサンバリーのそばにあったのと同じ
全国チェーンのカラオケ店で歌った。
東京は物価が高いので、チャムはそれがちょっと気になるみたいだった。
でも一緒にたくさんの歌を歌って、はしゃいで楽しかった。

夕方からは花火の時間だ。
江東花火大会はそんなに大規模な大会ではないのだけど
うちのベランダから見える花火大会なのだ。
もっとも自分自身今のところにすんでもうすぐ6年だけど
それを見たことは一度しかない。
期待していたよりも、ずっと小さく、しかも低い位置に見えて
ややがっかりした記憶がある。
花火ってかなり遠くからでも見えそうな気がするけど
実際にはけっこう近くにいかないとイマイチなのだ。

女の子は花火が大好きみたいだけど、チャムもまた花火が大好きなのだ。
夕方、チャムと二人でバスに乗ってでかけた。
会場近くのバス停でおりて河川敷のほうにでる。
途中、焼き鳥を買って、人ごみの中にまぎれていった。
浴衣の人がたくさんでていたけど、
そのときチャムは浴衣じゃなかったように記憶している。
ちょうど葛西橋を超えてすぐの辺り、二人は陣取って腰掛けた。
チャムはカメラで花火の写真や、動画を撮影していた。

葛西橋は、荒川と中川の両方を超える橋だけど、
その真ん中の中洲から花火は打ち上げられているのだった。
ポーン!と乾いた音とともにサァーっと光が広がり
そして闇夜にすぅーっと消えていく花火。
そのはかなさが美しく感じるのだろうか?
自分は花火は美しいと思うし、好きだけど
ちょっとさびしい気持ちになってしまうことがある。


冬の装いのチャム。ぼくと知り合う前でおそらく別府での写真だと思う。
チャムのおしゃれのセンスはぼくはすごくいいと思っている。
いつもかわいらしく、明るく、まとまっている。

2007年8月2日、木曜日。

8月2日はとってもバカなことをした日だった。
チャムがうちにきてくれているのに、
将棋の道場に行ったのだった。
チャムも「がんばれ!」なんて応援してくれるから
いい気になって行ったりしたんだけど
今思えば、せっかく一緒にいられる貴重なときに
何も道場なんて行く必要なかった。

帰ってきたら、チャムが料理を作っていてくれた。
だいたい東南アジアとかの人は鶏肉が好きな人が多いけど
チャムもまたそのひとり。
スパイスの効いた鶏肉のスープを作ってくれた。
香辛料はきいているけど、味自体はすっきりしたあじで
とてもおいしかった。
細かく刻んだ鶏肉とトウモロコシがたくさん入っていて
とっても元気のでそうな味だった。
ぼくのうちのこげた鍋で作られた料理としては
最高のものじゃなかったんだろうか?
ぼくはおかわりをして全部いただいたのだった^^

チャムはその夜、ぼくにいろいろなことを聞いた。
「しげのこと、もっともっと教えて!」って。
ぼくはウソはつかなかったけど、自分の苦しい過去の
全てをすぐに話すことはなかなかできなかった。

チャムはぼくのいないあいだに、
ぼくのパソコンをいろいろと調べて
このブログの内容を読んだり、いろいろ知っていて
それでずいぶん悲しい気持ちになったみたいだった。
自分も相手のこといろいろ知りたくなるタイプだけど
チャムもまた同じようなタイプなのだった。
パソコンも携帯もだまっているとみんな見てしまう。

それはチャムがぼくのうちにいるあいだ、ぼくがいなくて一人のとき、
いつもパソコンを調べていたみたいだった。
それはそうだよね。
うちに一人でいても退屈だし、なんでもっと一緒の時間を
大切にしなかったのかと、今更ながら自分のバカさ加減にあきれる。

毎日夜寝る前にぼくの過去を聞きだそうとするチャム。
そして悲しくなったチャムを抱き寄せて、
そして抱き合って寝る。
そんな日々が続いた。

今思えば、チャムには何でも正直に言って
そして、なんとか苦しく、間違いだった過去を乗り越えて
チャムと一緒の新しい幸せをつかみたいということを
そのためにがんばる、という気持ちを伝えればよかった。
心からそう思っていたのだから。
チャムにはぼくの心を伝えることができず
ぼくとチャムの心のすきまになってしまったみたいだった。

ねえ、チャム、許して。バカなぼくを。
チャムがただ好きで、伝えてしまったがために失うことがこわかったんだ。
でもあなたが好きなんだ。それだけなんだ。
どうか、許して、ぼくを。

# by shigeshogi | 2008-07-30 07:58 | チャム | Trackback | Comments(0)

チャムが我が家にきてくれた!

今回からはチャムがはじめてうちにきてくれた
3回目のめぐり合いのことを書きたいと思う。

この3回目のめぐり合いは、チャムが別府から東京の
我が家にきてくれたことによって実現したものだった。
昨年のちょうど今の時期のこと、夢のような楽しい日々・・・・

といいたいところだけど、
今から思えばすごく後悔することが多かった。
もちろん楽しい思い出もたくさんできたのだけど
チャムに最高の思い出をもって別府に帰してあげることが
できなかったという思いがある。

自分として決して悪気はなかったのだけど
遠くからたくさんの時間を使って
あふれるばかりの愛をもってやってきてくれた
大切な大切なチャムのやさしい心を
傷つけたと思うことがいっぱいあった。
すごく、すごく反省している。
なんて浅はかだったろうって自分のバカさにあきれる。

その甘くてほろ苦い思い出を振り返ってみようと思う。



普通の日本人の女の子ではなかなか思いつかないことだけど
チャムは別府から東京まで青春18切符でやってきたのだった。
青春18切符というのはJRが年に3回くらい発売している
超お得な割引切符で、11500円で期間中の5日間
JR全線の普通電車と快速電車に乗り放題という切符だ。
だから時間がすごくかかることを別にすれば
別府から東京までを4600円くらいでくることができる
ということで貧乏旅行にはもってこいの切符だ。
自分も昔はしばしばこの切符で全国を旅したし
去年の暮れにはやはりこの切符を使って、1日かけて
チャムの住む安芸川尻という駅まで訪ねていったのだった。

チャムがやってきてくれたのは去年のちょうどいまごろ。
7月30日の朝、電車に乗って別府を出発したのだった。
日豊本線で小倉まででて、そこから山陽本線を何度も乗り換え
下関、広島、岡山とひたすら各駅停車の旅は続く。
自分は時刻表でチャムをおいかけて、おもだった駅に
つきそうになるたびにメールを送ったりしてはげました。
チャムが少しずつ近づいてきてくれるのが
うれしくてたまらなかった。

相生あたりからはJRの新快速があり結構駅を飛ばすのだが
距離の壁は遠く、時間は刻々と流れている。
姫路につくころにはもう夜の21時近くなっていた。
チャムは23:53米原から
「ムーンライトながら東京行き」(昔の大垣夜行のぼり)
に乗って東京までいくつもりだったようだけど
この列車は完全予約制で別途料金もかかる、
ということをチャムは知らなかったみたいで
結局この列車に乗ることができなかった。

結果大垣で終電がなくなってしまい、
チャムは駅構内で時間をつぶすことになってしまった。
普通の女の子なら、なかなか駅で夜明かしとかしないけど、
チャムはやっぱり根性が入っているので駅でトイレに
こもったりしながら、朝をまったようだ。
途中、警官に職務質問されて、外国人登録証を見せろと
いわれてすごく嫌な思いをしたとかそういうこともあったようだ。

このとき、チャムはもっともっと励ましのメールが
ほしかったと、あとでいわれた。
そのときは思いもしなかったけど、
チャムがメールをくれたらぼくは必ず返事を書くのだけど
だまっているから、なかなかメールをしなくて
それがすごくさびしかったみたいだ。
夜の23時すぎに電話をしてるけど、チャムは電話は
電話代がかかるからと言って長く話してくれないのだ。
でももっともっとメールをして励ましてあげればよかった。
控えめであまり自分から求めることができない
チャムのことをもっと考えてあげれば、よかった。
いつも気がついてあげられないしげで、ごめんね、チャム。
でも、でも、本当はすごく愛してるんだよ。
いつも何とかしたいと思っているんだ。
だから、どうか、しげをもっと教え、導いて!

翌日、朝の10時くらいに
チャムは熱海からメールをくれた。
熱海までくれば、あとは東海道線で1本で東京までこられる。
自分は電車の時間を調べて、チャムを駅まで迎えに行く準備をした。
チャムがくるのは新小岩駅に13時58分くらいにつく総武快速電車。
時間ちょうどに駅について改札前でチャムを待った。
しばらくまっていると快速電車のホームの階段から
人ごみがどんどん降りていき、その人ごみの一番さいごのころ
かわいい旅行用の車輪のついたミニトランクを転がした
チャムがやってきてくれたのだった。

チャム、チャム、チャム!チャムが着てくれた!!!
今からほぼ1年前、2007年7月31日13時59分の
すてきなできごとだった。

そばにきて、すぐに手を握り締めて、荷物をもってあげた。
キスは・・・たぶんはずかしくてできなかったのだと思う。

でも車まできて、車に荷物を積み終え、チャムを助手席に乗せて
運転席にすわったとき、チャムにキスをした。
うれしかった。うれしかった。愛してる!

駅からは車で10分ほどの距離。
チャムはちょっと疲れていて眠そうなので休ませてあげたかった。
無理もない。別府をでてから30時間以上。
電車、電車の旅で、しかも駅で夜明かし。
どんな健康で元気なチャムだって疲れるに決まってる。

うちについて、荷物を置くと・・・・
抱き合って激しいキスをした。
ずっとずっと会いたかった気持ちが爆発した。
チャムはシャワーを浴びたいといった。

チャムがシャワーを浴びているあいだに、布団を敷いた。
お風呂上がりのチャムはボディラインの美しく見える
かわいいパジャマ?(ホットパンツ?)に着替えてくれた。

そして横になったチャムにぼくは添い寝。
そのまま眠ってもよかったのだけど、
チャムはぼくを求めてくれて、そして抱き合ってくれた。
ぼくも数日禁欲してチャムを待っていたので
気持ちはとても高まっていて、やわらかくしなやかな
チャムの体の感触を間近に感じてはとても求めずにはいられなかった。
求め合う、ぼくとチャム。
そして体はスムーズに交わりあってお互いの体に
喜びをもららしあった。
二人が高まって1度満たされ合うと
チャムは疲れがどっとでたのか「寝たい」といった。
服を簡単に身に着けて、ぼくの腕の中で寝息をたてはじめたのだった。
しばらくチャムと一緒に横になっていたぼくだけど
それほど眠かったわけでもないので
チャムが完全に眠ったころを見計らって、布団を出た。
そして、チャムの美しい姿を、そばからゆっくり眺めたのだった。

この写真は以前載せたものの数分前の写真。
チャムの肌とボディラインが本当に美しい。
すごくゆったりした時間が流れて、
のんびりした幸せがぼくとチャムを包んでいた。

その日の夕方から、二人はおきだして、何かをしたはずだと
思うのだけど、何をしたのか思い出せない。
一緒に、何をした?!
二人で一緒にいたから、携帯とかにも記録が残ってないし
うーん、チャムが覚えていたらぜひ教えてほしい。
二人で布団を並べて、
抱き合ってから寝たことは間違いないのだけどね。
今、自分がいるこの部屋に、
愛する人がいてくれた幸せを思い出して、
しかし今はとってもさびしいことに気がついて、自然涙があふれてくる。

# by shigeshogi | 2008-07-30 03:52 | チャム | Trackback | Comments(0)

湯布院のこと、ひとつ思い出した

そういえば、湯布院での旅のことでひとつ思い出したことがあった。
由布院を離れる前に、何かお昼ごはんを食べようと思って
お店を探してみたのだけど、
手ごろなところがなかなか見つからなかった。
そうしたらチャムが「ホカホカ弁当にしようよ!」って
言ってくれて、ふたりで鶏のおかずのほか弁を食べたのだった。
古臭いバス停の待合室でふたりでお弁当を広げて
何にもないけど、すごく幸せな時間だった。
チャムと一緒にいたら、ぜいたくなんかしなくても
幸せは次々やってくるんだな~って思った。

ねえ、チャム。
ぼくはいろいろなことすごく反省してる。
もっともっといろいろなところ直して
チャムともう一度幸せな時間をすごしたい。
どうしようもない自分だけど、
チャムのことが好きになってなんとか
まともな人間になりたいって思った。
自分はどうやってもダメだ、幸せにはなれないって思っていたけど
チャムに愛してもらって、なんとか一生懸命生きて、
チャムと幸せになりたいって思った。
どうかまた、ぼくに生きていく希望(チャンス)を下さい。

今、ぼくは生きていくあらゆることが行き詰ってしまって
しかもチャムと話をすることもできなくなって
希望をまったく失って、毎日、毎日悲しみにくれています。
どうか、ぼくを見捨てないで。
チャムの助けを必要としているの。
あなたが好きでただただ信じてきた人のことをもういじめないで。

好きです。好きです。好きです。

お願いします。連絡下さい。
いつも待っています。

ぼくとチャムが知り合う前の写真。
別府の海地獄。ここはバスで何度も通り過ぎた。
髪の毛の長いチャムもまたかわいい。
海で泳いでいるポーズだね!!

# by shigeshogi | 2008-07-29 08:36 | チャム | Trackback | Comments(0)

2回目の別府への旅 4

2回目の別府への旅の最終回。

この旅のときも毎晩毎昼といっていいくらい抱き合った。
チャムは体にぴったりのセクシーなパジャマを着て、
アパートの2Fの自分の部屋から、
1Fのぼくの部屋に降りてきてくれて
ぼくたちは求め合うのだった。
このときは体調がよかったせいか、
チャムの求めにもしっかり応えられた。

一度印象的だったことがあった。
最初チャムと深くまで体が結ばれていたのだけども
チャムをちょっとじらすためぎりぎりまで抜いて、
先だけちょっと入れたままにして腰をうごかしたことがあった。
手でもチャムの体のいろいろな部位を刺激して
チャムが求めてくるのを待ってみた。

最初は「ねえ、いれて」「先だけじゃなくて、深く」
と言っていたチャムだけど、次第にがまんできなくなって
自分で腰を動かして深く入れようとしてきた。
でも自分はわざと腰を引いて、チャムをじらせ続けた。
チャムは「ほしい!」「しげ、嫌いよ」「いじわるしないで」
と泣き叫び声に近い声を上げてきた。
最後についに入れてあげるとチャムはようやく満足を得て
腰をすごく震わせながら、達した。
チャムはいった感じのわかりにくい女の子で
はっきりいったなあって思ったのはこのときだけだ。

でもチャムはこのときの経験がいやだったのか
悔しかったのか、あとで数回
「このときのシゲがすごく嫌いよ」っていわれた。
ちょっとかわいそうなことをしたかな、という気もしたけど
ちょっとうれしいような懐かしい気持ちになる。


旅の最後の夜には、なぜか、地震があった。
その数日、別府では珍しく地震が続いたのだった。

このときの旅の最後に訪れたのはチャムの学校、APUだった。
ぼくが帰る日、大学での就職活動の手続きや
授業があったチャムは一緒にぼくを大学に連れて行ってくれた。
バスは別府駅から別府の街の中を30分も走ったように思う。
APUは山の上にあるので、とっても遠いのだ。

とても広々として美しい学校だった。
別府湾からおサルで有名な高崎山を一望にできて、
雄大な景色が広がっている。
建物も新しくてきれいでゆったりしている。
チャムが卒業してしばらくして「世界水フォーラム」
とやらが開かれて、世界中から王族などのVIPが
訪れたことなどもあるくらい立派なホールもあった。

半分以上が留学生という感じで、学食で一緒に食事をしたけど
良心的な価格のほか、イスラム教徒のためのハラルフードや
ヒンズー教徒向けなどなど、さすが国際的と思わせる
いろいろなサービスがあってよかった。
チャムは設備の整ったインターネットルームなどを案内してくれて
楽しい最後の一緒の時間をすごした。

おもしろかったのは、このときも地震があって
学内放送で、地震のためエレベータを一時的に止めます
という案内をしたのだが、日本語のほか英語でのアナウンスもあった。
ところが、この英語がすっごい下手くそで、
ぼくのヘタな英語と同レベル?!というくらいの怪しさで
思わず笑い出してしまった。
こんな国際的な大学でなぜにあんなアナウンスだったんだろう?!

お別れはここ緑美しいAPUのバス停だった。
チャムとお別れのキスを軽くして(チャムの知り合いが多かったので)
ぼくはバスに、チャムは授業に向かった。

帰りのバスの中、けっこう大きな地震があった。
バスの中でも感じたくらいだから
震度4くらいあったのだろうか?
その直後チャムから、大丈夫?の連絡があって
ぼくたちは離れてもいつも心は一緒にいるって思えた。
今回もまた、幸せな旅だったのだ。

ぼくとチャムの幸せな物語はまだまだ続いていく。

チャムを探せ!こんなときもぼくに視線を送って、ピースしてくれている。
いつもぼくのことを見ていてくれたやさしいチャム。
ぼくもがんばるし、チャムをもっともっと大事にするから
どうかいつまでもやさしくして。心からお願いします!

# by shigeshogi | 2008-07-29 00:16 | チャム | Trackback | Comments(0)

2回目の別府への旅 3

2回目の別府への旅の物語。

このときのの旅で一番楽しかったのは
杉の井ホテルという別府の山の上にある
ホテルのプールに遊びに行ったときのことだ。
炎天下、40分以上は歩いて山登りをしてプールにいったのだ。

そこは「アクアビート」という名前の人工波を起こす施設を備えた、
かなりすごいプールだった。
6月に入ったばかりということでお客さんも少なくて
チャムは美しい水着をぼくに披露してくれたのだった。
ブールのかわいいワンピースの水着。
最高のスタイルのぼくだけの美しい天使!

貸切みたいなプールで二人で楽しんだり、
ウォーターシューターに二人でくっつきながら滑り落ちたり
水着で入れるジャグジーの中でちょっとイチャイチャしてみたり・・・
楽しくて、楽しくて、何時間も泳ぎ続けたのだった。
こんなかわいい彼女がいてくれて、一緒にプールにいけて
自分は本当に幸せものだと思った。

このときの帰りにもちょっとおもしろいことがあって
帰りはさすがに疲れたのでバスで帰ってきたのだけど
バスをおりたとき、チャムは傘を忘れて降りてしまった。
チャムのすぐ後ろにいて、それに気がついたぼくは
こっそり傘をもって背中に隠して降りたら、
バスが行ってしまった直後それに気がついたチャムが
「あ、傘!」と叫んでぼくをみたとき
「え、どうしたの?」って何食わぬ顔で返して
背中の傘に気がついたチャムが「もういじわる」と
言いながら、とっても笑顔になった、というできごとがあった。


そのほか食べ物系の思い出もいっぱいある。
チャムがお勧めのお店で激辛ラーメンを食べたら
あまりの辛さにちょっと気分が悪くなってしまったり
超本格インド料理も強烈だった。
ただ900円くらいでサンドイッチ食べ放題の喫茶店
(おしゃれなお店でおいしいコーヒー付き!)
を発見したり、おそば屋さんでおいしいおそばを頂いたりした。

ジョイフルにはたびたび行った。
安くておいしいから、大満足だった。
大分に行った気分を味わえる「とり天定食」なんていうのも
食べられるのがうれしかった。

このとき一度悪かったなあって思い出があって
ちょっと気分を害することがあってイライラしているときに
ジョイフルに行ったことがあって
そのときチャムがドリンクバーを1人分だけしか頼んでいないのに、
2人で飲んだことがあって、それなのに店員さんにみつかりそうな感じで
おかわりとか行ったりしていたことがあって
そのことが引っかかってしまって、ついつい
「ドリンクバーは1人ずつ頼むのが本当だ」
みたいなことを言ってしまったことがあった。

本当のドリンクバーがどうあるべきかは別として
チャムは二人のためによかれと思ってしただけで
もっとやさしい気持ちで接してあげればいいことなのに
自分のイライラした気分をかこつけて
チャムにぶつけてしまったのだった。
自分はバカだから、ときどきこんなことをしてしまって
つまらないことで大切な人を傷つけてしまったりする。

本当に悪いことをしてしまったと思う。
チャムが好きで、いつまでも一緒にいたいのに
イライラしてるとき、ついきつい言い方をしてしまったり
あるいは、つい黙り込んでしまって
ずいぶん困らせて、嫌な思いをさせてしまったと思う。
本当にチャムごめんなさい。
悪いことをしました。許してください。

プールに行った日の夜、インド料理にもいったのだけど
その日の夜、チャムは急に、自分の妊娠のことが心配になったらしい。
それで急に妊娠検査薬がほしい、と言って
二人でもうしまりかけた商店街をまわって薬局を探したことがあった。
いくつも回ってみたけど、別府の街のお店がしまるのは早く
もう見つけることはできなかった。
チャムもいろいろ不安な気持ちを抱えて
二人とも悩み深い性格なんだなあって思った。

このころもっとチャムと将来のこととかちゃんと話あえばよかった。
ぼくはまだチャムと一緒の時間を楽しむことばかりを考えていて
なかなかそんなことまで頭がまわらなかった。
仕事ももっと早く探してチャムを東京に呼ぶ準備をすればよかった・・・
後悔先に立たず。
でもきっと真心があれば可能性は残っているはず。
そう信じて、今日をいう日をなんとか生きていこう。

次回はこの旅の話の最終回になりそうだ。

2007年12月。チャムさん、出勤前のひととき・・
この数分後、チャムは自転車で会社に向かい、
ぼくは電車に乗って、帰途につくことになる。
ぼくにとってはちょっとさびしい時間。

# by shigeshogi | 2008-07-28 04:21 | チャム | Trackback | Comments(0)

2回目の別府への旅 2

2回目の別府に旅したときの記録と記憶。

2回目のときは利用したツアーの関係で初日の宿泊は別府にできず
大分市内のホテルということになっていた。
また大分市内ははじめてなので一度行ってみたかったこともあって
チャムとは大分駅で待ち合わせすることにした。
別府と大分は電車でほんの数駅の距離だ。

大分空港から大分駅まではホーバーという海に浮かぶ乗り物で
行くことができて、一度乗ってみたかったのだけど
あまりに高かったのであきらめて、普通にバスでいった。
ホーバーは一応早いが高いうえに、ホーバーを降りてから
またお金を払ってバスに乗らないと大分駅まで行かれない
みたいな理不尽なこともあって断念したのだ。

大分駅には例によってぼくが先についた。
駅前をぶらぶらしながら待っていると、
駅前商店街でサッカーの大分トリニータのイベントなどが開かれたりしていた。
そうこうしているあいだにチャムは電車きてくれて
ぼくたちは再びめぐり合うことになったのだ。

そして、二人が最初に行ったところは・・・・
例によってホテル(汗
フロントを潜り抜けて部屋へ。
そして小さなシングルベッドで久しぶりの逢瀬を満喫したのだ。
チャムは相変わらずかわいくて、ぼくを満足させてくれた。

少し休んだ後、ごはんを食べに大分の街にでた。
雨が降り始めたりしていたが、アーケードに屋根があったりしたから
そんなに気にならなかった。
携帯屋さんを一緒に見たり、本屋さんを見てみたり、
ロッテリアで一緒に100円シェーキを楽しんだりした。
そして、いろいろうろうろした結果、
車輪のマークのおいしそうな洋食屋さんを商店街の中でみつけて
そこでばんごはんをいただいた。
店の名前が思いだせないのが残念だけど、
ビジネスランチとかがある、昔懐かしい感じの洋食屋さんで
とってもいい感じだった。
いつまでもなくならないでほしいお店だ。

今回はホテルもシングルルームだったし
翌日が大会だったということで、少し早めに大分駅で別れて
チャムは家に帰ってぼくはホテルに戻った。
翌朝ぼくは大雨の降る大分駅まで走り、
電車に乗って別府に行き大会に参加するのだった。
チャムは別府駅まで傘をもって迎えにきてくれてありがたかった。
チャムは参加はしないけど、大会をみたいとのことだった。
ぼくはチャムが見ている中で、負けたくないと思った。

そのときの将棋大会は別府公会堂という由緒ある建物で行われ、
そこはチャムのアパートからは徒歩5分の近距離。
地域の定例将棋大会なのだが、
早咲氏という全国クラスの強豪も参加されるということで、
その人との対戦を楽しみにしていいた。
ところが全然調子が上がらず
なんと2敗も喫してしまって(3勝2敗)入賞はおろか、
早咲氏と対戦するところまでもいかれなかったのだ。
まあ自分の将棋はムラが大きいので、これも実力というところか。
よもや入賞できないとは思ってなかったので
チャムの前でかっこ悪いと思った。

でも大会の合間に盤駒でチャムに将棋を教えてあげたり
とても豪華なお弁当だったので、チャムと2人で食べたり
そんなところがとっても楽しいのだった。

このときはチャムのアパートの1階に2泊させてもらった。
そして恒例になったカラオケダイちゃん、焼肉一番館、ラーメンくーたをはじめ
とにかく歩いて歩いて歩きまわって別府の街を堪能した。

主だったところではチャムの用事のついでを兼ねて、
別府公園経由で別府市役所に行って、用事をすませたあと
市役所で聞いて市民プールに行ったり(あいにく休業だった)、
チャムが傘を忘れたB-CONとかいうコンベンションセンター
まであるいて行って、その後別府観光港まで歩いて
ツアー付属のおみやげを引き換えたり
2つの別府のタワーに登ったりした。
古いほうの別府タワーは北浜のところにあって
しかし何しろ古くて、危なさを感じるほどだった。
でも一度はいい記念だと思った。
新しいほうのタワーはもともとすごく高い場所にある上に
タワー自体も斜めになっていて視界が広いので
すごい迫力だった。
閉館間際に行ったら料金の値切りに成功した!
閉館間際の高いタワーの上は貸切状態で
チャムとキスをしたり、ラブラブ気分を満喫したのだった。
そうしたら入り口の係員が閉館を告げに登ってきて
あわてて離れたりしたのだった。

とにかく別府の街を毎日1時間以上は歩いていたと思う。
チャムは元気で、それに負けずにぼくも歩かされたのだけど
今となってはいい思い出で、
今のぼくならきっとそのときよりもずっと元気に歩けるし、
またチャムと一緒に街を歩けるときを楽しみにしている。

さて、次回はこの旅で一番楽しかったことなどについて。

チャムは浴衣だって、とっても似合う。
チャムと一緒にまた花火を見に行きたい!

# by shigeshogi | 2008-07-27 18:51 | チャム | Trackback | Comments(0)

ペースアップ~2度目の別府への旅

今まで思い浮かぶまま時系列順に書き連ねてきたけれど
この書き方をしていては、
いつまでたっても終わらないことに気がついてしまった。
自分にはそんなに残された時間が多くもなくて
書き残しておきたいことはいくつかあって
しかも自分の時間や精神力には限りがあるのに
これでは終わらなくなってしまう。
こんなこと、今まで気がつかないのだから
どうしてこんなにバカなんだろうって思う。
少しスピードアップしながら書いていこうと思う。

はじめてのめぐり合いを経てからも
ぼくとチャムの関係は良好だった。
お互いはっきりとおつきあいする、という意思表示をしたし
自分もこれからは決して他の女性にわき見したりしないで
絶対チャムと一緒に幸せになろうと決意した。
スカイプで毎日おしゃべりして、
それ以外にも携帯で毎日メールを交換した。
今、そのころのメールを見返しても本当にラブラブだった。

そのころ、チャムがレポートなどを書くとき
日本語のチェックをしたり、
また学校のアンケートのレポートに協力したり、
チャムが就職のための面接にいくときに励ましたり
翻訳のアルバイトに日本語を見てあげたりした。

深夜チャムが眠れないときとかに話を聞いてあげたり
またHな気分のときはスカイプをつなぎながら
ネット配信のHなビデオをふたりでみて
(たぶんだけど)チャムのHなことのお手伝いをしたりした。

自分は今までどおり将棋とか毎日の生活のことを
がんばっていこうと思っていて、
それまでさぼりがちだった道場通いを再開して
今までバスに乗っていたところも歩いてお金を節約したり
ごはんも自炊を増やしたりしてお金をためた。
今思えば、毎日が充実した晴れがましい日々だった。

そして、初めてのめぐりあいから約1ヶ月半くらいたった
6月のはじめに、別府での将棋大会の案内をみつけた
自分はその参加も目的のひとつとして、
そしてまたこの時期ちょうど旅行会社が
大分行きツアーのキャンペーンをやっていて
料金が安い上に、お弁当や、現地でのおみやげなどがついている
なんていうことも、大分行きの決め手になった。

それでついに6月の最初の金曜日、ぼくは大分に向かったのだった。
これがチャムとの2回目のめぐりあい。

次回からはこの2回目の旅のことをかいていく。

APUのコンピュータルームにて。
この2回目の旅の最後で自分はこの場所を訪れる。
チャムのいたずらっぽい表情がかわいい!

# by shigeshogi | 2008-07-27 03:11 | チャム | Trackback | Comments(0)

嫉妬にかられるとは、こういうことか

自分は(このブログではまだ詳しく書いていないが)
高校生のときに初恋に敗れてとても苦しい経験をしてから
このブログにも書いてきたとおり
愛されるためにはたくさんの人に出会って
向こうが好きになってくれた人とつきあうのが一番だ
というような付き合い方をしてきてしまった。
その結果、自分のことを好きになってくれた何人もの女性に対して
好意や愛で応えることができず、傷つけてきてしまった。

その最たるものは、じぶんのこどもまで生んでくれた2人で
この2人を傷つけたこと、
そして2人のこどもに対することは自分の最大の罪だ。

自分には他にも罪がある。
仕事が嫌いでまじめに働いてこなかった罪だ。
自分は実家の会社で働いていた数年間を除けば
フルタイムの社員として毎日8時間の労働をしたことがなかったし
その会社にいたときといっても、普通の会社員としての
レベルの仕事にはとても達していなかっただろう。
バイトもしてきたが、継続的で長期的な仕事は何一つしてこなかった。
こんなことが今まで通ってしまったのは、
実家が裕福で自分に対して甘かったからで
しかし、こんなことがいつまでも通るわけがない。

自分は妻を裏切ったことによって、逆に捨てられてからは、
そのあまりの傷の大きさから
それまでのことを反省して、本当に好きな人と
一生かけた愛を育ててみたいと思うようになった。
(歳をとって別れの辛さが身にしみるようになったり
出会いの難しさが身にしみるようになったせいもある)

しかし、今までの罪はあまりにも重く
そしてまじめな努力をこつこつと積み重ねてこなかった自分は
決して本当の愛を得ることができなかった。

自分が生涯で本当に好きになったといえるのは
初恋の人、そして、公美、
そして今書いているチャム、この3人だけだと思う。
とくに公美とチャムには、一度はその愛を得ておきながら
自分自身の人格の未熟さや愚かさ
そして経済力のなさなどからその愛を失ってしまい、
このように苦しみの中でのたうち回ることになっている。

特にチャムに対しては交際期間もけっこう長く
そのあいだ自分なりに誠実に、自分なりにがんばって努力して
自分を律しながらがんばってきたのに
ひどい裏切りをうけて、こんな仕打ちを受けてしまっているのは
過去の報いを受けているというよりないと感じている。


今、チャムが新しい彼氏とのラブラブぶりを
自分のブログなどで伝えている。
ラブラブ写真をこれ見よがしにみせつけ、
自分の知る限り、しょっちゅう、デートを重ね
お泊まり愛を楽しみ、仕事中もさぼってメール三昧
カラオケを楽しみ、花火を楽しみ、映画を楽しみ
今度は誕生日を楽しむのだろう。
人を切り捨てて、苦しみのどん底に突き落とし
ほんの数ヶ月前までは、ぼくのことを愛してるといい
ぼくにキスを重ねていたその唇で、別の男へ愛をささげている。
自ら「私はHが好きだから」「チャムはH」と言っている
チャムのことだから、どうせHもやりまくっているんだろう。
家族公認、会社公認か?

自分はかつて、妻だったゆかりが、自分に対して
激しい嫉妬の気持ちにかられてやり場のない怒りをぶつけてきた
ときのことを思い出した。
愛してる人に堂々と裏切られるということは
なんて激しい嫉妬を感じさせるものなんだろう。
自分のパートナーだった相手が別の人と性的関係を持つというのは
これはもう動物的嫌悪感を感じることだと知った。

その愛が強ければ強いほど、その人に尽くしてきたほど
裏切られたときの激しい嫉妬の炎は強くなる。
自分もチャムのことを今でもとても愛しているけど
その反面、どうしようもない怒り、憎しみを感じてしまう。

彼女が人の愛を裏切ったことに反省して悩み苦しんでいる
というならまだしも
(彼女の内心のことまでは今は話せないからわからないが)
いい気になってラブラブ全開で
新しい恋愛は自分の当然の権利ともいわんばかりの態度でいることは
どうしようもない怒りを感じる。

なるほど、ぼくのほうに過去の罪はあっただろうし
チャムと一緒のときの接し方にも至らない点や
反省すべき点もいっぱいあっただろう。
チャムを傷つけたときもあっただろうと思う。

だからと言って、チャムと付き合いだしてから
ぼくはチャムへの愛を一度も裏切ったことはないし
いつでも一途にチャムだけを思ってきたし
他の女には触れたこともなかった。
チャムに毎日、一生懸命愛を表明してきた。
この1年間はチャムの生活のいろいろな部分に協力してきたし
微力を尽くしてきたつもりだ。
最後のころには今まではできなかった、
生まれてはじめて、まともな仕事を自らみつけてやりはじめている。

それなのに、それなのに、この仕打ちか!!
遠距離なのをいいことに、連絡を拒否すれば
わからないだろうと思ってやりたい放題か!
新しい男が守ってくれるから、自分は安心してラブラブ生活か。
自分がした愛の裏切りへの代償はもう払ったってか!

ぼくに対しては「あなたは自分のことばかり考えてる」とか
「相手の幸せも考えて」とかそんなことをいったくせに
今のぼくの悩み、苦しみ、痛みに対しては
無視していれば事足りるってか!
遠いからちっともわからない、ってか!
ぼくがこのまま、自殺でもしてくれれば、いなくなってせいせいか!
もうぼくのことなんか、どうでもいいってか!

チャム、君はたった3ヶ月前、4月にあったときは
ぼくに抱かれて最後に泣きながら「本当にやさしい人でよかった」と言い、
お別れの朝には、まだ眠っているぼくの唇にキスをして
今度はぼくに喜びの涙を流させた。
5月の終わりにも、ぼくが少々強引だったとはいえ
ぼくをうちに泊めて、抱き合っているんだよ。
お別れの朝には朝食を作ってくれて、ぼくにやはり涙を流させた。

あなたはずっとぼくの好意を受け続けてきたし
自分でもそれを示し続けた。
それなのに裏切って、別の男とイチャイチャ。

ちっとは反省しろよ。
反省を態度で示せよ。
本当にむかつく。
そんなやり方で幸せになれるとでも思っているのか?

人間はおもちゃじゃないんだ。
嫌いになったからって、ゴミに出すみたいに
捨てることなんてできないんだ。
ぼくに対して、100回を超えるような愛の表明をして
ときには愛の誓いもして、一生Hなこともしようね、とも
たとえ別れても一生友達だとと言ったりしたんだから、
その責任は逃れられないぞ。

法的にはどうか知らない。
世間一般ではどうなのかも知らない。
でもぼくは絶対許さない!
ベトナムでは、こんなにも互いに愛を表明しあって
こんなにも数多く抱き合った相手を
とくだんの理由もなく一方的にふることが
当たり前に認められているのか?

自分はチャムの愛を信じ続けて
それに人生に残った愛をみんなささげてきたんだ。
本当に最後の恋だと思ってきた。

ぼくには本当にチャムしかいない。
ほかに何もない。命をかけている。
そのことはチャムも知っているはずだ。
決して、知らないとか、忘れたとかいわせない。
勝手に過去のことだなんて、決めさせない。
自分がこうして毎日、毎日、悩み、苦しみ続けているのに
何がもう過去だ。
もう責任を果たしたなんて、絶対言わせない。

私の罪は私の罪。
きっと報いを受けることだろう。
だけど、チャムの罪はチャムの罪。
その報いは絶対に受ける。

チャム、今なら、まだ間に合う。
反省して、まずは話し合いの場をもってほしい。
ぼくだって、あなたを憎むよりも許したい。
あなたの言い分だって聞く。
ぼくだってなんとか、まじめに、まともに人生を送りたいんだ。
連絡を待っています。
どうか、今月中に連絡を下さい。


2007.12.26原爆ドームの前にて。この日もまた、楽しいデートだった。

# by shigeshogi | 2008-07-26 14:57 | チャム | Trackback(1) | Comments(0)

「またね!」

チャムと最初の会った別府への旅の最後の1日の話。
別府の光町のアパートの1F。
もうおきだしていた自分のところに
チャムもおりてきてくれた。
手にはコーヒー。
普通のコーヒーじゃなくて、
一時少しはやったこともあるベトナムコーヒーだ。
かなり強いコーヒーだと思った。
またかなり甘くしてある。香りも独特。
おいしかった。
自分はすごく頭がはっきりするのを感じた。
そしてチャムは歯ブラシをもってきてくれて歯を磨くのだった。
(チャムは歯磨きが大好きでたびたびぼくに歯ブラシをプレゼントしてくれた)

そして・・・・いつものパターンで・・・・
ぼくたちは激しく求め合うのだった。
ぼくは肉体的な快感もさることながら、体が結ばれあうことによって、
ようやく相手が近くいることをを感じて心の愛も実感できるのだった。
チャムはどのような気持ちで
いつもあんなふうに激しくぼくを求めてくれたのだろう?

チャムのアパートにはお風呂がなかった。
そのかわり、徒歩5分のところに温泉があるのだった。
その名も末広温泉。

別府は日本一の湯の街ともいわれるが
ぼくはその通りだと思う。
というのは温泉が観光客のためや
観光資源としてだけあるのではなく
一般の市民の生活に密着する形で存在してるからだ。
別府の街にはもうあきれるほどたくさんの小さい温泉があって
地域住民の人たちがそれを維持している。
その料金は1回たったの100円!
東京の銭湯の4分の1以下だ。
別府の街の家庭にお風呂がある割合は低いそうだが
それはいつもみんな地元の温泉に入っているからだ。
これこそがまさに本当の意味で湯の街ということだろう。

末広温泉は午前中は11時くらいまでだったから
Hに励んだ後、チャムは急いでいかないと、とぼくを連れ出した。
末広温泉は地元のタバコ屋さんが管理していて
チャムは月2千円だかの月ぎめ料金を払って鍵をもらっていた。
自分はタバコ屋さんで100円を払って入れてもらった。
シンプルで何もない、昔ながらの銭湯の風情だけど温泉は温泉。
とてもいいお湯だった。
建物は古いが管理人の人がきれいに掃除をして清潔だった。
人がいなかったから、のんびり入ることができた。

ベトナムでは裸で浴槽につかる風習がないから
最初はチャムはけっこうはずかしかったそうだが
女湯に聞き耳を立てていると、風呂仲間の女性もいるようだった。

ぼくもけっこう長湯のほうだけど、それでも女の人よりは早い。
温泉をでて、その前にあるベンチに腰掛けてチャムを待つ。
吹き抜ける風が心地よくて、のんびりした気持ちになる。
チャムがでてきてくれる。シャンプーの香りがする。
大好きな彼女がそばにいてくれる幸せを感じる。

そのあと、2人は海のそばにある「一番館」という
焼肉屋さんに向かった。
ここは焼肉食べ放題のお店。
焼肉以外にも、野菜や、ごはん、カレー、お寿司、
ドリンクバー、フルーツ、デザートもついて
平日の昼間ならたったの980円だ。
留学生ご用達のお店らしく、実際いったら留学生だらけだった。
そりゃあ980円で自分の好きなものをお腹いっぱい
食べられるのだから、たまのぜいたくに留学生がくるには
ぴったりのお店だろう。
チャムはくだものをいっぱいとって、
ぼくは肉をたくさん食べた。
ぼくもわりとなんでもおいしくいただけるほうなので
チャムと楽しい1時間をすごしてお腹いっぱいになった。

そろそろ、お別れの時間が近づいていた。
少し時間があってチャムの学校、APUを見学に行こうか?
という話もあったのだけど、時間的に無理で
チャムのアパートに荷物を取りにいったあと
その足で別府北浜、トキハ前にある、大分空港行きバス乗り場
に向かったのだと思う。
このあたり、ちょっと記憶があやふやになっている。

チャムが「今度、必ず東京に行くからね」と言ってくれたこと
よく覚えている。
実際彼女は後にきてくれる。
自分も「きっとまた来るからね!」と誓った。
バスはやってきた。
係員が「空港行き、お乗りください」と案内する。

バスターミナルの前で、チャムを抱き寄せた。
人前でも、もう恥ずかしくなかった。
そしてキスをした。「じゃあね!」
チャムは「またね!」

走り出したバスに向かってチャムは手を振った。
ぼくも手を振った、見えなくなるまで振り続けた。

こうして、チャムとぼくの幸せな初デートは完結した。

チャムがよく歌ってくれた大塚愛の歌。
「チューすればするほど好きになる」
ぼくは心と体で愛を感じさせてもらった。
チューすればするほど、抱きしめれば抱きしめるほど
チャムのことを好きになっていった。

本当によかった。チャムに出会って。
ぼくは本当に幸せな気持ちだった。
やっと、やっとめぐり合ったんだ、って思った。
その気持ちは今でも変わらない。

ぼくたちのこの日の愛は、今でもずっと生きているんだよ、チャム!

# by shigeshogi | 2008-07-26 09:42 | チャム | Trackback(1) | Comments(0)

別府の街にて

自分はチャムと知り合って別府に何度も来るまでは
別府というのは昔ながらの古臭い温泉街なのかと思っていた。
道はごみごみして、なんでも高くて、サービスは悪い。
ちょっとそんな悪いイメージ。
でもチャムに導かれて何度か訪れるようになって
そのイメージはまったくかわった。

坂が多い街並みは景色が雄大だし、海は美しいし
安くて良心的なホテルや飲食店もいっぱいある。
またAPU(立命館アジア太平洋大学)のような
本当に国際的な大学もあって、
とても多くの留学生が地域に交わってくらしているのだ。
自分はとても素晴らしい街だと思った。

チャムのおうちから繰り出したぼくたちは
とりあえずカラオケ屋さんへ(笑)
「大ちゃん」という留学生ご用達のカラオケ屋さんは
夕方までならフリータイムで1室千円で歌い放題というリーズナブル。
お店も駅前の便利な場所できれいだし、よかった。
チャムとここでカラオケを歌いまくり!

夜からはチャムが友達を呼んでもいいかというので
チャムの友達と合流。
3人で国道10号をホテルサンバリーのほうに
20分ほども歩いたところにある「くーた」という
ラーメン屋さんに行った。
ここがチャムお気に入りのラーメン屋さんなのだ。
料金は普通だけど、替え玉無料!ということで
お腹いっぱい食べることができるのだ。
またこのお店で出している、からし菜のようなおしんこが
チャムはとっても好きで、まあこれでもか!と
バクバク食べているのだった。
やっぱりベトナムは東南アジアだけあって、
ちょっと辛めのものが食べたくなるみたいだ^^

チャムのお友達は中国系ベトナム人で日本語はまだまだ。
日本にいる年数はチャムと同じなんだけど
チャムがいかに勉強しているか、ってことがわかる。
それでその友達とは怪しい英語を交えて話をしてみたり
どうしても伝わらないときはチャムが通訳したり
中国系ということで、携帯で漢字を表示させて伝えてみたり
大変だけど楽しい時間だった。

おもしろかったのがラーメン屋さんへの帰りの道。
チャムの友達は自転車を転がしながら、
ぼくとチャムは歩いて帰るのだけどそのあいだ
みんなで歌を歌いながら帰るのだ。
例の中島みゆき「地上の星」やら「神田川」「涙そうそう」
そういう有名曲を3人で合唱しながら帰る。
日本人ではしらふではちょっとできない感じだけど
そんなことを楽しめるのもチャムといてこそだと思った。
今でもこのときのこと、とっても懐かしい!
チャムのお友達はベトナムに帰ったそうだが
元気にしているのだろうか?

別府の駅まで帰ってきて、駅前の手湯という手を温める
温泉で遊んでいたら、酔っ払いのおじさんにからまれたり、
つつじが咲いているのをみて、この花には蜜があって
吸うと甘いんだよ、という話をしてみんなで吸ったり
そういうことを楽しんだ。
楽しくてかけがえのない時間だった。

チャムの部屋まで帰り着くとチャムとお友達は2階へ。
ぼくは1階にいた。
さすがにお友達がいるということで、
その晩は良い子になって、交わることなく眠った。

この日もまたとても楽しい1日だった。
次はチャムとの最初の出会いの、最後の1日の話になる。

別府公園にて。チャムは花やくだものが大好き。
街を歩いていてもいつもめざとく見つけてくる。
今年のお花見はチャムと一緒に広島の広でした。
一緒にすわって、お花をみて、1本のビールを二人でわけた。
本当に幸せなのんびりした時間だった。
チャムがこの日のこと忘れないでいてくれたら、
ぼくたちはきっと幸せになれると思う。

# by shigeshogi | 2008-07-26 00:35 | チャム | Trackback(1) | Comments(0)

チャム散歩 in 湯布院

由布院のお宿で起きるとチャムももう目覚めていた。
雨は上がりすばらしい青空が広がっていた。
一日の始まる幸せを感じた。

一緒に純和風の朝ごはんをいただいた。
いわゆる旅館の朝食といえばそうなんだけど、
ひとつひとつ本格的に作られていて
本当の高級っていうのはこんな感じなんだなあ、って思った。

それから昨日はいけなかった露天の大浴場にも行った。
隣の女湯のチャムと話をしたり楽しい時間だった。
日当たりがいいから、ちょっと焼けてしまうくらいかな。
そのあと、外の休憩所で、ビールと温泉たまごをいただき
お部屋でくつろいでいると、
もうチェックアウトの時間は迫っているのだった。

チャムも女の子だから、支度にはいろいろ時間がかかる。
といっても、普通の日本の女の子にくらべればやっぱり早くて、
そのあたりもとってもいいなあって思うのだった。

由布院の街を一緒に散策した。
観光客向けの商店街を歩いていくと、
けっこうお客さんもいていろいろなお店があるのだった。
チャムはその中のガラス細工のお店でチャムがなにやら
一生懸命選んでいる。

ぼくはいったい誰に何を選んでいるのか最初わからなかった。
チャムが選んだのは1匹のブタちゃんが体重計に乗ってるガラス細工。
ブタちゃんの丸いおなかがとってもかわいいんだそうだ。
この商品をレジにもっていって、購入。

そしてこの種明かしは後日された。
東京に帰ってしばらくたっての日、うちのポストに
なにやらちょっと大き目の包みが入ってる・・・
そう、このときのブタちゃんなのだった。

チャムは「このブタさんはなんかシゲに似てるね!」
と添え書きしてくれていた。
ぼくはこのプレゼントがうれしくてうれしくてたまらなかった。
時給700円ほどでアルバイトしているチャムが
一生懸命稼いだお金で買ってくれたプレゼント。
チャムはぼくの丸いお腹もかわいいと思っていてくれている。
その気持ちがうれしくてたまらなかった。

ずっと、ずっと大切にするからね!チャム!愛してる!!!
君さえいてくれたら、ぼくはもう何もいらないです!
お願いします。結婚してください。

チャムはぼくのことを
「丸いおなか君!」ってしばしば呼んでくれて
するとぼくはチャムを
「黒いめがねちゃん!」って呼び返すのだった。

それから街のはずれの「金鱗湖」まで歩いてみた。
「風のハルカ」では竜が棲む、とされていた湖で
竜が棲むくらいだから、すごく大きくて神秘的な湖かと思ったら
そんなでもなくて、周りにもけっこう建物とかあって
そんなに大きくもない単にきれいな湖って感じだった。
でもここでチャムとたくさん写真をとって遊んだ。
チャムは池のアヒルと戯れて、それがまたかわいかった。

それから駅のほうに戻るように商店街をもどり
途中のお店などで写真をとったりして遊んだ。

この写真を撮るときは通りがかりの大学生に
ちょっと嫌な顔をされながらお願いしたのだった。
アニメのお店で「ゲゲゲの鬼太郎」を知らなかったチャムに
その話をしたことを思い出す。
これ以後、鬼太郎がテレビにでたりするたびにチャムは
「ゲゲゲ、ゲゲゲ」って言ってくれるのだった。

由布院の駅でははじめて特急ゆふいんの森号をみたり
近くの公園でSLをみたりするのだった。
観光人力車の料金が高いのに目を回したりもした。


駅近くのバスの営業所で、昨日のチャムの料金は払いすぎ
だったんじゃないですか?と交渉してみたら
亀の井バスさんは良心的で、ちゃんと精算しなおしてくれた。
ぼくが交渉したことをチャムは喜んでくれたみたいでうれしかった。

帰りのバスは満員に近いくらい混んでいた。
ぼくたちは「冬のソナタ」みたいに一番後ろの席に
よりそって座っていくのだった。
ちょうどお昼ごろのバスの中、暑く、
自分は疲れていたのか、いつのまにか眠ってしまった。
目が覚めたら、もう別府の駅前で、びっしょり汗をかいていたけど
チャムがハンカチで汗を拭いてくれていたのだった。
幸せだった。


別府駅から当時チャムが住んでいたアパートに向かった。
10分ちょっと歩くくらいの場所で川のほとりの古い建物だった。
大家さんがベトナム人留学生に理解があるということで
とても親切にしてくれるということだった。
チャムともうひとり友達の留学生が2階に住んでいて
自分は1階の普段はあまり使っていない部屋を
1日使わせてもらえることになった。

広くて卓球場やソファーセットなどいろいろなものがあったけど
とにかくモノがたくさんおいてあって、しかもみんな
ほこりをかぶっていた。
ところどころ床が抜けそうになっていて、危なかった。
それでもチャムがあらかじめ掃除をしてくれたから
ぼくの居住空間はちゃんと確保されていた。
布団はチャムがもってきてくれたのがあったから
きれいだったし、ケーブルテレビも映るのだった。

その部屋に荷物をおいて一休みしていると
チャムが2Fから降りてきてくれて
そして早速また結ばれあってしまうのだった。
ぼくもだいぶ回復していて、かなりはげしく抱き合った。
どんなにせまくて、汚いところでも
この子がいてくれれば幸せな気持ちになれる!
チャムによれば夜になると2Fには友達が帰ってきてしまうから
今じゃないとできない!のだそうだ。

それでもぼくたちは元気いっぱいで、
そろそろ夕方になろうかという別府の街に繰り出した。

# by shigeshogi | 2008-07-25 14:31 | チャム | Trackback | Comments(0)

由布院の一夜

別府から少し場所を移して、湯布院温泉での一夜のお話。
降り出した雨に追い立てられるように、旅館に着いたぼくとチャムだった。

由布院の温泉は、数年前NHK朝の連続テレビ小説
「風のハルカ」の舞台になっていて、
自分はそんなに熱心にはみていなかったけど
けっこうあこがれている部分があった。
特に温泉の質がいいとか、風景もすばらしいと聞いていた。
一方チャムからは湯布院はなんでも高いみたい、ときかされ
ちょっと怖かったけど、はじめての出会いで
すてきな思い出を作りたかったので
いろいろ調べて「御宿 ゆふいん亭」を選んだのであった。

このお宿の特徴はいくつかあるけど、全室離れになっていて
隣が気にならないゆったりした作りになっていること。
大浴場のそばの休憩所でビールと温泉たまごがすきなだけ
いただけるというようなことだった。

しかし何しろ全室離れということなので、
ぼくとチャムがチェックインしてお部屋に案内されるにも
雨の降る中を歩いていかないといけない。
でもお宿はちゃんと専用の傘を用意してくれたので
ぼくとチャムは相合傘をしながら、お部屋に向かったのだった。
お部屋では浴衣が用意されていたからぼくたちは
さっそく着替えようとしたのだけど、
自分は体が大きいのでサイズが合わない。
それで大きい浴衣をもってきてもらって
やっと浴衣に着替えられたのだった。


何しろ大雨で大浴場に行くのも面倒だったので
まずは部屋のお風呂に入ろうよということになった。
部屋のお風呂もちゃんと温泉なのだった。

お湯がたまるまでのあいだはチャムとまったりした時間をすごした。
チャムはお茶を入れてくれた。
チャムは日本のお茶が大好きだと言った。
でもベトナムのお茶も大好きなのだった。
ベトナムのお茶にもいろいろあるけど
一番一般的なお茶はジャスミンティーに近いお茶だと教えてくれた。
ジャスミンティーは沖縄のさんぴん茶とも近いし
ますますジャスミンティーが好きになった。

お茶を飲みながら、お宿の用意したお菓子をいただき
写真を撮ったりしながら遊んだ。
チャムがいてくれると何をしていても楽しいのだった。
そのときとったツーショットの写真は以前に載せてしまったので
今回はチャム1人の写真を載せる。

そうこうしているうちにお部屋のお風呂にもお湯が満たされたけど
ぼくたちの情熱はおさまることはなくて
畳の上でそのままぼくたちは抱き合うのだった。

抱き合って、お風呂に入って、一緒に横になって休んだ。
雨の音が遠くから聞こえる中、ゆったりした時間が流れていた。
こうなれば、雨も粋な演出のような感じもした。
幸せだった。


少し眠ったのかどうか、夕食の時間になった。
夕食は鴨のお鍋料理だった。
料理はどれもこれも趣向がこらしてあっておいしかった。
チャムもぼくも食欲旺盛だから、なんでもたくさん食べた。
特に鴨鍋はだしがいいお味でよかった。
チャムはベトナム人だけど、ベトナム人はなんでも食べるよ
って言ってわらっていた。
でも何でもおいしいおいしいとたくさん食べてくれる
チャムは本当にすてきだと思った。
世の中には、あれは食べられない、これは残す、という人の
なんと多いことか。残念だ。
二人でお皿を取り分けたり、ごはんをよそってもらったり
幸せだなあって思った。
自分たちは何一つ残さず完食したけれども、
そういう人たちはたぶん相当めずらしいのだろうと思う。

お部屋に戻ってみると、もう布団が敷いてあった。
そして枕元に夜食用のおにぎりとミネラルウォーターがおいて
あって本当に細やかなサービスのお宿だと思った。

ぼくたちは布団に寝転がりながら、寝物語。
もうどんなことを話したのか、あまり覚えていないのだけど
チャムの友達のお話とか、ベトナムのお話とか
自分の過去の話とか、とにかくありとあらゆる話を
したんだろうと思う。
大浴場の休憩所に行ってビールをもらって飲んだりも
したんだろうと思う。

チャムに電話がかかってきて、チャムがベトナム語を
話すところをはじめてきいたりした。
日本語、ベトナム語、そして英語も自在にあやつる
美しくて賢い才女が自分の彼女としてそばにいてくれることが
とっても誇らしかった。
チャムはいつも率直な言葉で愛を語ってくれた。
「愛してる」「好き!」「チュッ!」
メールや口での言葉、スカイプ、それら
全部あわせたら少なくても100回以上は聞いただろう。
そして、いつも自分から積極的に体を寄せてきて
求めてきてくれるのだった。
文字で、口で、表情で、手で、下半身で、とにかく全身で
あふれる愛と情熱をぼくにぶつけてくれた。

湯布院でのお宿での夜中もチャムは強く求めてきてくれたけど
自分の体は求めに応えられなくて、申し訳なかった。
自分も欲求自体はあるのだけど、体がついていかないのだ。
でもチャムはやさしくしてくれるのだった。
もっと若かったら、って思ったけど
そのぶんチャムにたくさんの心の愛情をもって
接してあげたいって心に誓うのだった。

チャムはいつも元気に活発に動くから、
夜もいつもぐっすり眠れるみたいだった。
ぼくはいつも悩んだり、不安にさいなまれたり
なかなか眠りにつけなかった。
でもチャムを寝顔を見ながら、夜食のおにぎりを頂いたり
そんなことをしながら、その日一日の幸せをかみしめて
ようやくぼくも眠りについたのだった。

翌日の由布院の街の散策と、別府への帰還については
また次回に。

# by shigeshogi | 2008-07-25 03:39 | チャム | Trackback | Comments(0)

由布院への旅

チャムとの最初のめぐり合いの話の続き。

初めての一日。初めての交わりを別府ではたした自分たちは
翌日、由布院にでかけるところになっていた。
湯布院は別府からはバスで1本。
最初、自分はこのことをしらなくて、鉄道で行くつもりだったが
チャムが別府の駅前から湯布院行きのバスが出ているというので
それで行くことにしたのだ。

チャムはその日、午前中、授業か何かで
学校に行かないといけないことになっていた。
それで出発は午後ということにして、
お昼に別府の駅前で待ち合わせということになっていた。

ホテルサンバリーにチェックアウトの時間ぎりぎりまでいて
そこから時間があることもあって別府駅まで歩いた。
昨夜チャムが歩いた道だったが、思った以上に遠かった。
旅の途中で荷物が重かったこと、当時自分は運動をほとんどしない
生活で体がなまっていたこともあるが、きつかった。
深夜女の子が一人で歩くには、きっと不安だったろうと思った。
今思えば、本当に申し訳ないことをした。
ごめんね、チャム(;;)

途中、ジョイフルという西日本を中心とした
非常にリーズナブルでいいファミリーレストランで
休憩を兼ねて、朝昼兼用の食事をしたりしながら
なんとか別府駅についた。
ジョイフルは、ぼくとチャムのお気に入りになって
このあとも何度も一緒に食事をするのだった。

ちょうどお昼くらいでチャムはもう別府駅にいたと思う。
バスは本数が少ないから、待ち時間が少しあったので
駅前の観光案内所やヤマダ電機などをチャムと一緒に回った。
それから駅の中のベンチでふたりで休憩した。

チャムはぼくが東京で買ってきたおみやげのお菓子を出してくれた。
空港でよく売っているお菓子だけどチャムはとっても喜んでくれた。
そしてチャムのバイト先の温泉ホテルでもらえるという
温泉たまごを出してくれた。
そして、1本のペットボトルのお茶を買って二人でわけた。
二人で食べた別府温泉のたまごは本当においしかった。
ささやかだけど、こういうことが本当に幸せだった。
チャムは本当にいい子なんだって思った。

午後1時半くらいだったか、バスの時間がきて、乗り込んだ。
古臭い亀の井バスはがたごとと別府の街を登っていく。
別府の街の坂の途中でスイカが山積みになって売られていた。
坂で傾いているのにころがりもせず、積まれていた。
ぼくはチャムに、あれがなんかのはずみで動き始めたら
コロコロコロコロころがって別府の駅のところまで
転がっていってしまうんじゃないかな?!
って言ったら、チャムはおもしろがって笑っていた。

さらにバスは登っていって
今度は坂の上の切り立ったところに下から見るとそびえるように
建っているパチンコ屋さんがあった。
それでまたチャムに、ねえねえあのパチンコ屋さんが
地震か何かのはずみで壊れたら
中にたくさんあるパチンコの玉がまた
コロコロコロコロ転がって、別府の駅のところまで
いってしまうんじゃないかな?!
って言ったら、チャムはまたその光景が浮かんだのか
コロコロコロコロ笑い転げるのだった。

バスは山越えの道を進み、遊園地や山の中の小学校などを
経由しながら由布院に向かった。
バスの中で話をしたり、チャムの携帯プレーヤーで
イヤホンを片耳づつにしながら音楽を聞いたりした。
山を登りきって、下りになったな、と思ったら
もう湯布院の街は間近だった。
どこで降りればいいのかよくわかっていなかったから
とりあえず終点のバス営業所まで乗った。

チャムは別府市内乗り放題のバスのフリーパスを
もっていたのだけど、それが運転手にうまく伝わらず
ちょっと高く料金を払ってしまったみたいだった。

バスを降りて、由布院の街を歩きはじめると
雨がポツポツと降ってきた。
地図で宿の場所を探したり、そっちに向かって走っていくと
けっこういい降りになってきてしまった。
時間は午後3時過ぎだっただろうか?
本当は少し由布院の街を観光してから宿に向かうつもりだったけれど、
仕方ないからまっすぐお宿に向かうということになった。

傘のなかったぼくたちは雨の中をかけるようにしてお宿に向かった。
由布院の自衛隊駐屯地のすぐ前にお宿はあった。
インターネットでずいぶんいろいろ探して
ここが一番良さそうだ!と思ってぼくが選んだお宿だった。
大雨をしのいで、なんとかお宿までついてぼくたちはほっとした。

(翌朝、雨も上がり、宿をたつ前の記念。いつまでも一緒にいたい!)

ここ「御宿 ゆふいん亭」についてからのできごとは
また次回に。

# by shigeshogi | 2008-07-24 12:59 | チャム | Trackback(1) | Comments(0)

チャム! Phan thi minh Tram! どうか助けて下さい!

チャムとのはじめての1日が終わって、
このあと2日目の湯布院への旅とか、
3日目の別府でのできごとなどが続くのだけど
それはいったん中断して、
少し別の面から書いてみたいと思う。

この1年くらい、自分はチャムとの出会いをへて
少しずつ変わっていった。
チャムもぼくと一緒でさびしがりやだったから
いつも自分から連絡をくれた。
毎日夜の9時~11時半くらいのあいだに
必ずスカイプ(インターネットを使った無料の電話)
をかけてきてくれるのだった。
(自分が将棋の研究会がある金曜日は休み。
それ以外にスカイプできないときにはメールで
互いに連絡した。もっともそんなことはほとんどなかったが)
チャムがぼくに教えてくれた
このスカイプはとんでもなく便利なツールで
チャムが別府から、ベトナムに帰ったときも、
広島の呉に移った後もかわりなくぼくたちをつないでくれた。

このことが自分にとって、生活の大きなリズムになっていった。
何しろ、毎日その時間にうちにいて
パソコンを立ち上げて待っていないといけないのだから
ある意味大変なのだけれども
それを逆に前向きに利用して、
その時間を勉強などに使うようになっていった。
時にはインターネット対局をしている場合もあって
ちょうどチャムがきてくれたので待ってもらったり
時には投げてしまうような場合もあった。
勉強しながらチャムがきてくれるのを待つその時間は
ぼくにとって大切な、すてきな時間になっていった。

それと今年に入ったくらいからチャムは
とってもおもしろい試みを始めてくれた。
それは体操。
体操、っていうのはあの体を動かす体操のことだ。
もともとチャムはいつも寝る前に簡単な体操をしていた。
このあたりが、日本人とちょっと違うなあって感じで
でもチャムのそんなところが大好きだった。

で、チャムはあまりに太っているぼくの健康のことを考えて
一緒に体操することを提案してくれたのだった。
スカイプで話しているときに、毎日15分ほどの体操タイム。
チャムが音楽をかけてくれて、同じ音楽にあわせて体を動かす。
体操の内容はそれぞれで、
自分は最初はちょっとしかできなかったが
だんだんと体が動くようになってきた。
今も続けているが現在の内容はラジオ体操1回に
屈伸16回、足の曲げ伸ばしを浅くと深くでそれぞれ16回。
アキレス腱伸ばしも16回。
腹筋16回、腕立て伏せ16回、
仰向けに寝て首と足上げ32拍。
それに股割り、首と足首をまわす運動。
これで一式でこう書くと長いようだけど、15分の内容だ。
終わると結構汗だくになる。
終わったあと、それぞれお茶や水を飲みながら
チャムと少し話をするのが、また楽しかった。

一度チャムのうちに泊まったときに
いつもと同じように体操をしようということになって
やってみたら、お互いに全然違うことをしていた笑えた。
チャムはヒップホップ体操みたいな運動をしていた^^
お互いかなり恥ずかしかったけど、よかった。

またスカイプとは別に携帯でもいつでもメールや話ができて
何かうれしいことがあったとき、
逆に嫌なことがあったとき、
なんでも素直な気持ちで話すことができるチャムの存在は
自分の心の支えになっていった。

それに数ヶ月に1回ではあったけど
チャムに会いにいけるということが自分の毎日の生活に
どんな大きな楽しみになったかわからないほどだった。
どんな辛くても、悲しくても、がんばっていれば
またそのうちチャムと一緒の幸せな時間が来る。
どんなときもチャムがいてくれる。
遠く離れていても心はひとつと信じていた。
いつか必ず結婚して、一緒に暮らそうと思っていた。

もちろんチャムだけではなくて、家族や周囲の人の助けもあったが
とにかく精神的にはチャムの存在が大きかった。
やっと本当の愛にめぐり合えたと思った。
いつも将来の希望を与えてくれた。
生活は苦しかったけど、チャムは日本人の感覚からみれば
とっても質素な人だったからお金もそんなにかからないし
この子と一緒ならささやかでも小さな幸せをつかめる。
こんないい人とめぐりあって、その愛を得た自分は
世界一幸せになれたと思っていた。

感謝しています。私の大切なチャム。
My Sweet Tram.
大切なぼくだけの、Phan thi minh TRAM !
自分にはあなたしかいない。

今、本当にさびしい。
一人ぼっちで暗闇で苦しみ、もがいている。
あなたなら、ぼくを助けられる。
どうか、どうか、ぼくを助けてほしい。
チャム、ぼくの声が聞こえますか?チャム?チャム?

まだぼくたちには少しだけ時間が残っていると思う。
何かお互いにとっていい方法が残されていると思う。
どうか、連絡を下さい。
一生のお願いです。

チャムからのメールはいつもこの写真とともに受信していた。
いつもこの写真にキスをしていた。愛してる!

# by shigeshogi | 2008-07-23 20:21 | チャム | Trackback(1) | Comments(0)

はじめて結ばれる

ぼくとチャムは出会ってからたくさんのチャットやスカイプや
電話やメールやそういうことで心を通わせて、
そしてようやく出会うことができて、
そしてついにこの別府のホテルの部屋で結ばれることができた。

別府のホテルサンバリーのわりと広いツインのお部屋。
この部屋に入ったふたりはすぐに抱き合って、そしてキスをした。
二人ともとても強い気持ちで互いを求めていた。
服を脱ぐのも、もどかしいくらい高まっていた。

ベッドの上でチャムの体に覆いかぶさりキスをした。
手をチャムの下のほうにさしのばすと、
そこはもうあふれるほどにぬれていて
すぐにでも入っていかれそうな状態になっていた。
チャムは「すぐに入れて」と具体的な言葉で求めてくれる。

チャムは大きく足を開いて、態勢を整えてくれる。
自分はチャムの入っていける部分に、自分の先をさしあてて
腰を落とすのだけど、緊張のせいで硬さが十分じゃないこととか
チャムも久しぶりで締まっていることもあって
やはりなかなかうまくいかない。
あせってはいけないと思うけど、焦燥感をどうしても感じる。
チャムもとってもせつなそうな目をしていた。

でも時間はあるし、二人の求める気持ちも強かったから
いろいろと試していった。
チャムは手と口を使って自分をいたわるように舐めまわしてくれた。
自分は快感よりも、やさしさがうれしくて奮い立った。
そして体の形を変えながら結ばれようと試みていった。

そしてチャムが足を軽く開いたままひざをまっすぐのばし
ぼくはそれにまたがり覆いかぶさるように腰をのせて
先がちょうどチャムの股間にあたるような姿勢をしていたとき。。。
上下に動かしていると、大切な部分にあたる感触がして
そこはとてもあふれているのだった。
そこにぼくの先があたるたびに、チャムは喜びの声をあげてくれ
それに唱和するように自分は腰を動かした。
先が少しづつ、チャムの大切な部分に入っていく感じがあった。
そして、それを繰り返していくうちにますますあふれてきて
自分も興奮が高まっていって、硬さを増していって
そしてあるときついに、にゅるっという感じで一番奥まで
入ることができたのだった。

その瞬間チャムは「ああっ、すごい」と声を上げた。
自分も「ああっ」とため息がもれた。

一度入ってしまえばあとはスムーズだった。
自分はゆっくり腰を動かしながら、
チャムの体の内側の感触を感じていた。
自分をねっとり包み込んでくれる、そんなやさしい感触だった。
チャムも自分の先がチャムの体のなかのどこかに突き当たるたびに
喜びを感じて声がもれ、腰を海老反るのであった。

次第に最初の体位で動いているだけでは物足りなくなってきた。
入ったままチャムの足を広げて、抜き差しする感触を楽しんだり
入ったままチャムの足とひざを曲げさせて深く入る感触を感じたりした。

2人は交じり合ったまま、自分が下側になろうと思ったけど
それはうまくいかなくて、ずるっという感じで抜けてしまった。
でも自分が仰向けに寝転んで、チャムがまたがってくれて
今度はスムーズに結合することができた。
チャムはぼくにまたがって腰を大きく大きく振った。
すると自分の一部分だけがチャムの感触を強く感じる。
今までの自分の相手はそういう人はわりと少なくて新鮮な感触だった。
チャムが激しく動くと、衝撃が大きくて
「おおっ」と自分も声がもれてしまうのだった。

そして再び自分が上になると、今度は当たり前のように
簡単に結ばれることができるようになっていた。
そして自分が高まっていくのとそんなにかわらないペースで
チャムの息も大きくなっていき、腰の動きも大きくなっていった。
二人とも達してしまうときが近いことを感じていた。
自分は「出そうだよ」というとチャムは「いいよ」って言った。
中で出すわけにはいかないと思ったので
「抜くから」と言ったら、チャムは安全なときだから
そのまましていいからといった。

二人の動きはますます大きくなって、チャムの声も大きくなって
「すごい!すごい!」を繰り返していた。
自分はもうがまんできないことを感じていた。
ああっというため息と一緒に、チャムの中で放出した。
腕に力が入って強く抱きしめていた。
チャムも強くぼくを抱きしめていた。

二人ともじっとだきあっていたけど、下半身は小刻みに震えていた。
快感のあと、充足感と、安心感と、倦怠感が順番に襲ってきた。
急に疲れを感じてきた。
チャムを抱きしめたまま下半身を離し、
そしてそのまま体を仰向けにしながら、寄り添う形になった。
チャムに腕枕をしながら添い寝する格好になった。

二人ともしばらくはあまり言葉も言えず、動くこともできなかった。


しばらくして、チャムが起き上がって辺りを調べだした。
イチゴを食べて早める努力をしたけれども
まだ生理が少しだけ残っていたことと、久しぶりだったこととか、
自分のが大きいこととかもあったようでチャムは少しだけ出血していた。
それで布団を汚してしまうのがまずいということで
濡れタオルで拭き始めた。
ほんの少しだったので、痕はほとんど見えなくなった。

そのあとシャワーを浴びたいと言った。
二人で一緒にシャワーをあびて、汗を流した。
お湯は温泉なのか、滑らかでやわらかかった。

服を着て、二人は少し話をしたのだと思うけど
ちょっと何を話したのか覚えていない。
体の感触が強烈な印象として残っていて
頭が働いてなかったのかもしれない。

時間はもう11時くらいだったと思う。
ホテルサンバリーからチャムの家がある別府駅方面に向かうバスは
もうとっくに終了していた。
チャムのうちまでは歩けば、30分に近いほどの道のり。

ぼくは「大丈夫だから、ここにこのまま泊まっていったらいいよ」
というのだけど、チャムは頑として帰るというのだった。
それで「だったら夜だし、タクシー代を出すからタクシーで帰ったら
いいじゃない」と勧めるのだけど、チャムは頑として聞き入れない。
チャムはベトナムから日本にきて
お金を稼ぐ大変さを実感しているから
これくらいでタクシーにのるなんてありえないことと思うようだった。

それで結局歩いて帰るということになって
自分は一緒にホテルの外まで見送っていった。
このとき浴衣をきてしまっていたので
あまり遠くまで出歩けなかった。
そして見えなくなるまでチャムを見送って部屋に戻ったのだった。
そしてベッドに寝転がりながら、
今日のことをいろいろと思い返していたのだった。

このことがあとで問題になった。
いろいろ言いあいになったときにチャムが
「あのときどうして一人で帰したのか。
そのあとこまめにメールをくれなかったのか。
歩きの帰り道がとてもさびしかった」
そういうことを言い出すのだった。

たしかにそうかもしれない。
チャムは意を決して体をささげてくれて結ばれたのに
まるでセックスが終わると目的が終わってしまったかのように
歩いて帰らされて、メールもくれなかった。
やってしまって、ぼくはもう満足してしまい
チャムのことはどうでもよくなってしまったのか?
チャムはそんなふうに感じたのかもしれない。

でもぼくからすれば決して悪気はないことなのだった。
その場で言ってくれれば対応してあげたと思うし
チャムを喜ばせてあげたい気持ちでいっぱいなのに
でも男と女の心のもちようはいつも違うし
自分は女心にうといほうだから
気がついてあげられないだけなのだ。

そのことはたしかに悪いことなのかもしれないけど
そんなにも責められないといけないことなのか?
自分の気持ちの中はいつもチャムのことでいっぱいで
もっともっと求めてきて、望んできてほしかった。
ぼくもチャムの気持ちをわかって上げられなかったかもしれないけど、
チャムももうちょっとはっきり意思表示してほしかった。

ぼくはチャムをもっともっと喜ばせてあげたくて
チャムの笑顔がみたくて、チャムと一緒にいたい一心なんだから
教えてくれればぼくたちの関係はもっともっとよくなれるはず。


(この日の翌日、湯布院での写真。この日に帰りたい・・・)

ともあれ、こうして
ぼくたちの初めての一日とはじめての一夜は終わった。
自分はチャムの魅力にますますひかれていくのを感じて
そして末永く一緒にいたいと感じるようになっていくのだった。

# by shigeshogi | 2008-07-23 12:29 | チャム | Trackback(1) | Comments(0)

お寿司とカラオケ

明礬温泉からバスは坂を下り、鉄輪を通り、
そして宿泊する「ホテルサンバリー」のそばまで下りてきた。

時間は完全に日が沈んだくらい。夜の7時くらいだったろうか?
ばんごはんの時間となっていた。
ホテルの近くには焼肉屋さんと、お寿司屋さんがあって
特に「水天」という名前のお寿司屋さんが
回転すしではありながらちょっと高級そうではあったけど
とても感じがよさそうだったのでそこに行ってみることにした。
きっとこういうときには食べやすくて、誰でもおいしいお寿司が
はずす心配がないんじゃないかなって思った。

お店は思ったとおりかなり感じのいいお店だった。
従業員は活気があって、しかもサービスがよかった。
店内もとってもきれいで、お寿司も新鮮そうだった。
また地元大分の特産の魚などもいろいろ扱っているようだった。
ぼくは緊張をほぐしたかったから、ビールを1杯だけ頼んだ。
チャムはお茶がすごくおいしいと言ってお茶を飲んだ。

ひとつのお皿に2貫づつお寿司が乗っているのだけど
それをチャムとひとつずつ食べるのがとっても幸せだった。
この子とはいろいろなものをわけあっていきたいと思った。

地元の関アジなども扱っていて、とても肉厚でおいしかった。
やせうま、という地元のめずらしい食べ物(甘いもの)を
知らなくて店員に教えてもらったり、楽しい時間だった。

チャムはおいしいうにをはじめて食べたみたいで
とっても感動したみたいだった。
ウニが口の中でとろけるよ、ってとても喜んでくれた。
チャムが喜んでくれるから、ぼくもとってもうれしかった。
ウニをもう一皿いただいて、二人で半分ずつ、楽しくいただいた。
このとき、二人はとっても感動したから
別府を離れる前の日の晩に二人でまたここにきたのだった。

それから、すぐ近くにあったカラオケ屋さんに行った。
混んでいたし、ちょっと高い時間だったから
もったいないってこともあって1時間だけ歌った。
チャムは大塚愛の歌とか、英語の歌を歌ってくれた。
立ち上がって、表情豊かに歌ってくれるチャムとのカラオケは
とっても楽しかった。
ちょっとセクシーな曲にあわせて、ダンスをつけて
ボディタッチまでしてくれるのだった。
歌はとくに「YUI」の曲が声があっていて
とてもすてきなだなあって思った。
「I remember you」なんか聞いていると、
泣きそうなくらいうれしかった。

ぼくは沖縄の曲「島唄」や「島人の宝」なんかを歌った。
チャムは喜んでくれた。
チャムはぼくが歌った「なごり雪」が気に入ったみたいで
カラオケに行くたびにリクエストしてくれるようになった。

そして、チャットのとき一緒に話したりしていた
中島みゆきの「地上の星」(外国人にとても人気がある!)や
南こうせつの「神田川」(これも外国人に大人気)などを合唱した。

とっても楽しい時で1時間はあっというまにすぎた。

カラオケ屋さんをでて、とりあえずホテルのほうに歩いた。
「部屋に来る?」といったら、チャムは「いいの?」といった。
ぼくは「大丈夫」と言って二人でそろってホテルに入って
フロントのところを通過した。
何も言われることはなかった。

部屋に入って、すぐに抱きしめて、キスをした。
チャムも情熱的なキスで応えてくれた。

そのあとのことは、また次の回に。


この写真を自分は長らく携帯の待ち受けに使っていたので
これを見るといかにもチャムだなぁーって感じがする。
ぼくの大好きな、黒いメガネちゃん。早く、また会いたい!

# by shigeshogi | 2008-07-23 00:18 | チャム | Trackback(1) | Comments(0)

チャムの情熱

明礬温泉についた。
明礬(みょうばん)温泉は別府八湯のひとつで
温泉の泉室が特にいいということと、景色も美しいということで
チャムが選んで案内してくれたのだった。
別府の街から、チャムの通う学校「APU」に向かう途中
ちょうど真ん中あたりに位置する。
坂の途中という感じで夕日が目の前に広がり、
また高速道路の大きな陸橋が見える美しい場所だ。

明礬温泉のバス停ですぐ前の建物に行ったら
チャムの友達の外国人留学生の子がバイトをしていた。
それで坂を少し登って、別のお風呂に行った。
日帰り入浴で普通に入ればたしか1人600円、
家族風呂は1時間で2千円ってことだったと思う。
「どうしようか?家族風呂でもいいのかな?」と聞いたら
チャムは家族風呂の意味がわかるのかどうか
「うん、それでいい」と言った。
受付で鍵をもらって、浴室に行った。
ぼくたち以外、お客は誰もいないようだった。

鍵をかけて、ここで着替えるんだよ、と言って
ぼくは服を脱いでいった。
チャムは先に入ってね、と言って
ぼくに先に浴室に入るように促した。
ぼくは全部脱いで、タオルで隠しながら浴室に入った。

浴室は西日が差し込み、半畳くらいのお風呂があった。
そして窓の向こうにやはり半畳くらいの露天風呂が続いていた。
竹の仕切りの向こう側に、
夕日と高速道路の長くて高い橋が見えていた。
お湯はとても熱かったので、水をたくさんだして、埋めた。
体をお湯で流した後、またタオルを下半身にかけて
お風呂の縁の大理石に腰掛けて、チャムを待った。

チャムは大きな真っ白なバスタオルで
胸と下半身をぴったり包んで入ってきてくれた。
浅黒い肌が夕日に浮かび上がって美しかった。
ちょっと神秘的だと思った。
肩や、ひざや、ほおが美しかった。
隣に並んで腰掛けて、景色を眺めながら寄り添った。
チャムの髪の毛をなでた。

温泉を埋める、水の音が聞こえていた。
硫黄の香りが充満していた。

お湯はもう少しぬるいくらいになってきていた。
「入ろうか」とぼくは言った。
チャムはうなずいた。
ぼくは立ち上がり、タオルをとって湯船に入った。
チャムはぼくの美しくもない体をやさしく見ていた。
「どうぞ」と手を差し伸べると
手をとってチャムはタオルのまま湯船に入ろうとした。
「タオルが濡れてしまうよ」と言って
タオルをゆっくりはずして、チャムをお湯に導いた。
お風呂の中でもぼくたちは無言で寄り添った。
チャムのとても形のいい、少し浅黒い乳房が
お湯が波打つときに見え隠れするのだった。

ちょっとウェーブのかかった、黒いチャムの髪の毛を
あまりぬらさないようにしながら肩からお湯をかけてあげた。
チャムもぼくにお湯をかけてくれた。
少ししてチャムの背中側に回ったぼくは背中にお湯をかけて、
そしてなでて、さすって、ゆっくり肩を抱きしめた。
胸とかに指が触れないようにしたいけれど
下半身の先がチャムに少しだけあたった。
チャムは大きな息をついた。

下半身があまりチャムに触れないようにしながら
チャムの肩を抱きしめた。
チャムは肩から、背中、そして、腰もぼくに押し付けてきて
下半身が自分のお尻のわれめのあたりにあたることも構わず
体を密着させてきた。

ぼくは抱きしめた腕が、肩より少し下のあたり、
胸のあたりにさしかかってくることを感じていた。
やさしい胸のふくらみに手のひらがかかっていった。

下半身はチャムのお尻のわれめのあたりにちょうどおさまって
少しドクドク脈を打っていた。
チャムは大きく息をして、そのたびに体をうごかした。
心地いい刺激が手のひらや、胸や、下半身に伝わった。
チャムの息はまた大きくなった。

「でよう」とチャムは言って湯船からチャムはでた。
ぼくは終わりなのかな、って思った。
チャムはよくわかるはっきりした大きな声で「入れて!」と言った。
ぼくはびっくりした。
チャムは黒い瞳でぼくの目をじっと見つめ繰り返した。
「入れて!入れて!」

ぼくはこの浴室でそれができるか、あまり自信がなかった。
とても久しぶりだったし、あまりそういう経験もなかった。
でもチャムの体の大切な部分に触れると、もう十分に潤って
ぼくが入るのを待っていてくれた。

チャムは壁に手をついてお尻を突き出すように
こちらに向けてぼくを促した。
ぼくは努力してみた。
だけれども、いくらチャムの割れ目にぼくのものをあてがって、
入ろうとしてもぬるっとすべてしまい
なかなか奥まで入ることはできなかった。
チャムもいろいろ体を動かして入るようにがんばってみたけど
なかなか結合できなかった。

チャムももともとそんなに経験豊富ではない上に
久しぶりだったから、きつかったのだと思う。
せつない気持ちが高まったけど、どうしても入れないのだった。

「ほしい!」チャムは言った。
ぼくもほしかったので、いろいろ工夫してみたけど、やっぱりできなかった。
「ここではちょっと無理じゃないかな?」ぼくは言った。

二人はせつない気持ちを抱えたまま、あきらめた。

露天風呂に行って、寄り添いながら外を眺めた。
日はだいぶ落ちて、少しずつ薄暗くなっていった。
そろそろ1時間になるかもしれない。
「でようか?」と言って、ぼくたちは家族風呂を出た。


温泉を出たら、受付の人もいなくて
バスの時間のせまっていたぼくたちは鍵を置いて外に出た。
バスは30分に1本くらい。
乗ったらチャムの知り合いの黒人の学生さんもいて
チャムとあいさつをかわしていた。

またよりそって、バスにゆられた。
今度は別府の街に向かって、バスは坂を下っていった。

それからの話はまた次回に。

これは明礬温泉ではなくて、湯布院でのもの。美しい!

# by shigeshogi | 2008-07-22 14:32 | チャム | Trackback | Comments(0)

はじめての日

2007年4月23日、ぼくは空港に向かった。
はじめて、チャム会うために。
前の日はあまり眠れなかった。

大分空港からはバスで別府に向かう。
チャムにメールをするとすぐ返事は帰ってきた。
待ち合わせは別府北浜のトキハというデパートの前。
空港から別府行きのバスは海沿いの高速道路をすべるように走り
窓からは美しい日本の風景が見えた。
それを眺めながら、ぼくはずっとドキドキしていた。

高速道路を降りてしばらく走ると、別府の町が見えてきた。
窓からその日泊まる予定のホテルサンバリーも見えた。
市街に入ると国道10号は少し混み始め、もどかしかった。
チャムからは少し遅れるかも、というメールが入った。
古臭い別府タワーがだんだん近づいてきて
バスはついに別府北浜のバスターミナルについた。

ターミナルを降りてしばらくそこで待った。
ドキドキ、ドキドキ、していた。
バスターミナルは海側、トキハの反対側だったけど
とりあえずそこで待っていた。

チャムがきてくれた。
一目でわかった。
通りの向こう側、トキハの前で女の子が手を振っていた。
チャム、チャム、チャム!

国道を越える地下道を駆け下りるように降りた。
チャムは待っていてくれた。

何を話したのか、あまり覚えていない。
緊張していたのかもしれない。
とりあえず、トキハの中に入って、地下の軽食コーナーにいった。
少し遅めのお昼を食べる時間だったけど
あまりおなかはすいていなかった。
ぼくは形だけ、ラーメンを食べた。
チャムは抹茶が好き、ということで抹茶ジュースを飲みたいといったから
二人で抹茶ジュースを飲んだ。
緑の抹茶ジュースは甘くて、おいしかった。
緊張していたからなのか、何を話したのかあまり覚えていない。
チャムがかわいくて、かわいくて、ぼくはずっとドキドキしていた。

トキハの1階ではちょうど絵の展示即売会をやっていた。
二人でその絵を眺めた。
日本の原風景とこどもの姿がが美しく描かれたその絵の作者の名前は
わすれたけど見たらきっとその人の作品だとわかると思う。

チャムは午後から大学の授業があるから行かないといけなかった。
それでぼくに「少しホテルで休むことにしたら」
と言ってくれて、夕方からまた会いましょうって言ってくれた。
温泉に入りたいって、話をしたら、チャムは明礬温泉というところが
いいからと言って、そこで会う約束をした。
それから、バスは一日乗車券がお得だからと言って
さっきバスをおりたところにある、
亀の井バスのターミナルに行って一日乗車券を買った。
そして、トキハの前のバス乗り場から
このバスに乗っていけば宿泊予定のホテルサンバリーにつくから
と言ってぼくを送り出してくれた。

ぼくもちょっと緊張して疲れたし、
チャムもきっと同じなんだろうと思ったから
いったん離れるのもいいんだと思った。

バスは別府の街の中を抜けて、ホテルについた。
ヤクルトが親会社のそのホテルはチェックインのときに
ヤクルトをくれたり、なかなかよかった。
シングルがないか、少ないホテルのせいか、
ツインの部屋を使わせてくれた。

最上階に大浴場もあって、美しい風景を眺めながら
お湯につかることもできた。
目の前の別府観光港にサンフラワーのマークが印象的な
大きなフェリーが1隻止まっているのがよく見えた。
そんな風景を眺めたり、テレビを取りとめもなくつけ
チャムのことを考えた。
とってもやさしそうな女の子だった。
とってもかわいい女の子だった。
すてきな女の子だった。
こんな彼女がいてくれたらいいなって思った。
でも嫌われるかもしれないな、って思った。
不安だった。心配だった。
好きになってしまったら、
また嫌われるんじゃないかってすごく怖かった。

そんなことを考えているうちに少し眠くなって、眠った。


夕方、部屋には西日がさしていた。
チャムとの再開の時間まで、また少し時間があったけど
バスの本数が少ないので早めに支度をして部屋を出た。

チャムにメールを出して、何時のバスに乗って
待ち合わせの、明礬温泉に向かった。

バスに乗っていると、前を走っていた乗用車が
縁石に乗り上げて思い切り傾く。
「すごっ!」と言ったらバスの運転手さんと目が合って、笑いあった。

明礬温泉に向かう途中の鉄輪温泉のバス停にバスが入った。
するとバス乗り場でチャムが手を振っていた!
先にきて、ぼくを待っていてくれたのだった。
思いがけなくチャムがいてくれて、すごくうれしかった。

降りようと思ったら、その必要はなくて
チャムはバスに乗り込んできてくれてぼくの隣の席に座ってくれた。
幸せだった^^
二人で並んで座って、急な坂の別府の道を右へ左へと曲がるときに
チャムの体が触れて、とても幸せだった。
すごくいい子とめぐり合ったんだって思った。
この子を信じたいと思った。

夕方、やっとみつけた小さな幸せを乗せて、
古臭い亀の井バスはゆっくり別府の街を登っていく。
夕日を受けた明礬温泉のわらぶきの屋根が見えてくる。
硫黄の香りが充満する明礬温泉に、まもなく着く。
そこで起こったすてきなできごとのことは、また次回に。


(トキハの地下1階軽食コーナー。チャムとAPUの仲間たち)

チャム!愛してる!
チャム、この日のことを忘れないで!また思い出して!
チャムとずっと一緒にいたい!
一緒の思い出をいつまでも大切にしていたい。
ぼくの願いをかなえて!!
ぼくにはチャムしかいないんだ。チャムだけなんだ!

# by shigeshogi | 2008-07-22 01:05 | チャム | Trackback | Comments(0)

めぐりあうまで

最初はセイクラブでのチャットからはじまった
ぼくとチャムの物語。

その後もいろいろなことを話した。
本当に毎日、毎日、毎日。
ぼくがチャンネルを開いて待っていると
チャムは必ずぼくのところにやってきてくれるのだった。
本当にうれしかった、幸せだった。
ずっとずっとさびしかった、ぼくの心にやっと春がやってきてくれた。
この子なら、愛しても大丈夫かもしれない、って少しづつ思った。

家族のこと、将来のこと、ちょっとHなこと。
もうとにかくありとあらゆることを話した。
チャムがいつも音楽をかけてくれて、それが心地よかった。
チャム!愛してる。ずっと一緒にいよう!

そしてぼくたちは少しづつチャンネルを増やしていった。
携帯のメールと番号を交換した。
それから、チャムがぼくにははじめての経験になる
スカイプというのを教えてくれた。
スカイプはインターネットをつかったIP電話の一種で
無料で世界中と会話ができるかすごいソフトだと思う。
必要なものはインターネットにつながる環境と
ほんの千円もしないくらいのイヤホンとマイク。
チャムにいろいろと教えられながら、
ぼくはチャムとスカイプで話すようになっていった。
チャムと初めてあったあとにはセイクラブは完全に卒業になって
スカイプとスカイプのチャット機能、
そして携帯のメール、パソコンのメールなどに
移行していったのだった。

知り合って1週間くらいのことには
自分はもうチャムに会いに行く決意を固めていた。
この子は今までの人とはちょっと違うかもしれない!
ぜひ一度会ってみたい!!
って思うようになっていた。
チャムは最初はちょっと迷ったみたいだった。
まだ早すぎるんじゃないか?って。
でも次第に会いたいと思ってくれるようになった。
ぼくは初日だけホテルのついている出張パックの予約をして
そして、チャムはバイトの日程を調整して
空港からのバスの時刻表とかを調べて、会う時間を決めた。

ぼくはチャムと初めて会うときにもうHをする関係になるのか、
ちょっとわからなかった。
チャムも迷っているみたいだった。
でもチャムは準備をしてくれていたみたいだった。

チャム ≫ あ、今日買ったイチゴはね
しげ ≫ うん
チャム ≫ 甘かったよ
しげ ≫ よかったね^^
チャム ≫ 美味しかった
チャム ≫ うん(=⌒ー⌒=)うん
しげ ≫ とちおとめ、かな?
しげ ≫ それとも九州だから「あまおう」
チャム ≫ とちおとめ?
しげ ≫ イチゴの品種だよ
チャム ≫ 佐賀県のだった
チャム ≫ どんな品種か。。。分らない
チャム ≫ 全部食べちゃったから
しげ ≫ じゃあ、あまおう、かも
チャム ≫ えへへ
しげ ≫ うんうん
しげ ≫ イチゴは普通けっこう高いからね
チャム ≫ うん
チャム ≫ だから、今日安くて
しげ ≫ うん
チャム ≫ すぐ3パック買ったの
しげ ≫ 3パックみんな食べちゃったの??
チャム ≫ まずは生理を督促するためだけど
チャム ≫ 美味しくて
チャム ≫ 食べちゃった
チャム ≫ (⌒▽⌒)アハハ!
チャム ≫ 大食いさん
しげ ≫ えー、イチゴ食べると生理が早くなるの?
しげ ≫ すごいな~
チャム ≫ わかんない
チャム ≫ そう思うけど


初めて会ったときに生理が終わっているように考えて
ちょっと高いイチゴをたくさん買って食べて
準備してくれたのだった。

自分は会ってみて、自分があまりカッコよくないから
うまくいかない可能性もあると思ったし
一度会って終わりになってしまう可能性もあるから
正直まだまだ不安だった。
まだチャムを100%愛しているわけではなかったと思う。
心の中で、もしダメだったらすっぱりあきらめよう
という気持ちも決めていた。

でもチャムに会いたい気持ちはいっぱいだったし
チャムを抱きしめたい気持ちもいっぱいだった。

次回からは初めての出会いのことを書いていこうと思う。


チャムがフォーマルな格好をしていると、けっこう日本人っぽく見える。
知らなかったらベトナム人とは気がつかない人もいるかも?!
スタイルがいいので、スーツがとっても似合うと思う。
ちょっとまじめなチャムの姿もとってもすてきでかわいいなあって思う。

# by shigeshogi | 2008-07-21 08:33 | チャム | Trackback | Comments(0)

愛があふれている!

前回までに紹介したはじめてのチャットのあと
二人は毎日セイクラブのチャットで話すようになった。
ぼくがチャット部屋を開いていると
毎日必ずチャムが訪ねてきてるのであった。
最初は不安だったぼくも、いつもきてくれるのが楽しみで
毎日が楽しくなっていった。

前回最後に言ったチャムの聞きたいことというのは
公美のことだった。

チャム ≫ 彼女はドイツに2年間留学しているの?
チャム ≫ って言っては
チャム ≫ 日本に戻るでしょうね?
チャム ≫ それとも。。。
しげ ≫ ええと、去年の3月に大学を卒業して、1年ドイツにいるんだ
チャム ≫ うん
しげ ≫ 日本にいつもどるかはわからないよ
チャム ≫ そうかぁ
しげ ≫ それにもどっても会ってくれないしね
チャム ≫ 全然教えてくれない?
しげ ≫ うん
チャム ≫ 。。。
しげ ≫ 連絡がとれないや
チャム ≫ なんでやね?
チャム ≫ 彼女を怒らせたかな?
しげ ≫ ぼくのことが嫌いになったからじゃないかな
チャム ≫ けど、どうしても理由あるよね
チャム ≫ けど、ドイツまで追いかけてって
チャム ≫ 本当に感動した
チャム ≫ しげ、頑張れ
しげ ≫ でもさ、日本の女の人って追いかけられるのは嫌いみたいだよ
チャム ≫ そう?
しげ ≫ うん
チャム ≫ なんで?
しげ ≫ なんだろう
しげ ≫ 思いやりがないみたいに思われるみたい
チャム ≫ うらやましいって私は思うのに
チャム ≫ そうかぁ
しげ ≫ 素直にあきらめて身を引くのが、今の日本ではいい人みたいに思われてるんだよね
チャム ≫ どうかな
しげ ≫ 人によるだろうけどね
チャム ≫ そうだろうね
しげ ≫ 今は自分のことをがんばるさ!
チャム ≫ うん
チャム ≫ 頑張って!頑張って!
しげ ≫ うんうん^^
しげ ≫ チャムだってがんばってるもんね
チャム ≫ どうかな
チャム ≫ 頑張っているかな?
しげ ≫ すごく日本のこと勉強してるみたい
チャム ≫ 日本語が上手になるために、頑張るって今まで何回言ったか、自分も分からないけど
チャム ≫ 今の日本語はまだ下手で
チャム ≫ なんか、寂しい
チャム ≫ 今日も。。。
しげ ≫ うん?
しげ ≫ さびしいの?
チャム ≫ やっぱり日本語はまだ下手だなぁ
チャム ≫ うん
しげ ≫ 彼氏はいないの?
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ いないね
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ 実はいたね
しげ ≫ そうなんだ。日本の人?
チャム ≫ けど、もう別れた。。。かな
チャム ≫ はい
しげ ≫ そっかあ。
チャム ≫ 私たちはまだ連絡しているけど
しげ ≫ うん
チャム ≫ 友達として相手のお互いに心配する
チャム ≫ その方が一番いいかなって
チャム ≫ いろんな事があって
しげ ≫ そっか。そういう選択もあるんだね
しげ ≫ うん
チャム ≫ 友達になった方がいいかなって
しげ ≫ 学校のお友達?
チャム ≫ いるけど
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ もう自信持っていない
チャム ≫ というか
しげ ≫ うん
チャム ≫ もう他の人を愛せないかなって
チャム ≫ 分からないけど
しげ ≫ そっか
しげ ≫ とっても好きだったんだね
チャム ≫ だから、
チャム ≫ とても悲しかった
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ 彼のことを思い出すと
チャム ≫ ただ泣きたくて
しげ ≫ うんうん
チャム ≫ 馬鹿みたいけど
しげ ≫ 馬鹿じゃないと思うよ
チャム ≫ みんなに馬鹿って言われた
チャム ≫ ^^;
しげ ≫ そうなのかなあ
チャム ≫ えへへ
チャム ≫ まぁ、ね
チャム ≫ もう過去の事だから
しげ ≫ そっかあ
チャム ≫ 馬鹿でもいいかな
しげ ≫ ぼくも馬鹿だから、一緒だね
チャム ≫ ^^;
チャム ≫ そうかな
しげ ≫ 馬鹿仲間
チャム ≫ (⌒▽⌒)アハハ!
しげ ≫ ^^


自分もチャムもとっても情が深いたちなんだと思う。
よく言えば、二人とも、愛があふれている!

チャムは自分だったらひたすらおいかけられたいって言ってくれている。
こういう人とだったら、きっと自分が一生懸命愛していれば
きっといつまでも自分を愛してくれると思った。

ほかにも2回目のチャットでは、
東京にきたら、ディズニーランドに行こうとか話をしている。
でも実際にチャムが東京にきてくれたときに
いろいろあって連れて行ってあげることができなかった。
2人でディズニーランドでデートしたら最高の思い出になったのに
すごくバカだったと後悔してる。

2回目のチャットではチャムはインターネットで音楽をかけてくれた。
プレスリーのLove me tenderを聴きながらチャットは続いていった。
二人はたどたどしい言葉で少しづつお互いのことを知っていった。
お互いの暮らしのことからはじまって
互いの兄弟のこと(自分は3人、チャムは8人!)、
そして日本の少子高齢化のこと
ベトナムの男と日本の男の違いなどを話していった。
(チャムによると日本の男はいつも告白されるのを待ってるらしい)
そしてはじめて写真を交換した。

チャム ≫ 今日なぜか悲しくて
しげ ≫ うん
チャム ≫ どうしたらいいか、分からない
チャム ≫ なんでやね?
しげ ≫ どうしたらいいんだろうなあ
チャム ≫ ごめんね
しげ ≫ ううん
チャム ≫ 私、何でも下手だ
チャム ≫ 話も下手だし
しげ ≫ そんなことないよ
チャム ≫ だから、つまらない人だよ
しげ ≫ 一人で日本にきてがんばってるんだもん
チャム ≫ 頑張っているかな
しげ ≫ それだけでもすごいと思うよ
チャム ≫ 日本語全然上達していないけど
チャム ≫ いいえ、
チャム ≫ 全然すごくない
しげ ≫ なんていうかさ、ベトナムからでてきて日本で生活するだけだって
しげ ≫ 簡単なことじゃないでしょう?
チャム ≫ そうだったけど
チャム ≫ 私ここに何もできなかった
チャム ≫ 馬鹿な事ばかりしたかな
しげ ≫ まだあきらめるのは早いよ~
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ ハイ、あきらめない
しげ ≫ すばやい^^
チャム ≫ ありがとうね
しげ ≫ ぼくもチャムと話してると
チャム ≫ うん
しげ ≫ なんかさびしくない気がするよ


愛があふれていたあのころ・・・
2回目のチャットの話は今回でおしまい。


チャムが大分でお世話になっていた大家さんに連れられて
みかん狩りにいったときの写真。
ちょっと逆光だけど、チャムの表情と服装がかわいいので
お気に入りの写真。とってもかわいい!

# by shigeshogi | 2008-07-19 10:38 | チャム | Trackback | Comments(0)

アオザイの似合う美人

はじめてのチャットの紹介はこれで終わりになる。

チャム ≫ まだ、決めてないけど
チャム ≫ 今、就職活動しているけど
チャム ≫ 日本語まだ下手なので
しげ ≫ うん
チャム ≫ ここに就職するのはやっぱり。。。無理な事かなって
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ 頑張っているけど
しげ ≫ なるほどね
チャム ≫ えへへ
しげ ≫ いい仕事があればいいけどね
チャム ≫ そうだね
チャム ≫ その時、会おうね
しげ ≫ たぶん、東京とか大阪とか
チャム ≫ (゜▽゜*)
しげ ≫ 大きな街のほうが仕事がたくさんあるよ
チャム ≫ そうだね
しげ ≫ うん、その時会おうね
チャム ≫ (?・∀・)(?._.) ウンウン
チャム ≫ 会おうね
しげ ≫ ^^
しげ ≫ 東京なら案内するよ
チャム ≫ お願いしますね
チャム ≫ ?(???*)?
しげ ≫ チャムさんは歳はいくつ?
しげ ≫ 自分は34歳です
チャム ≫ 私、24歳
チャム ≫ 大丈夫?
しげ ≫ そっかあ、若いなあ
チャム ≫ そうかな
しげ ≫ こっちは全然大丈夫だけど
チャム ≫ なら、大丈夫だよ
チャム ≫ ?(???*)?
しげ ≫ むしろそっちが年上すぎて、イヤかもよ(笑
チャム ≫ そうかな
チャム ≫ 分からないね
しげ ≫ まあね
チャム ≫ けど、楽しみだね
しげ ≫ うん
しげ ≫ 今日はそろそろ寝ないといけないけど、またチャットで話そうよ
チャム ≫ あ、話ちょっと変わってもいい?
しげ ≫ あ、どうぞ
チャム ≫ あ、
しげ ≫ いいよ
チャム ≫ ううん
しげ ≫ 話して
チャム ≫ 今度チャットしよう
チャム ≫ 明日でもいいよ
チャム ≫ 明日、将棋、頑張ってね
しげ ≫ 明日これるか、ちょっとわかんないけど
チャム ≫ そうかぁ
しげ ≫ また話せたらいいな
チャム ≫ そうだね
チャム ≫ 縁があれば
チャム ≫ また会えるよね
しげ ≫ うん^^
チャム ≫ チャムです
チャム ≫ 覚えておいて
しげ ≫ しげです
しげ ≫ うん
チャム ≫ (゜▽゜*)
しげ ≫ おぼえておくよ
チャム ≫ えへへ
チャム ≫ アリガト(???*)?~~
しげ ≫ アオザイの似合うベトナム美人のチャムさんだね
チャム ≫ ???
チャム ≫ へ?
しげ ≫ 冗談
チャム ≫ あ、
チャム ≫ 写真みたかなって
チャム ≫ びっくりした
しげ ≫ あ、見てない
チャム ≫ えへへ
チャム ≫ だって、前、写真を登録したけど
チャム ≫ 消した
しげ ≫ まさかそのときアオザイ着てたとか?
チャム ≫ だから、さっきそう言われて
チャム ≫ びっくりした
チャム ≫ うんうん
しげ ≫ あははそうなんだ
チャム ≫ アオザイの写真だった
しげ ≫ 適当に言ったのに、偶然ってあるものだね(笑
チャム ≫ だから、びっくりした
しげ ≫ もし、今度会えたら写真交換しましょ
チャム ≫ 写真を消したのに
チャム ≫ うん、
チャム ≫ その時、今日の聞きたい事を聞くね
しげ ≫ うん
チャム ≫ じゃ、
チャム ≫ 寝てね
しげ ≫ はい
しげ ≫ ありがとう
チャム ≫ 明日頑張ってね
しげ ≫ おやすみ^^
しげ ≫ うん
チャム ≫ お(^o^) や(^O^) す(^。^) みぃ(^-^)ノ゛


はじめてのチャットでは写真も交換しなかったけど
その次のチャットで2枚の写真を見せてくれた。
そのうちの一枚はチャムとの最初の記事で載せているので
(靴屋さんの写真だが、チャムは靴が大好きなのだ!)
今回はアオザイのほうの写真を載せる。

この写真は最初ベトナムで撮ったものかなと思っていたけど
今見るとAPU(立命館アジア太平洋大学 別府にある当時チャムが
通っていた国際大学。すばらしく風景が美しく、設備も新しい!)
で撮ったものだとわかる。
チャムの隣にいる女性はお友達で、後にぼくも彼女に会うことになる。
この写真を見たときは実はそんなに好きな顔立ちとは
思わなかったのだけど、チャムのかわいらしさは
仕草や表情の中にあるのでこの写真ではちょっと表情が硬すぎたのかも。
この金色のアオザイは、チャムは卒業式のとききてくれた。
写真で何度も見たチャムのアオザイ姿を実際に見ることができて
とっても感動したのだった。

# by shigeshogi | 2008-07-19 00:09 | チャム | Trackback | Comments(0)

告白

チャムとのはじめての会話(チャット)はまだまだ続いていく。
最初のチャットなので丁寧に載せていく。
今回はぼくはチャムに公美との話をしている。

しげ ≫ ベトナムからだと日本は寒いでしょう
チャム ≫ うん、寒かったね
チャム ≫ けど、今もう春だから
しげ ≫ うん
チャム ≫ 暖かくなっているね
チャム ≫ あ、
チャム ≫ しげはどこに住んでいる?
しげ ≫ 東京だよ
チャム ≫ あ、そうかぁ
しげ ≫ 東京は今桜が満開だよ
チャム ≫ もう満開なの?
しげ ≫ うん
チャム ≫ 早い
チャム ≫ 速い
しげ ≫ この週末が一番みごろだね
チャム ≫ そうかぁ
チャム ≫ こっちも咲いているけど
しげ ≫ うん
チャム ≫ まだ満開じゃないね
しげ ≫ そっか。東京って人が多いから意外に暖かいんだよね
チャム ≫ あさってぐらいかな?
チャム ≫ (⌒▽⌒)アハハ!
チャム ≫ そうかな
しげ ≫ そう
しげ ≫ 人が多くて、密集してるから暑苦しい街だよ
チャム ≫ そうだろうね
チャム ≫ 人が多いけど。。。
しげ ≫ 東京に来たことはある?
チャム ≫ うん、一回しかない
しげ ≫ そっか、一度あるんだ
チャム ≫ 去年の2月だった
しげ ≫ うんうん
チャム ≫ その時、桜はまだ咲いていない
チャム ≫ 残念だった
チャム ≫ えへへ
しげ ≫ そうだね、2月じゃちょっと早いね
チャム ≫ だって、上野公園はすごく綺麗だからね
しげ ≫ 上野公園行ったことあるんだ
チャム ≫ うんうん
しげ ≫ 上野公園はさ、ぼくにとってたくさんの思い出がある場所で
チャム ≫ そうかぁ
しげ ≫ ここの桜は悲しくてみられないよ
チャム ≫ どんな思い出かな
しげ ≫ うーん、わかれちゃった彼女と初めて会ったりとか・・・
チャム ≫ へ~
しげ ≫ 上野公園のすぐそばにじいちゃんのお墓があったりとかね
チャム ≫ けど、なんかロマンチックだったね
しげ ≫ うーん
チャム ≫ うん
しげ ≫ きっと、もっと時間がたって、思い出に変わったら
しげ ≫ ロマンチックと思えるかもしれないね
しげ ≫ 小さいころ、父親に上野公園に博物館につれて言ってもらったりとか
チャム ≫ うん
しげ ≫ とにかくたくさんの思い出があるなあ
チャム ≫ そうかぁ
チャム ≫ いいなぁ
チャム ≫ 今年も上野公園で花見をするかな?
しげ ≫ いや、泣いちゃうからいかない;;
しげ ≫ 今日あたりはきっとすごい人だと思うよ
チャム ≫ そうかぁ。。。
チャム ≫ ごめんね
しげ ≫ ううん
しげ ≫ 上野公園のさ、すぐとなりにね
しげ ≫ 東京藝術大学って音楽大学があってさ
チャム ≫ へ~
チャム ≫ うん、そうだね
しげ ≫ ぼくの彼女はそこの学生さんだったんだけど
しげ ≫ ぼくをすててドイツに留学にいっちゃったのさ
チャム ≫ へ、
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ ごめんね
しげ ≫ ぼくはドイツまでおいかけて行ったけど、結局ふられちゃった
しげ ≫ ううん
しげ ≫ いいんだけどさ
しげ ≫ もう何年も前の話さっつ
チャム ≫ ドイツまで追いかけたの
しげ ≫ うん
チャム ≫ すごく彼女を愛してたね
しげ ≫ そうだね
チャム ≫ って言うのは
チャム ≫ 他の人を愛せないって思わない
チャム ≫ ?
しげ ≫ いや
チャム ≫ いやって
しげ ≫ 今は彼女よりももっと愛せる人を探してるよ
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ けど、また見つけてないでしょ?
しげ ≫ きっと素敵な人がいつか現れるって信じてる
チャム ≫ 。。。
しげ ≫ うん、まだ見つけてない
チャム ≫ 見つけるといいね
しげ ≫ そうだね~
チャム ≫ 。。。
しげ ≫ だから、こうしてチャットしたりしてるのさ
チャム ≫ こんなチャットしては。。。良い結果取れるかな?
チャム ≫ ただ、渡井の考えは
チャム ≫ ごめん
チャム ≫ 私の考えは
しげ ≫ うん
チャム ≫ 。。。
チャム ≫ どうかな、私も分からないけど
チャム ≫ 私なら、多分他の人を愛せないと思う
しげ ≫ そうかもしれない
チャム ≫ 。。。
しげ ≫ でもそうじゃないかもしれない
チャム ≫ そうだね
チャム ≫ そうじゃないかもね
しげ ≫ どっちにしろ生きていかないといけないんだしねえ
チャム ≫ 希望しないとね
しげ ≫ うん
チャム ≫ いいなぁ
チャム ≫ 頑張ってね
しげ ≫ うんうん
しげ ≫ チャムさんにもいつかあえたらいいね
チャム ≫ きっといい人がみつけるよ
チャム ≫ そうだね
チャム ≫ けど、多分会えないかな
しげ ≫ そう?
チャム ≫ だって、私、9月に卒業するから
チャム ≫ ベトナムに帰るかもしれない


チャムがたまたま、上野公園というキーワードを話してくれたから
ぼくはいつしか、公美の話をしはじめていた。
チャムはあとで、ぼくが公美をドイツまで追いかけていった
という話をきいて「すごく感動した」って言ってくれた。
ぼくは「そういうのはストーカーって言われるみたい」自嘲したけど
チャムはそんな風に情熱的に愛されてみたいって話をしてくれた。
なぜなら、その後のチャットできいたのだけど
チャムもまたベトナムで知り合った日本人の彼氏をおいかけて
日本に留学することを決め、日本にやってきた女の子だったからだ。

話題は次第にチャムの就職が決まらない悩みの話などになっていく。
はじめてのチャットの話はあと1回で終わる。


2007年7月31日。
チャムは青春18切符を使って、普通電車を乗り継いで別府から東京まできてくれた。
途中、大垣駅で終電がなくなり、辛い思いもしたりした。
うちにきて、はげしく抱き合ったら、疲れがきたみたいで
チャムは眠ってしまった。
明るい夏の日差しがぼくたちに降り注いだ。
幸せな時間だった。
この写真を見るとチャムはベトナム人らしいなぁって思う。

# by shigeshogi | 2008-07-18 10:45 | チャム | Trackback | Comments(0)

はじめての会話

セイクラブではホムピィという自分のページをもつことができ
その中にアバターという自分の分身のキャラクターを作ったり
プロフィールも書くことができる。
ぼくなんかはアバターは無料のやつしか使ってなかったけど
チャムのアバターはいろいろ工夫がしてあってとてもかわいかった。
髪の毛やメガネの感じとか本物のチャムにそっくりな雰囲気で
とってもすてきだ。
そしてプロフィールには(今もかわっていないが)
ベトナムにいることが書いてあった。
よく遊ぶ場所はホーチミン市のセンタ、だった。
ぼくはそれを読むまで、チャムがベトナム人だって気がつかなかった。

しげ ≫ チャムさんはベトナムにいるんですか??
チャム ≫ けど、将棋の大会は明日しかない
チャム ≫ いいえ
チャム ≫ 今、大分にいるんだ
しげ ≫ おお
チャム ≫ けど
しげ ≫ ベトナムよりはだいぶ近いですね
しげ ≫ うん
チャム ≫ ベトナム人です
チャム ≫ よろしくね
しげ ≫ ええ
しげ ≫ 日本語上手なんですね^^
チャム ≫ いえいえ
チャム ≫ 全然上手じゃないよ
チャム ≫ 話したら
チャム ≫ きっと分かる
しげ ≫ なるほど~
チャム ≫ 全然全然上手じゃない
チャム ≫ あ~
しげ ≫ たしかにアクセントとかはけっこう長くいても
チャム ≫ どうしたらいいか分からない
しげ ≫ 身に着けるのは難しいですよね
チャム ≫ そうだし
チャム ≫ 話すときは
チャム ≫ 伝えたい事が相手に伝えられない
しげ ≫ なるほど
チャム ≫ なんか、言葉が思い出さない
チャム ≫ ・゚・(つД⊂)・゚・エーンエーン
しげ ≫ 自分の国の言葉でも、相手に思うように言葉を伝えるのは
しげ ≫ なかなか難しいことだからあまり気にしないことさ~
チャム ≫ そうかな
チャム ≫ けど、
しげ ≫ うん
チャム ≫ ただ、言いたい事がまだうまくいえない
チャム ≫ そして、正しく言えない
チャム ≫ どうしようなぁって
チャム ≫ 心配しているけど
チャム ≫ 。。。
しげ ≫ あせらない、あせらない^^
チャム ≫ いいえ
しげ ≫ チャットでこれだけ話せるんだから、会話もどんどんうまくなると思うけどな~
チャム ≫ えへへ
チャム ≫ そうだといいけど
チャム ≫ やっぱ話すときは全然違うよ
しげ ≫ うん
チャム ≫ なぜか、うまく話せない
しげ ≫ 自分も外国に行くことあるから少しわかるよ
チャム ≫ ・゚・(つД⊂)・゚・エーンエーン
チャム ≫ 頑張るけどさ


ベトナム人だと聞いたとき最初はちょっと残念だった。
ベトナムはあまりに遠いと思ったから。
でも大分だときいて、ちょっと元気がでてきた。
日本人じゃないってことは、もちろん少しは気になったけど
それよりも自分との相性のほうがずっと大事だと思ったから。
チャムの日本語のチャットはとても上手で言われなければ
外国人とはとてもわからないと思った。

しげ ≫ チャムさんも温泉はいるの??
チャム ≫ うん、はいるよ
しげ ≫ お肌すべすべになっちゃうね^^
チャム ≫ というか入らないといけない
チャム ≫ そうだね
しげ ≫ ??
チャム ≫ 始めのとき、恥ずかしかったけど
チャム ≫ 今もうなれたので
チャム ≫ もう大丈夫
しげ ≫ 仕事で入るの?
チャム ≫ だって、家ではお風呂がないから
しげ ≫ なるほど~
チャム ≫ だから、近くの温泉に行かないといけない
しげ ≫ きっと温泉のホテルとかでお仕事してるんだね
チャム ≫ あ、
チャム ≫ そうだね
チャム ≫ 風月ホテルでバイトしている
しげ ≫ あはは
チャム ≫ けど、ホテルの温泉に入ったことないよ
しげ ≫ もし別府行くことがあったら風月ホテルに行くかぁ(笑


ぼくは早くも別府に行きたい気持ちが少しあった。
チャムはオープンで、自分のことを隠さなかった。
ぼくも自分のことを隠したりしないから、会話はどんどんはずんだ。
チャムも本名だって、あとで知った。

チャムとの記念すべきはじめての会話の続きは、また次回に。

ぼくのお気に入りの写真のひとつ。とってもかわいい!

# by shigeshogi | 2008-07-18 00:03 | チャム | Trackback | Comments(0)

運命の出会い

2007年3月30日深夜、ぼくたちはセイチャットで出会った。

セイチャットというのは、セイクラブというSNSの中にある
チャットのサービスで自分はそのころ毎晩そこにいたのだ。


2007年3月24日、公美の誕生日に笠間の公美の実家を訪ねたのだけど
予想通り公美はいなかった。
ずっとドイツにいったままだったのだろう。
私としては別段違法の範囲に入る行為はしないつもりだったが
見解の相違もあって、ドアホン越しに中の人と話をしているうちに
警察を呼ばれ、太った警官に羽交い絞めにされ、
笠間警察署につれていかれ、
ちょっとこわもての警察官にこってりしぼられた。
父親もよばれて、ようやくの解放となった。

その日のあとも自分の絶望の気持ちはかわらず
何か救いをもとめて毎日夜はチャットで誰かをまっていたのだった。
自分の開く部屋の名前は
「さびしがりやのしげです。やさしい女の子とお話したいな!」
という名前だった。
はっきりいって普通の女の人なら
ちょっと入るのに躊躇してしまう名前だ。
わざとそういう名前にしたのだった。
そうすれば自分が出会いを探しているんだってわかるから
そうじゃない人は入ってこないと思ったからだ。
実際にはときどき、冷やかしの人や、出会いを探している人を
憎んでいるような人がきて文句を言ってくることが多くて
そういう場合はすぐに部屋を追い出したりしていた。
何日もそうやって部屋を開いて待つ日が続いた。

そして3月30日。
その日は金曜日だから研究会があったけれど
(棋譜が3局残っていた)
友達が誰もきていなかったから10時くらいに終わって
まっすぐうちに帰ったのだろう。
珍しく花の金曜日の夜、ぼくはうちで一人さびしく
チャットに向かっていたのだった。

そして、彼女はきてくれた。

しげ ≫ こんばんは
チャム ≫ こんばんは
しげ ≫ はじめまして^^
チャム ≫ 始めまして
チャム ≫ チャムです
しげ ≫ しげです(笑)
チャム ≫ 私はやさしい人かどうか分からないけど。。。
しげ ≫ はい、大丈夫です
チャム ≫ 自分も寂しがりや
チャム ≫ ので
チャム ≫ 。。。
しげ ≫ うん
チャム ≫ 明日土曜日だね
チャム ≫ 仕事休み?
しげ ≫ ええ
しげ ≫ 明日は将棋の大会に行くんです
チャム ≫ へ?
チャム ≫ 将棋
しげ ≫ ええ
チャム ≫ 知っている?
しげ ≫ 知ってますよ
チャム ≫ すごいね
しげ ≫ そうなのかな?(笑
チャム ≫ 頑張ってね
しげ ≫ ありがとう^^
チャム ≫ ?o(≧▽≦)o


ぼくたちのたどたどしい会話がこんなふうにはじまりました。

はじめての会話のことは次回に続きます。

チャム。毎日、そして今日もあなたのことを愛しているよ。
チャムはぼくのヒロインなんだよ。

写真は湯布院の旅館に泊まったとき。(2007/04/27)
二人で浴衣に着替えて、タイマーで撮ってみたけど
うまくとれなかったね。
でもすごくいい記念だね。

# by shigeshogi | 2008-07-17 21:49 | チャム | Trackback | Comments(0)

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