インターネットでオンラインゲームを違法に中継したとして、山口県警下松署は21日、東京都江戸川区でパソコン修理などを営む中国人の男(30)を電気通信事業法違反(無届け事業)の疑いで山口地検周南支部に書類送検した。
調べでは、男は昨年8月から今年6月まで、都内の自宅にネット接続を代行するプロキシサーバ150台を設置し、中国などの利用者にゲームを中継した疑い。アクセス数は1102万回に及び、利用者から約172万円の報酬を受け取っていたらしい。
下松市内の会社員から「ゲームのIDを盗まれて仮想通貨をとられた」と不正アクセスの相談があり、接続元の男を特定した。
同様の摘発は今年に入って全国で2件目。オンラインゲームを運営する国内の業者は、不正アクセスの多い中国からの接続を遮断している。
毎日新聞 2008年8月22日 西部朝刊