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【茨城】

筑波大地域枠医学生修学金 貸与額は月15万円 9月議会に県、提案へ

2008年8月25日

 県は筑波大医学群医学類の地域枠の学生を対象にした修学資金貸与制度で、貸与額を月十五万円とし、年10%の利息を付ける方針を決めた。県議会九月定例会に貸与条例案を提出する。

 来春創設される地域枠の学生五人は、卒業後に県内の医療機関で働くのが入学条件で、九年間勤務すれば資金を返さなくて済む。県にはUターン就職者を対象にした月十万円、無利息の貸与制度が既にあるが、新制度では貸与額を増やす一方で利息を付け、学生の“心変わり”による県外流出を防ぐ狙いだ。

 二〇〇六年の厚生労働省の調査によると、県の人口十万人当たりの医師数は百五十五人で、全国四十六位。全国平均の二百十八人を下回っている。 (高橋淳)

 

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