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INTERVIEWインタビュー

これが私の選んだ道(15) 新聞記者

AYARI AOYAMA

青山綾里

アオヤマ・アヤリ
1982年石川県生まれ。小学2年から水泳を始め、中学・高校と大阪のスイミングスクールの寮で生活。近畿大学付属中学3年でアトランタオリンピックに出場し、100mバタフライで6位入賞。高校1年で世界選手権2位の成績を残す。2000年日本大学経済学部入学、3年生の夏に引退。04年4月、産経新聞社に入る

*JOC発行の「キャリアトランジションvol1」(2004.11発行)をWEB用に改稿して、掲載しています。

限界まで力を出し切ることが 新聞記者として成長につながる
小学生を対象に講演し
言葉を伝える喜びを知る

 中学2年で日本新記録を出し、3年でアトランタオリンピック出場。だが、大学入学直後のシドニーオリンピック選考会で代表からはずれる。以後、「水に恐怖を感じるようになった」という青山綾里さん。泳いでも泳いでもタイムが伸びず、自信が持てない。悩んだ末、「このまま続けてもいい結果は生まれない。ならばスパッと辞めよう」と決心し、大学3年の夏に引退した。
 その年の冬、小学生対象の講演依頼が舞い込む。プールでの指導なら何度か経験したが、演壇で語るのは初めてだ。山形県の小学校で自分の経験を語ると、児童たちは目を輝かせて聞き、お礼の手紙までくれた。

「うれしかったですね。初めてじっくり自分を振り返れたこともプラスでした」

 言葉で他者にものを伝えるのは大変だが、それが通じたときの喜びはことのほか大きいことに気づいた。これをきっかけにマスコミ業界で働きたいと考えるようになった。


いつか運動部の記者になり、
オリンピックの現地取材を

 産経新聞社の入社試験では、「スポーツで培った強い精神力」をアピールした。今は横浜総局の新人記者として、県内の指導者へのインタビュー企画を担当したり、街の話題を追いかける日々。企画を立てて1日1本原稿を書くことが使命だ。
 新聞記者は、朝早く、夜遅い。宿直もあるし、事件が起きれば休日でも呼び出される。自分の時間も思うようにとれないような、肉体的にも精神的にも厳しい世界だ。

「どんなに苦しくても限界まで力を出し切ることが大切。それが自己成長につながるのだと、今は、自分に言いきかせています。水泳と同じですね」

 今年8月、敗退した高校野球の選手たちを取材したときは、一緒に泣いてしまった。そんな青山さんの将来の夢は、運動部の記者になって、オリンピックの現地取材をすること。

「負けた人にこそドラマがある。悔しさを知る私にしか書けない記事もあると思います」

(2004年9月に取材)

青山綾里 産経新聞社
現在に至るまでの軌跡

2000年

「泳ぐことに恐怖心を抱くようになり」、2年余り悩んだ末、現役引退を決意する。仲間とは離れたくなかったのでマネージャーとして水泳部に残る


2002年

12月 某新聞社からの依頼で山形県の小さな小学校に赴き、「夢に向かって」と題した講演を行う。子供たちの反応に新鮮な喜びを感じる


2003年

講演がきっかけで、言葉で伝える楽しさを知る。卒業後はマスコミに進みたいと考えるようになり、友人や知人に相談にのってもらう。産経新聞社の入社試験を受け、合格。


2004年

4月、産経新聞に入社し、1ヶ月の研修を受けた後、横浜総局に配属される

 

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