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【埼玉】救急医療 危機救え さいたまでフォーラ ム課題の解決策探る2008年8月25日
救急医療の課題と解決策を探ろうと、県医師会(吉原忠男会長)主催の県民フォーラム「救急医療の危機! 皆で支え合おう地域の救急」が二十四日、さいたま市内であった。一般市民ら約五十人が参加、医師、行政関係者らの座談会で現状と課題を話し合った。 (萩原誠) 吉原会長は、入院が必要な患者を診る救急病院に軽い症状でも患者が殺到する現状を指摘、かかりつけ医や電話相談により適正に受診するよう求めた。埼玉社会保険病院の細田洋一郎院長は「病棟で重篤患者が出ると外来を見られる状態でない」と医師不足の現状に理解を求めた。三郷市母子愛育会の佐々木幸子会長は「地域医療は家庭で支えるなど身近でできることをしたい」と話した。 宮山徳司・県保健医療部長は「以前は事故による外科手術が多かったが、今は心臓や脳疾患を抱えた高齢者が増えている。救急医療の仕組みを変える時期に来ている」と、国の医療政策全般を見直す必要性を指摘した。
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