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PSP、新型発表。ゲーマーの楽園が盛り上がる一方、楽園から脱落したテクモは・・・・

PSP®「プレイステーション・ポータブル」(PSP-3000) 2008年10月に日米欧で新発売
北米のE3、欧州のGC、日本のTGSで、それぞれ何らかの発表があると噂されていましたが、GCにおいてPSPの新型が発表されました。液晶の強化とマイクの内蔵という、地味といえば地味な強化ですが、地道にハードウェアの改良を続ける姿勢は好感がもてます。

PSPは『モンハン』以外のタイトルも売れるようになり、『ファンタシースターポータブル』が50万本を突破。任天堂タイトルとリメイク作品が目立つDS市場に対し、ゲーマー向けのタイトルが売れるプラットフォームに育ちつつあります。

ファンタシースターポータブル ヴァルハラナイツ2 ガンダムバトルユニバース 実況パワフルプロ野球ポータブル3 マクロスエース フロンティア

任天堂にはソフト市場が縮小しているDS市場を活性化すべく、大胆な施策を行ってほしいもの。半端にゲーマー向けのアクションを起こすよりも、まずは移ろいやすいライトユーザー市場の維持を最優先にしていただきたいですね。

日本国内では、ライトユーザー市場(DSとWii)とゲーマー市場(PSP、PS3、Xbox360)の二極化が進んでおり、ここ数年、プラットフォーム選択に苦しんでいたソフトメーカー各社もようやく迷いが晴れてきました。任天堂とSCEは「無い物ねだり」するより、まずはユーザーの満足度を高める努力をお願いします。


悪い例を出しましょう。
ライトユーザーの多いWiiにテクモが『零』を供給しましたが、任天堂の販売協力を得ても、売上は低調でした。盛大な不具合を出したこともあり、『零』シリーズの将来に大きな影が差したといえるでしょう。

単純に普及台数が多いから、ライトユーザーが多いからといって、安直にプラットフォームを選択した者がどうなるか、貴重な教訓になりました。「ゲーム人口拡大」という耳に心地よい響きに夢を見るのは自由です。従来のユーザーだけでなく、新しいユーザーを取りに行くのも大切でしょう。しかし従来のユーザーを裏切っては、本末転倒。ユーザーを増やすはずが切り捨ててどうする。

もっとわかりやすい例が『テイルズ』シリーズ。DSに供給して以降、販売数はあの『テイルズ』とは思えない惨めな数字が続いています。ゲーマーに依存したソフトがゲーマーを切り捨ててどうするんでしょうか。本当に不思議な話です。

そのような誤った判断も、プラットフォームがわかりやすく二極化していけば、おのずと正されていくのでしょう。ライトユーザー向けのタイトルはDSとWiiで、ゲーマー向けタイトルは「ゲーマーの楽園」(PSP、PS3、Xbox360)で。来期には、ソフトメーカー各社が100パーセント、いやいや120パーセントの能力を発揮できる、最適なプラットフォーム選択がおこなわれることを期待します。


そういえば、テクモは株価が暴落しているようですね。
テクモがストップ安比例配分、突然の社長交代を巡って投資家の間で不信感
直接的な引き金は安田氏の辞任によるものですが、内部でゴタゴタが多く、不信感が高まるのも無理はありません。板垣氏とのいざこざ、労使訴訟、目先の普及台数にとらわれた『零』のWii供給など、最近の経営はおかしかったですからね。

板垣氏の離脱や、労使訴訟により、内部がボロボロになったうえ、『零』の不具合による信用失墜。「ゲーマーの楽園」から脱落したテクモはしばらく、苦しい時代を迎えるでしょう。しかしいずれ、楽園に戻ってきてくれると信じたいですね。


コメント

 Wiiで発売したテイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士が約20万本ほどの売り上げで、
360で発売したテイルズ オブ ヴェスペリアが約12万本ほどの売り上げを上げていることからも、
昔とは違って、ゲーム機の販売台数が多いからといって、ソフトの売り上げが比例して多くなる事は
ない事が、いつになったらテイルズチームは理解するのかなと思いますね。だいたい去年の
バンダイナムコのソフト売り上げの資料からも、PSPが一番ソフト1本あたりの売り上げ本数が
多かったことが実証できていたのに、今年もDSでテイルズ本編を発売し、Wiiでフラグシップタイトルを
発売すると公言しているのですから、テイルズチームの迷走はまだまだ続くと思いますね。

 北米のE3、欧州のGCでは、派手さはないものPS3ユーザーにとっては着実にPS3が伸びていく
だろうと予想されるプレゼンが行われてきましたが、東京ゲームショーは、例年任天堂は出展
しませんし、日本のTGSを利用して、日本のPS3ユーザーにとって一番心配な、年末年始の
ソフトラインナップをババーンとお披露目してもらいたいですね。

液晶で特許申請とか、マイクがどーの・・・という話はチラホラ聞いていたんで、こうして形となって出てきてくれて良かった。新型についてはいろいろ思われる方もいるでしょう。個人的には絶好調の2000型を「買って損した!」と思われてしまうほどの劇的な変化がないのは、かえって良かったんじゃないかと。現状、不満のあるハードでも無し、細かい使いやすさを考慮した進歩だと思います。
買い換え需要を気にする方もいるでしょうが、新ハードが出たら買い換えなければいけないわけでも無し。買い替えに値する、と個人が判断すれば買い換えればいいことでしょう。
とにかく、未だにPSP購入を検討している人への後押しとして新型は非常に有効なので、新たなユーザー獲得が期待できますね。

市場の二極化は新ハード発売時から言われていた事ですが、ようやくメーカーも「現実」として認知できるようになったことでしょう。
・・・ただ・・・コナミ・・・幻想水滸伝の新作をDSて・・・
いや売れないとは言いませんよ?ただ非常に読みにくい。売れる売れないの境界線がどこかもわからない。ましてDSで初だからこれまでのデータが参考にならない。発注に困るソフトが現れたものです・・・。

サードが可哀想です

任天堂の悪質なペテンに引っかかったがばかりに、テクモは株価暴落ですか。
零がPS3に出ていれば業績好調で株価高騰も有り得たかもしれないだけに残念です。
そういえば任天堂も株価が暴落してますね。冷徹な投資家は、よく現実を見ています。

でもバグでテクモを責めるのはどうかと。任天堂が関わったソフトハウスだけがバグの
巣窟なのを見るに、任天堂の品質管理が崩壊しているせいに違いありませんからね。

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零は既にPS2の前作より売上伸ばしてますよ。
既に死んだブランドがWiiでもそのままの動きを見せているだけと見るのが自然です。
テクモは西村京太郎とかあの辺を伸ばす方が幸せかも。

PSPもクレイジータクシーとかパンピートロットとか
微妙な位置のソフトはしっかり売れてませんし、
最近DAKINIさんがしきりに提唱されている、
ゲーマーの楽園説って言いすぎのように思えます。
ストーリーとしては分りやすいですが、
そうやって割り切りすぎるのも道を誤る原因になるかと。

DSでもダビスタとか野球つくとか割りに良い線行ってますし、
業界の縮小は避けられない情勢だから、
今後は単に出すハードを含めちゃんと企画しようねってだけの話に思えます。

あと、GCに軸足を置いたバイオ関連がWiiでちゃんと商売になってるのを見ると、
今の内に任天堂に軸足を築いておく施策をサードが打っておくのも悪い手ではないとは思います。
任天堂は新ハードを売るコツみたいなのを体得した感もありますしね。

あんまり隆盛を求めてもしょうがないですよ、地道にじっくりの時代に入りました。

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一零ファンとしては……

初めまして、ゲーム好きな者として、いつも愛読しています。
普段はROMばかりなのですが、ちょっと一言言いたくなってしまって筆を取ってみました。
前提として、DAKINIさんの仰るように、単純にファン層拡大を求めてWiiへ移行してしまったこと、そしてバグなどの問題については同意見なのですが、少しばかり零Wii(月蝕の仮面)というゲーム単体においては、厳しすぎる意見だなぁ、と思いました。
零Wiiは面白かったですよー。
私は表題のように、零ファンなのですが、それはホラーゲームの様式の中でもかなり独自な路線を造ったということにもありまして、その意味ではWiiという体感ゲームよりの媒体への挑戦を、楽しみに待っていたし、実際プレイしてそれを楽しみました。
Wiiリモコンで暗闇を探っていくプレイ、手元から音が鳴ったりする恐怖感の煽り。ホラーゲームというものは、体感ゲームと結構相性がいいものだと感じました。ある種、新しいホラーゲームの可能性を垣間見た(可能性程度だけど)と思って、零は音での恐怖だけでなく体に訴える恐怖をまた新たに作ろうとしたと思っています。
とは言え、従来のファンを切り捨てるような部分があったことは否めません。挑戦と書きましたが、Wii移行にはファンたちの中にも疑問を持った人たちがいるのは事実です。
特にバグについてはお粗末の一言で、本当に、本当にがっかりしてしまったものです。ああ、あの撮りにくかった霊はリストにも載らないのかーと(苦笑)。
結論として、TECMOさんの経営方針に疑問は私も持っていますが、ゲームとしての挑戦としてWiiというのを選んだのは、それほど間違いではなかったんじゃないかなーと思っています。もう少し従来ファンへのサポートがあった方が望ましかっただろうなとは私も思うのですが。
零Wiiの関連情報はバグのことばかり表に出ているので、ちょっと気になって書かせていただきました。
纏まらないコメント、お目汚しのことと思いますが、一ファンとしての意見表明まで。

フェアネス?「ゲーマー」の楽園?

発熱地帯時代からいつも拝読しておりますが、たぶん投稿は初めましてです。
最近、主にPS陣営がゲーマーの楽園に育っているという趣旨の記事が多いですが、
「フェアネス」の精神からは著しく外れているように感じますので、投稿してみました。

実際の売り上げを見てみましても目立っているのは任天堂の定番ソフトばかりで
DAKINIさんが仰るようなゲーマー向けソフトはPSpとテイルズくらいのものです。
もちろん、PSPに復調の兆しが見られていることは感じますが、
売り上げを見る限りではゲーマーの楽園ができているとは言いがたいと思います。
敢えて言うとしたら、「PS」ゲーマーの楽園でしょうね。

先々週の週間ランキング(メディアクリエイト)
http://www.gpara.com/ranking/mediacreatebn/ranking_20080814.php
先週の週間ランキング(メディアクリエイト)
http://www.gpara.com/ranking/mediacreatebn/ranking_20080821.php

PSPに関していうと今までは(モンハン以外の)ソフトが売れなさ過ぎていて、
それがようやく適正な水準へと戻りつつあるといったところです。
とても1000万台売れているハードの売り上げとして十分とは言えないでしょう。
モンハン以外で一人気を吐いているPSpにしても60万本弱で勢いに陰りが見え始め、
まだミリオンの壁は少々高いかな、という印象です。
逆に同日発売のリズム天国は定番ソフトとして今後も売れていきそうですね。

ランキング上位に位置しているリズム天国やFE、マリオカートなどが
ゲーマー向きではないと仰るならば話はまた別になりますが、
そうでない限りはこれらのソフトを取り上げずに
売上下位のPSP、PS3、Xbox360陣営を「ゲーマーの楽園」というのはおかしいでしょう。
PSゲーマーの楽園が出来つつある、といった表現が適当かと思います。
いずれにしてもフェアネスの観点からは程遠いと思いましたので、指摘させていただきました。

あとはテイルズのことで少々。
ただ単純にDSで出したから売れなかったのではなく、
DS向けに仕上げなかったから売れなかったのです。
DSには以前のような2Dテイルズが妥当であるにも関わらず、
下手に3Dテイルズを出そうとするからいけないのです。
3Dテイルズはボイス・アニメなどDSには明らかに不適です。
それこそPSPで出すべき(未だにPS2がベストでしょうが)ソフトです。
そういった意味では次回作の「TOH」は基本2Dのようで安心しています。

もとよりDAKINIさんはPS陣営に供給するサードびいきの立場であると思って
普段より記事を読んでいますので「フェアネス」を強調されない限り、違和感はありません。
まったくどこも同じ目線で見るだけではブログとして面白くありませんし、
これからは変に方針を提示せずに運営していったらいいと思います。
ブログの立ち位置を判断するのはあくまで読者側ですので。

DAKINIさんの鋭い切り口での記事は読み応えがあるので、
これからも楽しみにしていきたいと思います。応援しております。

>勉助 さん
テイルズはソフト戦略のミスを素直に認められるかどうかが注目ですね。
PS2時代のテイルズとのあまりに大きな売上格差。その現実を冷静に見つめる必要があります。


>唯一 さん
コナミは他が稼いでいるから、それ以外のソフトの戦略が甘いですね・・・・。
ファンドキューを任天堂といっしょに立ち上げてますし、GBA時代から、任天堂との関係は良いのですよね。しかしゲームの性質はまったく考えてないチョイスですね・・・・。


>フル装弾 さん
ペテンは言い過ぎのように感じます。
しかし品質管理については、テクモ側以上に、任天堂側に対する悪印象が大きいのはたしか。(というのは、不具合件数が多いため)


>ワタナベさん さん
ネットの一部を見ると、WiiでPS系ゲームが失敗すると、「あのタイトルは既にその程度のシリーズ」という論調で語る人がちらほら見受けられますね。テイルズに関しても、うちのブログにおいて、「20万程度のシリーズになったんだ」と書き込んでいる方がおられました。

率直な感想として、Wiiのユーザー層って、サードパーティタイトルに対する愛のないコミュニティーなのかな? と思ってしまいます。そういうコミュニティで無理に頑張る必要性はまったく無いでしょうね。

少なくとも、「ライトユーザーを取り込んで、ウハウハ」なんて夢は見られないことは証明されつつあるわけです。

> 今の内に任天堂に軸足を築いておく施策をサードが打っておくのも悪い手ではない
おっしゃる通りですね。
しかし供給するタイトルは十分考えるべきでしょう。そこが肝要で、PS系タイトルを考えも無しに任天堂ハードに持っていくのは、実に馬鹿馬鹿しい。テクモでいえば、『西村』はなかなか悪くないやり方でしたね。

カプコンは任天堂ハードで痛い目を見ているだけに、距離感がとても上手いですね。
ゲームキューブ時代の資産を使い回したり、HDゲーム機のソフトの資産を使い回したり、低リスクで良いソフトを作っており、実に巧みです。『モンハン』も、売上という点では、据置はもはや本流ではないですからね。

本気になりすぎると痛い目を見るという、過去の経験をいかしているナイス判断です。このような絶妙な力の入れ方(力の抜き方)を他社も学んでほしいものです。


>mook さん
なるほど。
Wii移行というファンを無視したような選択がおこなわれたものの、もちろんテクモの開発現場には、ファンを大切にしたいという有志はいらっしゃったでしょうね。そういう開発者が報われる会社になってほしいと思います。
次はファンが満足できる内容を、最適なプラットフォームで実現してほしいですよね。


> Poss さん
(リクエストをいただいた通り、コメントをこちらの記事に移しておきました。)

貴重なご意見、ありがとうございます。
「リズム天国」は子供、ファミリー層、ライトユーザーが多いという印象で、『ファンタシースターポータブル』と比較するタイトルではないと思います。PSPに関しては、確実に盛り上がっているところで、今後ますますタイトルも増えていきますから、売上が低いという指摘はよくわかりません。

このブログを昔から読まれてるのでしたら、少し前までコメント欄で、「モンハン以外売れてない」としつこくネガティブなコメントをくり返す人達がいたことも、ご記憶ではないでしょうか? そのようなネガティブノイズは今、どこかに消えてしまいました。

PSPというハードが盛り上がっているこの流れを素直に認めましょう。楽園は日々、成長しています。僕は「任天堂タイトルとリメイク作品が目立つ DS市場」という風に、DSで任天堂タイトルが売れているという事実を認めています。無論、起きた事に対する解釈はさまざまですが、現実は素直に認める。それがフェアネスにおいて大切なことです。

DSでは任天堂タイトルとリメイク作品が目立っている現実を、PSPが徐々に盛り上がっており、ゲーマー向けタイトルの供給が増えているという現実を、平等に認めたいと思います。

> これからは変に方針を提示せずに運営していったらいいと思います。
「フェアネス」という立場は、僕の目指すところであり、日々実現へ努力し続けています。
その姿勢を表明することはとても大切ですね。半年、1年後の僕からすれば、今の僕はフェアネス不足かもしれません。また、あらゆる読者が僕の思ったとおりに解釈するわけではないでしょう。しかし、居直ってはいけない。甘えてはいけない。「フェアネス」へ向かって努力し続けたいと思います。

少し前になりますが、僕はSCEJソフトの扱い方を変更しました。
http://gamenokasabuta.blog86.fc2.com/blog-entry-778.html
これは、去年末、僕が「SCEJに対して手厳しすぎるのではないか」というご意見をいただいた事を考え、半年以上たちましたが、ようやく変更しました。ゲーム系サイトに寄せられるコメントは、残念ながら、非常にノイズが多いのが実情で、すぐにご意見を反映して、方針を見直すことはできません。

しかし、もしも本当に価値ある/意味のあるご意見だなと強く実感すれば、半年か1年か、あるいはさらに先かもしれませんが、おそらく僕のブログに反映されると思います。

現時点では、サードパーティのソフト戦略に対する関心が強く、PSPの盛り上がりという変化を強く認識しているため、エントリー数も増えています。むろんDSでも、売れたタイトルが無いわけではありませんが、それが今後の潮流になるかどうか? そういった視点も加味しております。

任天堂はここ最近、サードパーティに対するこれといった施策も打ち出しておりませんし、E3でもゲーマーに対する姿勢が不鮮明だったこともあり、評価する余地がありません。そもそもコラボタイトルである『零』で不具合を出したり、いまだに修正版の発表も無いなど、「外交」的には非常にマイナスです。評価できるポイントもないのに、無理に評価するのはただのねつ造であり、フェアネスから最も程遠い行為です。

昨年の薄型PSPに続き、2ヵ月後に発売予定の新型PSPの発表。サードメーカーにとってもユーザーにとっても、SCEが長期的にPSPで商売を続ける事を明確に示しましたね。
雑誌インタビューやゲームイベントで、「今後もPSPを充実させていきます」とコメントする事も重要ですが、やはり口約束よりも実際に商品を出す事は、より大きな説得力を持ちます。特にサードメーカーに対しては相次ぐPSP強化に「SCEはPSPに本気だ」と確信を抱かせるに十分ではないでしょうか?

MSのXbox360に決定的に欠けているのが、この信頼感なんですよね。360の驚異的な故障率は有名で、私の周りに3人の360ユーザーがいますが、故障率が200%(全員が2回もメーカー修理)を超えました・・・。
応急処置的なGPUへの熱対策もされたようですが、MSからは正式なアナウンスはありません。対策済み基盤か確かめる為に本体を空ければ保障対象外になります。「製造番号を見れば対策済み基盤か分かる」と言いますが、なんでゲーム機を買うのに製造番号指定なんて手間をかける必要が・・・。
そして、9月に発売が噂される60GB版Xbox360。これの為に現行機の本体不足でToVはチャンスロスをしました。本当に9月に60GB版を出すのなら、せめて2ヶ月前に正式にアナウンスをして欲しい・・・。
初代Xboxの時の、いきなりの値下げ発表やDVD傷問題への対応など、MSへの信頼感は一向に沸きません。
私はシューティング好きなので、シューティングが充実してきた360は魅力が増したのですが、まだMSへの不信感>>360の魅力という状態の為、購入に踏み切れません。MSは初代Xboxの日本での敗北を「日本メーカーを取り込めなかったから」と考察したようですが、何故「ユーザーがハードメーカーを信頼できない」と考察できなかったのか。


それと、記事違いかつ、かなり古い記事へのコメントですが、以前「MGSシリーズは600万本を販売した実績はない」に対抗する?資料を見つけました。
なんと、MGS2のパッケージ裏に「全世界で600万本のセールスを達成した続編」と書かれていました(笑)。実売ではなく出荷本数と思いますがパッケージに書かれているぐらいですから、どこかでコナミから公式アナウンスがされたのではないでしょうか?
MGS4をクリアーした時、MGS2の内容を忘れていたので久々にプレイしようと取り出したところ、箱に書かれていてビックリしました(笑)。ちなみに廉価版パッケージには書かれていませんでした。

テイルズの件なんですが、次の新作「ハーツ」はCG版とアニメ版に分けて両方DSで展開するようですね。



やっぱりまだまだ懲りてないなと感じます。
このシリーズの売上が落ちてきたから、何か新しいてこ入れをしているつもりかも知れませんが、テイルズにFFもどきの出来の悪いCGなんて失笑モノです。
そんな捻ったことをするよりも、他に簡単な方法があるでしょうに。

それとも、PS2あるいはPSPで今本編を造ったとして、それらがDS版の売上を越えることを恐れているのでしょうか。
「テイルズはDSが最も合う」発言を過去にしてしまいましたからね。

私は、テイルズシリーズはアビスが初プレイだったのですが、本当に面白くて感心させられたものです。
それだけに今の迷走っぷりは悲しいです。
商売的にプラットフォームを長いこと誤っているのも悲しいですが、そのせいか乱発をしまくっていることも非常に残念です。

ゲーマーは現状に満足しているのか?

コメントの移転作業、ありがとうございます。

PSPには流れを感じますね。しかしまだ花開かず、かと。
弾のないDSと比べても見劣る売上ではそう言わざるを得ません。
PSPはPS2ゲーマー層の受け皿になる必要があります。
大半のゲーマーにとってPS3など、価格面から考慮対象外です。
既に持っているのは20〜30代の独身男性など、お金に余裕がある人だけです。

それゆえにPSPにはもっと頑張ってもらわなくてはなりません。
PS2の事実上の後継機としてPS2並とは言わないまでも、
せめてその半分、ハーフミリオン連発くらいの勢いがほしいところです。
現状で楽園だと感じているのはごく一握りのコアゲーマーだけで
それ以外のゲーマーは買うゲームがない状態です。
それでもPS3がゲーマーの楽園であると主張されるよりも違和感は感じません。

DSに関しては今ソフトを買っている人たちの中に
それほどライトユーザーは多くないと思っています。
ライトユーザー向けのゲームは明らかに減ってますからね。
リズム天国など、ライトユーザーには向かないゲームです。
簡単そうに見えますが、意外と難易度は高いですよ。
前作を喜んでプレイした人+αのゲーマーがメインでしょう。
ライトユーザー回帰は重要なテーマといえると思います。

フェアネスに関しては掲げる以上は厳格に行っていただきたいですね。
SCEJソフトの扱いを始めた点はそういった面で評価できると思います。
あとは数が出ているDS市場にも目を向けていけばほぼ完璧でしょう。

サードパーティのソフト戦略は非常に興味深い点であり、
その上で失敗例としてテイルズが出てくるのもよくわかります。
これからもいろいろと考察されていくのが楽しみです。

任天堂が評価されないのは仕方ないことですね。
夏にゲーマー向けの弾が少なすぎました。
それまでは豊富にあったのに・・・。春に出しすぎましたね。
DSは完全にサード任せなので、残る期待作はDQ9だけです。
DSはともかく、Wiiの巻き返しに期待したいと思います。

不具合に関しては外野がいろいろとクチを突っ込む気はありません。
プレイするユーザーが犠牲になることだけは避けていただきたいと思います。

>どすこい さん
SCEのPSPへのやる気は示されましたね。

おっしゃるとおり、MSKKには「信頼感」をテーマにいっそうの奮起を期待したいです。
『MGS』の600万本はおそらく出荷本数でしょうね。


>トロ さん
テイルズの迷走は、PS2時代のテイルズをプレイしていた人間からすると、本当に悲しいですね。


>Poss さん
PSPの盛り上がりを冷静に評価する視点が必要で、DS市場ではライトユーザーの購買がありますから、それとPSPを単純に比較しても、ゲーマーの動向は見えてこないと思います。

>簡単そうに見えますが、意外と難易度は高いですよ。
『リズム天国』がやりこんだ時の奥深さがあるのは認めますが、ゲーマー向けタイトルという認識はまったく共感できませんね。ライトユーザー向けのゲーム=つくりの浅いゲームではなく、任天堂はライトユーザー向けのゲームでも遊び応えのあるソフトを作る会社だと思います。

>フェアネスに関しては掲げる以上は厳格に行っていただきたいですね。
もちろん厳格に行っているつもりです。
Possさんの認識や基準とは違うのかもしれませんが、それは仕方ないですね。
Possさんのご意見も受け止めはしますが、1つ前のコメントで書いたように、すぐに反映するつもりはありませんし、じっくり考えたいところです。ゲーム系サイトでは、熱狂的な方々がコメントすることが多く、そういったノイズを除去するのに時間が必要です。

現時点では、僕は最高の厳格さをもって、フェアネスな運営をしているつもりです。しかし半年後、1年後にはさらにフェアネスになっているでしょう。その自負が、自信が僕が強気な運営を貫いている根拠です。

初めまして、風見屋と申します。
幼少の時分からゲーム好きで今でもヘビー気味にゲームに触れ続けています。
おそらく結婚でもしない限り、この姿勢は当分変化しないことでしょう。
今回筆を取らせて頂いたのはDAKINIさんのフェアネスを重視する姿勢に共感しつつも、
ゲーマーの楽園というフレーズに強烈な違和感を覚えたからです。
ゲーマーという言葉の定義から入ると長くなり過ぎてしまうので省きます。
とりあえず積極的にゲームを趣味とする者程度に考えておきましょう。
当然ゲーム市場全体から見れば少数派です。
極めて少数派、と言ってしまっても良い。
無視して良い存在ではないのでしょうが、かといって重視する存在でも無いのではないかと思っています。
まずひとつ大きな問題としてゲーマー人口の減少があげられます。
確実に減っているはずです。
まず原因として「出生率 日本」で検索してみても分かる通り、少子化があげられます。
ゲーマーになりうる層そのものが減っている以上、これはどうしようもないことです。
続いてPS時代にゲーマーだった人種も良い年になり、ゲームから離れて行ったという点があげられます。
これも理由は冒頭で述べた通りで、結婚し家庭を持った中でヘビーゲーマーとしての姿勢を維持出来なくなったということです。
よってゲーマー層が拡大する要素はほとんどありません。
また、真のゲーマーというレベルに達した者は強欲になりがちです。
彼らがゲーマー向けとして与えられたゲームに満足出来るのでしょうか。
本来、ゲーマーであれば自らその奥深さ、味わいを見出し、独自の世界を構築するものなのではないでしょうか。
究極のエンターテイメントを標榜するアメリカンプロレスではこんな話があります。
「ビギナーの求める物と、スーパーディープな者の求める物は相反しない。むしろ合致する」
日本の超有名テーマパークを考えてみてもわかるでしょう。
その嗜好は一周して元に戻る傾向があるのです。
一番声の大きいディープ層は実は中途半端な存在であり
そこに耳を傾けて商売をすると必ず失敗することになる。
私が思うに楽園を求めるような安易なゲーマーはこの中途半端なディープ層と似た階層なのです。
本当の心あるヘビーゲーマーはライト向けの中にも楽しさを見出し、「ゲーマー向け」というようなゲームも遊べます。
彼らは多彩な選択の中に立ち、自らの臭覚で真贋を判定するのです。
これは極めてミニマムな個人の世界です。
楽園なるものは必要としない。
もちろん、各開発会社の戦略として、ハンパなゲーマー層への商品提示を行うことを否定するものではありません。
ただ最重視すべきポイントではなかろうと言いたいのです。
正直な所、こんなことは私にとっては当たり前の話だし、
真のゲーマーのはしくれ?として内面世界を構築する者なのですから
特に口には出さないのが礼儀なのですが、
DAKINIさんはユーザー代表ではなく制作にタッチする業界人ということなのであえて言わせて頂きました。
楽園はさほど重視するべきではないし、業界のためにもなりません。
そこへ飛びつこうとするのは近視眼的な発想です。
業界人であるDAKINIさんはそれに対して警鐘を鳴らすことの出来る貴重な人材なのですから、
ゲーマーの楽園うんぬんよりもフェアネスをより重視して業界全体の発展を促して頂きたいと思っています。
他人頼みで恐縮ではありますが、一般の流通関係の仕事をしている私では何も出来ません。
あなたなら出来ると信じております。

ゲーマーの定義

だいたいDAKINIさんの見解がわかってきたのですが、
ゲーマーについての認識に差がありそうなので少しだけ。

僕自身は自分のことをゲーマーだと認識していますが、
DAKINIさんの解釈ではライトユーザーに入るかもしれません。
HDゲーム機を持っておらず、SDゲーム機で満足しています。
今年のゲーム購入本数は今までに10本ですので、
まあ月に1本程度といったところでしょうか。

DAKINIさんの文章から推測すると(コア)ゲーマーはHDゲーム機を愛し、
好きなソフトがあれば迷わず購入するような、
相当なヘビーゲーマーを対象にしているように感じます。
確かにそういった皆さんにとっては既に楽園になっているかもしれません。
しかしユーザー数は極めて限られており、
メーカーがまともに商売できる市場規模ではありません。

一方、僕の認識では風見屋さんと同様で積極的にゲームを趣味とする人です。
購入本数は特に問いませんが、日頃からゲームに関する情報収集をしており、
商戦期などには話題作を購入し、好きなシリーズのゲームがあります。
(ちなみにテイルズユーザーは主にここかと。ToVを買うのはコアな方です。)
このブログの閲覧者はほぼ全員と考えて差し支えないかと思います。

ライトユーザーは世間の話題になってから買うような人たちです。
脳トレ購入層やWii Fit購入層がこれに当たります。
ドラクエのためにDSを買う人なんかもそうでしょう。
モンハン層も半分以上はここに入るような気がします。
ゲーマー+モンハンオンリーのライトユーザーの構図ですね。

僕の定義でいうところのゲーマーはとても現状に満足しているとは思えません。
自分の身の回りのゲーマーを見てみても、その様子が見てとれます。
少しずつゲームから遠ざかっている人も多いです。
未だにPS2がメインゲーム機であるゲーマーは少なくありません。
そういったユーザーの受け皿になるべくPSPには頑張ってもらいたいものです。
(もちろんこれから盛り上がることは重々承知しているので、
その弾が揃ったときこそ真の「ゲーマーの楽園」になっていると信じたいです。)

せっかくなので、PSP-3000の感想を。
PSP-1000しか持っていないので好意的に見ています。
ただ早く内部メモリを積んだバージョンをリリースしてほしいですね。

私も、鋭い考察とさりげないユーモアも感じるこのブログのファンでしたが、最近のゲーム関連の記事には、引いてしまうものを感じていました。
ゲーマーとはなにかという言い始めると人それぞれ考え方は違うのでしょうが。
ファンシースターポータブルが、「ゲーム」として優れているかというと・・・・・。どちらかと言えば「マーケティング」の勝利と言った方がよいのではないでしょうか。

購買層も「みんなモンハン買ってるからぼくも買う」というゲーム歴が若い中高校生の二本目というのが多いと思いますし(難易度も低く設定してありますし)、はたして「ゲーマー」といえるのかどうか。

ゲームにあるべき姿は無いと思います。wiiやDSを使って任天堂がゲームとして与えた驚きや感動は、まだPS系は与えていない気がします。電化製品としての感動(こんな機能もあるんだ!)はありましたが。

機能的にも売り上げ的にも経験が生かせず、結果も出せず、任天堂ソフトが一人勝ちしている現状は、他のゲーム関連の方々にとっては不愉快なものではないかと思います。
しかし、ゲーム会社がPS系にまた流れたら、「ゲーマーにとっての楽園」でなく、「従来の手法で収益をあげることをかんがえているゲーム会社」にとっての楽園で終わることはならないのでしょうか。

どのハードでもいえることですが、同じようなソフトはもう要らないですよね。

どう考えてもライト騙し

リズム天国は、つんく♂プロデュースを売りにしたシリーズですよね。ネームバリューで
ごり押しする、典型的なライト向けタイトルじゃないですか。
しかもタッチパネル操作のせいで操作が直感的でなくなったとゲーマーに大不評とか。

こんなものね、たとえ50万本売れたって、まともなゲーマーは誰一人喜びませんよ。
だいたいがゲーマーの楽園に関するエントリなのに、ライト騙しのタイトルを売上だけで
持ち上げる空気の読めなさときたら。これだから思想の偏ったハード信者は…。

まったく、急に気持ち悪いコメントが増えましたが、なんなんでしょうね。
例の自称業界人悪質ブロガーが、どこかで毒電波でもまいて煽動してるんでしょうか?

DAKINIさんが正論を述べただけで群がる、狂信的な信者のblog潰し。最悪です。

> 風見屋 さん
ここ数年、むしろゲーマー軽視の風潮がありましたから、逆にゲーマー重視の風潮が出てくるのはバランスを考えても良いことだと思います。


>Poss さん
なるほど。
ゲーマーの定義は人によって違いがあるのでしょうね。

まー、そのような定義の差異にこだわるよりも、おっしゃるとおり、PSPへの期待感を共有することが大切でしょう。PSPにPS2の後継、ゲーマーの楽園になってほしいという、Possさんの熱い思いは十分伝わってきました。


>tomy さん
よくわからない事をおっしゃってますが、任天堂が大好きなら、任天堂ファンサイトで言論活動するのが良いのではないでしょうか。少なくとも、フェアネスを志すブログのコメント欄にはふさわしくないコメント内容に感じました。

PS系ソフトが任天堂ハードで売れてないという事は、不満足なユーザーがそれだけ多いということです。まずはユーザー本意、ユーザーの望むソフトを作るのが娯楽の王道です。その基本を忘れてはいけないですよね。もし仮に、ユーザーがPS系フォーマットを望むなら、PS系で発売するのが正しい判断でしょう。

表層的なイノベーションなどに騙されず、ユーザーが求める物を追求して欲しいと思います。例えば、FFやテイルズでリモコンを振り回したってしょうがないわけで、開発者がそんなことをイノベーションと錯覚してもらっては困るわけです。


>フル装弾 さん
ボタン押しのGBA版のほうが良かったという感想は、ちらほら見かけますね。
まー、ボタンのほうが厳密にタイミングを取れますから、当然といえば当然の感想ですが。

そこはDS性というかWii性というか、直感性や体感性が高いから、ゲームとしての判定の厳密性は少々落ちても構わない、というゲームデザインなのかな、と思います。

>>風見屋さん
出生率ではなく出生数のことだと思いますが、下記の厚生労働省の統計のとおり
出生数は70年代前半には200万でしたが、80年代前半には150万に急落し
その後は緩やかに下降し、2006年には109万人となっています
ttp://www.ipss.go.jp/syoushika/seisaku/html/111b1.htm
全体のパイが縮小すればゲーム人口そのものも減る、というのは1つの見方ですが、
ゲームが産業として定着してきたことによるゲーム層の人口拡大、という点も無視できません
ゲーマーと言うのは中高生、或いは大学生も含む範囲にしか存在しないわけではないので
ゲーマーの人口減少という事に対して出生数を持ち出しても不明確です
これよりは内需の冷え込みが〜という推論の方に説得力があるでしょう

また、かつてゲーマーだった人が真のゲーマーになるかゲームから離れるかの
2択しか選択肢が存在しないわけではなく、プレイしやすい環境さえあれば
ゲームをする、という選択肢もあるわけです
先に述べたように、既にゲームはそこにあっても違和感を感じない存在になっていますので
趣味の一環として残っていく事は否定できないでしょう

「声の大きいディープ層に耳を傾けて商売をすると必ず失敗する」というのは
確かに説得力がありますが、
これは声の大きいディープ層を無視してマーケティングを行え、
という話ではないので、自身で自覚しておられる通り主張の本題とはズレます
シリーズ化されている人気タイトル、例えばテイルズやメガテン、スパロボといったゲームを
望んではいても、俺の思うとおりのこれらのシリーズ作を創れ、という話ではないのですから
勿論出来に関して不満があれば口にしますが

そもそも、風見屋さんが言うところのハンパなゲーマー層が集まっている場所を
DAKINIさんはゲーマーの楽園と称しているだけの事ですし
この層相手に商品を展開する事を否定しないのならば、
ゲーマーの楽園を否定する事もないのではないでしょうか
大意としては「ここ最近、期待できそうな感じに盛り上がってきてるよね」程度のものですよ

メーカーとしても、流通としても、ハードの購買層が見えるという事に
デメリットを感じるという根拠が不明確だったので、横から口を挟ませて頂きました
不適切であれば削除をお願いします

はじめまして。
ottanともうします。

議論が進んでしまってますが、折角書いたのでポスト。

DAKINIさんとPossさんのフェアネスについての食い違いは、絶対値と傾き、現在と将来、何に重点を置いて比較するかの相違があるように見えます。

PSPの現状だけみると、ようやくモンハンにつづく出始めたかな?といったあたりで、負けハードは免れ一定の地位は築いたとうレベルではないでしょうか。
Possさんが売上げデータのリンクを張られているのは、PSPの勢いを否定する材料というよりは、現状の売上げをもっと加味しないとフェアとは言えないという流れに見えました。
実際、FEなどリメーク物とは言えライト向けとは言えないソフトもDSとしてはそれなりとは言え、PSPのソフトに比べればかなりの本数出てるわけですし。

しかし、ここしばらくDAKINIさんの書かれつづけているように今後はゲームに合わせたプラットフォームの選択が進むという方向性は確実に進むでしょうから、向こう1年ぐらいで見ればゲーマーの楽園が現出するだろう、と。

個人的には、PSP版アイマスとゆうなまor2まで欲しいソフトがなく、その先も見えないので、まだ楽園は遠いかなといったところです。
もっと濃いゲームをコンスタントに供給してほしいな、と。
きちんとプラットフォームに合わせて造り込んでくれてるなら、別に、DSでも何でもいいんですけどね。

>774 さん
議論の整理ありがとうございます。
「ゲーマー」の定義が不鮮明なゆえに、話が食い違っているのはご指摘の通りだと思います。


>ottan さん
> 絶対値と傾き、現在と将来、何に重点を置いて比較するか
そこは、(業界陣だから)水面下の動きが見えているかどうかも影響しているのかもしれませんね。水面下ではそうなっている、という話は、論法としては卑怯なので、僕はあまり好まないのですが。Web上で証拠は示せませんからね。

しかし去年、年頭、春と、僕は一貫して、PSPの復調について書き続けており、その間にハード売上、ソフト売上ともに好調が続いているのはまぎれもない事実です。またゲーマー向けのタイトルも確実に増えており、PS2系のタイトルが集まってきているのも、水上の出来事としてはっきり見え始めています。

したがって、僕としては、現時点での売上に拘泥した議論は、意味を成さないと思います。そもそも僕は、ライトユーザーもふくめた総売上で、PSPがDSを抜くなどと書いていません。あくまでゲーマー市場に絞って話をしています。

また任天堂タイトルは、子供層の購買が非常に大きく、『マリオカート』や『スマブラX』にしても、Web上では任天堂ファンやゲーマーの声が大きくみえても、基本的には子供層の売上が大きいタイトルです。大人が遊べる奥深さがあるにしても、決して大人のゲーマーだけが買っているタイトルではないのです。それらの売上をもってゲーマー市場が大きいという認識は、持ち合わせていません。

無論、見方によっては、「子供はみなゲーマーである(=ゲームを熱心に遊んでいる)」という主張は可能かもしれませんが、それは「子供はみなアニメオタクである(=アニメを熱心に見ている)」という主張とおなじようなもので、レトリックとしては可能でも、議論として有益とは思えません。

そもそも『マリオカート』や『スマブラX』が売れたところで、それでサードパーティのソフト戦略が変わるかといえば、変わりません。任天堂ファンは(購買層として)強いなあ、と思うだけでしょう。まー、長期的にみれば、任天堂ハードのお客さんに対して、見合ったソフトを供給できる体制は必要かもしれませんが、なかなかうまくいかないし、企業体力も有限なので、そんなチャレンジばかりやってられないのが本音でしょう。

子供層への認知率の拡大は時間が掛かりますし、ノウハウも弱いのが実情で、レベルファイブは本当に頑張っていますが、真似できる会社は多くありません。大人の任天堂ファンについては、任天堂タイトルだけでお腹いっぱいのところに無理にタイトルを押しつけても買ってもらえないでしょう。

ネット上の一部の声が大きいだけかもしれませんが、『テイルズ』が売れなければ、テイルズは所詮その程度のシリーズなんだ、とか、『零』だって同じように叩かれるわけで、強固に任天堂タイトルを愛し続ける層を無理に口説き落とす必要が本当にあるのでしょうか?

そりゃ他に市場がなければ、やるでしょう。でもPSPや、PS3&Xbox360というマーケットがあるなら、そちらに注力した方が楽だし、希望がもてます。まー、任天堂の「外交」戦略がPS1時代のSCE並みに優秀だったら、あるいは・・・・と思わなくもないですが。それはifのストーリーですね。

DAKINIさんが任天堂ユーザーが『零』を叩いているという意見は
多分、自分の意見の

>零は既にPS2の前作より売上伸ばしてますよ。
>既に死んだブランドがWiiでもそのままの動きを見せているだけと見るのが自然です。

からこういう結論を導き出しているのだと思いますので、多少反論させてもらいます。
僕が上記にのような意見を書くに至ったのは、DAKINIさんの以下の様なコメントからです。

>盛大な不具合を出したこともあり、『零』シリーズの将来に大きな影が差したといえるでしょう。

この反証として「零は既にPS2の前作より売上伸ばしている」というのは極めて妥当な意見じゃありませんか?
今回の不具合で将来に影を差したのは間違いではないですけど、
そもそも、将来に影を指しまくっていたと言えちゃうわけで。

実は僕も今回の零をプレイしていて、実に面白いゲームだなと感じた上で、
まあ、議論上は冷静に数字を見るべきだろうと上記のような結論に達したわけで、
それを、任天堂ユーザーはサードに冷たいという論拠に持ってこられては困ります。

それに、零の場合、海外で任天堂パブリッシングで売り出せるのは幸運というか、
大きな足がかりだと思いますよ。カドゥケウスにしろ、シンフォニアにしろ成功例は多いですし。

※ついでに言うと、テイルズがWiiを選んだのは極めて妥当だと思っています。
 なしにろワールドワイドを含むと一番売れたテイルズはGCシンフォニアですから、
 続編はワールドワイドで好調なWii以外ありえないでしょう。

DAKINIさんのサードが無理して任天堂ハードに供給する必要は無いという
全体の論調については賛成です。
しかし、サードはゲーマーの楽園とやらに出していれば安心というのは、
行き過ぎた結論では無いでしょうか?

海外大手パブリッシャーの決算を見てもハイエンド機に旨みがあるのか非常に微妙ですしね。

重ねて言いますが、白黒論の二元的な市場分析は無意味です。
慎重な上にも慎重に考えて意味あるソフトを出していかなければ、
到底お客さんには届きませんし、商売は成り立ちません。今の時代は特に。

「地上の楽園」任天堂ハード

ここのコメントを見ても分かるとおり、任天堂信者はサードをバカにしてますよね。
だから任天堂ハードではサードの意欲的な新作が全く売れずに全て爆死している。
勇なまみたいな真の良作は、違いの分かるゲーマーにしか受け入れられません。

任天堂ハードは、すぐに流される流浪の民ライトゲーマーを除いてしまえば、任天堂の
ゲームなら何でも大好きという人だけの楽園というのが実情でしょう。
確かに北朝鮮的な意味での地上の楽園ではあります。バグだらけライト騙しの任天堂
ゲームでも楽しいと思いこめるのは、ある意味幸せかもしれません。

しかし、北朝鮮じゃない本物の楽園を作らないと、ゲーム文化が壊れてしまう。
だからこそSCEには大いに期待するのです。(MSKKは戦略がお粗末すぎるので)

>ワタナベさん さん
ワタナベさんのコメント欄でのご意見だけで、そのように断じたつもりはありません。
が、しかし、ワタナベさんの中で、『零』に対して手厳しいコメントをしてしまったという思い(罪悪感?)をお持ちなのは、理解できました。

「既に死んだブランド」というストレートな発言を後からごまかす必要はありません。Wiiで頑張っても、一部のユーザーからそのような冷たい評価を受けがちなのは、ゲーム制作者は肌で感じているところでしょう。

> 白黒論の二元的な市場分析は無意味です。
> 慎重な上にも慎重に考えて意味あるソフトを出していかなければ、
まさに我が意を得たり。
おっしゃるとおりで、普及台数の多いWiiに単純に出せばよいわけではない、と僕が常々語っているとおりです。プラットフォームの二極化という事象は語ってますが、戦略そのものを二元論的に語っているわけではありません。よくお読みください。

わかりやすくいえば、ゲーマー向けタイトルはPSP、PS3、Xbox360で展開し、カジュアル向けタイトルはDS、Wiiで展開する。まずそのように、「タイトルにあったプラットフォームを選択する」のが大切でしょう。Wii向けに無理にゲーマー向けタイトルを投入する必要は無いわけですよ。その点はご理解いただけたと思います。

> 無理して任天堂ハードに供給する必要は無いという
> 全体の論調については賛成です。
> しかし、サードはゲーマーの楽園とやらに出していれば安心というのは、

ですから、カジュアルゲームはDSやWiiで出せばいいわけです。
僕は「サードパーティは任天堂ハードでソフトを出すべきではない」などと書いたおぼえはありませんよ。『太鼓の達人DS』などは手堅く売れてますし、そういうDSやWiiのユーザーにあったタイトルを素直に出せばいいのです。それぞれのプラットフォームの客層にあったソフトを投入するのが重要ではないでしょうか。

もちろんPS系よりも任天堂系に向いたゲーマー向けタイトルも、中には存在するのかも知れません。しかしまずは総論として、「プラットフォームの二極化」という事象にどう対応するかを論じたいと思います。


>フル装弾 さん
北朝鮮うんぬんは、さすがに挑発が過ぎるので、今後は謹んでいただけないでしょうか。

ただ、サードパーティのチャレンジングな作品があまり売れてない印象は僕も持ってますし、「愛」に欠けた論調のコメントを掲示板等、ネット上で見かけるのは気になっています。罵詈雑言は、他のコメントよりも目立ちやすいので、実数としては多くないのかもしれませんが、印象としては「意外とある」ように思えてしまいます。

個人的には、作品に対する批判はあまり気にならないタチなのですが、意外というか、読むとムカつくという人は結構おられますからね。まー、クリエイターって人種がみんな冷静なはずもないのですが。

作品に対する批判は、PS系で出しても当然あるんですけど、しばしば任天堂と比較して叩く意見が混じっているため、閉鎖的なコミュニティで叩かれているような印象につながるのでしょう。この人達相手に頑張っても無駄だ・・・・というような無気力感、徒労感をおぼえるのかもしれません。

反面、今のPSPやXbox360はいいですよね。ユーザーからの「よっ! 待ってました!」感があふれんばかりに伝わってきます。僕は売上にこだわる主義ですが、気持ちを大切にする人なら、なるほどPSPやXbox360でソフトを出したいと思うのは理解できます。永続するものではないかもしれませんが、メーカーとユーザーの蜜月ができるだけ長く続けばいいな、と強く思います。

「ゲーマーの楽園」という言霊

「ゲーマーの楽園」
という言葉にこれほど多くの反応があるとは、正直驚きです。

いままでも何度か出ていた言葉なのに。今回ここまで強い
反発をもつ方々が現れるという事は、それだけ現状の任天堂
に危機感を持っている方々が増えている(以前のように無視して見過ごせない)
という逆説的な現れなのでしょうね。

発熱時代を知ってるモノとしてはDAKINI氏がPS陣営等書かれると
噴飯しそうになるわけですが(笑)
当時、PS信者だった自分が、くそ〜このブログ言いたいこといいやがって!
と憤ってた頃を思い出します。
若かった・・・・
あの頃に比べるとDAKINI氏まるくなったな〜という印象(笑)

>ワタナベさん
>海外大手パブリッシャーの決算を見てもハイエンド機に旨みがあるのか非常に微妙ですしね。

どこが微妙なんですか?
http://www.ps3-fan.net/2008/07/eaq1ps3.html

GCシンフォニアは結局その後にPS2に移植されて何十万も売り上げたでしょう?
確かGC版よりも本数多かったような?
バイオハザード4だって結局PS2に移植されてそれもそっちの方が儲かったりしてる。
本体売上台数だけで判断するなら「5」はWiiで出した方がいいということになるけど、
だけど実際にはWii独占どころかマルチからも外されてます。
Wiiで基礎的なの作ってアプコンしたヤツをPS3/360で出した方が安上がりなのに。

>零の場合、海外で任天堂パブリッシングで売り出せるのは幸運というか、大きな足がかりだと思いますよ。

幸運なんじゃなくて、その条件だからWiiで出したんじゃないですかね?

>ヨーデル さん
> いままでも何度か出ていた言葉なのに。今回ここまで強い反発をもつ方々が現れる
ですねー。
使い始めたのは6月からで、今まで何度も使ってるのに、なんで今回急に・・・・? と僕も思いました。突っ込むなら6月にしてよ(笑

> それだけ現状の任天堂に危機感を持っている方々が増えている
> (以前のように無視して見過ごせない)
そういう事なんでしょうか。
この夏でずいぶん印象が変わったのかもしれません。

まー、『ファンタシースター ポータブル』もあっさり50万本を越えて、じわじわ売れていけば、次の大台も夢ではないかもしれませんし、スクウェアエニックスのプライベートイベントで有力タイトルが発表されたり、「サードパーティがPSPに本気になってきた」のを肌で感じ始めているのでしょうね。

> 発熱時代を知ってるモノとしてはDAKINI氏がPS陣営等書かれると
通称「アンチソニーの総本山」でしたか。懐かしいですね。
まー、当時のアンチソニー派な人達からすると、僕は「裏切り者」に見えるのかもしれないし、過去の自分たちの礼賛っぷりを恥じて、叩きたいのかもしれませんね。

くたたんもいなくなったし、PSPも好調。叩く相手も、材料も無いから、八つ当たりしたいんでしょう。可愛いもんじゃないですか。

僕はプラットフォームホルダー2社には、かなり手厳しい傾向があります。ソフトメーカーには比較的甘く、小さい会社ほど、基本的に甘いです。中小はほとんど批判しないでしょう。それだけなんですがね。

> あの頃に比べるとDAKINI氏まるくなったな〜という印象(笑)
よく言われます(笑
若気の至りでした。その一言に尽きますね。


>DVD8枚組 さん
フォローありがとうございます。

EAはDSやWiiが得意ではなく、スポーツゲームもHDゲーム機でよく売れるんですよね。マルガの湖畔さんも、8月17日の日記で、リアルスポーツ系ではXbox360とPS3が強い傾向を指摘しています。
http://homepage3.nifty.com/TAKU64/diary/diary.htm

付け加えれば、FPSもWiiは非常に弱く、普及台数で劣るPS3の方が売れていたりしますから、そういったジャンルのソフトはHDゲーム機で出さざるを得ないのが実情です。

> 幸運なんじゃなくて、その条件だからWiiで出したんじゃないですかね?
なるほど。それはありそうですね。
国内のWii市場がサードパーティにとっておいしくない、という認識は広がっていますから。普及台数はともかく、ソフト市場はPS2の代替になり得ないでしょう。この夏の商戦が良い例ですね。


>フル装弾さん
> 反省します。
ありがとうございます。
が、内容の過激さから、掲載許可はできかねます。内容はきっちり読ませていただきました。

>ヨーデルさん
>あの頃に比べるとDAKINI氏まるくなったな〜という印象(笑)

昔の方が凄かったの?
いや〜今の丸くなったDAKINIさんが好きだなぁ!アハハハハハハ!(゜∀゜;)
その昔の調子でhomeとか語られたら・・・・・・おお、恐ろしい!!!!

あと度々話になるフェアネスなんですけど、
フェアネス以上に重要なことって素直さだと思うんですね。
公平さと言っても「どこに基準を置くか」で評価にバラつきが出ちゃいますから。
株主対策ブログや経営考察ブログでもないと思いますので販売本数だけが評価の基準じゃない。
そういうの見たかったら大前研一ブログでも見ればいいし。(見ないけどw)
売上だけで評価してたら「てとてトライオン!」なんか書くことなくなっちゃう。
もし売れて無かったとしても、DAKINIさんはペルソナ4を絶賛してたと思いますよ。

個人の嗜好を超えたフェアネスなんて無理ですよ。たとえ業界人だって。
それをふまえた上で閲覧する工夫が、読み手にも必要だと思うんです。
私なんかねー、DAKINIさんのSCE批判なんか読まないで飛ばしちゃう!
で、P S 3 褒 め て る エ ン ト リ ーだけ読んでニコニコしてます!
そういう面の皮の厚さも読み手の醍醐味ですよね。

DAKINIさんの仰っている「ゲーマー」とはどのようなユーザーを指すのでしょうか?
人によって定義は違うのかもしれませんが、ここはDAKINIさんのブログですから、
管理者たるDAKINIさんが「ここでいうゲーマーとはこういう人のことですよ」と定義を明言していただければ、
上の方のコメントであるような認識の齟齬はもう起こらないんじゃないかと思います。
いかがでしょうか?

>DVD8枚組さん

EAが任天堂プラットフォームが苦手なのは理解してますよ。
でも、前期通期で赤出してるんだから不調だったことは事実でしょう。
ハード別の割合を見せられても困ります。
今期は持ち直すと思いますけど、だって、あのEAが赤字ですよ?
EAにとって任天堂ハードなど、変数に過ぎませんから、
メインのハイエンド機が商売的に難しかった事を如実にあらわしていると思います。

テイルズについては以下の通りです。

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20071211/tales.htm

GC テイルズ オブ シンフォニア 2003年8月29日 953,000
PS2 テイルズ オブ シンフォニア 2004年9月22日 486,000

GCシンフォニアが日本で32万だったので、62万は海外で売ってるんですね。
他のテイルズと比べて、海外比率が異常に高い事が分ると思います。
テイルズを世界に伸ばしたかったらWiiの今は、正にその時ですね。

でも、サードが任天堂ハードに出すのが得と言っているわけじゃないんですよ。
僕はハッキリと逆の認識ですし、過去発言見てもらっても分ると思います。

ただ、DVD8枚組さんが仰っているように、Wiiは世界で爆発的に普及しているのは事実なわけで、
それを賢く使わない手は無いし、その手が無いわけじゃないと言っているんです。

DAKINIさんはテイルズと零のWiiへの展開を失敗例として使っていますが、
自分は違う見方をしているし、それには根拠があると考えています。

> DVD8枚組 さん
> そういう面の皮の厚さも読み手の醍醐味ですよね。
読む側にも、図太さは必要でしょうね。
そのような大人が多ければ、僕もコメント欄の運営で苦労しないのですが。


> ワタナベさん さん
単にPS3の不調が影響しただけともいえますね。
ハードの切替え期におきた現象をさも持続的な現象のように語るのは、誠実ではないでしょう。「EAにとって任天堂ハードなど、変数に過ぎません」と認識しているなら、なおさらでしょう。

『テイルズ』の場合、そもそも海外で展開していない作品が多いので、『シンフォニア』の事例をどう評価するかは疑問の余地があります。ゲームキューブだから、売れたというわけでもないでしょう。

ライトユーザーは無視できるか

>DAKINIさん
仰りたいことはよくわかりますし、納得もしています。
しかしどうしてもフェアネスの精神から外れてしまうようですね。
この主張は市場の半数を占める任天堂の意図的な排除ですよね?
やはり「PS陣営に供給するサードびいきの立場」として見させていただきます。

そもそもライトユーザーを無視して議論する意義がわかりません。
いまやPSPの代表タイトルとして育ったモンハンシリーズですが、
ライトユーザーを取り込んだからこそ200万本以上売れるようになったのです。
まさかDAKINIさんの仰るゲーマーしか買っていないと主張なさいませんよね?
いわゆる任天堂タイトルと同じような構図(ゲーマー+ライトユーザー)になっているわけです。
(当然のことながらライトユーザーの年齢層は異なります。)

基本的に売れているゲームが人気であり、
そこがゲーマーにとっての楽園になります。
数が出ていなくても楽園になるという主張は
Xbox360など、ごく限られた市場であれば合点がいきます。。
しかし1000万台普及しているPSPでその主張を展開するには無理があります。
DAKINIさんはライトユーザーを除いたゲーマーが
1000万人いると仰りたいわけではありませんよね?

PSPが次第に復調してきており、(PS)ゲーマーの楽園へとなりつつある。

現段階ではこのあたりの認識が妥当であると思います。
(後半部分は言い過ぎの気もしますが、期待をこめて。)
以前も述べましたとおり、ハーフミリオン連発くらいの勢いになってから
「ゲーマーの楽園が盛り上がっている」と宣言されてはいかがでしょう?
ゲーマーの楽園であったPS2を目の当たりにしているわけで、
それは到底、今のPSPに重なるものではありません。
ライトユーザーを取り込んでこそのゲーマーの楽園です。

あとはわざわざ言うまでもありませんが、
PS3がゲーマーの楽園に入っているのはおかしいですよね。
MGS4は日本で成功を収めましたが、世界全体で実売300万本程度です。
またそれに続くようなソフトも現れていません。
「ゲーマーの楽園」発言の6月以降、MGS4以外では
13万本のドラゴンボールZ バーストリミットが最高です。
FF13が発売され、他のソフトもスマッシュソフトが出てきた頃、
ようやく「ゲーマーの楽園」ができつつあるといったところでしょう。
現状ではMGS4ですらGCのスマブラDXになりきれていません。

そしてなぜ今になって、というのは僕の場合はたまたまですね。
毎日記事を閲覧しているわけではないので、いつも機を逃してました。
あとはようやく「結果」が見えてきたということもあります。
低調なDSやWiiよりも好調に見えるPSP(PS3?)が
実は追いついてさえいないという「事実」です。

SCEにとってはまたとない機会ですので
新型PSPの発表など、力を入れてきていますよね。
これらの策により「ゲーマーの楽園」になったかが明らかになる
今年の年末商戦が今から楽しみになってきました。


>DVD8枚組さん
僕も同意見ですね。何に対してもフェアネスな扱いをするのは無理です。
それさえ取り下げれば、確かにPS系のゲームが集まっている、と自然に読めます。
でもPS系のゲームしか集まっていないわけで、
かつてのPS2と比べるような市場規模があるわけでもない。
たびたび話題に上がるテイルズには逃げられたわけです。
そこで「ゲーマーの楽園」と叫ばれたところで虚しく響き渡るだけですよね。
もっとPS陣営にはしっかりしてもらわなくては困ります。
SCEが自爆さえしていなければ、今もサードは平和に過ごしていたはずです。

> Poss さん
あなたが「フェアネスではない」と思うのは自由ですが、コメント欄で「取り下げろ」とリクエストをくり返されても、はっきり迷惑です。僕は「フェアネス」の精神を貫いていますし、それについてじゅうぶん説明してきました。これ以上はただの水掛け論と思いますので、その話題を続けるなら、以後のコメント承認はしません。

もはや本題から離れて、運営に対する「水掛け論」になっているからです。今後も僕はフェアネスを掲げて、このブログを続けていくつもりです。あなたの主張は、「恒久平和」など幻想だから、平和を掲げて活動するな、という子供のような論理で、正直びっくりします。ゲーム市場を論じるうえで、「ファアネス」は必要な姿勢でしょう。


また、ライトユーザーについては議論に入れてない、というのが僕の立場で、それは示しました。ゲーマー向けタイトルに関してDSやWiiが元気が無いからといって、「ゲーマーの楽園」について語っているエントリーで、無理にライトユーザーを持ち出されても困ります。

例えば、女性向けゲームのマーケットを考えるときに、男性というファクターを考慮しろ、といわれても訳がわかりません(笑 おなじようにゲーマー市場を論じている時に、任天堂の得意とする子供市場やライトユーザー市場を考慮しろといわれても、訳がわからないのですが。

きちんと議論する気がなく、議論の前提を頑固に認めないおつもりなら、よそで議論してください。ここはあなたのブログではないのですから。


もはや時代はマルチプラットフォーム前提。プラットフォームのお客さんにみあったタイトル供給が必要です。ライトユーザーとゲーマーをまぜこぜにしてしまう議論は、非常に危険で、まずはターゲットユーザーが多く存在するプラットフォームを選択すべきでしょう。

『モンハン』はゲーマー以外にも広がっているでしょうが、最初からライトユーザーを狙ったわけではなく、あくまで中高生やゲーマーを狙ったもの。DSで出していれば、このような成功は無かったでしょう。ソフトメーカー各社の戦略を論じるうえでは、プラットフォーム毎の客層に着目する必要があり、DSとWii、PSPとPS3とXbox360では大きく客層が違うという認識をもつべきです。

ゲーマー向けタイトルに目線をむければ、PSPは順調に育っており、ライトユーザーや任天堂タイトルを入れて議論しても、サードパーティの戦略を語る上では、おかしな事になってしまいます。ライトユーザーと子供市場をふくめれば、縮小しているとはいえ、DSがいまだに大きなボリュームなのはたしかですが、そんな事は誰も議論の対象にしていませんし、そのようなどんぶり勘定的な市場の見方では、ソフト戦略は立てられません。

>DAKINIさん
他のテイルズが海外で展開してなくて、GC版シンフォニアだけが成功しているなら、
尚更、重要な橋頭堡じゃないですか。意味の無い反論は止めていただきたいです。

EAについては今後を見守らせていただくということで、発言は取り下げます。

>ワタナベさん さん
他のテイルズ作品を海外展開していたら、もっと売れていたかもしれないわけで、『シンフォニア』の成功だけでWii向けが正しいと論じるのは無理、ということです。言えるのは、『テイルズ』は海外展開すれば売れるポテンシャルがある、という事だけです。『シンフォニア』は任天堂ゲーム機だから成功したというわけでもないでしょう。

他のRPG作品がHDゲーム機向けに数多く投入されている事からも、ストーリー重視のゲームを単純に普及台数の多いハードに投入するのが良いのかどうか。DSで出しても上手くいってませんよね。

また、国内販売が落ち込んでいる点を考慮しても、ベストチョイスとは到底言い難いと思います。海外でも国内でも売れるのが良いわけで、海外がのばせるから国内は低調でも構わないという論理はおかしいですよ。

据置機はPS3とXbox360のマルチ、携帯機はPSP、が良い選択肢でしょう。ちなみに『シンフォニア』は欧州(特にフランス)の販売がかなり好調だったタイトルのはずです。フランス人のクールジャパンブームというか、アニメ好き(ゲーム好き)が良い方向に作用していました。欧州で弱いXbox360オンリーでは、戦略的に片手落ちですね。

>ワタナベさん

でもですよ、
それを言ったらGCよりも売れてるフォーマットであるWiiのラタトスクの騎士がドカン!と売れてないと。
台数から考えると不自然なモノがあるし、そこら辺で特徴の違いが出てるんじゃないでしょうかね?
任天堂ハードが良い悪いじゃなくて「こういうの出せばアタル!」って特徴がハードごとに違う予感です。

まだテイルズならいいと思うんだけど、
キルゾーン2とかでヒット出そうとしたらWiiよりHD機だと思うんですよね、やっぱ。
うーんと・・・・・そう、
例えば三国無双ポータブルとか出てますけど「アレを携帯機でやりたいか?」みたいな。
やっぱりハードごとの特長とか個性の違いが出てて、そこら辺を活かした方が皆が得するっていうのかな?
実際セガなんてWiiで「サンバDEアミーゴ」出すでしょう?
ああいうのはWiiの客層を考えた上で戦略的に住み分けてると思うんですよ。
その住み分け方は正解だと考えてるんじゃないですかね、DAKINIさんは。自分もそうだと思うし。

>『テイルズ』は海外展開すれば売れるポテンシャルがある

あの、売れて無いんですよ。シンフォニア以外は。
数字が載ってる記事を探せなかったので言及は避けましたが、
ディスティニーが7万本くらいでシンフォニア以外では最高だったと思います。

紹介した記事にあるとおり、米国で売れたテイルズの総数が80万本なんですが、
内53万本はシンフォニアです。53万と言う数字も裏づけが取れなくて申し訳ないですけどね。
(一応、ここから取ってますhttp://d.hatena.ne.jp/norikoeru/20070707/1183793526

まあそれ以前に売れた作品の続編は一番売れたハードの後継機にしようねっていうのが
それほどおかしい事かなと逆に訝しがりたい気分です。
他にポテンシャルがありそうだからって、実績のあるハードを外すのはおかしいでしょ。

>『シンフォニア』は任天堂ゲーム機だから成功したというわけでもないでしょう。

はいその通りです。任天堂ゲーム機だからでは無く、任天堂パブリッシングだから売れました。
任天堂ハードは任天堂の息が掛かっているほど売れやすいという、
とても分りやすい構図があります。その最たる例がマリオソニックオリンピックゲームでしょう。

サード各社も任天堂パブリッシュを目指して企画を立てるのが成功への近道でしょうね。

>DVD8枚組さん
その意見にはまったく反論は無いですよ。

>まだテイルズならいいと思うんだけど、

その通りで、前作の実績もあるしテイルズがWiiに展開するのも悪くないんじゃない?と言う意見です。
そこには当然、任天堂ハードに足場を作るという意味も含まれます。
バイオがGCで撒いた種をWiiで気軽に刈っているようにね。

ライト向けゲーマー向けに関係なく、まず顔を覚えてもらわない事には商売は始まらないでしょうから。

>ワタナベさん さん
ディスティニーはPS1時代のタイトルで、大昔ですよね。
なぜそんなデータを持ち出すのか、理解に苦しみますが? 基本的に海外で本格展開するのは、これからでしょう。『テイルズ オブ ハート』がいいとは言いませんが・・・・ね。

> 一番売れたハードの後継機にしようね
国内のテイルズの売上をみれば、WiiがPS2の後継機でないのは明白でしょう。PS2とは客層が違うわけで、普及台数だけで後継機を論じるのは無意味です。


> 任天堂パブリッシュを目指して企画を立てる
任天堂パブリッシングが海外で強いのはたしかですが、コラボタイトルがすべて売れているわけでも無し。海外にニーズがあったから売れたわけで、まずそれが基本です。

『オリンピック』が売れたところで、それはそれ。
実際、セガはWiiにタイトルを集中させたりしてません。

なんでもかんでも任天堂とコラボ、任天堂パブリッシュなんてしないし、現実的ではないでしょう。Wiiで出すなら、任天堂の販売協力を条件に交渉するのはありでしょうが、逆にいえば、任天堂のバックアップ無しでは商売しづらい理不尽なマーケットと見るべき。

Wii向けはむしろ本数を絞り込んでいくべきだと思いますね。任天堂の販売協力がなければ一切出さない、ぐらいの強い気構えでもいいかと(さすがに政治的にはあり得ないですけどね)。PS系やXbox360で売れるゲーマー向けタイトルはそちらに供給して、新しいタイトルをWii向けに出すのが良いと思います。

>DAKINIさん
どうも色々誤解があるようです。

> 一番売れたハードの後継機にしようね

これはラタトスクについて言及したものです。
ラタトスクはシンフォニアの続編なので、実績のあったGC版の後は
Wiiにするのは普通だよねという意見に受け取ってください。
現にラタトスクは海外の任天堂機関紙に大々的に取り上げられたりしてる訳ですしね。

>Wii向けはむしろ本数を絞り込んでいくべきだと思いますね。任天堂の販売協力がなければ一切出さない、ぐらいの強い気構えでもいいかと

賛成です。
ずっとそういうスタンスのつもりだったんですけど、論調を上手く調整できなかったようです。

ラタトスクと零について、Wii発売を擁護したのは、
ラタトスクはシンフォニアの海外成功があるからで、
零はそもそも、他のハードでは展開できなかっただろという土台があるからです。

ゲーマー向けは任天堂ハードはやめようねっていう意見に対しての、
売れる要素があるなら、出さない理由は無いし、そんな余裕もないでしょという意見です。
バイオについてはDAKINIさんも賛成してくれたようですし、
その延長と思っていただければ間違いないと思います。

主張をまとめておきます

「フェアネス」の件は置いておきましょう。
「フェアネス」へ向かって努力し続けたい、
という言動を信じて半年、1年後を待ちたいと思います。

議論の放棄ととられたのは心外ですね。
前回投稿の趣旨をかいつまんで載せておきます。

本題の「ゲーマーの楽園」についてですが、
かつてのPS2市場のような状態を指すという解釈は不適切なのでしょうか?
(そこには「結果として」ライトユーザーも入ってきます。)
そして現状のPSPはそのような状況に至っていないという主張です。
もちろんPS3については言うまでもありません。

またサードの戦略上、各ハードの客層に着目すべきなのは当然で、
大雑把なくくり方はともかく、客層に合ったハードにタイトルを提供すべきでしょう。
同列にマルチプラットフォーム戦略が掲げられていることには違和感を感じましたが、
マルチ自体の重要性が増していることには賛同いたします。

何か誤解されているようですが、僕もPSPの復調については感じますし、
その流れを否定する気はありません。むしろ最初から認めています。
ただし「ゲーマーの楽園」というレベルではなく、時期尚早だということです。
それについての論拠はいろいろと示してきましたので、
もう一度以前の投稿に目を通していただければ幸いです。

あくまで主観的に「ゲーマーの楽園」を掲げるのであれば、
ゲーマーについての定義を示していただかなければ、
今後も読者の誤解を生む原因になるでしょう。
「ゲーマーの楽園」としてかつてのPS2を思い浮かべ、
それに及んでいないという認識は誰もが共有するところのはずです。

テイルズについての議論も少々。
WiiとXbox360に出すというのは海外展開を考えれば自然ですね。
DAKINIさんがそこまで否定するような材料はないように思います。
一方は前作(関連作品ですし)が好調な売上を記録した
ハード(そして普及台数も最も伸びている)の後継機種で発売し、
もう一つは北米で(コア)ゲーマーに強いハードに展開する。
何もPS陣営にこだわる必要性はありませんよね。

すべては「結果」を見て判断すればいいことです。
外野から見ている私たちにはそれで十分なはずです。
「オリンピック」の出荷1000万本(DS+Wii)という記録も切り捨てられては、
一般のゲーマーが議論する客観的な材料はなくなってしまいます。

>ワタナベさん さん
論調の調整については、僕も反省しております。
同時に多人数を相手にしているため、なかなか・・・・(汗

> ラタトスクはシンフォニアの続編なので、実績のあったGC版の後は
> 実績のあったGC版の後はWiiにするのは普通だよねという意見に受け取ってください
なるほど。
ようやくスタンスが理解できました。本筋では考え方に違いがない気がしていたのですが、どうも『テイルズ』に関しては妙に食い違うなあ、と思っていました。
ありがとうございます、スッキリしました。

ナムコは「次のマザーシップをWiiで」などと発言しており、『ラタトスク』単体の評価はさておき、「テイルズシリーズをWiiで展開すること」には戦略的に良くないと考えています。『零』はアトラスのようにPS2で良かった気がしますし、PS2とのマルチでも良かったかもしれません。

カプコンはゲームキューブ時代に頑張っていたので、それを取り返す意味でも、過去の資産を流用した作品をWiiで展開するのは合理的な判断だと思います。もしも、バイオの新作(本編シリーズ)をWiiに、という選択をしていたら、強い違和感をおぼえていたでしょう。


もっとも、Xbox360とPS3で発売する『バイオ5』をデッドライジングのようにダウンコンバージョンするのは、試してみる価値はある一手です。潜在ユーザーを根こそぎ取りに行くという意味でも、大切な考え方ですね。

ゲーマー向けタイトルを、ゲーマーの楽園と僕が呼んでいるPSP、PS3、Xbox360に供給し、従来のお客さんを減らさず、シリーズを順調に維持すべきです。しかしゲーマーの楽園で展開したタイトル群を、何らかのコンバージョン(リメイクか、移植か、まあ色々ありますが)をして、カジュアルゲーマー機に展開するのは、「あり」でしょうね。

僕が否定しているのは、ゲーマー向けタイトルを最初からカジュアルゲーマー機で展開したり、そちらに限定して供給することです。ユーザー層を拡大するのはいいけど、足もとのお客さんを軽んじてはマズいでしょう、というスタンスです。ライトとゲーマーの議論でも、日本と海外の議論でも、僕が大切にしているのはその点です。

「ゲーマーの楽園」というやや文芸的な言い回しをあえて使っているのも、ここ数年、ライトユーザ市場に注目が集まった反動で、ややゲーマー市場を軽視する傾向があり、結果として常連のお客さんを失望させてしまっているのではないか。そういう危機感をおぼえているからです。

ゲーマーが安心して購入できるプラットフォームがあり、そこに満足のいくタイトルが安定して供給される。メーカーも数字の読みやすいタイトルを抱えて、安定した経営をおこなえる。いわゆるユーザー層拡大は大切なテーマですが、今日のご飯を準備してないのに、明日のご飯の心配をしすぎるのもおかしな話で、今はバランスの再調整の時期だと思います。

それをわかりやすく言うと「プラットフォームの二極化」という表現になりますが、もちろんわかりやす過ぎる表現の弊害はあるのでしょう。僕はわかりやすい表現を好む傾向がとても強いです。

>Poss さん
PSPがPS2の完全な後継になる、などと書いたおぼえはありません。もしそう思っているなら、「ゲーマーの楽園」などと書かず、はっきり「PS2の後継機」と書いたでしょう。例えば、PS2で大ヒットした『太鼓の達人』はDSで良好な売上をあげています。

PS2は国民機であり、ライトユーザーとゲーマー両方を抱えているわけで、ゲーマーを中心としたPSPが市場規模で劣るのは当然です。またゲーマー市場はPSP、Xbox360、PSの3ハードに分散していると思っています。だから3ハードをまとめて「楽園」と呼んでいるのです。PSPのみを単独で「楽園」と呼んでいないことをご理解ください。

PSPの好調さについて。
Possさんと僕との最大の違いは、現時点での売上と勢い、どちらを重視するかという話であって、僕は勢いも加味して語っているわけです。それだけの違いでしょう。

テイルズについては、ワタナベさんを始め、他の方とすでに議論してますから、Possさんと同じことのくり返しをするつもりはありません。コメント欄の議論をお読みください、という他ないですね。


> 「オリンピック」の出荷1000万本(DS+Wii)という記録も切り捨てられては、
切り捨ててはいません。
ただし、ゲーマー市場を論じる上では、不適切だと考えています。ライトユーザー市場とゲーマー市場を混ぜて考えてもしょうがない、というのが僕のスタンスです。

>同時に多人数を相手にしているため、なかなか・・・・(汗

いや、大した物だと思ってみています。自分のスタンスも理解してもらったようでよかったです。

意味のある議論が続いていると思うのでもう少しだけ。
サード各社が任天堂ハードに戸惑っているのを、見るのは辛いですね。
しかも、それが、元々いたお客さん(ゲーマー)を苛立たせる原因になって、
ゲーマーの任天堂ハード嫌いに拍車を掛けたりもしてる。
なんとかスパイラルと名づけたいくらいです。

僕は任天堂のゲームが好きで、ハッキリと任天堂を応援している人間ですが、
僕にとってもこの状況はとても辛いです。(我ながら気持ち悪い意見ですが正直な気持ちです。)

この状況を作ったは間違いなく任天堂ですが、任天堂も必死のサバイバルを続けているわけで、
擁護したい気持ちが結構あります。だって、そりゃ生き残りたいでしょ誰でも。

だから、サードがもっと任天堂との距離感を上手く使えるようになって欲しいと常々思っています。
ソフトを提供しないというのも含めて。

最後に泥仕合でコメント欄を汚してしまった事を、DAKINIさんと閲覧者皆様にお詫びしたいと思います。
申し訳ありませんでした。

表現の違いでしたね

なるほど、ようやくすっきりしました。

PSP・Xbox360・PS3連合がゲーマーの楽園へとなりつつある、
ということですね。

ただしライトユーザーを切り捨ててしまうのは危険な発想であり、
その結果がDAKINIさんの仰るところの「ゲーマーの楽園」だと思います。
DAKINIさんも感じていらっしゃるようにライトユーザーの数は大きく、
安定した経営を行っていくには欠かせない存在です。
大ヒット作ほどライトユーザーを取り込んでいるわけですから。

PS3にPSPのような流れを感じるか、などの議論もありますが、
お互いの主観論に終始してしまうことは目に見えているのでやめておきます。
また「楽園」という言葉にもまだ違和感は残りますけど、
やや誇張した簡潔な表現であると理解しておきましょう。
あとはこの流れが本格化し、一定の市場を形成していくことを願うばかりです。

P.S. わざと(コメント承認の)時間を空けて、議論の熱を冷ましたほうがいいかもしれません。

そもそも対立という考え方がおかしい

なんでみんなDS vs PS&XBoxなんていう対立軸にしたがるんでしょうか。
任天堂の「ゲームの敵は無関心」というライトユーザーの掘り起こしと
PS & XBoxに代表される「ハードコアゲーム層」というものは相補的なもの。
ライトユーザーから成長してハードコアゲームユーザーになるのですから、
一定母数のライトユーザーがいなければハードコアユーザーはありえず、
また、ハードコアユーザーの一定数がゲームをプロデュース、製作する側に
向かうので、ハードコアゲームユーザー無くしてライトユーザーに
アピールするゲームが存在することすらありえない。
ゲームの最大のライバルは「ケータイ」であって、今はそれに対抗する
軸が出来つつある、という事だと思います。
ライトゲームとハードコアゲームは相補的なもんで、むしろ共通のライバル「ケータイ」
に対するには両方ともステキじゃないとダメでしょう、という事な筈では。

DSユーザーはゲーマーじゃない?

はじめまして。
このブログは一年ほど前から見させてもらってます。

今回、急に荒れた理由ですが、思うにPSPが「ゲーマーの楽園」というだけじゃなくて、DS市場に対してのネーミングになっているので、あたかも「DSやWiiで満足している人はいくらゲームが好きだろうがゲーマーではない」という主張に読めるからではないでしょうか。

僕自身、ファミコン世代から遊んでおり、次世代機ではPS3、Wii、DSのおよそ三つで遊んでますが、「このブログの主張だとPSPを遊ばないとゲーマーと認めてもらえないのかなあ」という気分に少しなりました。
たとえばこれが「ライトユーザーとヘビーユーザー」というのであれば、おそらくこれほどコメントが殺到することはなかったと思います。また、「ヘビーユーザーの楽園」と銘打ったところで、このエントリの主張には何ら影響はないと思います。

ご一考下されば幸いです。

>鹿毛さん
(「フェアネス」に関して、コメント欄で議論されている、焦点になっているポイントがお一人だけズレているので、今回はコメント承認せずに、回答のみ記しておきます。)

えーっと、根本的に勘違いしているようです。
僕がフェアネスと言っているのは、ゲーム市場の分析について、です。任天堂びいきになって、任天堂に都合の悪い現実を認めないとか、逆にSCEびいきになってSCEに都合の悪い現実を認めない、という偏った姿勢ではなく、あくまで起こった現実を素直に認めた上で、市場を分析したい。それだけの事なのです。

コメント欄の運営についてフェアネスと言った覚えはないのですが。そこがすれ違いの理由でしょうか。コメント欄を荒らす、あるいはそれにつながる言動は歓迎しませんし、そうでない言動は歓迎します。それらを平等に扱うことはできません。

基準はもちろん僕の主観ですが、それはブログなのだから当たり前です。ブログは裁判所でもなんでもないのです。鹿毛さんが僕の運営方針を気に入らないのはよくわかりますが、「フェアネス」という方針を勘違い(拡大解釈)されてるのは、いささか困惑します。


>ワタナベさん さん
任天堂の課題が「外交」にある、という認識は僕も持っており、危機意識は僕も共有するところです。任天堂、SCE双方に厳しい論調ですが、両者に頑張ってほしいという強い思いを抱いています。


>Poss さん
細かい所での考え方の違いはあるにしても、大きな部分でお互いの誤解が解けて、良かったです。ライトユーザー市場にどう取り組んでいくかは、おっしゃるとおり、大きな課題です。それを論じるのは、また別のエントリー、別の機会が適当だと考えています。それだけでもかなりの長文になりそうですから。


>Average さん
対立を煽るつもりは毛頭ありません。
ケータイでさえ、敵ではないでしょう。マルチプラットフォームというのは、そういう事です。ゲームが動くあらゆる端末でゲームが供給される、だから色々な人がゲームを楽しめるし、ゲーム人口も拡大し、ライトユーザーもゲーマーも満足できる。そのような状態が1つの理想でしょう。

もちろん現実にはビジネスの厳しさがありますから、それぞれのプラットフォームに合ったタイトルを供給するほかなかったりしますが。ゲームが動くプラットフォームが増えることは、作り手にとってチャンスが増えることです。


>ミタ さん
荒れたという認識は、僕は持っていません。
最終的には、ワタナベさん さんとも、Possさんとも、大枠での認識のすりあわせはできましたし、議論として有益だったと思います。

また、ひさしぶりに書き込まれる方や、始めて書き込まれる方もおり、議論の「熱」が最終的には良い方向にまとまったな、と実感しています。すれ違いがあり、時には決定的な亀裂になる危険もありながら、それでもコメント欄を閉じていない理由はそこにあります。

 このエントリーの議論を読んで思ったことを書こうと思います。テイルズに関してはファンではないので
フーンぐらいしか感想がないので、主に、Possさんと DAKINI さんとの間の「ゲーマーの楽園」に関しての認識の違いがどうしてここまで差があるのかなと思いました。

 DAKINIさんにとってはめんどくさいお願いになると思うので、ただの1閲覧者の意見だと思って
聞き流して下さって結構なのですが、Possさんの中で「ゲーマーの楽園」というワードがかなり拡大解釈されているなと思いました。そこで一度、DAKINIさんがDS市場とPSP市場とを比較して記事を
書いてみれば、具体的な比較対象が示されることによって、閲覧者の中で「ゲーマーの楽園」という
ワードの共通認識が生まれるのではないかなと思いました。

 まぁ、最近の任天堂はウィーフットによって健康ソフトブームを巻き起こした以外は、Wiiに関しても、
DSに関しても去年の活動の惰性でしか活動していないように見えますし、特にDSの方は勝ち組ソフト・
負け組みソフトの二極化が激しくなってきている事ぐらいしかないので、DAKINIさんがわざわざ任天堂に関して記事を書きたい気にならないという気持ちも分かりますけどね。

 特に、PossさんとDAKINIさんとの意見がもっとも分かれているのは、Possさんの「低調なDSや
Wiiよりも好調に見えるPSP(PS3?)が 実は追いついてさえいないという「事実」です。 」を誰の立場
からどうように解釈するかが決定的に異なってますよね。
 Possさんは、ゲーム機の販売台数とソフト売り上げ本数を素直に受け取って書かれていますが、
DAKINIさんは、サードパーティーの立場から現時点での売上だけてなく勢いも加味して書かれているから意見が対立しているし、このまま議論を続けても平行線になるだけでしょうね。

 私の意見としては、DSがPSPよりも市場が大きいのは周知の事実です。ただDSやWiiは任天堂の
力が強すぎる事とWiiは特にユーザーの大半が任天堂ファン+ライトユーザーで構成されているので、
PS2市場で成長してきたサードパーティーにとっては住みにくい場所です。DSやWiiは
制作費が安く付く事が常に利点として挙げられていましたが、レベル5のソフト戦略を見れば分かる通りに、ライトユーザーは、わざわざゲーム雑誌なんて見ませんからライトユーザーにまで宣伝が届くようにするためには結局は莫大な宣伝費が掛かってしまうわけですから、制作費が安く付くという長所は
あまりないのではないかと思います。その上、DSは勝ち組ソフト・負け組みソフトがはっきりとしていますから、DS市場に大作ソフトを発売することは、サードパーティーにとっては、大博打になるのでは
ないでしょうか。
 今週発売された「シグマハーモニクス」なんて初日で約1.5万本しか売れていませんからねぇ。PS2
市場が主流だった時には、スクウェアエニックスの新作というだけでオリジナル作品でも別格扱い
されていたのに、DSだとそこいらの佳作ソフトと同じ扱いしかされていませんからね、PS2の時の
ネームバリューがPSP・PS3市場よりもDS・Wii市場の方が通用しにくいと思います。

 一方PSP市場は、PS2市場をさらに濃く煮詰めたような市場ですから、DSにような爆発的なヒットは
難しいですが、ユーザー層がPSファンが主流ですから売れるであろうソフト本数が予想しやすく、
地道に商売をすることが出来る市場になっているでしょう。特に、DAKINIさんが指摘したように、
今年PSPで発売された続編ソフトは軒並み売り上げ本数を伸ばしていますから、PSP市場が
まだまだ成長するであろうことは、容易に予想できると思います。
 
 あまり取りとめのない文章を長々と書いてしまいすいませんでした。まだ私の中でもはっきりとした
答えはないのですが、もう昔のように、どれか1機種だけが独走するという事はないと思います。まぁ
これは岡田斗司夫さんの著書の「おたくはすでに死んでいる」でも指摘されている事ですが、おなじ
趣味の持ち主でも細かく再分化されてきているのは、どのメディアでも顕在化している事であり、ゲーム
ファンもライトユーザー・ゲーマー・洋ゲーファン・キャラゲーファン等などものすごく細かくなっている
のですから、どのゲームファン層に対してソフトを売りたいのかによって、ハードを変える事が当たり前の時代にすでに突入しているのであり、某掲示板のように、どのゲーム機が勝った・負けただのと
罵る合う事は既に前時代的な行為になっていると私は思います。

ゲーマー向けハードねぇ…

FCっ子だった自分にして見れば、
ハード性能や画質、容量競争でスポイルされてきた(気にされなくなった)

『限られた枠の範囲でどこまで楽しませることができるか?』

という“作り手の意図が伝わる”DSって
かなりゲーマー向けハードだと思うんだけどなぁ〜

ドット絵の芸の細かさとかローポリキャラの寸劇に一喜一憂する時代に
再び戻れるなんて思わなかったですよ。
みんなCMに騙されてます(笑)
おかげさまでゲーム好きを自称しても住み易い世の中にはなりましたw

そうやって考えると、なるほどPSPはPSっ子向けハードではあります。
3000番という新型番が出るけど、いっそ外付け周辺機器を全部内蔵にした
上位モデル路線で住み分けという路線で攻めた方が面白いと思う。
ガジェットとしてSonyブランドに心惹かれるユーザーも相当数いますし、
既存ユーザーが家用、外出用に二台持ってもいいわけです。

X360は洋ゲーユーザー…というか、周りの評判よりも
自分の足で面白いゲームを見つけてくるユーザーですね。
ハードが生き残ってゲームが適度にリリースされすれば
ユーザーとしては充足した日々が送れるでしょう。

Wiiは微妙に立ち位置が中途半端。
その分、全方位に広く撃てるという特徴はありますが。
WiiFitなんて離れ業は他のハードは出来んでしょうし。
しかし、これはゲームのマイナスイメージを想起させない、
「家庭に敵を作らないマシン」という岩田社長の戦略通りなわけで、
軸としてはブレてないからこれでいいのでしょう。
オールドゲーマーにはVCというヨダレものの餌がありますしw
(リメイクよりも当時のそのまんまがやりたいんですよ!)

かなりマイルドに書き直してみました

ゲーマーって、ゲームを本当に愛してる・理解してる人たちですよね。
対するライトゲーマーは、ゲームは暇潰しの一つ、程度の人たちということで。

任天堂ハードは、そういうライトゲーマーと、あとゲームじゃなくて任天堂が好きなだけと
いう任天堂信者しかいないので、ゲーマー向けタイトルは全く売れないわけで。
(シグマハーモニクスも見事に爆死だそうですね。ご愁傷様です)

ゲームが好きならばPSハードか360しか選択肢がないのも、それで説明がつきます。

>勉助さん
> わざわざ任天堂に関して記事を書きたい気にならないという気持ちも
ですね。
E3と夏の商戦については誉められない内容だと思ってます。

ライトユーザー市場の活性化が最大の課題ですが、それに関して任天堂がほぼ沈黙を保っている現状で、何か書いてもしかたありません。常々書いているとおり、何らかの「カウンターパンチ」を打ってくると確信していますが、予想にしろ、一端を知っているにしろ、その内容を書くのはよろしくないでしょう。

ただ、「カウンターパンチ」がもし本当にあるとして、業界各社がまったく内容を知らないという事はあり得ないわけで、にもかかわらずPSP向けに精力的に新タイトルが発表されています。

つまり、業界各社は任天堂にはゲーマーの取り込みよりも、ライトユーザー市場の活性化を期待し、PSPやHDゲーム市場にはゲーマー市場の拡大を期待しているのです。したがって任天堂がどのような手を打とうとも、PSPの好調さが乱されるとは思いませんし、逆にPSPが伸びていっても、DSのような巨大なライトユーザー市場を築くことはあり得ないでしょう。

ゲームを本当に愛しているのは
○×ハードならば〜という可能性を論じる事が出来る人であり、
○×ハードだから〜という否定的な決め付けをしない人じゃないかなと思います。

自分もよく言われました。

『ゲームが好きなら(やりたいゲームがそこにあるなら)
ゲームハードにこだわるなんて滑稽だろ?』


とはいうものも、
最近のDSのソフト乱立は異常。最盛期のPS,PS2と同じかそれ以上。
チェックしていたソフトがいつの間にか出ていたり、
ネタなのかマジなのかわからない奇天烈なソフトが出ていたりとかw

それでいて、ちょっとゲーマー向けっぽい内容だと手軽に行ける店では入荷が少なくて売り切れ。
結局、遠方のゲーマー向け品揃えが整った店に足を運ばなきゃならない。
これじゃ、ライトユーザーがゲーマーになる可能性を摘んでしまっている。

売れない売れないと騒ぐ以前に
売れる仕組み作りをおろそかにしているんじゃないかと。

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