来年2月末の閉店が決まった久留米井筒屋(久留米市六ツ門町)に隣接する商店街や市が22日、同市六ツ門町で会合を開き、閉店後の対応策などを話し合った。
会合には六ツ門商店街振興組合、久留米商工会議所、市中心市街地活性化推進室、同市のまちづくり第三セクター「ハイマート久留米」の4者から代表計9人が出席。井筒屋に対し店舗跡地の再開発や、別の場所に仮店舗を設けて営業を続けるよう要請する署名活動を行うことで合意した。
署名活動は同商店街振興組合を中心に、市中心部の10商店街でつくる「久留米ほとめき通り商店街」などと協力して行う予定だという。
また、井筒屋と商店街を挟んで再開発事業が進む「新世界地区」や、旧ダイエー六ツ門店が入居し現在売却交渉中の六ツ門プラザビルなど「井筒屋の周辺一帯をセットにした開発協議会の結成を目指すべき」などの意見が出された。
同商店街振興組合の宗野和博専務理事は「井筒屋閉店は商業者のみならず、地元消費者にとっても影響の大きい問題。何もしないわけにはいかず、私たちで行動を起こしたい」と話している。
=2008/08/23付 西日本新聞朝刊=