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最終更新:2008年8月22日(金) 18時59分

五輪施設、注目集まる再利用方法

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 日本選手の活躍に沸く北京オリンピックも、残すところ、あと2日です。北京オリンピック、メイン会場の通称「鳥の巣」をはじめ、大会のために建設された数々の施設は、大会終了後、意外な姿に生まれ変わります。

 ジャマイカのボルト選手が歴史的な世界記録を叩き出したメインスタジアム、通称「鳥の巣」です
が、北京五輪を象徴するこちらの競技場の中に、大会終了後、なんとレストランとショッピングモールができるということです。

 驚きの構想を語ってくれたのは、鳥の巣の管理会社を経営する張恒利さん。

 「競技場の北にホテルを建てる予定です。南側の地下は将来、大きなショッピングモールにする予定です」(国家体育場有限責任公司・張恒利副社長)

 ターゲットは中国の富裕層。競技場が一望できる4つ星級の豪華ホテルが建設される予定です。

 北島康介選手の大会2連覇で沸いた「ウォーターキューブ」。こちらもプールだけでは採算がとれないと、スパやエステなどが楽しめる総合レジャー施設に生まれ変わります。

 「(オリンピックで使用した)これらの施設を十分に活用したい」(中国・胡錦濤国家主席)

 中国が今回のオリンピックにつぎ込んだ予算はインフラ整備を含め、4兆8000億円に上ります。さらに、オリンピック終了後の維持費も莫大です。

 一方で、採算が見込めない野球場など7つの施設は、すでに取り壊されることが決まっています。

 閉会後は、中国政府の思惑どおり施設を有効活用できるのか、それとも負の遺産となって国民の批判の的となるのか、中国に残された大きな課題です。(22日16:38)

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