2005年 12月

元妻、ゆかりとの出会い [2005-12-28 20:01 by shigeshogi]
ジェンカ 初デート [2005-12-27 14:11 by shigeshogi]
怒涛の3日間でした [2005-12-23 22:05 by shigeshogi]
クリスマスを直前にして [2005-12-21 00:56 by shigeshogi]
ピアノの裕美さん [2005-12-20 15:31 by shigeshogi]
何もできなかった休日 [2005-12-19 16:33 by shigeshogi]
東京にもどってきて [2005-12-18 15:04 by shigeshogi]
スターウォーズ エピソード3 シスの復讐 [2005-12-16 19:57 by shigeshogi]
男はつらいよ・・・なんてありきたりなお話 [2005-12-14 16:36 by shigeshogi]
JENKA、ジェンカ、じぇんか [2005-12-13 16:25 by shigeshogi]
その後のかほの話 [2005-12-12 13:29 by shigeshogi]
石油ファンヒーターにあたりながら [2005-12-11 16:31 by shigeshogi]
大阪のちばなおちゃん [2005-12-10 16:27 by shigeshogi]
このあいだのウィークエンド [2005-12-06 16:42 by shigeshogi]
この日記の正体 [2005-12-05 01:22 by shigeshogi]
FinePix Z2の写真を紹介 [2005-12-03 00:50 by shigeshogi]
かほとの思い出(その3) [2005-12-02 14:10 by shigeshogi]
かほとの思い出(その2) [2005-12-01 16:12 by shigeshogi]

元妻、ゆかりとの出会い

12月20日のブログで裕美さんとの別れが
元妻であるゆかりとの出会いにつながったことを書いた。

正直ゆかりとのことは書くのに気が重い。
時代は今に近づいてきて、
喜びも悲しみもその記憶がまだまだ生々しいのだ。

そうは言ってももう6年前のことだし、
このブログを書き始めるくみとの出会いまで語り継ぐまでには
決して避けて通ることのできない道であって
少しづつ書いていきたいと思う。

時代は6年前のちょうど今の季節。
おおみそかにゆかりからのメールはきたのだ。
そのときの掲示メッセージと返事が残っていた。
私にとっては懐かしいNifty-serveの掲示板とそのメール。

*****

12/29 女の人はどうしてそんなに冷たいの

 女の子はどうしてそんなに冷たいのかなって思う。
 今日、会うはずだった人に簡単に約束をキャンセルされた。
 本当は日曜日に会うはずだったのに、忘れられていて寒い中で2時間も待たさ
れた上で、あらためて今日ということにしたはずだったのに。
 今まで4回もキャンセルされている。
 苦労して約束を取り付けて、その日がくるのを指折り数えて楽しみにして、ク
リスマスに渡すはずのプレゼントももって、髪の毛も切って、新しいコートをき
て楽しみにしていたのに。

 少なくとも恋愛においては女は圧倒的に有利だ。彼氏がいないとかいう女もい
るけれどもそれは単に相手を選んでいるだけだ。男が彼女がいないという場合は
本当に誰もいないという意味だ。女はぜいたくさえいわないのなら、やさしくし
てくれる人が必ずいるはずだ。
 自分は死ぬほどさびしい毎日の中で、ただそばにいてくれる人がほしくて、そ
んな人を探している。女の子にはずっとやさしく、誠実にしてきた。この人がや
さしくしてくれるなら、一生かけて大事にしていこうと何度も思った。だけれど
も女の人はそんなところを見てはくれない。

 もしこの世の中で、やさしい気持ちをひとかけらでももっていて、自分にわけ
てくれる人がいるなら、連絡してほしい。質素でささやかで楽しくてうそがなく
て夢があって、そんな時間を共有しえる人がいるならあってみたい。一緒にささ
やかな幸せを探してみたいと思っている。
 そんな女の人からのメールをまっています。メールをくれた人にはかならずお
返事します。


*****


ゆかり    99/12/31 01:40
題名:掲示板を見て・・・。

 ○実名○ 様

○実名○さん、こんばんは。
ニフティの掲示板を見てメールしました。
掲示板に書いてあったメールを読んで驚きました。
みんないろいろ大変なんだなぁ・・・って。
でも少しうらやましくも思いましたね。
みんな毎日いろんなことでドキドキしたり、喜んだり、傷ついたり、怒ったり・・・。

私も○○んと同じようなことをよく思ったりしますよ。
『自分のことを本当によく分かってくれるただ1人に巡り逢いたい』って。
『ただそれだけでいい』ってね。

毎日毎晩、仕事・残業の日々でそんな毎日が嫌になって
ふと「自分は一体何のために生きているんだろう??」って考えた時
急に無性に寂しくなってしまったり・・・。
だれかにずっと側にいてもらいたくって、もうどうしようもなくなったり・・・。
そんなことしょっちゅうです。

○○さんがその彼女に対して真剣に接していたんだろうなぁっていうことは
私なりに理解できるんですが恋愛に関して女性の方が有利って言うことに関しては
どうだろう??って思います。
それはやっぱり男性にしてみても同じなんじゃないのかなって思うのですが。
私は要はお互いがお互いのことを
「相手のことをどれくらい理解しようとしているか」
「自分のことをどれくらい理解してもらおうとしているか」って
いうことなんじゃないかなぁって思うんです。
どちらか一方がそういう気持ちを押しつけたり忘れてしまったら
恋愛ってきっと成立しないんでしょうね、たぶん。

私も○○さんに負けないように「ずっと側にいてくれる誰か」に
早く巡り合えるように毎日頑張ろうと思うので○○さんも女の子のこと
あまり悪く思わないでくださいね!

ではおやすみなさい。
                   YUKA
*****

当時の自分の考え方がありありと出ているそのメールと
それに応えたゆかり。

それにしてもあの時、
偶然に彼女が自分の掲示を見つけなかったら出会いはなかった。
なんだ?と思って返事を書かなければ、やはり何もなかった。
ほんのたまたまの偶然の積み重ねが縁をつなぎ
最後は娘まで授かることになった。
ほんのちょっとタイミングがずれればたぶん一生知らない二人だったろう。
それが偶然なのか必然なのかは考えても意味のないことだが
そこからはじまった二人のお付き合いの紆余曲折を
これから数回にわたって紹介していきたいと思う。

ちなみにこの最初のメールのことについてゆかりはのちに
「すっかりだまされた。わなにはまった」と言ったことがあるが
それは二人の関係がよかったときのことである。

# by shigeshogi | 2005-12-28 20:01 | 出会い | Trackback | Comments(0)

ジェンカ 初デート

最近ジェンカのほうにけっこう入れ込んでしまっていて
こちらの更新がすこし遅くなっている。
ジェンカのほうは気楽な内容だし
とにかくレスポンスがよくて友達がどんどんふえるので楽しい。
夜はチャット待ちしながらいろいろなことをしている。

それに較べるとこっちはダークなエネルギーを集中しないと
なかなかかけないところがあり
しかもレスポンスがほとんどないので
(読んでくれてる人は一応いるけど)
続けて行くにはがんばりが必要な情勢だ。

がんばっているかいもあって、
ジェンカのほうは効果がでてきた。

おとといのクリスマスにジェンカからの人で初デート。
チャットで知り合ったたかこさん。
子持ちの人妻だけど、車で15分くらいのご近所。
お茶飲みながらまったりデートだけど
癒し系でいい感じだった。

29日には酒飲みの姉さん(といっても1つ年下)
と飲む約束を交わしたが果たしてどうなることか。。。

また年明けに22歳の女の子と約束したが
こちらは一緒に寝てくれるそうだが、例によって流動的。
女はすぐ約束を反故にするから、
まああまり期待しないのが吉だろう。

クリスマスの夜は前からの約束のあった
お茶女のなつかさんとデート。
クリスマスプレゼントにセーターをいただいた。
こちらはハリポタの本を贈る。
キリストンカフェという流行のレストランに行ってみる。
ぐるなびで見つけてよさそうだったのだが
下見に行ってみたら、なんかすごい若者向けで
ちょっとにぎやかな感じ。
正直自分にはちょっと不似合い(汗
でも有名な店らしくて、なつかさんに話したら
ぜひ行きたいとのことで、行ってみた。
教会をもした店内にゴスロリを意識したウェイター
ウェイトレスがいて、客層は20代中心。
でもそのせいか値段が思ったより安くて
おなかいっぱい食べて
シャンパンのボトルもとったのに7千円以下。
安く上がってよかった。
しかもけっこうおいしかった。
キリスト教についての話、哲学話など、
まじめ話攻勢でなつかさんもけっこうのってくれて
次あたりベッドインできるのかも。

しかしどの子もみんなすてきだけど、
「ああ、心からこの人だけ愛したい」とまでは思えなくて悲しい。
くみがあまりにも自分の好みにどんぴしゃだったからだけど・・・
本当に好きな人と一緒になれるなら、
浮気とかしない自信あるんだけどなあ。
でもそんなふうに思えるような女性とはなかなかうまくいかないもので
だから世の中の多くの男性は浮気するのかもしれないなあ。
はー、どこまでいっても気分が晴れないや・・・

今回は取りとめのない更新になりました。

# by shigeshogi | 2005-12-27 14:11 | 近況 | Trackback | Comments(2)

怒涛の3日間でした

21日はくみの公開卒業試験で芸大までいってきました。
くみにどうしてもいいたいことがあって、
パソコンで打った原稿を手書きで書き直して持参。
ステージまで行って読もうとしましたよ、ハイ。
まあ、普通にとめられて、半日説教くらいましたけどね。

お説教はホントピントはずれで、まあありきたりです。
入れ替わり立ち代わり現れては「女は他にもいる」ってさ。
まあ、そうなんだけどね・・・

人はひとつの理由だけでは行動しないもので
どろぼうにどろぼうするな、という説教は正論だが意味がない。
どろぼうの側からすれば「はい、もうしません」というより
他に答えようがないことになってしまう。
どうしたら、どろぼうしないで済むのか
一緒に考えて行動してくれる人はめったにいないし
そこまでの手間はかけられないから、
結局はどろぼうを檻に入れておくよりないのだ。

ともあれ、一応、くみにアプローチして予定の範囲内。
今度くみにあえるのがいつになるのかな?


昨日はやすみだった。
くみのことでやんちゃするので、休まざるを得なくなるということを考え
あらかじめ休みをとっておいたのだ。
そしたら偶然元ヤンキーのゆうみさん(11月17日、12月3日のブログ参照)
から朝にメールが入る。
しばらく会社を首になったり精神病院に入院したりで返事できなくてごめん、
みたいなメール。電話したら出たので少し話した後、ドライブ行くことへ。

千葉県方面に行き、ジョイフルホンダららぽーと
コルトンプラザなどをはしご。
ジョイフルでは石焼ビビンバを食べ、
ららぽーとで服を買ってコーヒーをいただく。
すてきな喫茶を発見してしまってちょっと喜ぶ。
コルトンではラッシュで石鹸などを見て
最後にシダックスでカラオケ歌いまくった。
久しぶりのカラオケはけっこう爽快だったと思う。

でも結局、ゆうみさんに「つきあうつもりある?」と聞いたら
即決で断られる。
まあ、別にいいんだけどね。
彼女と仮につきあってもあまりいいことはなさそう。
負け惜しみなのかな?


どん底の日々。きっと、まだまだ続くぞー
早く突き抜けたい!
生きてる!って感じさせてくれる日々を取り戻したい。
自分がそうありたいと思える自分。

今日は仕事でトラブルが多く、少し疲れた。
1月で仕事をやめようかと思っている。
お金は十分あるし、少し沖縄を旅行して、1人目のこどもに会ったり、
このブログを完成させて
(出会いが近況とリンクするくらいまでと、最初の恋愛について書きたい)
自分の半生を記録にとどめたい。
それから、自分の将棋の好局集を本にまとめてみたい。
プロの先生に頼んで、
棋譜の講評をつけてもらうなんていうのもいいかもしれない。
1月には元妻との裁判も進展することだろうから
そこもはっきりさせたいところだ。
あとひとつ、近くのファミレスでちょっと気になる女の子をみつけたので
少し通って、アタックしてみたいなあ。


くみが卒業してしまうまでにそれらの仕事をまとめて
自分の人生を整理して、くみに直面して、人生を清算したいと思っている。
自分はここまでも一生懸命生きてきたし、最後までそうありたい。

# by shigeshogi | 2005-12-23 22:05 | 近況 | Trackback | Comments(0)

クリスマスを直前にして

モモさんと別れました。
イブの日に約束までしてあったのにこちらから別れを告げてしまいました。
彼女はとってもやさしくて、ぼくのよい面を引き出してくれたり
すてきなところをたくさんもっている女の子だったけど
どうしても心から愛することができなかった。
クリスマスプレゼントまで買ったけど、ふとしたきっかけで
これ以上深みに入ってしまっていいのかと思ってお別れを言ってしまった。
彼女と結婚したりとか、
一生かけて幸せにしていきたいとまでどうしても思えなかった。

彼女は不満ひとつ言わず、だまってぼくの言葉を受け入れてくれた。
形だけで言えば、こちらが振ったことになるし
彼女はふられたと思っただろうけど
自分は自分がふられたような気がしてならない。
苦しくて、苦しくてたまらない。
きっと彼女はもっと苦しいだろうに、
彼女を苦しめている自分も苦しい。

彼女にはたしかにいくつかの点で不満はあったけど
彼女に精神的な意味で助けられていたのは事実だ。
そんな彼女を捨てて、自分は自分を助けてくれる周りの人々から
どんどん遠ざかってしまっている。

ぼくがくみと出会ったとき、くみとお付き合いをはじめたとき
他のすべての女の子とのつきあいを終わりにした。
また元妻にも連絡をとって、
慰謝料や養育についての話し合いを始めようとした。
それは本当にくみを最後の恋愛の相手にしたかったから。
くみは一生かけて愛せる女性だと思えたし
もうこんな出会いと別れを繰り返す苦しみは終わりにしたいと思ったからだ。
やっと本当の愛を得て、本当の幸せをつかみたいと思ったからだ。
一生くみとだけ愛し合って、抱き合って生きていきたかったからだ。
彼女は一度はそれに答えてくれたのに
好きだといってくれ、結婚についての話もして
将来のこどもの名前や、家は音楽室のある一戸建てがいいとか
車はインフィニティにするとかそんな話までした。
公美は結婚した後、セックスを大切にしたい、と自分でもいっていた。

でも壊れてしまった。

それから、修羅の道をほぼ10ヶ月ばかり歩いてきた。
苦しくて、苦しくて、心の救いを与えてくれる女の子を捜し続けた。
気が狂ったようにメールを書きまくり、何人かの出会いを得た。
やさしい女の子もいた、誠実な女の子もいた、さびしい女の子もいた。
体を抱かせてくれる女の子もいた。
でも、くみのことを忘れられるような出会いはなかった。
公美といたときのようなこころからの幸せは感じられなかった。
いつも心に罪悪感を感じながら、
救いとさびしさから逃れるために出会いを探し続けた。

初恋に敗れていらい、ずっと歩き続けた修羅の道。
死ぬこともできず、やめることもできず、
人を傷つけて、自分も傷ついてきた。
もう終わりにしたい。

# by shigeshogi | 2005-12-21 00:56 | 近況 | Trackback | Comments(0)

ピアノの裕美さん

今回は東京にもどってきてから、2つ目のわり大きな出会い。
裕美さんという女の子の話。

裕美=ゆみ(一応仮名)と読むのだが
似たような名前の人がなぜか多い気がする。

裕美さんとは例によってニフティの掲示板で知り合った。
彼女はピアノの先生をやっていて、
ぼくがネットで出会った中ではかわいいほうだったと思う。
彼女はあまりメールのやりとりが得意じゃなかったことと
パソコンに詳しくなかったこともあって
写真を手紙でやり取りした。

この時期をすぎるとデジカメの普及とネットの進歩で
ネットで写真交換が当たり前になるのだが
彼女が手紙をやり取りした最後の人になる。
このころはネットでの出会いの事件もまだあまりおきてなく
住所の交換もわりとあっさりできたということだ。

裕美は当時自分が住んでいた実家、市川からはやや遠い
神奈川の綱島というところに住んでいた。
高速を使っても1時間半はかかりけっこう遠かったが
今でもそうだが、フットワークが軽いほうなので
よくそこまで通ったものだ。

裕美から送られた写真をみて
自分好みの上品でやさしい顔立ちをしたかわいい人だったので
一目見て気に入ってしまった。
こんな人と仲良くなれたらいいな、って思った。
彼女がピアノの先生をしているということを知って
ますます好きになった。
自分はこどものころからずっと
ピアノを弾いてくれるような彼女にあこがれていたのだ。
彼女の両親が離婚して、生活がけっこう苦しいことなど
いろいろなことも話した。





初めてのデートはお台場だったが、
自分は柄にもなくおろしたての
ジャケットなど着ていって
がんばっているなあと思う。
シャツもお気に入りのやつをきているし、
直前にダイエットしたりもしてるしー(笑)




その後裕美とは2,3回あって話したりした。
でも最初にあったときの印象があまりよくなかったのだと思う。
彼女が乗り気じゃないのはなんとなく感じた。
でもその後も食事の2,3回した。
彼女が母親と住むアパートはとても古くて狭い感じがだった。
きっとここではピアノの練習もできないだろうと思った。

あるとき彼女は横浜のみなと未来でやるコンサートの案内をくれた。
ぼくはどうしても行きたいと思った。
大きな花束を買って、高速を飛ばして彼女のコンサート会場まで行った。
花束を直接渡したかったけど、
彼女の生徒さんもきているというのに悪いかなと思って、
メッセージカードを添えて受付に預けることにした。

彼女はピアノを弾いて、そして合唱で歌を歌った。
純白のドレスをきてステージに立つ彼女はとても素敵だと思った。

その夜、彼女に連絡がついて会うことができた。
一緒にレストランで食事をしたあと、車の中で彼女に
「好きだから、つきあってほしい」と告白したが
彼女はずいぶん答えを引き伸ばした挙句、結局断られた。
彼女を抱きしめて粘ったけど、答えは変わらなかった。

彼女のことが好きになってきていたから悲しかった。
遠い道を泣きながら帰って、
うちでも泣いて、泣いて、眠れなかったので
今日の出来事をニフティの掲示板に書いた。
「女の人はどうしてそんなに冷たいの?」
というタイトルだった。

それは特段出会いを求める掲示ではなかったのに
それに返事をくれた女の子がいた。
それが元妻、ゆかりとの出会いである。
あとから思うと運命は不思議とつながっている、と感じる。
その話は、また機会があればしたいと思う。


その後裕美とは一度だけあったけど、それでお別れした。
でも今でもすてきな女の子だったと思う気持ちはかわらない。

# by shigeshogi | 2005-12-20 15:31 | 出会い | Trackback | Comments(0)

何もできなかった休日

昨日の日曜日、11日ぶりに仕事が休みだったのだが
疲れがたまっていたのと、気分が沈んでいたことで
ついに一日中うちの中ですごしてしまった。
寒いけれど、冬晴れで天気もよかったのに
1ルームのせまい部屋に一日中いるのはいかにも不健康。
普段は休みの日にこなす掃除や洗濯もなんとなく手につかず、ごろごろ。
昼間からカンチューハイを飲みながら、
カップラーメンをすする生活をしてしまった。

ジェンカに一日中つなぎ、チャットで待ちにして
女の子がはいってくるまでのあいだは
HDDにたまっている録画したテレビ番組を次々消化していく。
チャットでは3人の女の子と友達になったが
リアルで会えないのならなんの意味もない。
そのうち番組も見終わり、ブログの更新なども終わり
いよいよすることがなくなって
ぼんやり昔の写真だのメールだのを見始めてしまった。

記憶と記録の間が埋められていき、
いままでここで書いていたことの中にも
いくつかの記憶違いがあったことに気がついたりする。
まあおおむね間違ってないので訂正はしないが。。。

もう完全に忘れている女の子のなんと多かったことか。
でもそのときどき、一生懸命書いていることがよくわかって
昔の自分をほめてあげたい気持ちだ。
人からどう見えるのかは知らないが、
自分はずっと悩みながらがんばってきていると思う。
未熟なりにバカなりに、やってきていると思う。

あちこちに電話などかけて、
メール打ちまくってクリスマスが両日埋まった。
どちらもわりと安全パイの女の子で
正直クリスマスに会いたい人じゃない。
こんな言い方はひどい、と思うだろうけど、本当の気持ちだ。
夜にはますますブルーが濃くなった。

会いたい人はには21日に会える。
そう大好きなくみの芸大卒業試験、公開演奏会があるのだ。
ぼくはめちゃくちゃに忙しいさなか、休みをとって行ってくる。
彼女に話しかけたいと思っている。
それが気が重い一番の理由。
好きな人とただ話したいだけなのに
こんなに悩まないといけないなんて、なんて不幸なんだろう。
ほんのささやかな幸せを得たいだけなのに、
幸せは遠ざかって行くばかりに思える。

# by shigeshogi | 2005-12-19 16:33 | 近況 | Trackback | Comments(0)

東京にもどってきて

沖縄での学生生活を終えて東京にもどってきたのは6年前のことになると思う。
とりあえず実家に戻り、将棋を中心に活動を再開した。
将棋道場の手合い係のアルバイトをしたり、
賞金トーナメントをやってる道場に月ぎめで通って小遣い稼ぎをしたりもした。
そんな生活ができるのも、実家暮らしのおかげであり
毎月2万5千円入れるだけで3食食べられるのは大きかった。

東京に帰ってきて、将棋のほうは充実期を迎え始めた。
今も続くプロ棋士の所司七段の研究会に入れてもらい
プロを目指す奨励会の若者たちと友達になった。
沖縄で鍛えた実戦感覚に、東京での最新知識が加わり
結果を出すことができるようになった。

またニフティを通じて東京の女の子を探しはじめたが
当初、東京の女の子の男性を選ぶ基準の高さには辟易した。
すれてない地方の女の子に較べると、
東京の女の子はずっと警戒心やガードが固かったし
「はぁ??何言ってんの?」くらい男性にサービスを求めた。
一例を挙げると沖縄の女の子は(学生ということもあっただろうけど)
大抵ファミレス、マクドナルドで喜んでくれたが
こっちではおごってもらいながら「デートでファミレス?」
って思っているのがありありなのだ。
東京では地方よりもっともっと女が買い手市場なんだということを痛感した。

そんな中でかなり苦戦が続いたが、それでもいくつかの出会いがあったので
今回はその中のひとり、まきちゃんのお話を・・・

まきちゃんは自分が6年前の誕生日に「誕生日のお祝いがほしいな」
って掲示をだしていたら送ってきてくれた女の子だったのでした。
まきちゃんは銀行員だった。しかもメガバンク。
当時は今みたいにあちこち合併する前だったけどね。
仕事がかなり忙しいみたいでメールはゆっくりペースだったけど
がんばって時間をとってくれているなあとは思った。
車で1時間くらいかかるところだったのでけっこう遠かったのだが
やがて一緒にディズニーランドにいったり、
ショッピングモールに遊びにいくようにもなった。
当時勤めていたバイト先の将棋道場にたずねて来てくれたこともある。

そんなまきちゃん、彼女は背も高く、ちょい太め。胸も大きかった。
そして27歳だったけれども、まだバージンだった。
でもちょっとHっぽい話をしているとテンションがあがって
自分から手をつないだり、ぼくのひざの上に手をおいたり、
ボディタッチとかしてくるような感じの子だった。
やがて車のなかで、いろいろさわりっこするようになった。

「自分でHなこととかするの?」と聞くと
「するけど、下は絶対さわらないの」とのこと。
「自分はすごい感じやすいから男の人とHするとその人に夢中になっちゃう」
のだそうだ。
ホテルに一緒に行ったとき、
一緒にお風呂に入ってそのあとさわりっこをした。
ベッドに移ると彼女はあえぎ声をあげて、
下はぐじゅぐじゅにぬれていて十分な態勢だったがそれでも
「それだけはダメ、それだけは許して」
「結婚まではどうしてもしたくないの」と彼女は言った。

結局、彼女の頼みを聞いてしまった。

そして、そのあとメールはあいだをおくようになった。
そしてまきちゃんは「だんだんあなたのことを好きになっているよ」
というメールをくれたあと、連絡をくれなくなった。
その後2,3回メールをだしてみたり、
電話をかけてみたけど、結局、それきりになってしまった。

彼女とはきちんとした仕事をしている
大人の女性とのつきあいという意味で勉強になった。
学生のときと違いみんな忙しくてそうそう会えないってことを初めて知ったし、
向こうは結婚とか将来とかを視野にいれてじゃないと
簡単にはつきあえないということに気がついてきた。
単に東京と沖縄の違いってこともあるのと同時に
学生と社会人の違い、互いの年齢があがってきてるんだなあ
っていうのを感じるようになりはじめた。
まきちゃんはいろいろなことを教えてくれた女の子だったと思う。

# by shigeshogi | 2005-12-18 15:04 | 出会い | Trackback | Comments(0)

スターウォーズ エピソード3 シスの復讐

最近「スターウォーズ・エピソード3・シスの復讐」のDVDを見ている。
このスターウォーズシリーズは自分が最も好きな映画のシリーズで
もちろん劇場で見ているのだがDVDも買う。
この「エピソード3」も夏に先行上映でこっちゃんと見に行ったのだ。

この物語はいろいろな角度から見ることができるが
全体の(特にエピソード1~3の)主役は
ダースベイダーことアナキンスカイウォーカーだ。
先天的に強力なフォースをもった彼が
愛情と喪失、自信と恐れ、そのはざまにつけこまれ
宇宙支配をもくろむシスの暗黒卿、皇帝パルパティーンの策略に落ち、
悪の道に転落するという物語である。

映画(DVDをみて)私にはアナキンがどうして悪の道に
落ちてしまうのかという説得力が少し弱いように感じたが
しかしそれでも描かんとするところはよくわかった。
母を失い、そして彼なりに努力して守ろうとした恋人も
結局自ら殺してしまい、失ってしまう。
彼は愛を求めるあまりに、かえってそれを失ってしまうのだ。
絶望した彼は暗黒面に堕ち、苦しみに満ちているであろう
悪の世界に突き進んでいく。

自分は心から愛する人を求めるあまりに
そこからどんどんと道を逸れていく彼を
自分に重ね合わせて彼の運命に深く同情することができた。

エピソード4~6では彼は悪の象徴として
同盟軍と戦い、逆らうものや無能な仲間を次々殺していく。
最後は生き残って成長した息子、ルークスカイウォーカーにより
善の心を取り戻し、皇帝を倒し
フォースにバランスをもたらすという予言が実現されるのだが
そのあいだに実際には彼は多くの人間を殺し
多くの人々を恐怖と不幸のどん底に突き落としているのだろう。


さて、最近世間ではさまざまな事件が起こっている。
このところあっただけでも、広島の幼女殺し、
栃木茨城の幼女殺し、京都の予備校の生徒殺し、親毒殺事件、
耐震強度不足建築物の事件、その他もろもろ。

さまざまに事件が起こるたびに、
テレビや新聞は犯人を非難し、断罪する。
まるで、自分たちと違う特別な人がそういった事件をおこすかのように。
私はいろいろな事件を起こす人と
そうでない人の差はほとんどないと考えている。
人はその立場になれば、兵士になり人も殺すし、
偽装建築物も作るし、幼女も殺すし、犯す。

戦前の日本ではごく普通の人間が残虐な行為をしたし
今もイラクでは米兵がイラク人を虐待した。
もっともっと多くの数知れない犯罪行為が起こっているだろう。
かつて、多くの人はナチスや戦争を支持したし、
今もすべての法律を守っている人間というのを私は見たことがない。
みんな自分のしているぐらいは許されるだろうと考えている。

事件が起こるたびその被害者の苦しみよりも
加害者の側の心の闇、苦しみをいつも考えてしまう。
こうした事件を起こしてしまうまでにどこまでの苦しみが
あったのだろうといつも思ってしまう。
罪は罪として社会制度として裁くことまで否定はしないまでも
本当は加害者になってしまった人の苦しみを除き、
ひいては事件を起こらなくすることもできたのではないか?


映画の話に戻ると、アナキンは強力な力を持つ人だったから
その悲劇性から同情もされたし、
かっこいい俳優がかっこいい演出で演じるから可哀想にも見える。
アナキンはヒトラーのような人なのかもしれない。

たいていの人はアナキンやヒトラーのように強大な力がないから
単なる犯罪者として警察に捕まるだけだ。
でもその心の中の苦しみはアナキンだろうとヒトラーだろうと
普通の犯罪者だろうとかわりはしない。

映画の中でアナキンがマスターヨーダに相談したときヨーダは
「心を鍛え、愛する人の死を受け入れよ」と言った。
この言葉はアナキンに対する救いにはならなかった。
ヨーダの言葉は正しいのかもしれないが、
苦しんでいる者にとっては役に立たないものだ。
仮の話だが、自分がアナキンの相談を受ける立場なら
もっと彼の苦しみを具体的に考察して直接的な助けを出してあげたいと思う。

現実の世の中にも親がいたり、友達がいたり
いろいろなサービスがあり、宗教もあり
人の悩みを受け止める専門家もいるようだ。
しかしせっかく相談してみても、誰もがヨーダのように一般論を語り、
責任を回避しているように思える。
まあ、仕方ないといえば仕方のないことなのかもしれないが。

私はくみのことで苦しんでいる。
そのことで自分を助けてくれる人を自分は見出すことができないでいる。
助けてほしいといつも思っている。

# by shigeshogi | 2005-12-16 19:57 | 近況 | Trackback | Comments(0)

男はつらいよ・・・なんてありきたりなお話

男と女はお互いを求めつつも、選びあう、
共存と競争をくりかえすような関係だという話を以前に書いた。

で、今回は男性の立場にたった恋愛のお話。

まず現代の世の中では残念ながら男性はかなり不利だと
自覚するところからはじめる必要があると思う。
これは根源的な男女の体のつくりに原因があるので
いかんともしがたい部分があると思う。
というのは男性は生殖においてしてしまえば基本的には終わりだが
女性は妊娠、出産という大変なリスクをおっている。
妊娠出産は大変な時間とエネルギーの要るもので
しかもその期間中女性は生存上大変不利な立場におかれる。
また時間もかかることだから、
そうそうたくさんのこどもを産めるわけもないので
相手も厳選する必要がある。
ということで、一般的に女性は男性よりも相手を好きになりにくい
ようになっていると言っていいと思う。

これが、生物学的なセックスに由来するのか、
それとも社会的に作られたジェンダーによるものかは別として
(おそらく両方だろう)
一般的にその傾向があることは否定しえないだろう。

そうすると、しごく単純に考えて
それに対応する男性の作戦はひとつしかない。
たくさんアプローチしまくってその中から
ほれてくれる子を見つけるのである。

ネットでいうのならば、結局はコピペしかない。
丁寧に書いた自己紹介を、送って送って送りまくる。
これが結局唯一に近い作戦だと思う。

あなたが女性のプロフィールなどをしっかりよんで
心を込めてメールを書いても返事をくれる人は
まず滅多にいない。
その点相手のプロフなどまったくみないでその暇に
「送信、送信、また送信!」
100通の人のメールを出してみよう。
必ず何通かは返事がくるぞ。

できるならスクリプトを組んで
自動的にメールを送るのもめちゃめちゃありだ!
中には文句言ってくる女もいるけど、無視、無視。
その文句を言うような女は仮に心を込めて書いても
何か見つけて文句を言ってくるような女なのだ。
むしろそんなこと気にしないおおらかな女の子のほうが
あなたにやさしくしてくれるぞ。

心を込めて返事を書くのは
とりあえずメールがつながってからでも遅くない。
そこから一生懸命返事を書いても
会うところまでいける女性はせいぜい5人にひとり。
心を込めたの大半はムダに終わる。
まるで作っても作ってもそのほとんどが受精することなく終わる
男性の精子のような運命が、やはり男性の運命。
男はつらいよ、と古人も言った。
男って本当に悲しい性だね。


ちなみに、今書いた方法はあくまでも女性と出会うための方法、
女性とHするための方法であって
愛する女性と幸せになるための方法ではないので、念のため。
それは自分が知りたい!

なんか今回はありきたりな結論でつまらない話になってしまった。

# by shigeshogi | 2005-12-14 16:36 | 近況 | Trackback | Comments(0)

JENKA、ジェンカ、じぇんか

おととい、JENKAというサイトに登録してみた。
ジェンカはテレビのCMまで流しているので
(ジェンカという曲がBGMのCM)
ご存知の方もいると思うが
大人のコミュニティサイトと銘打った
ちょっと新しいタイプのサービスである。

漫画家の江川達也さんの描いたアバターという
キャラクターになりきってブログやらチャットやら
メッセージの交換を楽しむことができる。
そのアバターがなかなか魅力的で
これをおしゃれにさせるとサイト内では目立つ事ができて
友達なんかも作りやすいと思われるが
アバターのための服だのアクセサリーだのが有料で
そういうところで稼いでいこうというような狙いがある。
ま、そうは言ってもそれらはそれほど高いわけでもなく
また女の子にプレゼントしたりすることもできるので
遊びだと思ってちょこちょこ買ってしまう人もいるだろう。
韓国や中国ではけっこうこういうサービスが流行っているという。

昨日さっそく2人の女の子とチャットしてみたのだが
アバターがかわいいのでちょっとドキドキしてしまう。
こちらのアバターもけっこうイケメンなので
向こうも同じような気分かもしれない。

ジェンカはいわゆる出会い系とはちょっと趣が違うので
その分だけ女の子の警戒も薄くて友達作りには
けっこういいかもしれない、と思った。
人が多いし、活動的な人も多い。
また今はまじめな出会い系になってしまうと
どうしても30過ぎの女性がメインになってしまうが
ここは若い人が多い。

しかし、その一方でサイト内で完結してしまう人もいて
リアルにつながらないし、またつながったところで
アバターという幻想を通してしか相手をみていないので
会ったときの幻滅はいっそう激しいかもしれない。

ともあれ今は新しい出会いへの活動はまったくしていないし
このままくみのことを考えていても暗い方向にばかり
考えがいってしまうので、ダメでもともと、登録してみた。

さっそくチャットで2人くらい話して、
1人の人とメッセージ交換を始めてみた。
また新たに、軽めのブログをはじめてみた。
こっちはあまりにも濃すぎて、コメントもつかないし
ちょっと知り合いには見せにくいものがあるので(笑)
そちらは日常の明るいトークをしていこうと思う。


自分にとって、生きがいになってくれるような素敵な人との出会いは
生きるための努力の一環のようなものだ。
仕事や将棋と同じかそれよりももっと大切と思ってる。
果たして、くみのことを忘れさせてくれるような
素敵な出会いが見つけられるだろうか?

# by shigeshogi | 2005-12-13 16:25 | 近況 | Trackback | Comments(0)

その後のかほの話

少し前に終えた北海道のかほの話の後日談。

かほとはその後一度だけ会ったという話を書いた。
今回はその話。

かほと最初に会ったあと、一度手紙が来た。
かほの丸いかわいらしい文字だが
「楽しかったけど、遠すぎるし、おつきあいは無理だと思う」
というようなことが書いてあったと思う。
この手紙も残念ながら散逸している。

そしてそれからほぼ1年半後、北海道に将棋の関係ででかけたときに
「あえないだろうか?」と連絡してみたのだ。
電話はかろうじてつながった。

かほは前に会ったときよりもいっそう細くなったように思ったのは
季節が夏で、服装のせいだっただろうか?
髪の毛は長くなっていた。
最初にあったときよりもちょっと大人っぽくそして神経質な感じになったように感じた。

かほと札幌駅で待ち合わせて、そして電車で小樽までいった。
小樽のオルゴール館をみたり、ガラス細工をみたり
アイスクリームを食べたりした。

帰りの電車の中でいろいろと話をした。
かほはとても好きな人ができておつきあいしていると言った。
続けて、「今度結婚するんだ
「かげやま、って名字になるんだ」言ってくれた。

ちょっとショックを受けたが、すぐに
「そうかよかったね」と言ってあげることができた。
さびしかったけど、これでよかったんだと思えた。

かほはきっと彼氏に黙ってぼくに会いにきてくれたのだと思う。
もともとちょっとおとなしくて、言葉数の少ない子だったけど
初めてあったときと違ってうつむき加減だった。

でも今のアパートももうすぐ引き払って電話も使えなくなるから
今度連絡するときはポケベルにしてね、と番号を教えてくれた。

札幌駅で別れた。
もう戻らないといけないからと言って
ちょっと微笑んだあと、
少し足早に改札をでて地下鉄のほうに向かった。
ぼくは改札を抜けて追いかけたいと思ったけど、しなかった。

それから結局、連絡をとってない。


ぼくが遠くからやってきたので、悪いと思ったのかどうかわからないけど
かほは会ってくれた。
お別れをきちんといいたかったのかもしれない。
きっとかほはとてもやさしい子だったんだと思う。

何の根拠もないけど、
きっとかほは今も札幌の街のどこかで、やさしいだんなさんとこどもに恵まれて
ささやかで静かで平凡だけど楽しい毎日を送っているんじゃないかって思っている。
かほにはそれがとても似合っていると思うし、そうあってほしいと願っている。

# by shigeshogi | 2005-12-12 13:29 | 出会い | Trackback | Comments(0)

石油ファンヒーターにあたりながら

最近松下製の石油ファンヒーターの事故が相次ぎ
ちょっとした騒ぎになっているが、
それでもうちの店には灯油を買いにくるお客さんが行列するし
自分もやはり、ファンヒーターにあたりながら
このブログを書いている。
そう、必要とされるものは
たとえどんな欠点があってもなくならないものなのだ。


小さいころ、実家には据付型の少し大きな石油ファンヒーターが
取り付けられていて、冬には妹2人と、その前によく陣取ったものだ。
昔の機械のことだから温風が出るまでにも時間がかかるし
いったん出始めてもある程度でると止まってしまい
また再度チャージされるまでの間寒くなってしまう。
また家の外に100リットルくらい入る大きな灯油のタンクがあり
それがなくなると灯油缶から移さないといけない。
それはぼくの仕事ということになっていたが
実際には母がやっていることが多かったと思う。

そんな古い石油ファンヒーターだが、
地震のときに消える自動消火装置というのがついていた。
外から見えるプラスチック製のカップに入ったピンの上に
ボールが乗せてあって、
振動などでそのボールがピンから落ちると装置が働いて
ファンヒーターは停止してしまうのである。
いったん停止してしまうとまた何分もチャージの時間がかかるので
寒いときに止まるとけっこう悲しい思いをすることになる。

妹たちと暖房の前の場所を取りあいになったとき、
またひとりでどっかり暖房の前に陣取ってマンガなど読んでいたとき、
はずみでファンヒーターを押してしまい
すると暖房は止まってしまった。

離れたところから眺めていれば暖めてくれるのに
それを求め、強く触れてしまうと止まってしまうファンヒーター。
今もまたファンヒーターにあたりながら
自分にとって恋愛や女の子もそうだなあと思ったりした。


最近モモさんとお付き合いが少し深くなって、
その一方でお茶女のなつかさんともまずまずのおつきあい。
それに、もとヤンキーのゆうみさんとも微妙な情勢。
それから、けっこう付き合いが長いけど友達より先に勧めない
こっちゃんとも一応クリスマスの約束がある。

たくさんの失敗を経て、
夢中になるほど好きな人でなければ
ほどほどの距離を保って、それほど相手の負担にならないように
うまくつきあうことができるようになった。
(もちろん、それも上手なわけではないが)
多少は考えて計算したり、相手の気持ちを読んでみたり
駆け引きをしてみたり。


でも本当に好きな人には夢中になってしまう。
心から好きになったくみの前では、
好きになればなるほど演技もできなくなり
かけひきもできなくなり
無我夢中で求めることしかできなくなってしまった。
本性が現れたって言ってもいいのかもしれない。

メールも電話もいつもしたい、毎日でも会いたい、
会えば抱きしめたい、今すぐでも結婚したい。
彼女の全てを知りたい。
彼女と結婚して、ふたりだけで暮らせる小さなおうちを建てて
くみのクラリネットやピアノを音が聞こえていて
仕事から疲れて帰ってくればただいまのキスをしたい。
いつもそんなことばかり、考えていた。

「そんなものは一時の感情で、
私にもすぐにあきてけんかばかりになってしまうわ」
とくみが言ったのを思い出す。

・・・それもそうかもしれない。
そうじゃないと言い切るほどの自信はない。
だって一度も心から好きだと思う人とおつきあいしたことがないから。
今までおつきあいしたのは、いつもそれほど好きじゃない人ばかりで
いつも「本当はそうじゃない」って思いながらだったから。

でも、くみと行けるところまでいってみたかった。
本当に好きな人とおつきあいを続けて、
結婚もして、一生懸命働いて、一緒に暮らして
人生の最後の日がくるそのときまで
くみを愛し続けられるのか試してみたかった。

自分には無理だったのかもしれない。
わがまま放題に生きてきてしまった自分だから。
努力もしないで生きてきてしまった自分だから。

でも嫌になって休むときはあっても、
ずっと続けてきた将棋のように、
ずっと好きでいつづけられる人もひとりくらいいるって
思えるときもあった。
今でもくみがそばにいてくれた日のことを
毎日思い出して泣いている。

あの子のおかげで自分の生きていた道が間違いじゃないと思えた。
ずっとメールを書き続け、探し続けたのはこの日のためだったと思えた。
生まれて32年間さまよい続け、
メールを10年書き続けてやっと見つけた、そう思えた。
今は絶望しかない。
誰かぼくを死なせてほしい。


昔ぼくが唯一ファンクラブに入ったことのある、
川本真琴というミュージシャンがいた。
彼女もまたとっても難しい人だったけれども、
その危うさと足りない才能を精一杯表現した音楽が好きだった。
彼女もきっとぼくに似て、幸せになれそうもないなあ
と思ったりしていた。

彼女に「タイムマシーン」というバラードがある。
バラードがあまり好きでない自分が好きだった数少ないバラード。
その中の一フレーズ。

♪窓をつたう雨の粒みたいに
♪線香花火のしずくみたいに
♪ひとつになったら落っこちちゃうの
♪ひとりぼっちでいなくちゃだめなの~

# by shigeshogi | 2005-12-11 16:31 | 近況 | Trackback | Comments(0)

大阪のちばなおちゃん

今週は忘年会やらなんだかで忙しく更新があまりできなかった。

沖縄から東京時代に移る前に9年前の話をもうひとつ。
大阪のちばなお、という女の子の話をしようと思う。

大阪は自分にとってはけっこうなじみの深い街でやはり好きな街だ。
大阪の好きなところは庶民的な文化や食べ物が安くておいしいこと。
そして将棋が盛んなところだろうか。
ネットで知り合った将棋関係の方で(男性)
いつも大阪に行ったときに泊めてくれるので
近鉄や阪急の将棋祭りや、賞金100万円の平成最強戦などの
将棋関係のイベントがあるときにはよく遊びに行った。

今はなくなってしまったそうだが、
東京発大垣行きの夜行普通電車に乗り込んで
車中泊をしつつ大阪に行ったことも1度や2度じゃない。
うまく知り合いのうちなどに泊まるところが見つからないときには
関西将棋会館や、サウナなどに泊まったり
そんな貧乏旅行をよくしたものだ。
大阪の堺で行われた坂田三吉杯という大会に招待されて
意気揚々と乗り込んで赤いバラを胸に挿して対局したものの
一般参加の予選通過者に初戦敗退を喫して
大恥かいて撤退したこともあった。

ただ今回話をする、ちばなおちゃんに出会ったのは
大阪でそんないろいろな経験をするもっと前。
まだまだ2、3回目の来阪のころだった。

彼女とは例によってニフティの掲示板で知り合ってメールを重ねた。
メールの中身は正直あまり覚えていない。
大阪で看護婦をしている23歳の女の子だった。
時期としては北海道のかほとの関係が終わったころになると思う。
沖縄での2年目の夏にアマ名人戦の県代表に初めてなったとき
山形で行われる全国大会にでるときに、大阪にたちよった。

ちばなおちゃんは写真ももう残ってなく
顔立ちもおぼろげにおぼえているだけだ。
今会っても気がつかないかもしれない。
丸い平凡な顔立ちをした女の子、というイメージが残っている。
別に美人でもないけど、ことさら悪いということもなくて
ごくごく普通の庶民的な感じの女の子という気がした。
でも彼女がやさしくしてくれた記憶は今も心に残っていて
感謝の気持ちと懐かしさがこみ上げてくるときもある。

彼女は大阪をとても愛していた女の子で
特に実家のある鶴橋の街をとても愛していた。
鶴橋には韓国人街があって、焼肉屋や韓国食材店が立ち並んでいる。
彼女は流暢な大阪弁で「ここが一番うまい店なんや」と
1軒の焼肉屋に連れて行ってくれて、
いろいろなものを注文してくれて、食べさせてくれた。
何を食べたのかはおぼえていなかったけど、
「最後の締めはこれじゃなくちゃあかん」といったかどうか
冷麺で締めたのを覚えている。
自分は冷麺はそのときはじめて食べたので、わけもわからず
「大阪ではそうなんかー」と頭の中が大阪弁になりつつ
納得して食べたのを覚えている。
彼女は歳もかわらない女の子なのにぼくが学生だったからか
「いいのよ、いいのよ」とみんなご馳走してくれた。

もうとっぷりと日はくれていたけど、
彼女は実家に行って愛車ミラージュだったと思うが
それを出してくれて、大阪の街をドライブして南港を見に行った。
これが花と緑の博覧会の跡地だとか
いろいろなところを教えてもらいながら南港に行った。
当時はまだUSJはオープンしていなかったと思う。
そしてできたばかりの「海遊館」が日本一の水族館なんだ
というような話を彼女が誇らしげにしていたことをうっすらと覚えている。

閉まっている海遊館の前で写真を撮って(散逸)
そしてマーケットプレースのところから海を眺めた。
大阪の海には夜もたくさんの船が走り、
此花橋を見て、あっちが神戸のほう、というような話をしたと思う。

夜9時をすぎていたと思うけど、泊まるところも決めてなくて
そうしたら彼女が「まあ、とりあえず車乗りなよ」
といってぼくを乗って車を走らせた。
「ちょっと走るけど、高槻に自分の部屋があるから」って
自分を連れて行ってくれた。

「ここは女子寮だから、人目につかないように静かに入って」
と生まれて初めて看護婦寮に入れてもらった。
幸い誰にも会わず彼女の部屋に入れてもらった。
6畳の部屋にキッチンがついているだけのこざっぱりしたお部屋。
女子寮って言っても別に特別なことは何もない。

彼女はぼくにシャワーを勧めてくれて、
シャワーからでてみると6畳の部屋に
1組の大き目の布団が引かれていて
机やら、タンスやらいろいろな家具があるので
床ちょうどいっぱいに布団が引いてあるような感じだった。
あたしもシャワー浴びてくるから寝てていいよ、
って言って彼女はシャワーに。

部屋の机の上にコルクのボードが立てかけてあって、
見ると、そこに画鋲で写真がたくさん貼ってあった。
ちばなおちゃんと、一緒に映っているのはたぶん彼氏だろうな
って写真が何枚かあって、
彼女は彼氏と別れてさびしいのだろうな、って思った。
「彼はとても尊敬できる人だけど、一緒にはなれないの」
って言っていたのを今少し思い出した。

ぼくが布団に寝転がって、
まだ起きているとパジャマに着替えた彼女が戻ってきて
電気を消してぼくの隣に寝た。
彼女は髪をなでてくれたり、首筋をさすってくれたりした。
ぼくも彼女の髪の毛をなでたり、背中をさすったりしていた。
彼女の胸がぼくに当たると、
彼女がブラをつけていないのがわかるくらいだった。
次第にお互いのいろいろところを触るようになっていって
そしてキスをした。
彼女のキスはねっとりと絡みつくようなキスで、よかった。
キスにもうまい下手があるんだって初めて知った。

「はじめてなの?」ってぼくが聞いたら
「そんなわけないじゃない」って彼女は答えた。
当時のぼくはそんなものかな?と思うくらいうぶで
たぶん彼女を満足なんてとてもさせられなかったのだと思う。

まだ未熟だった自分はコンドームなんてもってなかったし
彼女の中で夢中で腰を動かすうちに気持ちよくなってしまい、
そのまま中ではててしまった。
数秒後、それまで気持ちよさげな声を出していた彼女が急に
「えっ、中で出した?」っていい、
ぼくはその急な態度の変化におどろいて
「いや」と思わず言ってしまい、
「でもなんかでているよ」といわれて
あわてて「少しでてしまったかも」と言った。
彼女はあわててシャワーに行った。
体の中を洗い流したのだと思う。

結局、このときはそれで済んでしまったが
その後もちっとも懲りてない自分は
女性の気持ちがわからない病気なのかも、とも思う。

彼女とは寝る前と、朝と、2回抱き合った。
2回目には中で出さないようにしたと思う。

朝は彼女が高槻の駅まで送ってくれた。
それから新快速で東京のほうに行ったのだと思うけど
それはよく覚えていない。

彼女のことを思い出すと、大阪南港の暗い海と
「悲しい色やねん」という歌がかぶって思い出される。
きっと彼女はさびしさにたえられなくて、
メールをしてぼくをもてなしてくれて、
彼氏との擬似デートをしたのかなと思う。
でもやさしくしてもらったぼくには
やさしかった彼女のイメージが残っている。

きっと彼女はぼくと一緒でさびしがりやだったんだろうと思う。
ぼくもウソでもいいから、女の子にやさしくされたかった。
今もそう思って本当に好きじゃない女の子にやさしくして
そしてやさしくしてもらっている。
本当に好きな人に思いを受け止めてもらえなくて
仕方なく他の人にやさしくして、抱きしめてもらう。
いけないことなのかもしれないし、
だから本当の愛を得られないといわれるなら、その通りかもしれない。
でも本当に好きな人だけを愛したいのに
その人に受け入れてもらえない人はどうすればいいの?
いつまで続くかわからない長い間、
一人でさびしくがまんしてろっていうの?

ちばなおちゃんはぼくに似た女の子だったと思う。
さびしさをセックスで紛らわせて、そして快感と罪悪感を得る。
でもぼくは彼女に感謝しているよ。

生まれて初めて、ぼくを誘惑してくれたちばなおちゃん。
もう会わないであろう彼女が本当に愛する人と結ばれて
幸せになっていることを切に願っている。

# by shigeshogi | 2005-12-10 16:27 | 出会い | Trackback | Comments(0)

このあいだのウィークエンド

仕事の手が20分ほど空いたので軽く近況を。

土曜日はヒルズで映画「ハリーポッターと炎のゴブレット」を見た。
ヒルズにもあるヴァージンTOHOシネマズはお気に入りの映画館で
(いつもは市川コルトンプラザのほうを利用しているのだが)
映画を6本見ると1本無料になるほか
映画の時間数(分数)をシネマイレージとしてカウントして
その時間に応じて景品をくれたりする。
自分はこのマイレージをがんばって集めて、
プレミアシートのペアチケットをいただいて
メールで知り合って初めて知り合った女の子と
ヒルズで「ハウルの動く城」を見たこともある。
がんばった割には会った直後に音信不通になったのだが・・・(笑)

ちなみに以前市川のコルトンで「ホーンテッドマンション」
という映画を見たときの話。
映画が始まる前にまず映画館の注意が入り、ついで広告が入り、
ついで他の映画の予告編が始まるのだが、
「キルビル2」という映画の予告が始まった。

・・・・・と思ったらなかなか終わらない。

・・・・・って入るべきスクリーンを間違えていたんだよね。
最近流行のシネコンなので、いくつもスクリーンがあるんです。
って「キルビル」もかなりおもしろかったので良かったけど、、、
ま、ハプニングは楽しむ主義なのでいい思い出です。

結局「ホーンテッドマンション」(意外に悪くない映画だった)
も後日見たし。

「ハリーポッター」はまずまずのできだったと思う。
しかし、原作が巻を追うごとに長くなってきてるので
正直ストーリーを追うだけで映画では手一杯になりつつあるような。
原作にあるような脇道の話やちょっとしたエピソードなどもかなり省略。
「ハリーポッター」は原作も映画も全部見てきているが
映画は3から監督が変わって、音楽も変わり、
ちょっとシリアスな作りになって、自分的はちょっと残念。
原作には原作のよさがあり、映画には魔法を視覚的に楽しめる
(クディッチのシーンや、ホグワーツの城の中など)よさがあり
けっこうおもしろいシリーズだと思っている。
特に1と2はかなりまとまっていて映画も原作も
とても楽しませてもらったと思う。
これからもハリーポッターシリーズは続いて行くが
あまりシリアスになりすぎず、学園ものの明るい楽しさも残しつつ
ストーリーがきれいにまとまることを期待している。

映画はお茶女の女の子とみたのだが
終わったあと物価高のヒルズで一番安いレストラン(たぶん)で食事をして、
(でもとてもおいしいし、よい店だと思うのだけど。。。)
ヒルズの中を散歩して帰った。
彼女からプレゼントをもらったりして、まずまずな進展。
次あたりにはうちに呼びたいところかな。


日曜日はマグロ名人戦という賞品にマグロがもらえる大会があって
ぜひ行きたかったのだが、遠距離と疲労に負けて挫折した。
目覚ましかけずに起きたら早朝11時45分だったのだ(爆)

結局お歳暮のお礼も兼ねて地元の将棋道場に行って
賞金トーナメント戦に参加したのだが、
案の定決勝で弱い相手にやられる。
このところの画竜点睛を欠く症候群は
とどまるところをしらないようだ。
くみを逃して以来、いつもいつもあと一歩が届かない状態が
続いているような気がするのは気のせい?!

結局、準優勝のわずかな賞金を握り締め、
安上がりなハンバーガーを買っておうちに帰ったのでした。

そんなどうってことのないウィークエンドの報告。
20分をオーバーしてしまったので今日はこのへんで・・・

# by shigeshogi | 2005-12-06 16:42 | 近況 | Trackback | Comments(0)

この日記の正体

最近自分にしてはわりとまめに更新しているせいか
このページを読んで下さる方が少し増えたようだ。

今まで女の子に少なくとも1万通を越えるメールを書いてきたが
自分の書く文章は常に読み手のことを意識してのものだった。
相手によって文体はもちろん内容も自然に変わってしまうし
メールでいろいろ書いてもそれは結局会うための手段にすぎなかった。
自分のことを相手に知らせ、
相手のことを教えてほしいと思うのがぼくのメールだった。
いったん会ってしまえば関係が続くにせよ、
終わりになるにせよメールはもうお役御免。
連絡を取るための携帯メールをすることはあっても
メールでのおしゃべりというのはあまりしなくなる。

となると、こんなふうに意味、目的がないとも言える文章を
書き散らしている理由はなんなのかな?と考えてみると
結局のところ、一種の自己顕示欲か、共感を求めているのかな
と思ったりもしないではない。
もしそういった邪な(?)気持ちがまったくない人なら
こんなブログは書かないで
心の中にそっと思いを秘めているんじゃないかなと思ったりもする。

実際、他の人のブログを見ると程度の差こそあれ
自己満足風味、自慢風味を感じてしまい
それを超えて読みたいと思わせてくれるものに
出会うことはめったになくて、
きっと自分も同じなんだろうなあと思うときもある。

特に自分が男だからそう思うのかもしれないが、
男のセキララは醜い
このブログを読んでいる女の人がいるかどうかわからないが
少なくとも共感はできないだろう。
まあ普通は「何言ってんだ、このキチガイ」って思うんじゃないか?

男の人はどう思うのだろう?
もしまっすぐに生きている人が見たら
「女を泣かせてばかりいて、甘えるのもたいがいにしろ」と思うんじゃないか?

自分の力で生きてこなかった駄々っ子が駄々こねて
ママの代わりになってくれる女の子を探してきた記憶と記録が
この日記の正体なんじゃないかなあと思ったりもする。

# by shigeshogi | 2005-12-05 01:22 | 近況 | Trackback | Comments(0)

FinePix Z2の写真を紹介

シリーズものが一応完結したので今回は少し休憩。
今回は軽めに新しく買った Finepix Z2 で撮った写真を紹介。
新しいのを買ったのでうれしくなって撮りまくってます(笑)

まずはクリスマスイルミネーションを見に行ったときの写真。
モモさんが案内してくれるイルミネーションのスポットをドライブして回った。

ナチュラルモードでの撮影。
ナチュラルモードではフラッシュは使わずに
暗いところの撮影は感度で調整してくれる。
自分は基本的にこのモードで撮っているが、便利だ!


次はデザート&ゆうみさん。
本日(すでに前日だが)撮れたてのほやほやだ。

ゆうみさんは以前に書いた元ヤンキーさん(11月17日参照)。
キャラクターは微妙なところもあるが、
顔は好きなタイプで、ちょいぽちゃも大好きなので気になってる。
二人してデザートをいただくときに
デザート撮っておこうといいつつ、カメラになれてもらい
ゆうみさんの写真もGET。流れが大事。
一眼レフなんて構えた日には女の子にわれにかえられてしまうが
この優れたカメラは流れを壊さない。

この写真も少し明るさを抑えたちょっと上品なレストランで
フラッシュを使わないで撮ったものとしてはいかがでしょうか?
ナチュラルモードのISO800で撮影されたもの。
あくまで4分の1に縮小された画像なので、
そのつもりでご覧ください。


今週は水曜は親友(男)と将棋仲間の写真を使ったオリジナルカレンダー作り。
昨日(木曜)はモモさんとクリスマスイルミネーションめぐり。
今日(金曜)はゆうみさんとお食事。
明日は前述(11月17日)のお茶女のなつかさんと映画。
ハリーポッターを見てくる。
毎日仕事も忙しいのによくやるなあ。
止まってしまうと倒れてしまう自転車人間なので、
いつも力尽きるまで行動しているのかも、とも思う。
ひとりでさびしくしているのが嫌なだけなのだ。

心から愛しているくみがそばにいてくれたら
こんな風にさびしさを紛らわせるなくてもいいのに・・・と思ったりもするが、
人のせいにしてはいけない、とも思う。
でも一日に何度となく心の中のくみに呼びかけ、
くみの名前を検索して、今、どこにいるんだろう?
と思う自分がいるのもまた現実で、
救いを求めながら日々さまよっている。

# by shigeshogi | 2005-12-03 00:50 | 近況 | Trackback | Comments(0)

かほとの思い出(その3)

かほの物語の最終話になります。

メールで知り合った、北海道札幌に住む20歳の女の子
かほと登別への旅にでる。
ハプニングに見舞われながらも楽しい旅を続けていき
今回はその3日目からお別れまでのお話。

登別の第一滝本館を出発した2人はタクシーで
登別マリンパークニクス」というところに向かった。
登別といえば熊牧場が有名だが、
かほが「水族館が見たい、イルカが見たい」
と言ったのでこちらに向かったのだと記憶している。

マリンパークニクスはお城の形をした水族館を中心に
イルカやアシカ、アザラシなどの海の動物たちがいる
けっこう素敵なスポットだった。
ショーの時間を確かめ、水族館に向かったが
水槽の中を潜り抜けるエスカレータに乗ったとき
頭をしこたまぶつけたのを覚えている。
おかしい頭がますますおかしくなった。
北の海の水槽と、南の海の水槽があった。
かほに沖縄の魚の話などした。

ショーはアシカのショーだったと思う。
アシカがボールを突いたり、勢ぞろいして歩いたり。
かほのご希望イルカのショーも見られたと思うが
ちょっと記憶があやふやだ。
個性的なおみやげ屋さんがいくつかあって
かほがアヒルの帽子をかぶってくれて
その写真を撮ったのだけど、散逸してしまった。
アップで笑顔がとてもかわいいだったのに、残念。

結局熊牧場に寄る時間はなく、駅に向かい特急に乗ることに。
登別駅前の赤鬼の人形の前で写真を撮ったりしながらも
今度は無事に特急スーパー北斗に乗ることができた。
あまり混んでもなく、無事に札幌まで帰ることができた。

札幌ではサッポロファクトリーやテレビ塔を見た。
サッポロファクトリーはサッポロビールの工場跡地を
ショッピングモールにしたところで、
サッポロビールの前身が北海道開拓団麦酒醸造所だったことを知る。

サッポロファクトリーからテレビ塔に向かう途中、
一緒に歩いていたかほがやおら走り出したのは
なんだったのかなあと思ったりする。

テレビ塔の上からは碁盤 将棋盤のように整然とした
札幌の街並みが眺められ、かほが
「ここが札幌の真ん中。1の1場所なのよ」と教えてくれた。
札幌の街ができ始めた最初のころの景色はどんなふうだったのだろう?
見てみたいなあなんて思ったりした。

ラーメン屋などが有名なたぬき小路を通り、
大通り公園を通って、時計台に向かった。
時計台は札幌の象徴のような場所だけど、
今は高いビルに囲まれてちょっと窮屈そう。
そのときはまさに改修工事が始まった直後で
回りに足場など組まれて十分に見ることができなかった。

そして、案の定というかハプニングが起こった。
二人でかほのうちまで帰って一息ついたときにドアのチャイムがなった。
・・・・・かほのお母さんが見えたのだった。


昨夜かほの部屋を訪れたのに、娘がいなかったので
どうしたのだろうと心配して訪ねてきたのだった。

かほのお母さんの前で正座をさせられて自己紹介させられた。
かほも叱られた。
その日の夜は泊まって行くことができなくなった。
女の子のお母さんの前でしかられたのは、これが最初のような気がする。

かほのうちでごはんを食べて帰ることになった。
お米がまだないというので、近くのスーパーでお米を買ってきた。
北海道特産「きらら397」だった。
それからパックに入ったジンギスカンの肉を買った。
それを焼いて、ご飯とあと味噌汁があっただろうか?
ちょっと質素だけど、おいしいごはんだなあって思った。
そしてかほとのお別れのときがやってきた。
かほの部屋の戸口のところで普通にさよならを言った。
特別に盛り上がらない、静かなお別れだった。
自分はまたきっと会えると信じていたけど、
かほはどう思っていたのだろうか?




その日は結局札幌駅前のホテルに泊まり。
翌日は昼間札幌将棋センターで対局をして
(このときに実は後に親友になる人と大きな出会いを
経験しているのだけどこの時点ではそれに気がつくことはなかった)
夕方からニフティの将棋フォーラムの皆さんが開いてくれた
歓迎オフ会に参加させてもらった。
札幌グランドホテルで開かれたその会では
地元代表の高野明富元アマ名人と記念対局をして勝つことができた。
すすきの初体験もした。
結局その日はすすきのに連れて行ってくれた
初めてお会いした人がうちに泊めてくれるということになって
おじゃまさせてもらった。
翌日、麻生の駅から直行リムジンバスで新千歳空港に行き
すてきだった初めての北海道の旅は終わった。

こののち、かほとは一度会うことがあった。
ちょっぴり大人になったかほのお話は
またそのうちに書くかもしれない。
物静かで細くて、やさしかった北国の女の子かほ。
たった2回しか会っていなくても、
何度でも思いだせるすてきな思い出をくれた。

# by shigeshogi | 2005-12-02 14:10 | 出会い | Trackback | Comments(0)

かほとの思い出(その2)

前回の続き。
北海道の女の子、かほとの物語です。

札幌に住む20歳の女の子、かほを訪ねていった自分は
一緒に登別に旅に出ることになった。
かほのお部屋から地下鉄南北線の駅までは歩いて5分くらい。
とりあえず地下鉄でJR札幌駅にでることにした。
札幌の街は先進的な街で当時すでに、
共通化されたプリペイドカードによってバスや地下鉄に
乗れたことが印象に残っている。

そのころ東京ではまだイオカードがでたかぐらいの時期。
パスネットは当然まだで
JR、私鉄、地下鉄、バスみんなバラバラのカード。
この状況は10年近くがすぎた今もたいして改善されていない。
だから、札幌の先進性はすばらしいと思った。
当然カードを購入して使ってみたが
たしか千円で1100円分使えるという
プレミアまでついていたように記憶している。

さて、かほと一緒に札幌駅についてJTBの窓口に行って
早速登別までの切符と登別の宿を手配してもらった。
登別までの切符はS切符4という4枚つづりの割引切符があって、
それが二人旅にいかにもぴったりなのがうれしかった。
そして、宿は全然わからないのでJTB窓口担当さんお勧めの
「第一滝本館」というところにした。
今考えるとふたりで2万円以上は取られたはずと思うけど
そのへんは全然覚えていない。


午後3時くらいの列車を予約して
かほに札幌市内を案内してもらった。
旧道庁の建物や北大植物園などをみてきた。
かほとの写真は沖縄から引き上げたときのドタバタで
ほとんど散逸してしまっていて
雪の残るすてきな旧道庁庁舎の前で
ツーショットで撮った写真は
とっても大切な記念になった。



さて札幌から登別までは室蘭本線の特急を利用することになる。
スーパー北斗という特急に乗るのだが、
お弁当でも食べながらのらくらく電車旅を期待したら
この特急が意外にも満員御礼、
通勤ラッシュ並みの混み具合だったのだ。
緊張や、前日の夜それほど眠れなかったことや、
満員電車に慣れていないことが重なったのか
かほは「少し気分が悪い」と言った。
自分は少しでもかほが楽なようにスペースを確保しようとしたけど
それも混んでいる車内では限界があった。
車内は蒸し暑くて不快だった。

そうこうしているうちに特急は南千歳駅に停車。
ドアが開いてふと見ると
ドアから15メートルほど先のホームに自動販売機があった。
自分はかほに「何か冷たいものでも買ってこようか?」
というとかほはうなずいたので電車を降りてホームに走った。

・・・しかし、しかしだ。
自販機で飲み物をかって、電車に戻ろうと振り向いた刹那
ドアは無情にも閉じてしまったのだ。
あのとき、ドアが閉まるベルが鳴っていたのだろうか?
自分が気がつかなかっただけなのか?
それとも北海道ではそんなものはないのか?
とにかくドアは閉まってしまった。

かほのいるドアのところに駆け寄って走り出す特急に向かい
「次ので行くから登別駅で待っていて!」
と叫んだが果たしてそれは聞こえたのかどうか・・・
携帯のない当時、こうなってしまうと
もう連絡する手段は何もなかった。

南千歳駅は新千歳空港が程近く、
目の前には大きな国道が走っていたが
ホームにはすでに人影はなく
急にさびしい気分になったのをよく覚えている。
気を取りなおして駅員がいて時刻表を調べられる改札に行った。

北海道をなめていたことに気がついた。
特急を逃してしまい、次のはと見ると1時間近くも先。
その間上野行きの寝台特急北斗星があって、
これは早くてしかも登別にも止まるのだが
規則でこれにはどうしても乗せるわけにはいかないと
駅員に言われてしまい、ホームで見送る羽目に。
時間がとても長く感じた。

結局次の特急、しかも特急の各駅停車とも言うべき
L特急すずらんに乗って登別に向かった。
かほに遅れること1時間半以上だったと思う。
しかし、連絡もつかないしともあれ行くよりないのだ。

北海道の大地の広さを実感する最初になった。
特急すずらんは古臭い車両で懸命に走っているのだろうが
とにかくまどろっこしく感じた。
かほは待っていてくれるだろうか?
怒ってはいないだろうか?




登別駅の木造の駅舎の木でできたベンチに
かほはほつねんと一人座って待っていてくれた。
「ごめんね、ごめんね、ごめんね」何度も繰り返し
かほはだまってついてきてくれた。
時間が遅くなったので二人でタクシーでホテルに向かった。

登別温泉街に入ると、すでに硫黄のにおいがするようだった。
第一滝本館は予想に反し、立派な大きな温泉ホテルで
20いくつもの種類のお風呂がある
巨大な大浴場が自慢の高級ホテルだった。
温泉は乳白色でとてもやさしいお湯だと記憶している。

かほとわかれお風呂に入って温まってもどってくると
お部屋にはとっても立派なかに御膳が用意されていて
どうやらかほとの仲も険悪にならないですんだみたいだった。
1本だけビールをもらって二人で乾杯した。
かほはお部屋に備え付けの緑色の浴衣を着てくれた。
温泉でほてった顔にとても似合っていると思った。

布団に寝っころがりながらテレビをつけると
北海道のローカルの番組やCMはおもしろくて
そんな話をかほといろいろおしゃべりをした。
印象に残っているのはかほが通っていた
丘珠高校のマスコットがたまねぎだったこととか
二人がいた「第一滝本館」がテレビCMをやってるとか
そんなような話。

かほとは一緒の布団で寝て
いろいろ触ったり抱きしめたり、
求めたけど結局かほは応じてくれなかった。
でも前の日泣かれてしまったので
それでもしょうがないかな?って思って
あきらめたように思う。

今の自分ならもう少し強引に求めて
・・・・・そして嫌われてしまうのかな
なんて思ったりする。
正直、惜しかった、と思うときもあるけど
かほとはこれでよかったのかも、と思ったりもする。


かほとの話はまだまだ続きますが今回はこのへんで。。。

自分でもこんなに長くなるとは思わなかったです(笑)

# by shigeshogi | 2005-12-01 16:12 | 出会い | Trackback | Comments(0)

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