« 車は本当に必要ですか?    (車社会からの積極的離脱) | トップページ

2008年8月24日 (日)

さらばOhmynews!

2006年8月28日創刊のインターネット新聞「オーマイニュース」が、2008年9月1日をもって「オーマイライフ」として、生活情報ネットサイトに鞍替えするとの公告がありました。

http://www.ohmynews.co.jp/news/20080801/27650

オーマイニュースは「市民みんなが記者」をキャッチフレーズに「市民による市民のためのインターネット新聞」を目指して活動を展開してきました。創刊2年で登録市民記者4624名(7月25日現在)となったオーマイニュースが、インターネット新聞としてのさしたる独自性を打ち出せず、創刊宣言をかなぐり捨て生活情報ネットへと大きく舵を切ることになったわけです。

創刊時からの市民記者として掲載された記事は153本を数えます。この間、初代市民記者編集委員を仰せつかり記事編集に参画させていただきました。また韓国で開催された世界市民記者フォーラムにも特派員として訪韓し、取材を行いました。今となっては懐かしい思い出です。

オーマイニュースの方針転換は、実質的にオーマイニュースの廃刊と考えられます。地域密着型の日々の出来事を記事化しネットでリアルタイムに伝えることを標榜してきたオーマイニュースであっただけに多くの登録市民記者にとって衝撃的な出来事だろうと思います。

廃刊に至った内実と経緯をMNJが報じています。

http://www.mynewsjapan.com/reports/897

僅か2年間に、オーマイニュースインターナショナル㈱からオーマイニュース㈱へと社名が変更され、鳥越俊太郎編集長から元木昌彦編集長へとバトンタッチ、現在の平野日出木編集長に引き継がれました。社長もオ・ヨンホ氏から元木社長そして今年になってスポンサーであるソフトバンク系列の社長が就任しました。交代した途端、リストラが断行された模様で、スタッフが大幅に削減(10名から数名に)されたと聞いています。思ったように広告収入が得られず、資本金を食いつぶす毎日であったことが想像できます。

公告がある少し前、東京で平野編集長にお会いした際、「経営的に独立独歩が実現できなければ企業としての存続が難しく、資金が枯渇し、もっても今年一杯かもしれない」という話でした。

小船が大海で翻弄され、無人島に漂着したというところでしょうか。

方針変更にあたって、オーマイニュース㈱はその経緯を登録市民記者にきちんと説明すべきです。またニュース媒体からの撤退を明確にすべきではないかと思います。

率直に、方針変更にいたった経緯を説明し、現在までの協力に感謝し、新たな方針を示すのが本来の姿です。さしたる説明もなく、ただ生活情報ネットへ変更するから宜しくではいささか納得できません。

当初の意気込みは消え失せ、ニュースメディアからの撤退を表明したオーマイニュースの前途に明かりは見えるのでしょうか。

先行するAll aboutの焼き直し版を目指すとしたら結果は見えています。オーマイライフが成功するかは、独自のプラットフォームに加え、魅力的なコンテンツとそれを支える優れた市民記者が必要です。もし、登録した市民記者に引き続き参画を求めるとするならば、リニューアルに至る経緯と今後の目指す方向性を示すことが最低限必要であり、多くの市民記者はオーマイニュースの正式アナウンスを待っているのではないかと思われます。

記者を引き止める魅力的な展望が見えない現在、しばらくいばらの道が続くものと考えられます。

「さらばオーマイニュース!」

この言葉を最後に、オーマイニュース市民記者としての活動を終えることにします。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122936/42045212

この記事へのトラックバック一覧です: さらばOhmynews!:

コメント

コメントを書く