JR山陰線で四十二年間にわたって親しまれてきた113系電車(N編成)の最終運転が十一日、福知山駅−城崎温泉駅間で行われた。同日から、新たに導入される223系の逐次運行が始まっており、九月には福知山−城崎間の約60%が同系に換わる。
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11日が最終運転となった113系電車(N編成)=JR豊岡駅
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N編成は、八年前には電車を改造してワンマン運転にも対応していたが、新車両の導入に伴い廃車になる。
最終運転となったのは、午後からの福知山駅と城崎温泉駅の往復便。JR西日本福知山支社によると、最終運転の列車には、熱心な鉄道ファンが乗り込み、車内から外の風景を撮影したり、駅に停車した列車をカメラに収める光景も見られたという。同線での車両変更は一九七七年以来三十一年ぶり。新たに導入される223系は、走行時の使用電力を従来より約20%低減するなど環境に配慮した仕様となっているという。