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【三重】

母親と小児科医らが意見交換 医療体制や出産の疑問点語る

2008年8月24日

輪になり意見交換をする医療関係者と母親たち=熊野市保健福祉センターで

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 出産予定者や子育て中の母親が、産婦人科や小児科の医師ら医療関係者と率直な意見交換をするタウンミーティングが23日、熊野市保健福祉センターであった。約50人が参加し、紀南地域の医療体制の現状や出産における疑問点などを語り合った。

 同地域の年間出生数は約300人で、産婦人科医は紀南病院などに3人いる。大石産婦人科医院の大石基夫医師は「比較的恵まれており、ある程度の処置はできる」と安心感を与えた。

 一方で小児科医は紀南病院の鈴木幹啓医師1人しかおらず、優先順位をつけて診察せざるを得ない苦しい胸の内を明かした。

 2つに分かれての座談会では、母親たちが夜間の急病時の対処法などについて積極的に質問。「医者のやりがいは」「休日はどのように過ごすのか」といった質問もぶつけ、白衣を脱いだ医師と交流を深めた。

 (鈴村隆一)

 

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