倉敷市児島を舞台にした最後の鉄人レースには、過去最多となる617人のトライアスリートが参加しました。レースは、児島競艇場内を泳ぐスイム1.5km、起伏にとんだ旧鷲羽山スカイラインを走る40kmのバイク。そして、児島の市街地を駆け抜けるラン10kmで争いました。大会3連覇を狙うレースナンバー15番高橋泰夫選手は、スイムを終えてトップから3分30秒差の18位と出遅れましたが、得意のバイクで追い上げるとランで一気に首位に躍り出ます。2位との差を広げ独走した高橋選手は、息子の勇人くんとともにフィニッシュテープを切り、地元大会の最後を優勝で締めくくりました。なお、大会の模様は、8月30・31日の9:00ー、15:00ー、20:00ーにKCTスペシャルで放送します。
90万人目となったのは、倉敷市四十瀬の小河原一浩さんと匠生くん親子です。記念のくす玉が割られた後、倉敷市立自然史博物館友の会の榎本 敬会長から記念品がプレゼントされました。倉敷市立自然史博物館は、1983年に中四国地方初の総合自然史博物館としてオープンし、利用者の90万人突破は、オープンから25年目での達成です。また、子どもたちが採集した昆虫や植物の名前を調べる「標本の名前を調べる会」が行われ、博物館の職員や大学や高校の専門家などが昆虫・植物・動物・地学の4つのジャンルに分かれて指導にあたり、夏休みの宿題で子供たちが作った昆虫などの標本の名前を調べました。
倉敷市立西中学校の校舎は、71年前1937年に建てられたもので、市内で最も古い木造校舎です。岡山県建設労働組合倉敷支部は、木造建築の良さをアピールするとともに、市内唯一の木造校舎を守るため、毎年夏休みに修繕ボランティアを行っています。1986年から続いている修繕奉仕活動も今年で、22回目。休日を返上して、大工や左官職人の有志およそ40人が、傷みの激しい教室や廊下の腰板の張替えと漆喰壁の塗り替えを行いました。古くなって穴が開いたりささくれだった腰板は、生徒の体に当たってケガをしないようにとその上から真新しい杉板を重ね、ノコギリやカンナで形を整え、手際よく釘を打ち付けて美しい化粧張りに仕上げていきました。また、漆喰壁の塗り替え作業では、傷んだ壁をはがしたのちこの道50年というベテランの左官職人が腕をふるい巧みなコテさばきで修繕作業に汗を流していました。