東播磨
助産師が妊婦健診 来月から明石市立市民病院
明石市立市民病院(明石市鷹匠町)は九月一日から、新たに助産師による妊婦健診・相談を始める。このほか、助産師が医師の診察を補って、育児や生活のアドバイスをする「母子デイケア」や、産後の母子が入院できる「産褥(さんじょく)入院」も同日に開設する。(永田憲亮)
同病院は現在、出産の受け入れを休止するが、非常勤医師による外来診療は継続する。産科医不足の中、助産師の専門知識や経験を生かした妊婦健診で、きめ細やかな対応を目指す。
助産師の妊婦健診は、一回六十分を目安に保健指導を行う。これまでと同様、胎児スクリーニングの超音波検査は産科専門検査技師が担当。医師の診察が必要な場合は、指定された曜日に診察が受けられる。
同病院での出産はできないが、出産する病院が確保できていれば妊婦健診を利用でき、里帰り出産にも対応する。診療費用は一回五千円(妊婦健診料と超音波検査料)、初診は千円加算される。
母子デイケアは、月-金曜の午前九時-午後四時の間で、沐浴(もくよく)や授乳などのアドバイスをする。一時間八百円で、沐浴指導・代行は一回二千円、乳房マッサージは一回三千円。
また、産褥入院は、母親の産後の身体回復や新生児のケアなどが目的。費用は一日二万円(給食料などを含む、個室代は免除)。
いずれも事前に予約が必要。予約、問い合わせは同病院TEL078・912・2323(月-金曜の午前九時-午後四時)
(8/24 10:06)