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臨床研修:厚労・文科合同で見直し検討会 医師不足に対応

 舛添要一厚生労働相は24日、医師の臨床研修制度などを見直すため、厚労省と文部科学省共同で、近く検討会を発足させる方針を明らかにした。東京都内で開かれた医師不足対策を議論する厚労相の有識者会議「安心と希望の医療確保ビジョン具体化検討会」で示した。文科省が所管する大学の医学部生時代から厚労省管轄の卒後研修まで、一貫した実習・研修制度に改め、新人医師の研修期間を短縮させて、実力ある医師を早期に独り立ちさせる狙いがある。

 04年度に導入された臨床研修制度は医師免許取得後、新人医師に2年間の研修を義務付けた。しかし、「研修内容が医学生時の実習に連携していない」との指摘もある。そこで大学の実習と卒後研修を一体的な内容に改めることなど、両省で効率よく医師を養成する方法を検討することにした。現在の臨床研修は、研修先を自由に選べるようにしたため、地方の医師不足を加速したとされている。【堀井恵里子】

毎日新聞 2008年8月24日 19時13分

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