2008年 01月

私の大切な棋譜 [2008-01-01 10:07 by shigeshogi]

私の大切な棋譜

私の手元に残っている3668局の私の棋譜の中から
一番よかったと思う5局を選んでみた。
弱いなりに、たいした才能もないわりには、
まあがんばってきたほうじゃないかと思う。
仕事をしながら、大好きな人と暮らして、
これからはぼちぼちと楽しみながら
将棋を続けていければいいと思っていた。
私を応援してくれた地域の将棋界にも
恩返ししたい気持ちもあった。
しかしついに願いは果たされず、
かえって迷惑をかけることになってしまいそうだ。
私は、将棋も女も地域も家族も友達も、
実は誰も愛してなくて
だから誰からも愛されなかったのかもしれない。
それでも、私は私なりに一生懸命がんばって生きてきた。
いつも苦しみながらがんばってきた。
その記録を何かに残したかった。

尊敬する加藤一二三先生と。田中誠氏撮影。

開始日時:1996/07/28(日)
棋戦:アマ名人戦沖縄県大会決勝
戦型:相居飛車力戦型
先手:権藤敏夫 五段
後手:山田茂樹 四段

▲76歩 △84歩 ▲68銀 △85歩 ▲77銀 △34歩 ▲56歩 △54歩
▲48銀 △62銀 ▲57銀 △53銀 ▲46銀 △42銀上▲58飛 △64銀
▲78金 △52金右▲96歩 △53銀上▲26歩 △32金 ▲25歩 △41玉
▲28飛 △44銀 ▲66銀 △74歩 ▲24歩 △同歩 ▲同飛 △86歩
▲同歩 △同飛 ▲28飛 △23歩 ▲87歩 △82飛 ▲69玉 △94歩
▲36歩 △14歩 ▲37桂 △73桂 ▲79角 △65桂 ▲35歩 △55歩
▲24歩 △同歩 ▲65銀 △同銀 ▲36桂 △23銀 ▲34歩 △56歩
▲35銀 △同銀 ▲同角 △99角成▲53歩 △42金右▲24桂 △同銀
▲同角 △27歩 ▲同飛 △23香 ▲42角成△同玉 ▲52金 △31玉
▲24歩 △89馬 ▲23歩成△78馬 ▲59玉 △77馬 ▲48玉 △36桂
▲38玉 △28金 ▲同飛 △同桂成▲同玉 △27歩 ▲同玉 △15桂
▲16玉 △27角 ▲25玉 △36銀 ▲26玉 △44馬 ▲35桂 △25歩
▲同桂 △35馬 ▲同玉 △45飛
まで100手で後手の勝ち

はじめて県代表になった1局。
▲87香とかひどい手。
このころ、自分は弱かったけれども若かったから
勝ちを拾うことができた。
最後の詰みを読めてからは緊張で指がふるえてしまって
うまく着手することが難しかった。


開始日時:2000/01/07(金)
棋戦:北習志野F研
戦型:△横歩取り3三桂戦法
先手:山田茂樹五段
後手:渡辺明奨励会三段

▲76歩 △34歩 ▲26歩 △84歩 ▲25歩 △85歩 ▲78金 △32金
▲24歩 △同歩 ▲同飛 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲34飛 △33桂
*当時名人戦でこの戦法が指され、注目されていた。
▲58玉 △62玉 ▲16歩 △72玉 ▲36飛 △42銀 ▲15歩
*わりと最新の対策。
△62金 ▲38金 △82銀 ▲48銀 △84飛 ▲96歩 △94歩 ▲77桂
△24飛 ▲27歩 △84歩 ▲75歩 △83銀 ▲76飛 △54歩 ▲68銀
△53銀 ▲36歩 △42金
*先に4四銀だったとの感想。
▲35歩 △44銀 ▲36飛
*ちょっと好手。
△45銀 ▲16飛
*序盤で指した15歩を生かしている。
*後手は4五銀で飛車を追ったが、
*次に▲3七桂で銀が死ぬので受けが必要になっている。
△55歩 ▲37桂 △54銀 ▲26飛
*好手。後手はバランスが悪く、飛車交換はできない。
△25歩 ▲36飛 △45桂
*桂頭攻めを見せられて動かざるを得ない。
▲16飛
*これまた好手。▲4五同桂では△同銀が飛車あたりに
*なるのを事前に避けで桂交換して▲3四桂を狙っている。
△52金左▲97角 △26歩
*これからの一連の指し手はジリ貧を嫌った後手の決戦策。
▲同歩 △37桂成▲同金 △56歩 ▲同歩 △95歩
*狙いの勝負手。
▲34桂
*この手を指した直後、対局中にでも渡辺君が笑い出したのはびっくりした。たしかに一見筋悪でなさそうな手だが・・・おおポカをやらかしたと思ったか?!
*自分「そんなにおかしい?」渡辺「(笑)いや、失礼しました」
△44角
*△3三角だったとの渡辺君の感想。
▲74歩 △同歩 ▲31角成△96歩
*これで、一見後手がうまく端を攻めて勝負形に持ち込んだようだが・・・
▲25歩
*狙いの一着。
△同飛 ▲26金 △24桂
*△2四飛▲2五歩△2三飛だと▲3二馬で飛車が死んでしまう。後手玉は7三歩の叩きがあるので飛車に弱い。
*桂を使うのはつらいが飛車の取り合いに持ち込む勝負手。
▲25金 △16桂 ▲42桂成
*▲3四桂もここで使えて一人前になった。
*数手前の△4四角で3三角だったら、この攻めはなかった。
*
△29飛 ▲34金 △28桂成▲73歩
*手筋だが。「ありがたかった」との渡辺君の感想。
△82玉 ▲52成桂△38成桂▲59銀右△49飛成▲57玉
*予定は▲6九玉だったが、それは△4八成桂で大変。
*地味ながら好手と思う。
△77角成▲同金 △65桂 ▲66玉 △52金 ▲61角
*決め手。後手は受けなし。
△73桂 ▲83角成△同玉 ▲81飛 △82桂 ▲91飛成
*会心の1局となった。私の一番良かった時期の1局。
まで99手で先手の勝ち

渡辺竜王は当時奨励会三段で、
この将棋のときにやっていた三段リーグを抜けて四段になった。
生真面目な宮田五段とかと違って、性格的に相手が格下だと
その相手なりの将棋を指してしまうことが多いせいか、
けっこう勝たせてもらった。
この将棋を勝ったときに、研究会の成績が5連勝で
単独トップになり、観戦していた堀尾三段が
「山田さんが単独トップだ!」と叫んだのをよく覚えてる。

その後の3人の人生は三様で、
渡辺君のあまりにめぐまれた人生と
(もちろんそれを支える努力はもちろんあっただろうし
彼なりの苦労や苦しみももちろんあっただろう。
しかし他の2人も同じように努力し苦しんでいるのだ。
もちろん、私も、私なりに苦しみがんばってきた)
宮田君の病気などの運命、堀尾君の苦しい生活と退会という運命
を考えると、運なのか、才能なのか、わからないが
いつも世の中の不条理を感じてしまう。



開始日時:2000/03/26(日)
棋戦:レーティング選手権関東大会
戦型:△四間飛車対▲棒銀
先手:山田茂樹五段
後手:矢橋 修五段

*矢橋さんとは初手合い。もともと有名な強豪だったがこの対局の数ヶ月後に支部名人になった。四間飛車党、大山流の受け将棋、元奨励会などということはしっていた。
▲76歩 △34歩 ▲26歩 △44歩 ▲48銀 △42飛 ▲68玉 △62玉
▲78玉 △72銀 ▲56歩 △71玉 ▲58金右△32銀 ▲96歩 △94歩
▲25歩 △33角 ▲68銀 △82玉 ▲36歩 △52金左▲57銀左△43銀
▲68金直△54歩 ▲46歩 △12香 ▲37銀
*4五歩早仕掛けを誘われた意味もあるが、本局は棒銀にかけようと思っていた。
△32飛
*ここからの数手は一手前に受け、仕掛けを封じる大山流。
▲26銀 △42角 ▲24歩
*それでもしかける。ここで▲3八飛では△5三角~△4二金と組まれて作戦負けになる。
△同角 ▲45歩 △33角
*△4五同歩は▲1一角成△3三角▲同馬△同桂▲3七銀(△2二飛なら▲1一角あり)で居飛車指せる。
▲44歩 △同銀 ▲25銀
*難しいところでわからなかったが、大きな勝負なので前に出ることを重視した。
△53銀 ▲66歩 △42飛 ▲46歩 △43金 ▲37桂 △15角 ▲48金
△22飛 ▲65歩 △33角 ▲45桂 △88角成▲同玉 △42銀
*桂取りを見せている。△4四銀は▲1一角から角を切られるのを嫌った。
▲11角 △31銀
*長考されての着手。△3二飛は▲1六銀もしくは▲1四銀!で大変とみたか。数手後の△3二角を視野に入れての銀引きと思われる。
▲22角成△同銀 ▲77桂
*▲3二飛は△4四角以下捕獲されてしまう。
△32角
*いかにも矢橋さんらしい手。こちらからの▲3二飛を受けた。ノータイムの着手。桂とりを見せて急がせている。
▲35歩 △同歩 ▲38飛 △44歩 ▲35飛 △33歩 ▲同桂成△同桂
▲34銀 △同金 ▲同飛 △55歩
*急所の一着。
▲44飛
*▲5五同歩が冷静だったかも。ただ▲同歩△8四桂▲6七金△7六桂!(同金6七角)が気になった。
△56歩 ▲同銀 △26角 ▲42飛成△41銀 ▲32龍 △同銀 ▲37歩
*2六角は遊び駒とは言えず、居飛車やや苦戦かもしれない。
△59飛 ▲34角 △19飛成▲64歩
*急所の一着。
△同歩 ▲63歩 △43歩 ▲62金 △66香 ▲58金左
*受けの勝負手。底歩を見せて攻めをあせらせる。底歩が打てると急に安全になる形。
△69龍
*底歩を嫌ったが疑問。△8四桂なら▲5九歩としても△7六桂▲7八玉とできない(△6二金がある)ので端に追われることになり自信なかった。
▲61金 △同銀 ▲79金
*この金が受けられて、急に自信がでてきた。龍が逃げてくれれば、▲4二飛で勝てる。
△44角
*きわどいきかし。強く龍を取る手もあったか?しかし逃げてもらって、▲4二飛を目指すのが正着だろう。
▲55歩 △42桂
*勝負手第2弾。角取りとともに△4二飛を消している。角を逃げていると、龍を逃げられて、その後角が目標になる。
▲69金 △同香成▲78玉
*▲1六角は△1七角成で無意味。角を取られたあとの△7九角を消し、すぐ△4二飛を打てるようにした。
△57歩
*うまいきかし。これを打たれたときはまずいと思った。
▲同金右△79金 ▲67玉 △34桂 ▲42飛 △52歩 ▲32飛成△78角
▲66玉 △87角成▲41龍 △78金 ▲67金寄
*この手でなんとか受かっているようだ。
△71金 ▲51飛
*勝ちを見きった手。先手玉は飛車を渡しても寄らないので二枚替えできる。
△77金
*これをうっかり取ると大変なことになる。
▲61飛成△同金 ▲同龍 △54桂 ▲57玉 △67金 ▲同銀
*飛車の王手を嫌った。
△71金 ▲52龍 △72飛 ▲54龍
*大勢決す。
△35角 ▲34龍 △17角成▲84歩
*急所の寄せで受けなし。
△74歩 ▲64龍 △86馬 ▲75桂
まで137手で先手の勝ち

関東に戻って初代表になったときの将棋。



開始日時:2000/05/20(土)
持ち時間:45分60秒
棋戦:関東朝日名人戦決勝
戦型:▲雁木対△急戦矢倉
先手:菊田裕司六段
後手:山田茂樹四段

▲76歩
*菊田さんは、アマチュア史上最高の実績をあげた方のひとり。京大時代はアマチュア三冠王になったり数々の輝かしい棋歴を持つ。
△84歩
*私はスケールの大きな指し手、鋭い踏み込み、鮮やかで美しい収束を見せる菊田さんの将棋をアマ棋士の中でも一番に近く尊敬していたので、この舞台で十分な持ち時間でさせることは本当にうれしかった。
▲68銀
*菊田さんは比較的オールラウンドな戦法を指すが、矢倉と四間飛車が多い。
△34歩 ▲66歩 △62銀 ▲56歩 △54歩 ▲48銀 △42銀 ▲58金右
△32金 ▲78金 △41玉 ▲69玉 △52金 ▲36歩
*変化。相手を格下と見たか?もっとも菊田さんは大局観がよいので変わった将棋も得意。
△33銀 ▲57銀右△85歩 ▲67銀
*雁木作戦。
△64歩 ▲77角 △74歩 ▲26歩 △63銀 ▲46歩 △94歩 ▲96歩
△73桂 ▲59角
*やや不安な手。あえて誘った感じもある。
△44銀
*機敏。▲5九角を積極的にとがめにいく。5~6筋で戦いになれば角がそれたのが損な手になる。
▲25歩 △55歩 ▲24歩
*▲5五同歩は△6五歩で▲同歩△同桂で5筋にも歩がきくのが厳しく一方的に攻められる。
△同歩 ▲同飛 △23歩 ▲28飛 △65歩
*力をためて当然。すぐに取り込んで銀をぶつけても雁木の中央の厚みが生きる。
▲77角
*後手十分。言い分が通った。
△64銀
*好手。のちに出てくるが△7五歩からの角頭攻めも見ているので6筋が良い。先手からは5筋6筋の両方とも取ることができないので苦しい。
▲37桂 △31玉
*良い落ち着き。先手から手がないことを見越している。▲4五歩は△5三銀でのちに桂頭を狙われたり、△5五角が3七角成を見せることになるので突きにくい。
▲45桂
*駒を使って、相手のミスを待つ。キャンセル待ちの手。
△42金右▲79玉 △14歩 ▲24歩
*端を受けるべきだったかも。
△同歩 ▲同飛 △23歩 ▲27飛
*菊田の大局観。先を見越してる。
△15歩
*素晴らしい落ち着き。
▲68金右△84飛
*次は△7五歩▲同歩△同銀を見ており、攻撃準備完了の一手。
▲55歩
*一方的に攻められてはたまらないと、やむない決戦策。
△同銀左▲35歩
*菊田さんらしい才能ある手。△4四歩を誘っている。
△44歩 ▲56歩
*ノータイム。一連の読み筋。
△66銀 ▲同銀右△同歩 ▲同角
*これが飛車取りなのが自慢。
△75歩 ▲53銀
*ノータイム。菊田さんはおそらくこの手まで読んでいて、勝負に出たと思われる。△同銀なら(△同金でも似たような変化)▲同桂成△同金▲7五角が間接王手飛車のようになって後手壊滅。また△4五歩も▲2二角成△同金(△同玉は▲6四銀成から王手飛車)▲6四銀成△同飛▲7五角くらいで、壁金が痛く後手負け。
*ここ数手の先手の指し手のすごさにはうなった。
△65歩
*唯一のしのぎ。角を逃げてくれれば、5三を清算して後手勝ち。
▲42銀成△同玉 ▲88角 △66歩
*打ったばかりの歩を着く逆モーションの絶妙手。生涯最高の手かも。
*△4五歩と指すと▲2二角成△同金▲5四金と指されて桂得ながら固い玉から一方的に攻められ、危うい。▲5四金は放置すれば▲6四金~5五角だし、△5三銀打と受けても▲同金で取る駒なし。(5五角か3一角あり)
▲同角 △65銀打▲88角 △66歩
*難しいところだが、角筋を止めて桂をはずすという一環した狙い。
▲同銀 △76銀
*次に桂をはずせば必勝。
▲65歩
*これも難しい手。△同桂も普通だったか。△同桂▲7七歩は△8七銀成があるので無効。△同桂なら▲同銀として△同銀引になる(同銀上がるは▲5三金~▲2四歩~▲3六桂で受けにくし)ので先手は攻めに専念できるし、そこで▲3三桂打のようなミラクルな手を狙っていたのかも。
△45歩
*不退転の決意の一手。ここで1時間を使い切り、1分の秒読みに。ここでは不思議に勝てるかもしれないと思い始めていた。
▲64歩 △86歩
*銀を見捨てた以上攻める一手。
▲同歩 △87歩 ▲同金
*遠く2七に飛車が働いてくるのが菊田裕司のすごさ。一歩あれば△6七歩で決まりだが、それも織り込み済み。
△同銀成▲同飛 △76桂 ▲55銀 △59銀
*当然ながら好手。
▲69金打△68桂成▲同金 △76金
*これで先手玉は部分的に受けなし。また駒をたくさん渡すと即詰みもある。
▲54桂 △31玉 ▲44銀
*詰めろだが。
△同角 ▲同角 △33銀 ▲42銀
*強烈な追い込み。先手玉は2枚ぐらい渡さなければ詰まない。
△22玉 ▲31銀打
*強烈第二段。△同金は▲3三銀成~3四歩で負け。
*
*追記。取る手があった。金銀2枚で先手玉は詰み。
△13玉
*取るほうが明快だったか?気迫に押された。
▲33銀不成△同桂▲同角成△同金 ▲22銀打△14玉
*序盤の心の余裕がここで一手の差となった。
▲58角
*合駒が悪いことを見越した勝負手。受けにもきいている。
△25銀 ▲33銀不成
*一連の手順で詰めろ逃れの詰めろになった。
△68銀成▲同玉 △67金打
*お返しの捨て駒。
▲同角
*▲同飛では△同金▲同角とすると後手玉の詰めろが消えてしまうのではっきり先手負け。
△87金
*金捨てで詰めろを消して、逆モーション。攻防に飛車を打つ手も生じて後手の勝ちへ。
▲16歩
*菊田さんはあきらめたような手つきだった。
△28飛
*詰ますためには限定打。
▲58銀
*さすがの銀合い。美しく負けてくれるものだ。
△79角 ▲同玉 △78金打▲同角 △同金 ▲同玉 △58飛成▲68桂
*この桂合いを残すための銀合いだが。
△69角 ▲77玉 △76銀
*この手を指す時は指が震えた。
*詰みのいろいろな変化で、すべての駒が意味を持っている。
*
*追記、3三や2五の銀や打った桂もすべて詰みに関係している。一見簡単に見えるが難しく、今のぼくだったら詰ましそこねたと思う。この7六銀でようやく最終図が見えた。
▲同桂 △78角成▲66玉 △56馬 ▲75玉
*菊田さんほどの人がここまで指したのは詰みの形が美しいから。
△74飛
*美しい投了図。
まで138手で後手の勝ち

持ち時間が長いこともあって自分の中では最高の将棋だと思ってる。


開始日時:2006/10/29(日)
持ち時間:30分切れ負け
棋戦:赤旗名人戦千葉県大会決勝
戦型:変則相掛かり模様
先手:武田俊平
後手:山田茂樹

▲76歩 △84歩 ▲26歩 △34歩 ▲25歩 △85歩 ▲78金 △32金
▲68玉 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲24歩 △同歩 ▲同飛 △84飛
▲87歩 △23歩 ▲28飛 △72銀 ▲38銀 △94歩 ▲96歩 △74歩
▲46歩 △75歩 ▲同歩 △73銀 ▲47銀 △64銀 ▲22角成△同銀
▲88銀 △76歩 ▲58金 △75銀 ▲45歩 △35歩 ▲44歩 △同歩
▲95歩 △41玉 ▲94歩 △95歩 ▲56銀 △33銀 ▲22歩 △同銀
▲45歩 △33銀 ▲22歩 △同銀 ▲44歩 △同飛 ▲83角 △62金
▲65角成△64銀 ▲45歩 △34飛 ▲76馬 △36歩 ▲同歩 △46角
▲35歩 △14飛 ▲18飛 △24飛 ▲44歩 △42歩 ▲25歩 △同飛
▲48飛 △19角成▲43歩成△同歩 ▲同飛成△42金 ▲44歩 △54香
▲65銀 △31銀 ▲54銀 △同歩 ▲同馬 △29飛成▲34龍 △33歩
▲45龍 △18馬 ▲43香 △76桂 ▲77玉 △88桂成▲42香成△同銀
▲32金 △51玉 ▲42金 △61玉 ▲88玉 △77歩 ▲同玉 △45馬
▲同馬 △72香 ▲73歩 △同香 ▲76歩 △同香 ▲同玉 △75飛
▲86玉 △85銀 ▲97玉 △96歩 ▲88玉 △78飛成▲同玉 △79金
▲77玉 △76銀打▲66玉 △65銀引▲77玉 △76歩 ▲88玉 △89金
▲98玉 △99金 ▲88玉 △89龍
まで132手で後手の勝ち

いわゆる消化試合ではあって、
武田さんにとっては本気とはいえない将棋かもしれないが、
比較的新しい棋譜の中で
大きい勝負に勝てたものとして選ばせてもらった。
武田さんはけっこう恋愛にハマる体質のようで
某女流アマ名人や某女性アマとのことでトラブルもあったが
それを乗り越えて将棋に打ち込む姿勢には感心する。
プロや女流ばかり優遇の将棋の世界でアマチュアが
情熱をもって続けていくことの難しさを実感しているから。
ぼくは別に武田さんが好きではないが(勝負に汚いし)
あれほどの情熱をもって打ち込んでいる人を
女性の人が誰も愛してくれないのだとすれば、
将棋とはなんて悲しい競技だろう。

# by shigeshogi | 2008-01-01 10:07 | Trackback(1) | Comments(0)

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