暴行で逮捕された伊良部　酒グセの悪さと事業失敗

●「サブプライムのあおりでロスのうどん屋閉店」と漏らす

「申し訳ないと思っています。すいません」――。大阪市北区の飲食店で２０日早朝、店長に暴力を振るって大阪府警曽根崎署に暴行容疑で逮捕され、即日釈放されたプロ野球・阪神、大リーグ・ヤンキース元投手の伊良部秀輝（３９）。待ち構えた報道陣に殊勝な態度を見せたが、同署は暴行容疑で書類送検する方針だ。伊良部は球界を引退した後、米国でうどん屋を開いていたハズ。今さら日本で一体何をしていたのか。

「伊良部は０４〜０５年ごろ、ロス郊外のガーデナ市で『スーパー・ウドン』という店を開店。行列ができるほどの人気店になり、『あの伊良部が実業家の仲間入りだ』なんてささやかれた時期もあった。０７年には約１億５０００万円でロスの高級住宅街にプール付きの住宅を現金で買ったほどです。ところが最近、店の経営はうまくいかなくなり、閉店。本当かどうかは分かりませんが、本人いわく『サブプライムローン問題のあおりで店がおかしくなった』と言っていました。日本には２カ月ほど前に戻ってきたといいます」（事情通）

　そんな伊良部がいたのは、母親が暮らす大阪市内の実家だったという。

「伊良部の実家はＪＲ塚本駅から徒歩５分の新淀川近く。伊良部は子どもが夏休みということもあり、家族と帰省していたようですが、近隣住民は帰国すら知らなかった。酒グセの悪さは有名で、他の店でも酔うとホステスに絡んでいたといいます」（前出の事情通）

　起こるべくして起こった騒動か……。

（日刊ゲンダイ2008年8月21日掲載）