現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. ビジネス
  4. 産業・経済
  5. 記事

海外旅行満足感は…1位インドネシア、中国が最下位(1/2ページ)

2008年8月24日15時1分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

表

 海外旅行の満足度1位はインドネシア――。国土交通省が日本人旅行者の多い15の国・地域を対象に旅行者の意識調査をしたところ、こんな結果が出た。旅行前の期待度と旅行後の満足度の差を比べると、「期待外れ感」が最も強かったのはフランスと中国だった。

 過去3年間に海外旅行をした3千人にアンケートし、期待度と満足度を100点満点で答えてもらった。

 旅行後の満足度では、バリ島が人気のインドネシアが1位で、ドイツ、米ハワイと続いた。インドネシアは05年10月に起きたバリ島の爆弾テロ以降人気が落ちていたが、テロ組織の幹部が相次いで逮捕され、バリ島―中部空港間の直行便が6月に再開されるなど人気が回復している。

 期待度と満足度の比較では、フィリピンとカナダは満足度が上回り、インドネシアや豪州、米国本土などもほぼ「期待通り」だった。フランスは期待度は1位だったが、満足度との差が激しかった。中国はホテルへの不満度が高いのが特徴という。

 今年2月にサンプルを集計し、公表した。調査した国交省観光事業課は「インドネシアは特に食や宿への期待が高く、満足度とのギャップも小さい。期待度が特に高いフランスは、満足度も低いわけではない」と分析する。

 大手旅行社のJTB(東京)は「バリはリゾート人気が高く、エステやマッサージ、雑貨、エスニック料理など女性が好むものがそろい、一方で物価が安く、『お得感』が満足度に反映されている」という。フランスなど欧州諸国は、質の高いサービスが得られるものの、物価が高いため「これだけお金を払えば当然」という感触が生まれ、満足度に影響しているのではとみる。

 福岡県によると、昨年、福岡空港から出国した日本人の渡航先は(1)中国(17万2300人)(2)韓国(17万2千人)(3)台湾(10万2500人)(4)タイ(5万5千人)(5)シンガポール(5万1千人)で、アジア人気が高かった。

前ページ

  1. 1
  2. 2

次ページ

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内

株価検索

マネークリニック

自分にあった資産運用を見つけよう 環境が変われば、お金との付き合い方も変わります。自分がどのようにお金と付き合っていくかを、もう一度見直しませんか(広告特集・マネークリニック)