16歳のチャンピオンです。男子ゴルフの関西オープン最終日。石川遼選手がプロ転向後初優勝を果たしました。
日本最古のゴルフトーナメント、関西オープン最終日。赤の勝負服に身を包んだ石川選手は、5番でこの日初めてのバーディーを奪い、幸先のいいスタートをきります。
勢いに乗った石川選手は、続く6番でもバーディー。この時点で2位に5打差と、他を大きく引き離します。しかし、9番ではアプローチのミスから、このホールをボギーとすると、12番のセカンドショットは、グリーンをはるかにオーバーするミスショット。じりじりと追い上げる2位の池田選手に、2打差まで詰め寄られてしまいます。
しかし、17番が2人の明暗を分けました。ティーショットが木の枝にあたり、グリーンをとらえることが出来なかった池田選手に対し、石川選手は3メートルのバーディートライをカップ右からねじ込み、勝負あり。
最終18番、長いバーディーパットは惜しくも入りませんでしたが、きっちりとバーをセーブした石川選手。4日間一度も首位を譲ることなく、完全優勝でプロ初勝利を飾りました。
「もう、ゴルフやってて、すごい怖くなって。こんなに怖くなったのも初めてなんですけど。そのつらさも、今、全部吹っ飛んだ感じです。皆さんと一緒にプレイすることが出来たので、僕も幸せですし、僕のプロ初優勝に立ち会えた皆さんも幸せなんじゃないですか?」(石川 遼 選手)
(24日17:42)