2008/08/22(金)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:00:36.99 ID:hTSevjJh0
兄「ああんっ、お兄ちゃんっ、あたしも気持ちいいよぉっ」
兄「もうすぐ出るぞっ……うっ」
兄「お兄ちゃんの精液が中にどぴゅどぴゅ出てるよぉぉっ」
兄「はぁ、はぁ……気持ちよかったよ、妹……。さて、ティッシュティッシュと」
兄「もう朝か……寝よう」
兄「ああんっ、お兄ちゃんっ、あたしも気持ちいいよぉっ」
兄「もうすぐ出るぞっ……うっ」
兄「お兄ちゃんの精液が中にどぴゅどぴゅ出てるよぉぉっ」
兄「はぁ、はぁ……気持ちよかったよ、妹……。さて、ティッシュティッシュと」
兄「もう朝か……寝よう」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:06:24.09 ID:hTSevjJh0
兄「お兄ちゃん、もう夜だよ、起きてぇ〜」
妹の声で目が覚める。
兄「んん……まだ眠いんだよ、もうちょっと寝かせてくれ……」
兄「お兄ちゃんのもうちょっとは、もうちょっとじゃないからダメー」
兄「ほんの三時間くらいだよ」
兄「めっちゃ長いよっ」
兄「いいじゃないか、どうせニートで時間はたくさん余ってるんだし」
兄「お兄ちゃん……元気出して。あたしはニートなお兄ちゃんが大好きだよ」
兄「はは、そっか、ありがとうな」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:09:26.48 ID:SZnS+Jq30
なんてカス野郎なんだwwwwwww
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:11:48.58 ID:hTSevjJh0
兄「お兄ちゃんが元気出るように、あたしがフェラチオしてあげるね」
兄「えっ……さっきしたばかりだし、いいって」
兄「だーめ! あたしがしたいの!」
兄「うわっ、んんぐっ」
兄「ちゅっ、れろれろ、じゅぶじゅぶじゅぶっ」
兄「ううっ、出るっ」
兄「んんっ、ごくんっ」
兄「の、飲んだのか?」
兄「うんっ、美味しいよっ」
兄「……苦ぇ」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:14:19.56 ID:P5cHLfpg0
セルフフェラ自重wwwwwwwwww
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:15:21.14 ID:fqLPnTEAO
アイス吹っ飛んだwwwwwwwwwwww
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:18:23.02 ID:hTSevjJh0
兄「やることないしエロゲーでもやるかな……」
兄「やっぱこの妹キャラは可愛いなぁ」
兄「朝優しく起こしてくれて、ご飯を作ってくれて、優しくて」
兄「こんな妹がいれば、俺もこんなことには……うっ、うぅぅぅぅっ……」
兄「マジ泣きしてたらもう朝か……寝よう」
兄「お兄ちゃん、泣かないで。お兄ちゃんにはあたしがいるじゃない」
兄「そうだよな。よーし、じゃあ寝る前にまたするか!」
兄「またー? もう……お兄ちゃんったらエッチなんだから〜♪」
兄「そんなこと言って、おまえだって好きじゃないか」
兄「そ、そんなことないもんっ」
兄「いいや、自分からフェラチオしてあげるねなんて言う子は、間違いなくエッチだ」
兄「も、もう……恥ずかしいなぁ……///」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:23:00.98 ID:hTSevjJh0
兄「はぁはぁ……お兄ちゃん、今日もたくさんエッチしちゃったね♪」
兄「そうだな、すごく気持ちよかったぜ」
兄「でも、あたし少し不安なの。こんなにたくさんしてたら、いつかお兄ちゃん飽きちゃわないかって」
兄「そんなことあるわけないだろ。俺はおまえのことを愛してるんだから」
兄「あ、愛……/// もう、お兄ちゃんったら恥ずかしいこと言って……でも嬉しい」
兄「嬉し……うぐっ、うぅぅぅぅっ、うぁぁぁぁんっ」
兄「……寝よう」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:25:46.79 ID:fqLPnTEAO
テラワロスwwwww
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:27:32.82 ID:hTSevjJh0
妹「お兄ちゃん、朝だよ、起きて」
妹の声で目が覚める。
兄「うん……? え、俺の声じゃない妹の声?」
妹「もぉ、また寝ぼけてー。早く起きないと遅刻しちゃうよ」
兄「え? え? なんで? どうして?」
妹「今日の朝ご飯はね、お兄ちゃんの好きなすき焼きだよ」
兄「いや、まあ、好きだけど……」
妹「それじゃ、着替えたら下に降りてきてね!」
兄「何がどうなってるんだ……」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:28:41.85 ID:qxMFTmwK0
急展開
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:29:34.48 ID:SZnS+Jq30
朝ごはんからすき焼きとは凄い展開だ・・・
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:34:35.70 ID:hTSevjJh0
部屋を見回す。
兄「どこかで見たような気がするなぁ」
兄「とりあえず制服に着替えて……ってニートの俺が制服?」
兄「制服はこれかな? 何かすげぇデザインだな……あれ、この制服もどこかで見たような」
兄「思い出した! エロゲーの主人公が着ていた制服だ!」
兄「ということは、そうか、この部屋も主人公の部屋だ」
兄「つまり……ここはエロゲーの世界?」
妹「お兄ちゃん、早く降りてきてよぉー! あたしまで遅刻しちゃうー!」
階下から妹の声。
兄「あ、ああ、今行くー!」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:37:28.36 ID:wIhc3jCI0
まさか・・
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:40:40.68 ID:z3qpCRQmO
二次元の世界に…?
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:41:05.75 ID:hTSevjJh0
居間に行くと、テーブルの上ですき焼きがグツグツと煮立っていた。
兄「美味そうだな」
妹「でしょ? 朝から頑張っちゃった」
兄「エロゲーの世界……ということは……やり放題なのか?」
妹「え? お兄ちゃん何か言った?」
兄「いや何でもない、ふひ、ふひひひ」
妹「好きなのから食べてね。でもお肉ばかり食べちゃダメだからね」
兄「あ、ああ、好きなのからな……それじゃあ」
妹「うん?」
兄「おまえからいただきまーす!」
妹「きゃぁぁぁぁぁ!!」
妹を押し倒す。
妹「お、お兄ちゃん、やめて!」
兄「む、目の前に選択肢が」
1.やめる
2.やめない
3.冗談だと言って誤魔化す
俺は即座に2番を選択した
兄「やめるわけないだろうがぁぁぁ!」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:44:09.71 ID:wTWVMGg60
マジレスすると病院行ったほうがいい
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:44:16.98 ID:hTSevjJh0
妹の胸に手を掛けようとした瞬間、腹部に鋭い痛みを感じた。
見ると、俺の腹に包丁が深々と突き刺さっている。
兄「が、がはっ……なん、だと……」
妹「お兄ちゃん、やめてって言ったのに……ひどいよ」
ひどいのはどっちだと考えている間に俺は死んだ。
GAME OVER
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:51:49.05 ID:z3qpCRQmO
これで終わりの訳、ないよな…?
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:58:12.56 ID:hTSevjJh0
次に意識が戻ったとき、俺は真っ暗闇の何もない空間にいた。
兄「ここは……」
男「やれやれ、君はとんでもない男だな。いきなり妹を押し倒すなんて」
突然目の前に男が現れる。イケメンだった。死ねばいいのに。
兄「何者だ! ていうか何だよ、こりゃ! どうなってる!」
男「質問は受け付けない」
兄「何でだよ」
男「答えるのが面倒だから」
こいつ殺す、いつか呪い殺す。
男「さて、またやり直すかい?」
兄「当然だ。エロゲーでエロ見ないまま終わるなんて、絶対ありえねぇぜ!」
男「同感だ。さて、一つだけ助言しよう。あまり突飛な行動は取らない方がいい」
兄「突飛な行動?」
男「いきなり妹を押し倒したりとかさ」
兄「そうか、それは突飛な行動なのか……」
男「君には一般常識がないんだな」
兄「ニートだからな」
男「誇らしげに言う意味がわからないが、まあいい。じゃ、次は頑張ってくれよ」
兄「よし、NEW GAMEだ!」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:06:07.28 ID:hTSevjJh0
男「お兄ちゃん、朝だよ、起きて」
男の声で目が覚める。
兄「なんでおまえなんだよ!」
男「おや、気に入らなかったかい?」
兄「ええい、やり直しだ! 妹を出せ!」
男「やれやれ、仕方のない奴だな」
男はニヤニヤと笑いながら消えていった。
どうやらあいつは自由に消えたり出たりできるようだ。
妹「お兄ちゃん、朝だよ……ってお兄ちゃんが起きてる!?」
兄「おはよう、妹」
妹「びっくりしたぁ……今日は槍が降るかもね」
兄「大袈裟だなぁ。あ、今日の朝ご飯はすき焼きだろ?」
妹「えっ、どうしてわかったのっ?」
兄「強くてニューゲームの成果さ」
妹「へ?」
兄「気にするな、じゃあ着替えて下に行くから、先に降りててくれ」
妹「うん、わかったよ」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:09:12.30 ID:hTSevjJh0
居間に行くと、テーブルの上ですき焼きがグツグツと煮立っていた。
兄「美味そうだな」
妹「うん、好きなのから食べてね。でもお肉ばかり食べてちゃダメだよ」
兄「ああ、わかってるよ。それじゃ……」
1.まずは肉から
2.まずは妹から
3.そぉい!
兄「何だよ、この選択肢は!」
妹「へ? せんたくし?」
兄「い、いや何でもない」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:11:02.69 ID:UJxFbPIrO
なにコイツ羨ましすぐる
俺もそっちに行かせろ
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:14:55.53 ID:hTSevjJh0
3番が興味深いが、あれは高確率でバッドエンドだ。
2番がバッドエンドであるのは、先程実証済み。となると1番しかない。
兄「それじゃ、まずは肉から」
妹「うん。あっ、そうだ、お兄ちゃん、あーんしてあげよっか?」
兄「え、いいのか?」
妹「うん、してあげるよ。はい、あーん」
兄「あちっ、あつぅぅっ、そこは口じゃなくて目だって!」
二人でダチョウ倶楽部のおでんネタで遊んだ。
兄「よし、それじゃそろそろ学校行くか」
妹「うん、今日はお兄ちゃんが早く起きてたから、ゆっくりできそうだね」
兄「はは、これから毎日ゆっくりさせてやるよ」
玄関のドアを開ける。
ズドドドドドド!!
槍が降り注いでいた。
兄「……」
妹「あー、やっぱり槍が降っちゃったねぇ。お兄ちゃんが早起きなんて珍しいことするから♪」
兄「いや、これ、どうすれば……」
妹「避けていけばいいんだよ。じゃ、レッツゴー!」
妹が走り出す。何と降り注ぐ全ての槍を回避していっている。
兄「よ、よーし、俺も!」
俺は無数の槍に串刺しにされて死んだ。
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:20:07.76 ID:hTSevjJh0
またあの何もない空間。
兄「アホか!!」
開口一番、男に対して怒鳴ってやる。
男「やれやれ、君はとんでもない男だな。妹が起こすよりも先に起きるなんて」
兄「おまえが起こしたんだよ!」
男「あれ、そうだったっけ」
兄「NEW GAMEだNEW GAME!」
男「まあ落ち着け。また一つ助言しよう。あの世界では妹より先に起きると、高確率で死ぬ」
兄「どんな世界だよ……」
男「次からは気をつけてくれ。じゃ、いってらっしゃい」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:23:41.93 ID:hC9F2sJ30
なにこの展開wwwww
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:30:00.44 ID:hTSevjJh0
既読スキップ機能を使い、学校へ行くところまで飛ばす。
妹「今日もいい天気だねー」
兄「よかった、槍が降ってなくて……」
妹「あははっ、槍なんて降るわけないじゃない。お兄ちゃんの冗談は面白いなぁ」
ゆっくりと歩き、道中で幼馴染の二人と合流する。
女「おーす」
男「やあ」
男の顔にはめちゃくちゃ見覚えがあった。
兄「おまえ何してんだよ……」
その胸ぐらを掴んでやる。
男「おや、朝から大胆だね、君は」
女「ちょっとちょっと、朝から何やってんのよ?」
妹「お、お兄ちゃん、喧嘩はダメだよーっ」
兄「あ、ああ」
男「さて、4人揃ったことだし行こうか」
妹「はいっ、男さん、今日も格好いいですねぇ」
男「はは、照れるじゃないか」
女「鼻の下伸ばしてるんじゃないわよ、男」
兄「え、何これ。何かおまえの方が主人公っぽくね?」
男「僕が主人公だからね。君はただの親友キャラさ」
兄「マジかよ!」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:35:57.84 ID:hTSevjJh0
妹「よくわからない会話だなぁ」
女「いつものことでしょ。電波さんたちなのよ」
兄「電波さんとは失礼だな、この
1.巨乳が!と罵る
2.巨乳め!と罵る
3.巨乳は!と罵る
兄「この巨乳め!」
って全部同じような選択肢じゃねぇか!
女「あんたは……あたしをプッツンさせたわ」
女に胸ぐらを捕まれ、そのまま首を絞められる。
あっ、これいい! エロゲーのやり取りっぽい!
そんなことを考えているうちに、俺はそのまま絞殺された。
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:36:52.18 ID:P5cHLfpg0
テラシュールwwwwwwwwwwww
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:37:58.68 ID:botTxdXl0
なんて展開だw
予想できないw
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:41:34.58 ID:hTSevjJh0
何もない空間。
兄「おまえ止めろよ! めちゃくちゃ苦しかったじゃないか!」
男「そうかい? 何かうっとりしてたから、気持ちいいのかと思って」
兄「確かに落ちる寸前は気持ちよかったが……」
男「ならいいじゃないか」
兄「てか、おまえが主人公なのかよ!」
男「ああ、あれはほんの冗談さ。主人公は君だ。安心してくれ」
兄「何だそうなのかよ……びっくりしたぜ。エッチできないかと思ったじゃねぇか」
男「ははは、まあ次は頑張ってくれよ」
兄「その前に、そろそろこの状況についての説明が欲しいんだが」
男「質問には答えないと言ったじゃないか」
兄「これは何だ? 俺は本当に二次元の世界に入ってしまったのか?」
男「そうだな……僕も攻略対象だから、僕を攻略した暁には本当のことを教えよう」
兄「絶対に嫌だ」
男「結構締まりがいいんだよ?」
兄「NEW GAMEだ!」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:42:52.91 ID:r0Mm7utSO
男を攻略するんだ
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:44:17.35 ID:J6bcxtkrO
スペランカーより死ぬ確率高いゲームだなwwww
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:45:02.13 ID:hTSevjJh0
1.巨乳が!と罵る
2.巨乳め!と罵る
3.巨乳は!と罵る
とりあえず2番はダメだったんだよな。
兄「この巨乳が!」
女「あんたは……あたしをプッツンさせたわ」
女の手に突然剣が表れる。
兄「なっ、何だその剣! どっから出した!」
女「あたしは空間を自由自在に繋げる能力の使い手……この剣はあたしの部屋から召喚したわ」
兄「ツッコミどころがありすぎるぅぅぅ!!」
俺は斬殺された。
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:46:36.87 ID:kJWleREf0
いやああああああああああ
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:47:59.05 ID:hTSevjJh0
何もない空間。
兄「何者だよ、あの女は!」
男「空間を操る一族、ハザマ家の末裔か……まさかあの子がそうだったなんて……」
兄「これは間違いなくクソゲーだ。そろそろ投げたくなってきた」
男「はっはっは、頑張ればあの子ともエッチできるからさ、そう言わずに次行こうか」
兄「くそぉ……確かにいい乳してたしな……NEW GAMEだ!」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:51:35.38 ID:hTSevjJh0
兄「この巨乳は!」
女「あんたは……あたしをプッツンさせたわ」
女「カモン! トラァァァック!!」
突然目の前に走行中の大型トラックが現れた。
男「僕は死にましぇえええええん!!」
俺は轢殺された。
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:52:52.76 ID:XQr+lAO10
八方塞りwwwwwwwwwwwww
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:52:59.88 ID:zlUec0a9O
先に進まねえwwwww
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:55:35.94 ID:hTSevjJh0
兄「もうやめてもいいですか……」
男「まあまあ。実はさっきのは僕も巻き込まれた」
兄「ああ、何か叫んでたよな……」
男「さて、また一つ助言しよう。どの選択肢を選んでも死ぬルートっていうのがある」
兄「クソゲーだ、クソゲー!」
男「まだ選んでいない選択肢があるだろ? それじゃ次に行こうか」
兄「そぉい!!か」
男「そぉい!!さ」
兄「>>43からコンティニューだ!」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:01:09.88 ID:hTSevjJh0
兄「そぉい!」
俺は妹の頭に、グツグツのすき焼き鍋をぶっかけた。
妹「熱いぃいいいい!! ぐぉぉぉぉぉぉ……」
妹が呻きながら姿を変えていく。
何と妹は、醜いデブモンスターだった!
デブ「何故俺がモンスターだとバレたぁぁぁ……」
兄「消去法だよ、チクショウが!」
デブ「バレたからには仕方あるまい、貴様には死んでもらう!」
デブが棍棒を振り下ろしてきた!
1.右に避ける
2.左に避ける
3.右斜め上45度に避ける
兄「はっ!」
俺は右斜め上45度に向かって飛んだ!
ぐしゃぁ!!
しかし、回避が間に合わずに俺は撲殺された。
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:01:39.16 ID:iiiYjaV+0
90年代前半のゲームかよ
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:01:42.47 ID:DiTQfkDV0
これはひどいwwwwwwwwwwwww
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:02:16.26 ID:g+KoD39WO
カオスwwwwwwwwwwwwww
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:02:48.41 ID:TAlPd7vt0
なるほど、すき焼きはこのために・・・
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:04:08.66 ID:hTSevjJh0
兄「あんなのわかるか!」
男「やれやれ、ヒキオタニートの君がそんな格好いい避け方できるわけがないじゃないか」
兄「そうだけどよ……ゲームだからいけるかなって」
男「でも、今のは運がなかったね。あれは右か左に避けてたら助かっていた」
兄「そうだったのか……」
男「右に行くか左に行くかで展開が変わるから、試してみるといい」
兄「NEW GAMEだ!」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:07:16.51 ID:hTSevjJh0
俺は右に避けた!
デブ「ほう、なかなかいい動きをするな」
兄「とろいデブの攻撃なんて当たるかよ!」
デブ「だが、どこまでもつかな!」
第二撃がきた!
今度は選択肢が出るまでもなく、体が自然に回避していた。
兄(でもやばい……奴の言うとおり、あまり長くはもたないな……)
男「兄君! 無事かい!」
男が居間に現れた。
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:14:05.75 ID:hTSevjJh0
兄「……ロードして『左に避ける』を選択してもいいか?」
男「そんなこと言ってる場合じゃない! 回避するんだ!」
兄「うぉ!」
反射的にしゃがむと、直後に頭の上を棍棒が通り過ぎていった。
遅かったら脳みそをブチ撒けていたことだろう。
デブ「ふん、お仲間か……」
男「兄君は下がっていてくれ。僕の力を見せるときが来たようだ」
1.おまえだけにいい格好させるかよ!
2.ああ、まかせたぜ!
兄「ああ、まかせたぜ!」
1番からは死の香りが漂っている。これだけ死ねば流石にわかる。
男「はぁぁぁぁ……」
男の右手に黒いエネルギーのようなものが集まっていき、球の形を形成する。
そしてその球を……
男「ふんもっふ!」」
投げた! パクリもここまで来ると清々しい!
ドチューン!デブは死んだ。トロール(笑)
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:19:41.75 ID:9EfbiUOz0
ふんもっふ!
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:21:55.11 ID:hTSevjJh0
男「ふぅ、危ないところだったね」
兄「ああ、まったくだぜ。それより本当の妹はどこにいるんだ!」
男「それが……どうやら闇の教団に連れ去られたらしい」
兄「闇の教団?」
男「『能力者』を集め、世界を改革しようと考えている宗教団体さ」
兄「そんな奴らがどうして妹を!」
男「君の妹が強力な能力者だからさ」
兄「強力な能力……?」
男「ああ……願望実現能力。槍が降ればいいのにと念じれば、本当に槍が降る」
兄「ハルh」
男「おっと、それ以上は言わない方がいい。消されるからね」
兄「俺はどうすればいいんだ」
男「僕と女さんで君の妹を救出してくる。君は待っていてくれればいい」
1.そんなことできるかよ!
2.ああ、まかせたぜ!
兄「ああ、まかせたぜ!」
男「それじゃ行ってくる」
それ以来、男も女も妹も帰ってくることがなく、俺は生涯を孤独に過ごした。
GAME OVER
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:22:47.43 ID:9EfbiUOz0
ひでぇwwwwwwwwww
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:26:56.60 ID:hTSevjJh0
兄「これハッピーエンドじゃね?」
男「何を言っているんだ! まだ誰ともエッチしていないじゃないか!」
兄「ていうか何だよこれ! もっと別のルートはないのかよ!」
男「これは闇の教団ルートといってね、バトル要素が満載で熱いと評判なんだよ」
兄「普通の学園ルートで頼む……」
男「仕方がない奴だな、君は。それじゃ、まずは妹を押し倒すといい」
兄「また死ぬだろうが!」
男「それは最後までヤろうとするからさ。途中でやめれば大丈夫だ」
兄「そうなのか? それじゃ>>27からだな!」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:31:00.50 ID:hTSevjJh0
俺は妹を押し倒した。
妹「きゃぁぁぁぁ!」
選択肢の3番を選択する。
兄「なんて、冗談だよ冗談。びっくりしたか?」
妹「うっ、うん……ドキドキしたぁ」
なんてことを可愛らしく言う妹だが、俺はこいつが包丁を持っていることを知っている。
その後は以前のようにダチョウ倶楽部のおでんネタで遊び、妹とともに家を出た。
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:32:42.53 ID:e0gXF2GIO
これ攻略本なしじゃむりだろw
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:37:51.62 ID:hTSevjJh0
妹「もぉ、お兄ちゃんがあたしを押し倒して遊んでたから、走らないと間に合わないよぉ!」
兄「俺のせいかよ!」
ダッダッダッダ!
走っていると、道中で見たことのある二人を発見する。
ここからは歩いても間に合いそうだ。
兄「はぁっはぁっ、二人ともおはようさん」
妹「ふぅ、ふぅ……おはようございますー」
男「おはよう。朝から賑やかだね」
女「いつものことでしょ。兄君がもっと早く起きればいいのにね」
起きたら槍が降るけどな。
妹「えへへ、でもあたし、こういうの嫌いじゃないですから」
女「健気な妹ちゃんねー」
兄「んなことより、ちょい、ちょい来い男!」
男を脇に引っ張る。
男「おや、強引だね」
兄「気になることがあるんだが、あの妹は本物か?」
男「ああ、闇の教団ルート以外では大丈夫さ」
兄「そうか。安心した」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:43:42.11 ID:hTSevjJh0
学校に着くと、玄関で妹と別れる。
どうやら俺と男と女は同じクラスのようだ。
さて、教室の前まで来たが。
1.教室のドアを開ける
2.廊下の窓を開ける
3.ほふく前進をする
選択肢の意味がわからない!
いや待て……これは普通に教室のドアを開けたら死ぬ確率が高い。
俺は廊下の窓を開けた。
直後、何かが頭を貫いた。
男「ライフルによる狙撃!?」
最後に聞いたのは、男のそんな台詞だった。
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:44:56.78 ID:Xgulr9Mv0
ねーよwww
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:47:49.03 ID:tRRgWYCM0
何回ティウンするんだwww
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:47:55.61 ID:hTSevjJh0
兄「なんで学校で狙撃されんだよ……」
何もない空間で、とりあえず男の胸ぐらを掴む。
男「そこらへんは闇の教団ルートをプレイすると明らかになる」
兄「もういい! こんな理不尽ゲーは嫌だ! うわぁぁぁんっ!」
男「おっと、心が折れてしまったようだね……」
兄「こんな世界よりかは、ニートな現実のがマシだ!」
男「やれやれ、仕方のない奴だな、君は。それじゃちょっとエッチシーンを見せてあげようか」
兄「なんだって?」
男「体験版みたいなものさ。さぁ、誰のを見たい?」
1.妹
2.女
3.男
兄「2番で頼む」
男「おや、てっきり1番か3番かと思ったんだが、意外だね」
兄「あの乳はいいものだ」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:49:44.97 ID:NRkVgaY/0
兄ナイスチョイスw
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:51:48.47 ID:hTSevjJh0
男「と思ったが、どうにも君に決めさせるのは癪だな」
兄「俺のモチベのためだろう! 俺に決めさせろよ!」
男「いや、ここは神の意志に決めてもらおう。というわけで、>>175番のエッチシーンをお見せしよう」
兄「何でだよ!」
男「1〜3以外の選択肢を作ってくれても構わないよ。じゃ、僕はちょっとご飯を食べてくるよ」
兄「単に休みたいだけじゃねぇか」
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:53:20.31 ID:NRkVgaY/0
ワンマンショー
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:55:11.12 ID:9EfbiUOz0
ワンマンショーwww
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:02:04.33 ID:hTSevjJh0
男「ただいま。卵かけご飯は一人暮らしの友だね」
兄「それは同意するが、あれどうするんだよ……」
男「ワンマンショー……つまり自慰ということでいいのかな。じゃあ」
兄「待て待て待て脱ぐな!」
男「冗談さ。じゃ、>>199のワンマンショーでいいんじゃないかな」
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:04:41.51 ID:hI9t2iuT0
kskst
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:04:46.16 ID:X2e5LHi/0
トロル
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:06:40.68 ID:e0gXF2GIO
誰が得するんだよw
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:07:31.50 ID:uYN3x+TVO
なんてこったいwwwwwww
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:07:42.73 ID:hTSevjJh0
デブ「はぁはぁ、教皇様、教皇様ぁぁぁぁぁ!」
先程戦ったデブモンスターが、棍棒にチンコを擦りつけている映像が空間に浮かび上がる。
兄「……」
男「はは、モンスターも自慰をするんだね」
兄「……」
デブ「うぉぉぉっ、いぐっ、教皇様いぐぅぅぅっ」
どびゅ! どびゅどびゅ!!
兄「……」
男「さぁ、モチベーションが回復したところで、次に行こうか」
兄「……」
男「次は狙撃に気をつけてくれよ。NEW GAMEだ!」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:07:52.40 ID:8gA51Tro0
体験版いらねえww
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:08:28.76 ID:NRkVgaY/0
あぁ・・・・えっと・・・・・なんだその
正直スマンカッタ・・・
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:08:49.82 ID:uYN3x+TVO
バロスwwwwwwwwwwwwwwww
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:14:06.44 ID:hTSevjJh0
スキップを使い、>>148まで飛ぶ
俺はとりあえず匍匐前進を開始した。
女「何やってんの、こいつ……」
男「さて、何だろうね」
男と女や道行く学生たちの奇異の視線が注がれる。
見られてる、俺見られちゃってる!
そのままの姿勢で教室のドアを開ける。
ガラガラガラッ
目の前には足。誰の足かと確認するために視線を上に向けると、そこには純白のパンツが。
ふぉぉぉぉ! ぱんつ! ぱんつ! ほわいてぃぱんつ! パンチラCGゲット!
女2「きゃぁぁぁっ、お、男君、何やってるの!?」
パンツが悲鳴をあげる。
男「ちょっと匍匐前進を」
俺はそのまま匍匐前進で自分の席に向かった。
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:15:11.80 ID:FBiDTGtn0
このゲームだと蹴られて死にそうだから困る
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:15:32.23 ID:SZnS+Jq30
パンツが悲鳴をあげるwwwww
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:16:32.64 ID:X2e5LHi/0
パンツは生きているのか
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:22:14.95 ID:hTSevjJh0
男「ふふ、君は面白いね」
席に座るや否や、隣の席の男が話しかけてきた。
女はかなり離れた席だった。
兄「何でおまえが隣なんだよ……女が隣だろ、エロゲーの常識的に考えて」
男「男の幼馴染が朝起こしてくれたり、近くの席だったりっていうのもあるんだよ」
兄「お断りだ」
授業が始まる
授業中、携帯電話が振動した。どうやらメールがきたようだ。
1.携帯電話を開く
2.今は授業に集中
俺は携帯電話を開き……開いたところで頭を何かが貫いた。
先生「授業中に携帯とはけしからんぞ」
男2「うぉぉぉっ、出た! 先生の必殺チョーク投げ!」
男3「5mlくらいの鉄板なら簡単に貫通するんだよな! 先生パネェっすよ!」
クラスメイトの歓声を聞きながら俺は死んだ。
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:23:26.33 ID:gVrWaYPNP
先生wwwwwwwwwwwwwwww
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:23:43.06 ID:LgYcNbirO
進まねー………
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:23:50.26 ID:hTSevjJh0
兄「……NEW GAMEだ」
男「おや、愚痴らないなんて珍しいね」
兄「理不尽すぎて愚痴る気にもならんわ!」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:23:51.31 ID:b9AIk5hDO
俺は死んだ。チョーク(笑)
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:29:09.27 ID:hTSevjJh0
携帯にメールが来たが、今は授業に集中する。
この世界には気を緩めていい瞬間などないのだ。
授業が終了してからメールを確認すると、妹からだった。
『今日の晩ご飯、すき焼きでいい?』
俺は二つ返事でOKした。
男「休み時間だよ、兄君」
俺「昔、兄のことを兄くんって言う妹キャラがいてさぁ」
男「ふむ、呼び方を変えた方がいいかい? お兄ちゃま、とか」
俺「やめてください」
男「さて、次は体育だ。更衣室に移動しようか」
俺「マジかよ、俺運動苦手なんだよな。それにこの世界の体育はやばそうだし」
男「はは、今は卓球だから大丈夫さ」
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:30:44.31 ID:X2e5LHi/0
卓球のボールで死にそうだな
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:34:30.90 ID:iiiYjaV+0
もうこの世界では何か新しいものが出てきたらそれで死ねるから困る
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:34:50.37 ID:hTSevjJh0
体育館に行き、卓球台を組み立てる。
先生「じゃ、二人組作ってー」
先生のその台詞に、俺のトラウマが蘇る。
兄「うわぁあああああああ!!」
男「兄君、どうした、大丈夫かいっ」
兄「はぁはぁ……いや、ちょっと嫌なことを思い出してな……」
男「すごい汗だ。保健室に行くかい?」
兄「体育が嫌で保健室に逃げたあの日々ぃいいいい!!」
男「兄君、落ち着くんだ!」
兄「ぜぇぜぇ……ああ、落ち着いた」
男「それじゃ、僕と組もうか」
兄「え……いいのか?」
男「何言ってるんだい。親友なんだし、当然じゃないか」
その台詞に、不覚にも泣きそうになる。
俺の高校時代にもこんな奴がいたら、もっと違う人生だったんだろうか。
兄「へ、へへっ、仕方ねぇなぁ、じゃ、組むか」
男「ああ、手加減はしないよ」
兄「そりゃこっちの台詞だぜ」
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:35:26.81 ID:mgYxgVLk0
今更だが朝からすき焼きって・・・
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:35:50.92 ID:P5cHLfpg0
>>263
トロールだから仕方ない
265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:38:39.83 ID:hTSevjJh0
男「じゃ、行くよ兄君」
兄「おう、いつでも来いっ」
男「はぁぁぁぁぁ……」
男が持つ球に、黒いエネルギーが集まっていく。
兄「まさか……」
男「ふんもっふ!」
びゅぅぅん!
黒球が俺の頬を掠めていった。
頬から人肉が焦げる嫌な臭いがする。
男「軽いジョーク」
兄「重すぎるー!!」
男「ちなみに元ネタはすごいよマサルさんさ」
兄「いやっ、元ネタとかじゃなくてっ、マジ勘弁してくれ!」
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:44:11.01 ID:hTSevjJh0
最初にそんな事件があったが卓球は何事もなく終了し、その後の授業もつつがなく終わった。
男「兄君、昼休みだよ」
兄「ああ、そうだな」
男「昼休みは中庭で4人で食べる約束だったね」
兄「そうなのか」
女「そうなのよ」
いつの間にか女が俺たちの席まで来ていた。
女「じゃ、中庭でね」
女は窓から飛び降りた。
兄「ってここ3階だぞ!」
男「ああ、ほら、彼女には例の能力があるから、それはどうとでも」
兄「あ、ああ、そういやそうか。びっくりした」
男「それじゃ、僕たちは二人で歩いていこうか」
兄「ああ」
男「兄君……手を繋いでもいいかい?」
1.ああ、いいぜ
2.嫌だ
兄「嫌だ」
男「そうか、残念だ」
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:44:58.40 ID:P5cHLfpg0
男ルートを華麗にスルーwwwwwwwwwww
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:48:46.02 ID:hTSevjJh0
中庭に来ると、既に妹と女が弁当を広げていた。
妹「あ、お兄ちゃん、男さん、いらっしゃいー」
女「おふぉいふぁよ、ふふぁりふぉも」
兄「口に物を入れながら喋るな、はしたない」
女「んぐんぐ……別にいいじゃない、そんなこと気にする仲?」
男「さて、それじゃ僕もお弁当をいただこうかな」
兄「あれ、俺弁当持ってきてないんだけど」
妹「お兄ちゃんのお弁当はあたしが持ってるよ。はいっ、すき焼き弁当っ」
兄「お、さんきゅー!」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:56:50.45 ID:hTSevjJh0
兄「いっただきまーす」
と、箸をつけたところで硬直する。
果たして、この弁当を食べても大丈夫なのだろうか。
このルートでは妹はトロールではないらしいが、それでも何か入っている可能性はある。
妹「お兄ちゃん、どうしたの?」
兄「い、いや何でもない。あ、男、おかず欲しそうだな、仕方ないなぁ、ちょっとだけやるよ!」
男「ごふっ、ごふぉっ」
男の口に無理矢理すき焼きを突っ込む。
男「ふぅ、いきなりだね、君は。でも美味しいよ」
兄「お、本当か?」
妹「む、何よお兄ちゃん、疑ってたの?」
兄「い、いや、そんなことないぞ」
妹「ふーん、ふーん」
まずい、どうやら妹を怒らせてしまったようだ。
ここはお詫びとして
1.「はい、あーん」をしてあげる
2.胸を揉んであげる
3.キスをしてあげる
俺は妹の胸を揉んでいた。その瞬間、何者かに腕を切り落とされる。
兄「GYAAAAAAAAA!!」
女「ふふぁふぃなやふめ! ふぇいふぁいふぃふぇふふぇるふぁ!」
口をもごもごとさせた女が剣を召喚し、俺の腕を斬ったらしい。
俺は失血死した。
281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:58:08.52 ID:/iBJMWYs0
無茶しやがって…
283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:58:43.25 ID:X2e5LHi/0
胸もめたからハッピーエンドだったな
284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:58:53.13 ID:hTSevjJh0
兄「胸を揉んで死ねるなら本望」
男「君は漢だね」
兄「さーて、やり直すかー」
291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:01:40.87 ID:hTSevjJh0
俺は妹にキスした。
妹「んっ、んんーっ!」
どさくさに紛れて舌を入れたりしていると、背中に鋭い痛みを感じる。
ああ、これは女が俺の背中に剣を刺したんだな。
俺は死んだ。
兄「妹の唇、柔らかくて気持ちよかった……」
男「君って奴は……」
292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:01:43.07 ID:+RQCCqM80
もう死を受け入れているな
297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:07:50.73 ID:/WQWBW1r0
やべえwwwwこの兄かっこよすぎるwwww
298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:08:37.69 ID:hTSevjJh0
兄「じゃ、お詫びにあーんしてあげるから、それで許してくれないか?」
妹「えっ、えええっ、恥ずかしいからいいよぉ」
兄「まあまあ。はい、あーん」
妹「あ、あーん……」
ぱくっ
妹「あ、あれ?」
女「むぐむぐ……うん、美味しい」
俺の箸は妹ではなく、何故か女の口の中に収まっていた。
兄「なっ、うわ何だこれっ」
女「ちょちょいっと空間をいじっただけよ。いつものことじゃない」
兄「こんなのがいつものことなのか……」
妹「女さん……」
女「うん? なぁに?」
妹「よ、よくも、お兄ちゃんの、あーんを……!」
女「別にいいじゃないのよ、減るもんじゃなし」
妹「ギギギギギギギ」
やばい、妹がキレそうだ!
俺は・・・
1.すかさず妹の口に箸を突っ込んだ
2.すかさず妹のスカートに頭を突っ込んだ
3.すかさず女の胸を揉んだ
301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:10:00.82 ID:/WQWBW1r0
ギギギwww
305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:14:40.78 ID:hTSevjJh0
俺はすかさず女の胸を揉んだ。
女「きゃぁぁぁっ、何すんのよっ!」
俺は女にぶん殴られ、宙を舞った。
超柔らけぇ! 妹とは何もかもが段違いだ! あれでパイズリとかされてぇ!
妹「お兄ちゃん! ……許さない!」
女「って、何でよ! 悪いのは100パーあいつじゃない!」
男「願望実現能力 VS 空間操作能力……これは面白そうだね」
兄「止めろよ!」
男「止められるのは主人公である君だけさ」
兄「くそぉっ、それじゃ……」
1.妹を押し倒す
2.女を押し倒す
3.男を押し倒す
俺は女を押し倒し、その胸を揉みしだいた。
兄「うっひょぉおおおおお!」
女「いぃぃぃやぁぁぁああああ!」
直後、女に胸を刺されて俺は死んだ。
311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:17:42.41 ID:hTSevjJh0
兄「あの乳マジでやべぇ……」
男「君は本能的すぎる。もう少し理性的に動いた方がいいと思うよ」
兄「俺は悪くない。選択肢が悪い」
男「だが、選択肢には胸を揉むなんて書いてはなかった」
兄「どうせ死ぬなら揉むべきかなって」
男「はは、まったく君は凄い奴だな」
兄「じゃ、さっきのとこからやり直しな」
316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:25:05.72 ID:hTSevjJh0
俺は妹を押し倒し、キスをしていた。無論ベロチューである。
妹「んっ、んんーっ!」
女「って何やってんのよっ」
妹「っ! お兄ちゃんどいて!」
妹が俺を蹴り飛ばし、地面を転がる。
俺たちがいたところに剣が突き刺さる。
兄「あっぶねぇぇぇぇ!」
妹「女さん。前から言いたかったんだけど、すぐ人を攻撃するのはよくない癖ですよ」
女「そう? 昔からやってるけど、まだ当たったことないし大丈夫じゃない?」
妹「当たったらどうするんですか! 死んじゃいますよ!」
実は既に何回も死んでいる。
女「そう言う妹ちゃんの説教癖もどうかと思うけど。兄君、よく愚痴ってるのよ」
妹「えっ……そ、そうなの、お兄ちゃん?」
兄「え、いや……そうなの?」
男「僕に聞かれても困る」
妹「む、む〜……じゃ、お兄ちゃんにどっちが悪いか判定してもらおう!」
女「ああ、いいわね、それ」
二人「どっち?」
兄「う……そ、そりゃぁ」
1.妹が悪い
2.女が悪い
3.どっちも悪い
4.男が悪い
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:26:33.66 ID:wY4EZUkr0
4だな
320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:27:00.32 ID:HcQEA8xV0
4だの
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:28:42.25 ID:9EfbiUOz0
4だろ
332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:32:07.03 ID:hTSevjJh0
兄「男が悪い」
男「僕かい?」
女「男君は関係ないじゃない」
妹「そうよ、お兄ちゃん、ちゃんと答えて!」
ぐぅぅ、今ので回避できないのか。
1.妹が悪い
2.女が悪い
3.どっちも悪い
4.俺が悪い
兄「すまん、俺が悪い」
女「えっ? い、いや、なんのこと?」
妹「別にお兄ちゃんは悪くなんてないよ?」
兄「妹に説教されるのも女に攻撃されるのも、俺に至らないところがあるせいだからな」
妹「そ、そりゃそうかもしれないけど……」
女「てか、自覚あったのね……」
男「ふむ、素晴らしいね。余人を責めるのではなく、自分の至らなさを責めるなんて」
兄「そんな素晴らしいなんてもんじゃないよ」
男「でも、なかなかできることではないよ、ふふふ」
妹「ご、ごめんね、そう考えると、あたしも小さい事で怒ってばかりいたかも……」
姉「あたしもちょっと攻撃しすぎかもね……反省するわ」
ぴろりろり〜ん
おめでとう! 死亡ルートが少なくなった!
339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:33:25.22 ID:HcQEA8xV0
回避w
342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:34:55.34 ID:kDMZfyBlO
姉だと…?
345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:35:18.91 ID:X1GV3F3G0
いつから姉が出たんだよw
348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:38:36.53 ID:hTSevjJh0
兄「はっ、女の表記が姉になっている!」
男「これは和解ルート、あるいは姉妹丼ルートと呼ばれていてね。実は彼女は君の双子の姉なんだ」
兄「マジかよ!」
姉「ええ、実はそうなの……」
妹「お姉ちゃん……仲直りできてよかった!」
抱き合う姉と妹。
兄「本当は誤字なんだろ?」
男「違う」
兄「女と打とうとして、姉と打っちまったんだろ?」
男「違う」
349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:39:18.63 ID:X2e5LHi/0
男かわいいなwww
351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:39:21.16 ID:OTI4w1s+0
>兄「女と打とうとして、姉と打っちまったんだろ?」
どうやったらそうなるの?
354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:40:12.77 ID:Tvm9h9gs0
女が姉だったら、兄と妹も空間をいじれるな
357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:40:47.54 ID:OTI4w1s+0
>>354
特殊能力一家
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:42:03.00 ID:+RQCCqM80
兄の能力は不死
360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:42:49.71 ID:OTI4w1s+0
>>359
人生やりなおし&選択肢能力
364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:46:55.57 ID:hTSevjJh0
学校が終わり、今日は姉妹と俺の三人で家に帰ることになった。
姉「さて、帰ろっか兄君……って、あなたはあたしの弟なのよね」
兄「確かに、弟のことを兄君っていうのも変だよな」
姉「それじゃ、弟君がいいかしら?」
兄「どっかで聞いた気がするけど、それでいいか」
姉「じゃ、帰りましょうか」
言いながら、おもむろに窓を開ける。
兄「まさか」
姉「ああ、別に飛び降りたりしないわよ。ちょっと窓から下の教室に入るだけ」
兄「下……は妹の教室か」
姉「そうそ、あたしは妹ちゃんと行くから、んー、じゃ、校舎裏で待ち合わせね」
兄「何でまた」
姉「それは後でのお楽しみよ」
姉はにやりと笑って窓から降りていった。
375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:55:05.36 ID:hTSevjJh0
校舎裏で待っていると、姉妹が突然目の前に現れた。
兄「うおっ」
妹「うわわっ、びっくりしたぁぁっ」
姉「ちょろっとあっちとこっちの空間を繋げてワープしたのよ」
妹「お姉ちゃんの能力はすごいなぁ……」
姉「あら、妹ちゃんの能力はもっとすごいじゃない」
妹「あたしの能力はタイムラグがあるから、結構難しいんだよね」
すげぇ、日常会話で能力っていう単語が飛び交っている。
兄「それで、どうしてこんなところに?」
妹「うん、あたしも聞いてないんだけど、どして校舎裏?」
姉「ふっふっふー、どうしてだと思う?」
兄「そうだな……」
1.青姦3Pだろ?
2.リンチだろ?
3.能力を見られたら困るからだろ?
兄「青姦3Pだろ?」
姉妹「……」
場の空気が凍り付いた。
376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:56:52.40 ID:LJ9LHw7sO
アチャー
380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:58:33.30 ID:cM4V2tLYO
もうわざとCG回収してるとしかw
384 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:06:06.38 ID:hTSevjJh0
姉「弟君じゃなかったら間違いなく斬殺してるわ」
冷たい目で見られる。姉妹丼ルートに入っていて良かった。
妹「そうだよ、お兄ちゃん……外でするなんて……もじもじ」
姉「ツッコミどころはそこじゃないわよ! いや、そこもだけど!」
兄「冗談はおいといて、能力を見られたら困るから?」
姉「正解。あんまり表だって能力を使うと色々と厄介なのに絡まれるのよ。二人も気をつけて」
兄「妹はともかく、俺には能力なんてないんだけど」
姉「あるのよ」
兄「どんな?」
姉「さて、どんな能力かしらね」
知っているのか知らないのか、そんな調子ではぐらかされる。
姉「それじゃ、あたしの能力で家までワープするわね」
妹「おー、楽チンだねー」
兄「ルーラだな、ルーラ」
姉「あれは飛ぶでしょ。そんな大袈裟なことできないわよ。あたしのは空間を繋げるだけ」
兄「十分大袈裟だと思う」
姉の作った空間の穴を抜けると、そこは我が家でした。
兄「おお、すげぇ……まさにどこでもドア……」
姉「そんな楽なもんじゃないわよ。ちゃんと位置を認識していないと、石の中にワープしたりするのよ」
妹「それは……どうなるの?」
姉「全滅よ」
兄「理不尽だなぁ」
387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:07:43.52 ID:X2e5LHi/0
妹フラグ立ってね?
388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:08:04.04 ID:VbPv7/x30
兄の能力、タイムリープ?
394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:09:49.64 ID:hTSevjJh0
今日から姉もこの家に住むらしく、ちょっとした歓迎パーティなどをした。
妹「じゃーん、今日は奮発したよ! まずはすき焼きでしょ? それからすき焼き丼。
そしてすき焼きサラダ、すき焼きジュース、すき焼きパフェ!」
姉「あ、あり、ありがとう、妹ちゃん」
姉の笑顔は引きつっていた。
400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:12:39.67 ID:HcQEA8xV0
パフェとジュースは死亡フラグ
401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:13:38.60 ID:X2e5LHi/0
すきって素直に言えないからすき焼きって
ごまかしてるんだな
406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:20:10.28 ID:hTSevjJh0
姉妹と過ごす時間は慌ただしかったが、それ以上に楽しかった。
あっという間に一ヶ月が過ぎ、もうすぐ夏休みである。
兄「今年の夏休みはどうする?」
妹「あたし、海とか行きたいなー」
姉「ああ、いいわね海。あたしの能力使えばすぐに行けるしね」
兄「そうだな、二人の水着も見れるし」
妹「も、もうっ、お兄ちゃんはすぐそういうことを……」
姉「じゃ、弟君はブーメランパンツね」
兄「ああ、いいぞ。じゃあ二人ともビキニな、ビキニ」
姉「別にいいわよ」
妹「えええぇぇっ、お姉ちゃんはスタイルいいからいいだろうけどぉぉ」
兄「いやいや、貧乳ビキニは貧乳ビキニでいいものだぞ」
妹「うぅーっ、貧乳じゃないもん!」
妹にぽかぽかと叩かれる。
兄「はは、ごめんごめん」
本当に楽しくて楽しくて。
俺はこの世界こそが現実であるかのように思い始めていた。
416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:30:15.90 ID:hTSevjJh0
時は流れ夏休みのある日、俺は自室で日課の自慰行為を行っていた。
エロゲーなのだから姉妹を攻略すればいいのかもしれないが、俺は今の関係が壊れることを恐れた。
体を折り曲げじゅぼじゅぼとセルフフェラをする。
始めたころはこの体勢が苦しかったが、今ではディープスロートだってできてしまう。
兄「んっ、んっ、んっ、んっ」
ガチャッ
姉「弟君ー、って、うわぁぁっ!?」
兄「どわぁぁっ!」
姉「な、な、何してるのっ?」
兄「こ、これは、その」
1.セルフフェラ
2.ヨガ
3.俺ってチンコが好きだから……
兄「ヨガだよ! ヨガ!」
姉「ヨガで自分の、その、お、おち、おちんちんをしゃぶるの?」
兄「しゃぶるんだ!」
姉「そうなんだ……」
兄「……」
姉「……」
何この重い空気。
417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:30:49.05 ID:wIhc3jCI0
あああああああああああああwwww
418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:31:51.85 ID:qQo9OavE0
ヨwwwwwwガwwwwwwwwwwwwwwwwwww
421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:32:31.73 ID:USYVBG1K0
ヨガフレイム噴いた
424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:33:31.58 ID:lWrOGU6iO
>何この重い空気
当たり前だろwwwwwwwwwwwwwwwww
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:38:59.35 ID:hTSevjJh0
姉「その……それって嘘でしょ?」
先に沈黙を破ったのは姉だった。
兄「いや……まあ」
姉「そういう風に一人エッチする男の子もいるって、ネットで見たことがあるから、その」
兄「……」
姉「一人エッチ……してたんでしょ?」
1.肯定する
2.否定する
兄「……ああ、してた」
姉「や、やっぱりそうなのね……」
兄「……」
姉「それじゃあ……弟君のお手伝いしてあげるわね」
兄「お、お手伝いぃ!?」
姉「そ、そうよ、あたしが弟君を気持ちよくしてあげる」
姉が覆い被さってきた。これ何てエロゲ?
432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:40:31.52 ID:TAlPd7vt0
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:43:16.54 ID:uW/Ib01e0
スレも半分にキタ時にエロきたああああああああああああああ
449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:46:56.14 ID:hTSevjJh0
おかしい。姉はこんなエロい人だっただろうか。
いくらエロゲーとはいえ、急展開すぎる気がする。
姉「んっ……弟君のおっきくなってるわね……」
姉が俺のペニスに手を添え、舌を這わせる。
自分の舌とはまた違った感触が気持ちいい。
姉「ちゅ、ちゅっ、れろ……」
兄「うっ、くぁっ」
姉「玉も舐めてあげるわね」
頭を俺の股間に潜らせ、今度は玉に舌を這わせる。
舐め上げたり、吸ったりして、姉は執拗に俺の玉を責め続けた。その間に右手でペニスをしごくことも忘れない。
兄「そ、それ以上すると、出ちまう……」
姉「出してもいいわよ?」
兄「いや、もっとやりたいことがあるんだけど、いいかな?」
姉「い、いいけど、何かしら?」
1.挿入
2.パイズリ
3.脇コキ
453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:48:12.96 ID:HcQEA8xV0
2に期待
454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:48:26.84 ID:hC9F2sJ30
2だろjk
471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:54:08.28 ID:hTSevjJh0
無論2番である。
兄「パイズリして欲しい」
姉「パイズリ……っていうと、胸で挟むやつ、だっけ」
兄「そう、それ。したことある?」
姉「な、ないわよっ、処女なんだから!」
兄「マジで!」
姉「うわ、何よ、その意外そうな顔」
兄「いや、美人だしスタイルいいし、てっきり……」
と思ったが、エロゲのヒロインなんてみんなそんなもんなのかもしれない。
姉「てっきり?」
笑顔で問いかけてくるが、目が笑っていない。
兄「いや、何でもない」
姉「そんな目で見られてたなんて、ちょっとショックだわ」
兄「ごめん、俺が悪かったよ」
姉「別にいいけどね。と、えーと、挟むにも、どうすればいいのかしら」
兄「じゃあ俺が立つから、座って挟んで。それくらい大きければ余裕だと思う」
姉「そ、そうかしら?」
478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:58:52.45 ID:hTSevjJh0
俺が仁王立ちし、イキリ立った一物を姉が自分の胸で挟む。
姉「んっ……んっ……こんな、感じかしら?」
兄「ああ、気持ちいいよ。胸だけじゃなくて、もっと上半身を動かして、しごく感じにしてみて」
姉「こ、こう?」
兄「すげぇ気持ちいいです……」
思わず敬語になる俺。
パイズリっていうのは何て言うか、ロマンがあると思う。視覚的に非常にエロい。
姉「んんっ……弟君のおちんちんで胸がこすれてっ……」
兄「気持ちいい?」
姉「……うん」
姉は頬を赤らめて頷いた。
482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:01:03.61 ID:qjy4OXlgO
ちんこが折れて死亡
483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:02:07.86 ID:2QusLuJU0
>>482
それは流石に無いだろw
484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:02:57.16 ID:hTSevjJh0
姉「はぁ、ふぅ……何か、すごい、濡れちゃった……」
そんなものなんだろうか。現実世界で童貞の俺にはよくわからない。
が、ここはエロゲー世界なのだから、そんなものなのかもしれない。
兄「挿れても、いい?」
姉「…………」
姉は無言で頷いた。
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:14:15.06 ID:hTSevjJh0
姉をベッドに寝かせ、下着を脱がせる。
ちなみに今の姉の服装は、学校の制服を半脱ぎにした状態である。
兄「それじゃ、挿れるよ」
姉「うん……」
それっぽい穴を探しあて、ゆっくりと挿入していく。
処女というのは本当らしく、中は狭く、俺のペニスを押し戻そうとしてくる。
それに負けじと俺も中に突き入れていく。
姉「くっ、うっ、痛ぁっ……」
途中で、何かを突き破る感触があった。
おそらく破瓜したのだろう。
兄「大丈夫?」
姉「うぅぅっ、うんっ……」
口ではそう言うが、両の手でぎゅっとベッドのシーツを握っている。
痛いんだろうな。早く終わらせてあげないと。俺早漏で良かった。
兄「じゃあ、もうちょっとだけ我慢して」
姉「うんっ、うんっ……」
姉は涙を浮かべながら何度も頷いた。
そして俺は何度も腰を動かし、姉の中に精液を注ぎ込んだ。
姉「ふぅぁっ、んっ、弟君のが、中に……」
兄「頑張ったな、姉さん。ありがとう、気持ちよかった」
姉「ん……弟君、好きよ」
511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:16:06.09 ID:uW/Ib01e0
おおおおお・・・
525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:23:45.13 ID:hTSevjJh0
それからキスをして、姉は服装を整えて、もう一度キスをしてから部屋を出て行った。
俺はというと、余韻に浸るでもなく、先程の出来事について考えていた。
今のはありえない。
青姦3Pを提案したときの反応からもわかるように、姉はそういうことには厳しい人なのに。
それなのに、オナニーのお手伝いしてあげる、だって?
いや、思い返すと、最初からありえない世界なのだ、ここは。
それなら、これくらいのありえないことは、何でもないことなのではないだろうか。
妹「お兄ちゃん、晩ご飯できたよー」
兄「ああ、今行く。今日の晩飯は?」
妹「すき焼きだよ♪」
兄「はは」
そういえば、もうずっとすき焼きしか食べていない気がする。
537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:28:29.11 ID:Tvm9h9gs0
実は全部、飛び降り自殺中の主人公が見ている走馬灯
539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:29:23.22 ID:4s264OVm0
>>537
なんて感動的なストリー
走馬灯なら実際に体験したってことじゃまいか
540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:30:08.64 ID:TAlPd7vt0
>>539
妄想しすぎで現実との境界線がなくなったんじゃね
541 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:30:41.51 ID:/frL08tC0
>>540
それなんてリトバス?
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:35:18.38 ID:hTSevjJh0
翌日、携帯にメールが入った。
珍しい、男からだ。
『ゆうべはおたのしみでしたね』
兄「なっ……」
何であいつが知っている?
頭がくらくらしてきた。
いや、あれだ、単にドラクエネタで遊んでるだけに違いない、こいつは。
何か一言言ってやろうと思い、電話をかける。
男「もしもし」
男は俺の行動を予測していたのか、1コールで出た。
兄「何だよ、今のメールは」
男「気持ちよかったかい?」
兄「な、何のことだよ」
男「あれ、気持ちよくなかったのかい?」
兄「だから何のことだよ!!」
苛立ちから、俺は思わず怒鳴ってしまっていた。
兄「っと、すまん、大きい声出して」
男「いや、いいよ。そうだね、僕も単刀直入に言おう」
男「お姉さんとエッチしたんだろう? おめでとう」
男の祝福の声に、何か薄ら寒いものを感じた。
567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:48:33.50 ID:hTSevjJh0
気持ち悪い、吐き気がする。
兄「なん、で」
男「そろそろ時間切れだよ、兄君」
兄「時間切れ?」
男「そう、残念ながらこの世界も終わりさ。君は現実に戻るんだ」
兄「嫌だ! ここには、ここには俺が欲しかったものが何でもあるんだ! 戻りたくない!」
男「やれやれ、困った奴だな、君は」
兄「何でも話せる親友、健気な妹、美人の姉……そんなものが、あるんだ!」
男「だとしても、戻らなくてはいけない」
兄「どうして!」
男「タイムリミットまであと三時間。頑張ればもう何人かともエッチできるだろう。フラグは立てておいたよ」
兄「フラグ? やっぱりここは、エロゲーの世界、なのか?」
男「ふふ、僕のフラグも立ってるからね。真実が知りたければ、僕のところに来るといい。僕は学校の屋上にいるよ」
電話が切れる。
さて、どうしたもんかと考えていると、目の前にいつもの選択肢が現れる。
1.妹のところに行く
2.姉のところに行く
3.女2のところに行く
4.女3のところに行く
5.女4のところに行く
兄「ふざけんな、あの野郎」
俺は6番を選択した。
594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:59:31.11 ID:hTSevjJh0
姉「弟君」
家から出ようとしたところを、姉に呼び止められる。
兄「ちょっと行ってくる」
姉「……男君のところ?」
兄「えっ、何でわかった?」
姉「そろそろそんな時期かなって」
時期。男が言っていたタイムリミットのことだろうか。
姉「そっか。それじゃお別れね」
兄「それは……」
そうなってしまうのだろうか。
姉「どこに行くの? あたしの能力で送ってあげるわ」
兄「学校の屋上まで」
姉「了解よ」
兄「そういえば、気になってたんだけど」
姉「うん?」
兄「俺の能力って何?」
姉「……それは、自分の意志を保つこと、かしら」
兄「自分の意志を?」
姉「私たちはこの世界のマスターには逆らえないから。でもあなたは違う。操られることがない」
兄「世界のマスター……男のことか」
姉「そう。あたしの様子、変だったことあったでしょ?」
兄「ああ」
姉「あれは、操られていたからよ」
596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:00:23.97 ID:ZKkE/xL00
新展開だな
597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:01:02.79 ID:Tvm9h9gs0
どうでもいいが黒の教団ルートが見たい
614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:04:07.20 ID:hTSevjJh0
ああ、じゃあつまり、あれは姉の意志でも何でもなかったわけだ。
ホッとしたような、ガッカリしたような、悲しいような、嬉しいような。
色々な感情がない交ぜになる。
姉「で、でも、あたしは操られていなくても、本当に弟君のことを」
兄「いや、いい。もう何も言わなくていい」
姉「……ごめんね。それじゃあ、いってらっしゃい」
兄「今までありがとう姉さん。いってきます」
空間を抜けると、そこは
* いしのなかにいる *
俺は死んだ。
615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:04:45.46 ID:Nqqzl9eb0
>>614
想定外
617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:04:57.88 ID:HcQEA8xV0
いwwwwwwwしwwwwwwww
618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:04:58.93 ID:hC9F2sJ30
おまwwwwwww
625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:05:24.58 ID:Tvm9h9gs0
これは読めなかったwwwww
641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:08:55.14 ID:hTSevjJh0
兄「おぉい! クライマックスシーンで何してんだよ!」
男「感情が不安定な状態で能力を使ったから、座標設定を間違えたようだね」
目の前に男がいた。
この何もない空間に来るのも、男と顔を合わせるのも久しぶりだ。
兄「久しぶりだな」
男「夏休みに入ってから会ってなかったからね。まったく、寂しかったよ」
兄「そりゃ男なんかより、美人姉妹と遊んでいたいからな」
男「はは、それはそうだろうね」
兄「まあ、屋上よりかはここの方がいいかもな。俺とお前の空間って感じがする」
男「嬉しいことを言ってくれるね。それじゃとことん」
兄「その先は言わなくていい」
男「ふふ、残念だ」
665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:25:08.71 ID:hTSevjJh0
兄「それじゃ、説明してもらおうか」
男「そうだね。まず、ここは君の思った通りエロゲーの世界さ」
兄「ああ」
男「で、どうして君がこんな世界に来たのかというと、すまない、僕のせいだ」
兄「おまえの? 俺が二次元に入る能力を持ってたとかじゃないのか?」
男「いや、僕の三次元の物を二次元に引っ張り込む能力のせいだ」
兄「二次元から三次元への干渉? そんなことが……」
男「信じられないかもしれないが、できるのさ」
兄「どうして俺を引っ張り込んだ?」
男「元々このゲームの主人公は僕なんだけどね、正直飽きていたんだ」
兄「飽きた?」
男「想像してみるといい。同じ日常を永遠に繰り返すんだ。飽きるってものだろ?」
飽きる、を通り越して、恐怖を感じた。
男「で、今までも漫画やら何やらをこっちに引っ張り込んで退屈凌ぎをしていたんだけど」
兄「だけど?」
男「それにも飽きてきた。だから人間を引っ張ってみた。人間なら何か変化を起こしてくれるかもしれない」
兄「身勝手だな、こんにゃろう」
男「それについては謝るよ。でも、本当に楽しませてもらった。君はこの世界に変化をもたらしてくれた」
兄「そうなのか?」
男「そうさ。このゲームに姉キャラなんてのはいなかったんだ。ミスの産物とはいえ、これは大きな変化だ」
兄「そんなもんなのか。で、タイムリミットっていうのは?」
男「ああ、世界を移動して二ヶ月くらい経過すると、何て言うんだろう。存在が固定されてしまう」
兄「どういうこっちゃ。もっとわかりやすく言ってくれ」
男「元の世界に戻れなくなるのさ」
670 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:26:58.39 ID:e0gXF2GIO
やっぱりミスかw
673 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:28:39.92 ID:uW/Ib01e0
ミスをうまく利用wwww
689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:38:58.20 ID:hTSevjJh0
兄「……」
俺は何も言えないでいた。
男「親友をこんな世界に住まわせるのは嫌だ。だから、君には帰ってもらうよ」
兄「そんなの……俺の意志は無視かよ!」
男「すまないが、そうさせてもらう。さぁ、行くんだ」
兄「断る。俺だって親友をこんな世界に住まわせるのは嫌だ」
男「まったく、君って奴は……」
男が涙を流す。
男「こんなイベントも、このゲームにはないんだけどね。本当に君といると飽きないよ」
兄「そうだろ? だから俺もここにいさせてくれよ、なっ?」
男「ダメだ。今はこうでも、存在が固定されてからは、君はただのモブキャラになってしまう」
兄「そうなると、どうなる?」
男「背景キャラは、主人公やヒロインと会話をしたりしない。つまり僕たちの関係もそれっきりさ」
兄「主人公と会話しまくる背景キャラがいたっていいじゃないか」
男「それは無理だ。存在が固定されてからは、自分の意志で動くことはできなくなる」
兄「そうか? おまえは自由そうに見えるぞ」
男「僕は主人公だからね。他の人に比べれば、ある程度は自由だ」
兄「そうなのか……」
男「モブキャラなんて悲惨さ。僕やヒロインが会話している後ろで、微動だにせずに立ち止まっているんだよ」
兄「そりゃ悲惨だな……」
705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:49:30.60 ID:hTSevjJh0
男「……少し長く話しすぎたかな。もうあまり時間がない」
兄「さっき3時間っつってたから、あと2時間くらいか」
男「そうだね。さよならだ。悪いが強制退出させてもらうよ」
見えない力により、体が押されていく。
兄「くっ……姉さんはおまえがマスターだと言っていたが、本当にそうなのか?」
男「そうだよ。僕がこの世界のマスターだ」
兄「そんなおまえでも、この世界の現状をどうにかすることはできないのか!」
男「残念ながら無理だ。上にもっと大きな力が働いている」
兄「大きな力?」
男「プログラムっていう奴さ。僕はそれを少しイジる権限を持っているだけに過ぎない」
兄「なら! そんなプログラムを改変すればいい!」
男「無理だ。少しと言っただろう。僕にそんな権限はないよ」
兄「それなら俺がやる。NEW GAMEだ!」
男「なっ……待つんだ! もう時間がない!」
744 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:01:25.54 ID:ArObPgqT0
妹「お兄ちゃん、朝だよ、起きて」
妹の声で目が覚める。
兄「妹!」
その手を握る。
妹「うぁっ、ど、どうしたのっ?」
兄「おまえの能力は願望実現能力だったな」
妹「えぇぇぇっ、お、お兄ちゃんどうして知ってるの!?」
兄「そんな驚いたフリしなくていいから。もう10周目くらいだからな、これ」
妹「……ぅ、ぁ、そっか、この世界のこと、知ったんだね」
兄「願望実現能力……言い換えれば、世界を、プログラムを書き換える能力」
妹「…………」
兄「この世界の本当のマスターは、おまえなんじゃないか?」
妹「……正解だよ、お兄ちゃん」
747 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:01:58.35 ID:yOA/cQvI0
な…なんだってー
751 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:02:33.29 ID:T+FlwXCa0
衝撃の展開
763 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:05:01.63 ID:Qn/O2fTaO
伏線がすげぇwwwwwww
786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:14:24.87 ID:ArObPgqT0
兄「やっぱりか……」
妹「男さんは自分がマスターだと思っているみたいだけどね。ちょっと権限を与えられてるからって」
兄「頼みがある」
妹「なぁに? 大体察しはつくけどね。あっちでの会話も聞いてたし」
兄「ルートだとか選択肢だとか、そういうものをなくしてやってくれないか」
妹「……それは、無理よ」
兄「どうして! それがなければみんな自由になれるじゃないか!」
妹「この世界は、そういったものの上で成り立っているから。それらを消したら、この世界も崩壊する」
兄「じゃあせめて、毎日ルートを書き換えるとかはどうだ!」
妹「最初はそうしてたよ! でも、それがどんなに大変なことかわかる?
メインキャラだけじゃなくて、サブキャラ、モブキャラたちのシナリオまで考えるのよ!」
兄「それは……じゃあ毎日じゃなくてもいい!」
妹「手間は変わらないわよ。あたしは疲れたよ、お兄ちゃん」
妹が俺の胸に抱きついてくる。
妹「自分の存在をデリートしようかと考えたことも、何度もある」
兄「……ああ」
頭を撫でてやる。
妹「でも、それも世界の崩壊に繋がる。あたしの自殺にみんなを巻き込むことはできないじゃない」
兄「それは……」
どうなのだろう。見たところ、メインキャラ以外は意志なき人形のように見える。
そして、ある程度の意志があるメインキャラたちも、もうこの世界に飽いているとするならば。
俺にできるのは、妹を諭して、この不毛な世界を消してやることくらいなのかもしれない。
806 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:25:31.79 ID:ArObPgqT0
兄「妹、ある程度の意志があると思われる奴らを、ここに呼んでくれるか?」
妹「いいけど……どうするの?」
兄「そりゃ呼んでからのお楽しみだ」
言いながら頭を撫でる。
妹「ん、お兄ちゃん……あたしは二人っきりがいいんだけどね〜」
兄「そこを何とか」
妹「えへへ、冗談だよ。わかった、それじゃあ呼ぶね」
妹がそう言うと、男と姉と女2さん、女3さん、女4さんが部屋に現れる。
ちなみに女3さんと女4さんとは一度も会話したことがない。
女2「うわわわっ、いきなり何っ? 着替え中だったのにーっ」
女2さんは下着姿で、今日も純白パンツだった。
女3「いきなり何でしょう……。きゃっ、ここ、先輩の部屋っ?」
どうやら後輩キャラのようだ。
女4「……う゛ぃっくりです」
こっちは無口キャラか。
先生「はっ、ここはどこだ! 今日の授業の予習があるのに!」
俺にチョークをぶつけた先生までメインキャラかよ。
姉「弟君……」
男「まったく、君って奴は無茶をして……」
二人は心配そうな顔をしている。
兄「これでメインキャラは全員か」
妹「うん、そうだよ」
兄「みんな、話があるんだ」
811 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:27:01.61 ID:oe1nXKBZ0
女4は酒飲んでるなwww
815 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:28:19.93 ID:1Zvyam2b0
急に先生が女に見えてきた
827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:33:39.53 ID:ArObPgqT0
兄「今日でこの世界を終わりにする」
この場にいる俺以外の全員が驚いた顔をする。
男「そんな……どうやってだい?」
兄「こいつがこの世界の本当のマスター。おまえは偽物だったみたいだぞ」
ぽんぽんと妹の頭を撫でる。
妹「えへへ」
男「そ、そうだったのか……いや、確かに妹の能力で世界よ滅べと念じれば」
姉「世界は滅ぶでしょうね」
妹「でも、そんなこと……みんなは嫌でしょ?」
妹が一同を見回す。
皆それぞれ、何かを考えているようだ。
男「……いや、終わらせることができるなら、終わらせてくれ」
最初に口を開いたのは男だった。
それに続いて一人、二人と口を開いていく。
姉「そうね……もう、いいわよね……」
女2「うん……ちょっと、怖いけど」
先生「うむ、それが良いだろう」
次々と賛同していく一同を見て、妹が驚きの声を挙げる。
妹「そんなっ……本当に……いいの?」
男「ああ。僕たちでさえ辛かったんだ。マスターである君は……もっと辛かっただろう」
男が妹の頭を撫でる。
妹「ふぇっ……うぁぁぁぁぁんっ」
864 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:43:53.61 ID:ArObPgqT0
俺の胸でわんわんと泣く妹を抱きしめる。
兄「異論はないみたいだな」
男「僕らはいいけど、君はどうするんだい。まさか……」
兄「ああ、俺もここでおまえらと一緒に逝くよ」
姉「そんなっ、ダメよ!」
兄「いいんだよ、姉さん。どうせ現実に戻っても、俺には何もないんだ」
それなら、この世界で満たされたまま逝く方が良い。
先生「ふむ、それも一つの選択かもしれんな……」
姉「そんなっ、先生!」
男「…………」
男はしばらく苦渋に満ちた顔をしていたが。
男「君がそう言うのなら」
了承してくれた。
姉「男君まで! ダメよ! あたしたちと心中なんて絶対ダメ!」
兄「姉さん……頼む、わかって欲しい」
姉「わからないわよ!!」」
兄「あっちに戻っても何もないんだ! あんな現実は嫌なんだ!」
姉「逃げてるだけよ、それは!!」
兄「……っ!!」
的を射すぎていて、何も言い返すことができない。
873 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:51:07.07 ID:ArObPgqT0
同じような台詞は、今までに何度も言われてきた。
だが、これほどまでに心に突き刺さったのは初めてだった。
それはやはり、愛しい人の言葉だからなのだろう。
兄「俺、俺、は……」
姉「あなたはあたしたちと違う。完璧に自分の意志を持つことができる人間なの」
そんなもの、持ったことがなかった。
今までずっと、何かに流されて生きてきて。
気が付いたらニートで、そのことすら親が悪い、社会が悪いと周囲のせいにして生きてきた。
兄「俺は……!」
姉「だから、あなたは生きて! あたしたちの分まで!」
そんなことを言われて、首を横に振れるわけがない。
兄「ああ、うん、わかった、よ……姉さん」
情けないことに、涙が止まらない。
姉も同じなようで、俺と妹と姉の三人で抱き合い、わんわんと泣き合った。
876 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:52:28.86 ID:dy1XyHxo0
>>1をみて、だれがこんな展開を予想できただろうか・・・
886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:59:55.22 ID:ArObPgqT0
気を利かせてくれたのか、泣きやんだころには部屋に三人しかいなかった。
机の上に男の書き置きがあった。
『さよなら、親友。面と向かって言ったら僕まで泣きそうなんで手紙で失礼するよ。
君との日々は楽しかった。本当にありがとう。現実でも強く生きてくれよ』
兄「あいつは最後までキザだな」
姉「それが彼のいいところよ」
妹「面白い人だよね」
しばらくの間、三人で寄り添って色々な話をした。
すき焼きのことだとか、何度も死んだことだとか、現実世界のことだとか。
三十分くらい話したところで姉が立ち上がる。
姉「それじゃ、あたしも行くわね」
兄「姉さん……」
妹「お姉ちゃん……」
姉「二人とも、そんな顔しちゃダメよ。ほら、笑って笑って」
兄「ああ……」
妹「うん……」
姉「それじゃあね弟君、妹ちゃん!」
姉は空間接続能力を使い、どこかへと移動していった。
兄「……ふぅ」
妹「ようやく二人っきりだね、お兄ちゃん」
兄「ああ、そうだな」
妹「お兄ちゃん……」
妹が目を閉じる。
兄「ん……ちゅ」
887 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:01:19.60 ID:v9KExnGj0
泣ける・・・
906 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:09:49.52 ID:ArObPgqT0
キスをしながら、妹をベッドに寝かせる。
学校に行く前だからか、妹は制服だ。
兄「足、開いて」
妹「う、うん……」
おずおずと足を開くと、そこには可愛らしい縞模様のパンツが。
兄「可愛いパンツだな」
妹「そ、そうかな、えへへ」
兄「ああ、思わずなでなでしたくなる」
パンツ越しに指でなぞり上げる。
妹「んんんっ……」
そんなことを何度も繰り返しているうちに、妹の下着にうっすらと染みができてくる。
兄「気持ちいいか?」
妹「うん……」
兄「それじゃあパンツ脱がすな」
妹「は、恥ずかしいけど……うん」
パンツに手をかけ、ずりずりと下に降ろしていく。
兄「あ、パンツとあそこの間で糸引いてるな」
妹「なっ……そ、そんなこと言っちゃやだぁっ」
羞恥で妹の顔が真っ赤に染まる。
924 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:16:31.83 ID:ArObPgqT0
今度は直に指でいじったり、舌で舐めてクリトリスを刺激する。
そのたびに妹は
妹「ふにゃっ、んぅっ、にぁっ」
と可愛らしい声をあげ、膣から蜜をこぼした。
そろそろ準備は良さそうだ。
俺はペニスを取り出し、挿入の準備をする。
兄「それじゃあ、挿れるぞ」
妹「ちょ、ちょっと待ってっ」
兄「ん、やっぱり怖い、か?」
妹「そ、そうじゃなくって……」
妹「あたしもお口でお兄ちゃんを気持ちよくしてあげたいから」
兄「う、ぁ」
上目遣いで、何て可愛らしいことを言うのか。
それによく考えると、ペニスの方も濡らしておかないと妹も痛いかもしれない。
兄「……じゃあ、頼むよ」
妹「うんっ」
今度は俺が寝転がり、妹が俺の膝元で身をかがめる。
妹「ちゅ、ぺろ、んぅ」
妹のフェラは姉のそれとは違い、ただ舐めるだけの拙いものだったが、それでも気持ちよかったし
何よりも俺を気持ちよくしたいという妹の気持ちを嬉しく思った。
933 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:22:46.53 ID:ArObPgqT0
妹「お兄ちゃん、気持ちいい?」
妹がごしゅごしゅと手コキしながら聞いてくる。
兄「ああ、妹の手も口も、俺のなんかより全然柔らかいしな。気持ちいいぞ」
妹「そっか、嬉しいよ……。うん、先っぽから、えっち汁が出てるもんね」
えっち汁というのは少し斬新かもしれない。
兄「そう、だな。女の子と同じで、それが出たら、挿れてもオッケーって合図さ」
妹「へぇ、そうなんだぁ」
えっち汁を伸ばしたりして遊んでいる妹が感心したように言う。
妹「それじゃあ……挿れよっか」
兄「ああ」
妹「あっ、お兄ちゃんはそのままでっ」
起き上がろうとしたところを妹に制止される。
兄「え?」
妹「あたしが自分で挿れてあげる」
そう言い、上にまたがり、俺のペニスを自分のアヌスにあてがう。
そして、体重を少しずつ下に降ろしてきた。
兄「うっ……」
妹「んんんんん……」
姉の中も狭かったが、妹の中はそれ以上に狭く締め付けてきて、先端を入れただけで達しそうになった。
935 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:24:13.90 ID:p5qaTMeq0
尻かよ!
936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:24:16.27 ID:2QNJknIS0
ヽ(・*・)ノアナルー
942 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:27:43.46 ID:ArObPgqT0
妹が全体重を下に降ろす前に、姉のとき同様、何かを突き破る感覚があった。
妹「っ!!」
妹の体が強張る。
兄「うっ……くっ……大丈夫、か?」
そう言う俺の方が全然大丈夫ではなかった。すぐにもイキそうである。
妹「うんっ……あたしは大丈夫っ……それよりお兄ちゃん、気持ちいい?」
兄「ああ……」
兄「妹の中、気持ちいいよ……」
妹「うん、それなら、あたしも、嬉しいよ……うくっ、うぅぅ……」
痛みからか、嬉しさからさ、あるいはもうすぐ別れる悲しさからか。
妹は涙を流していた。
946 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:28:37.01 ID:cVlP9TaH0
スレタイきた・・・
947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:29:08.58 ID:c8iKWnHG0
まて。アナルで破るって肛門切れたか?
949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:29:25.45 ID:KfttJkJU0
>何かを突き破る感覚があった
>何かを突き破る感覚があった
>何かを突き破る感覚があった
956 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:35:52.64 ID:ArObPgqT0
俺はすぐに達した。おそらく30秒も持たなかったと思う。早漏乙。
妹「最後に、お兄ちゃんと一つになれてよかった」
兄「妹……」
妹「この世界で、お兄ちゃんの存在とお兄ちゃんとの日々は本当に新鮮で……。
今までの人生で一番楽しかったんだよ……」
兄「俺もだ。この世界での妹や姉さんや男たちと過ごした日々が、今までで一番だ」
妹「うん……そうだったら、嬉しいな、ひぐっ、うくっ」
兄「よしよし」
妹「そろそろ時間だね……。お兄ちゃんの存在が固定されたら、元の世界に戻せなくなるから」
兄「そうか……最後を見届けることができないのは兄としては寂しいな」
妹「えへへ……仕方ないよ。お兄ちゃん、最後に」
妹が目を瞑る。
そして、俺たちは最後のキスをした。
妹「さよなら、ありがとう、お兄ちゃん!」
兄「辛いとは思うが、頑張れ! 俺もあっちで頑張るからな!」
プツンとテレビの電源を切るように、意識がシャットダウンされた。
957 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:37:02.21 ID:dS3TOCTu0
兄弟だから本番は自重したのか
985 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:45:49.64 ID:ArObPgqT0
目が覚めた。
周囲を見回す。あのすっかり見慣れたエロゲー主人公の部屋ではなく、俺自身の部屋だ。
兄「戻ってきたのか……」
ここは辛い現実だ。
もうあの温かな世界には戻れない。
もう妹のすき焼きを食べることはできない。
もう姉や男とバカをやって遊ぶことはできない。
そう考えると、涙が止まらない。
でも、俺は姉と妹に、こっちでも頑張ると誓ったのだから。
これからはしっかりと自分の意志を持ち、強く生きていこう。
兄「ん?」
俺は手に何かを持っていた。
戻る直前に妹が持たせたものだろうか。
兄「これは……エロゲのCG? いや……あのときの写真か!」
俺と妹と姉の三人で、海に行ったときの写真だった。
みんな楽しそうに笑ってる。ああ、これは証だ。
俺があの世界に行ったことの、あの世界が存在していたことの証だ。
それを見ると、また涙が止まらなくなる。
本当に泣いてばかりだ。でも、明日からはもう泣かないから。
今日くらいは、いいよな、妹、姉さん。
991 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:02.62 ID:ArObPgqT0
おしまい。
全てアドリブで書いてました。
本当は>>32で夢落ちにするつもりでした。
ここまで読んでくれてどうもありがとう!
993 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:09.42 ID:cVlP9TaH0
>>1ありがとう
久々にVIPで感動したぜ
998 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:28.54 ID:sfj5Z3YJ0
ないた
999 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:28.97 ID:NRCrz4R/0
>>1000なら来年みんなの願いが叶う俺含め
1000 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:29.08 ID:44LCOE5i0
乙ksk
これをアドリブはすごいぞ
---------------
当ブログについて
※蘭44さんありがとうです。
読み物:その他
画像掲示板
兄「お兄ちゃん、もう夜だよ、起きてぇ〜」
妹の声で目が覚める。
兄「んん……まだ眠いんだよ、もうちょっと寝かせてくれ……」
兄「お兄ちゃんのもうちょっとは、もうちょっとじゃないからダメー」
兄「ほんの三時間くらいだよ」
兄「めっちゃ長いよっ」
兄「いいじゃないか、どうせニートで時間はたくさん余ってるんだし」
兄「お兄ちゃん……元気出して。あたしはニートなお兄ちゃんが大好きだよ」
兄「はは、そっか、ありがとうな」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:09:26.48 ID:SZnS+Jq30
なんてカス野郎なんだwwwwwww
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:11:48.58 ID:hTSevjJh0
兄「お兄ちゃんが元気出るように、あたしがフェラチオしてあげるね」
兄「えっ……さっきしたばかりだし、いいって」
兄「だーめ! あたしがしたいの!」
兄「うわっ、んんぐっ」
兄「ちゅっ、れろれろ、じゅぶじゅぶじゅぶっ」
兄「ううっ、出るっ」
兄「んんっ、ごくんっ」
兄「の、飲んだのか?」
兄「うんっ、美味しいよっ」
兄「……苦ぇ」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:14:19.56 ID:P5cHLfpg0
セルフフェラ自重wwwwwwwwww
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:15:21.14 ID:fqLPnTEAO
アイス吹っ飛んだwwwwwwwwwwww
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:18:23.02 ID:hTSevjJh0
兄「やることないしエロゲーでもやるかな……」
兄「やっぱこの妹キャラは可愛いなぁ」
兄「朝優しく起こしてくれて、ご飯を作ってくれて、優しくて」
兄「こんな妹がいれば、俺もこんなことには……うっ、うぅぅぅぅっ……」
兄「マジ泣きしてたらもう朝か……寝よう」
兄「お兄ちゃん、泣かないで。お兄ちゃんにはあたしがいるじゃない」
兄「そうだよな。よーし、じゃあ寝る前にまたするか!」
兄「またー? もう……お兄ちゃんったらエッチなんだから〜♪」
兄「そんなこと言って、おまえだって好きじゃないか」
兄「そ、そんなことないもんっ」
兄「いいや、自分からフェラチオしてあげるねなんて言う子は、間違いなくエッチだ」
兄「も、もう……恥ずかしいなぁ……///」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:23:00.98 ID:hTSevjJh0
兄「はぁはぁ……お兄ちゃん、今日もたくさんエッチしちゃったね♪」
兄「そうだな、すごく気持ちよかったぜ」
兄「でも、あたし少し不安なの。こんなにたくさんしてたら、いつかお兄ちゃん飽きちゃわないかって」
兄「そんなことあるわけないだろ。俺はおまえのことを愛してるんだから」
兄「あ、愛……/// もう、お兄ちゃんったら恥ずかしいこと言って……でも嬉しい」
兄「嬉し……うぐっ、うぅぅぅぅっ、うぁぁぁぁんっ」
兄「……寝よう」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:25:46.79 ID:fqLPnTEAO
テラワロスwwwww
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:27:32.82 ID:hTSevjJh0
妹「お兄ちゃん、朝だよ、起きて」
妹の声で目が覚める。
兄「うん……? え、俺の声じゃない妹の声?」
妹「もぉ、また寝ぼけてー。早く起きないと遅刻しちゃうよ」
兄「え? え? なんで? どうして?」
妹「今日の朝ご飯はね、お兄ちゃんの好きなすき焼きだよ」
兄「いや、まあ、好きだけど……」
妹「それじゃ、着替えたら下に降りてきてね!」
兄「何がどうなってるんだ……」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:28:41.85 ID:qxMFTmwK0
急展開
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:29:34.48 ID:SZnS+Jq30
朝ごはんからすき焼きとは凄い展開だ・・・
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:34:35.70 ID:hTSevjJh0
部屋を見回す。
兄「どこかで見たような気がするなぁ」
兄「とりあえず制服に着替えて……ってニートの俺が制服?」
兄「制服はこれかな? 何かすげぇデザインだな……あれ、この制服もどこかで見たような」
兄「思い出した! エロゲーの主人公が着ていた制服だ!」
兄「ということは、そうか、この部屋も主人公の部屋だ」
兄「つまり……ここはエロゲーの世界?」
妹「お兄ちゃん、早く降りてきてよぉー! あたしまで遅刻しちゃうー!」
階下から妹の声。
兄「あ、ああ、今行くー!」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:37:28.36 ID:wIhc3jCI0
まさか・・
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:40:40.68 ID:z3qpCRQmO
二次元の世界に…?
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:41:05.75 ID:hTSevjJh0
居間に行くと、テーブルの上ですき焼きがグツグツと煮立っていた。
兄「美味そうだな」
妹「でしょ? 朝から頑張っちゃった」
兄「エロゲーの世界……ということは……やり放題なのか?」
妹「え? お兄ちゃん何か言った?」
兄「いや何でもない、ふひ、ふひひひ」
妹「好きなのから食べてね。でもお肉ばかり食べちゃダメだからね」
兄「あ、ああ、好きなのからな……それじゃあ」
妹「うん?」
兄「おまえからいただきまーす!」
妹「きゃぁぁぁぁぁ!!」
妹を押し倒す。
妹「お、お兄ちゃん、やめて!」
兄「む、目の前に選択肢が」
1.やめる
2.やめない
3.冗談だと言って誤魔化す
俺は即座に2番を選択した
兄「やめるわけないだろうがぁぁぁ!」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:44:09.71 ID:wTWVMGg60
マジレスすると病院行ったほうがいい
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:44:16.98 ID:hTSevjJh0
妹の胸に手を掛けようとした瞬間、腹部に鋭い痛みを感じた。
見ると、俺の腹に包丁が深々と突き刺さっている。
兄「が、がはっ……なん、だと……」
妹「お兄ちゃん、やめてって言ったのに……ひどいよ」
ひどいのはどっちだと考えている間に俺は死んだ。
GAME OVER
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:51:49.05 ID:z3qpCRQmO
これで終わりの訳、ないよな…?
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:58:12.56 ID:hTSevjJh0
次に意識が戻ったとき、俺は真っ暗闇の何もない空間にいた。
兄「ここは……」
男「やれやれ、君はとんでもない男だな。いきなり妹を押し倒すなんて」
突然目の前に男が現れる。イケメンだった。死ねばいいのに。
兄「何者だ! ていうか何だよ、こりゃ! どうなってる!」
男「質問は受け付けない」
兄「何でだよ」
男「答えるのが面倒だから」
こいつ殺す、いつか呪い殺す。
男「さて、またやり直すかい?」
兄「当然だ。エロゲーでエロ見ないまま終わるなんて、絶対ありえねぇぜ!」
男「同感だ。さて、一つだけ助言しよう。あまり突飛な行動は取らない方がいい」
兄「突飛な行動?」
男「いきなり妹を押し倒したりとかさ」
兄「そうか、それは突飛な行動なのか……」
男「君には一般常識がないんだな」
兄「ニートだからな」
男「誇らしげに言う意味がわからないが、まあいい。じゃ、次は頑張ってくれよ」
兄「よし、NEW GAMEだ!」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:06:07.28 ID:hTSevjJh0
男「お兄ちゃん、朝だよ、起きて」
男の声で目が覚める。
兄「なんでおまえなんだよ!」
男「おや、気に入らなかったかい?」
兄「ええい、やり直しだ! 妹を出せ!」
男「やれやれ、仕方のない奴だな」
男はニヤニヤと笑いながら消えていった。
どうやらあいつは自由に消えたり出たりできるようだ。
妹「お兄ちゃん、朝だよ……ってお兄ちゃんが起きてる!?」
兄「おはよう、妹」
妹「びっくりしたぁ……今日は槍が降るかもね」
兄「大袈裟だなぁ。あ、今日の朝ご飯はすき焼きだろ?」
妹「えっ、どうしてわかったのっ?」
兄「強くてニューゲームの成果さ」
妹「へ?」
兄「気にするな、じゃあ着替えて下に行くから、先に降りててくれ」
妹「うん、わかったよ」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:09:12.30 ID:hTSevjJh0
居間に行くと、テーブルの上ですき焼きがグツグツと煮立っていた。
兄「美味そうだな」
妹「うん、好きなのから食べてね。でもお肉ばかり食べてちゃダメだよ」
兄「ああ、わかってるよ。それじゃ……」
1.まずは肉から
2.まずは妹から
3.そぉい!
兄「何だよ、この選択肢は!」
妹「へ? せんたくし?」
兄「い、いや何でもない」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:11:02.69 ID:UJxFbPIrO
なにコイツ羨ましすぐる
俺もそっちに行かせろ
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:14:55.53 ID:hTSevjJh0
3番が興味深いが、あれは高確率でバッドエンドだ。
2番がバッドエンドであるのは、先程実証済み。となると1番しかない。
兄「それじゃ、まずは肉から」
妹「うん。あっ、そうだ、お兄ちゃん、あーんしてあげよっか?」
兄「え、いいのか?」
妹「うん、してあげるよ。はい、あーん」
兄「あちっ、あつぅぅっ、そこは口じゃなくて目だって!」
二人でダチョウ倶楽部のおでんネタで遊んだ。
兄「よし、それじゃそろそろ学校行くか」
妹「うん、今日はお兄ちゃんが早く起きてたから、ゆっくりできそうだね」
兄「はは、これから毎日ゆっくりさせてやるよ」
玄関のドアを開ける。
ズドドドドドド!!
槍が降り注いでいた。
兄「……」
妹「あー、やっぱり槍が降っちゃったねぇ。お兄ちゃんが早起きなんて珍しいことするから♪」
兄「いや、これ、どうすれば……」
妹「避けていけばいいんだよ。じゃ、レッツゴー!」
妹が走り出す。何と降り注ぐ全ての槍を回避していっている。
兄「よ、よーし、俺も!」
俺は無数の槍に串刺しにされて死んだ。
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:20:07.76 ID:hTSevjJh0
またあの何もない空間。
兄「アホか!!」
開口一番、男に対して怒鳴ってやる。
男「やれやれ、君はとんでもない男だな。妹が起こすよりも先に起きるなんて」
兄「おまえが起こしたんだよ!」
男「あれ、そうだったっけ」
兄「NEW GAMEだNEW GAME!」
男「まあ落ち着け。また一つ助言しよう。あの世界では妹より先に起きると、高確率で死ぬ」
兄「どんな世界だよ……」
男「次からは気をつけてくれ。じゃ、いってらっしゃい」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:23:41.93 ID:hC9F2sJ30
なにこの展開wwwww
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:30:00.44 ID:hTSevjJh0
既読スキップ機能を使い、学校へ行くところまで飛ばす。
妹「今日もいい天気だねー」
兄「よかった、槍が降ってなくて……」
妹「あははっ、槍なんて降るわけないじゃない。お兄ちゃんの冗談は面白いなぁ」
ゆっくりと歩き、道中で幼馴染の二人と合流する。
女「おーす」
男「やあ」
男の顔にはめちゃくちゃ見覚えがあった。
兄「おまえ何してんだよ……」
その胸ぐらを掴んでやる。
男「おや、朝から大胆だね、君は」
女「ちょっとちょっと、朝から何やってんのよ?」
妹「お、お兄ちゃん、喧嘩はダメだよーっ」
兄「あ、ああ」
男「さて、4人揃ったことだし行こうか」
妹「はいっ、男さん、今日も格好いいですねぇ」
男「はは、照れるじゃないか」
女「鼻の下伸ばしてるんじゃないわよ、男」
兄「え、何これ。何かおまえの方が主人公っぽくね?」
男「僕が主人公だからね。君はただの親友キャラさ」
兄「マジかよ!」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:35:57.84 ID:hTSevjJh0
妹「よくわからない会話だなぁ」
女「いつものことでしょ。電波さんたちなのよ」
兄「電波さんとは失礼だな、この
1.巨乳が!と罵る
2.巨乳め!と罵る
3.巨乳は!と罵る
兄「この巨乳め!」
って全部同じような選択肢じゃねぇか!
女「あんたは……あたしをプッツンさせたわ」
女に胸ぐらを捕まれ、そのまま首を絞められる。
あっ、これいい! エロゲーのやり取りっぽい!
そんなことを考えているうちに、俺はそのまま絞殺された。
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:36:52.18 ID:P5cHLfpg0
テラシュールwwwwwwwwwwww
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:37:58.68 ID:botTxdXl0
なんて展開だw
予想できないw
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:41:34.58 ID:hTSevjJh0
何もない空間。
兄「おまえ止めろよ! めちゃくちゃ苦しかったじゃないか!」
男「そうかい? 何かうっとりしてたから、気持ちいいのかと思って」
兄「確かに落ちる寸前は気持ちよかったが……」
男「ならいいじゃないか」
兄「てか、おまえが主人公なのかよ!」
男「ああ、あれはほんの冗談さ。主人公は君だ。安心してくれ」
兄「何だそうなのかよ……びっくりしたぜ。エッチできないかと思ったじゃねぇか」
男「ははは、まあ次は頑張ってくれよ」
兄「その前に、そろそろこの状況についての説明が欲しいんだが」
男「質問には答えないと言ったじゃないか」
兄「これは何だ? 俺は本当に二次元の世界に入ってしまったのか?」
男「そうだな……僕も攻略対象だから、僕を攻略した暁には本当のことを教えよう」
兄「絶対に嫌だ」
男「結構締まりがいいんだよ?」
兄「NEW GAMEだ!」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:42:52.91 ID:r0Mm7utSO
男を攻略するんだ
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:44:17.35 ID:J6bcxtkrO
スペランカーより死ぬ確率高いゲームだなwwww
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:45:02.13 ID:hTSevjJh0
1.巨乳が!と罵る
2.巨乳め!と罵る
3.巨乳は!と罵る
とりあえず2番はダメだったんだよな。
兄「この巨乳が!」
女「あんたは……あたしをプッツンさせたわ」
女の手に突然剣が表れる。
兄「なっ、何だその剣! どっから出した!」
女「あたしは空間を自由自在に繋げる能力の使い手……この剣はあたしの部屋から召喚したわ」
兄「ツッコミどころがありすぎるぅぅぅ!!」
俺は斬殺された。
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:46:36.87 ID:kJWleREf0
いやああああああああああ
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:47:59.05 ID:hTSevjJh0
何もない空間。
兄「何者だよ、あの女は!」
男「空間を操る一族、ハザマ家の末裔か……まさかあの子がそうだったなんて……」
兄「これは間違いなくクソゲーだ。そろそろ投げたくなってきた」
男「はっはっは、頑張ればあの子ともエッチできるからさ、そう言わずに次行こうか」
兄「くそぉ……確かにいい乳してたしな……NEW GAMEだ!」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:51:35.38 ID:hTSevjJh0
兄「この巨乳は!」
女「あんたは……あたしをプッツンさせたわ」
女「カモン! トラァァァック!!」
突然目の前に走行中の大型トラックが現れた。
男「僕は死にましぇえええええん!!」
俺は轢殺された。
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:52:52.76 ID:XQr+lAO10
八方塞りwwwwwwwwwwwww
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:52:59.88 ID:zlUec0a9O
先に進まねえwwwww
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:55:35.94 ID:hTSevjJh0
兄「もうやめてもいいですか……」
男「まあまあ。実はさっきのは僕も巻き込まれた」
兄「ああ、何か叫んでたよな……」
男「さて、また一つ助言しよう。どの選択肢を選んでも死ぬルートっていうのがある」
兄「クソゲーだ、クソゲー!」
男「まだ選んでいない選択肢があるだろ? それじゃ次に行こうか」
兄「そぉい!!か」
男「そぉい!!さ」
兄「>>43からコンティニューだ!」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:01:09.88 ID:hTSevjJh0
兄「そぉい!」
俺は妹の頭に、グツグツのすき焼き鍋をぶっかけた。
妹「熱いぃいいいい!! ぐぉぉぉぉぉぉ……」
妹が呻きながら姿を変えていく。
何と妹は、醜いデブモンスターだった!
デブ「何故俺がモンスターだとバレたぁぁぁ……」
兄「消去法だよ、チクショウが!」
デブ「バレたからには仕方あるまい、貴様には死んでもらう!」
デブが棍棒を振り下ろしてきた!
1.右に避ける
2.左に避ける
3.右斜め上45度に避ける
兄「はっ!」
俺は右斜め上45度に向かって飛んだ!
ぐしゃぁ!!
しかし、回避が間に合わずに俺は撲殺された。
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:01:39.16 ID:iiiYjaV+0
90年代前半のゲームかよ
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:01:42.47 ID:DiTQfkDV0
これはひどいwwwwwwwwwwwww
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:02:16.26 ID:g+KoD39WO
カオスwwwwwwwwwwwwww
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:02:48.41 ID:TAlPd7vt0
なるほど、すき焼きはこのために・・・
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:04:08.66 ID:hTSevjJh0
兄「あんなのわかるか!」
男「やれやれ、ヒキオタニートの君がそんな格好いい避け方できるわけがないじゃないか」
兄「そうだけどよ……ゲームだからいけるかなって」
男「でも、今のは運がなかったね。あれは右か左に避けてたら助かっていた」
兄「そうだったのか……」
男「右に行くか左に行くかで展開が変わるから、試してみるといい」
兄「NEW GAMEだ!」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:07:16.51 ID:hTSevjJh0
俺は右に避けた!
デブ「ほう、なかなかいい動きをするな」
兄「とろいデブの攻撃なんて当たるかよ!」
デブ「だが、どこまでもつかな!」
第二撃がきた!
今度は選択肢が出るまでもなく、体が自然に回避していた。
兄(でもやばい……奴の言うとおり、あまり長くはもたないな……)
男「兄君! 無事かい!」
男が居間に現れた。
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:14:05.75 ID:hTSevjJh0
兄「……ロードして『左に避ける』を選択してもいいか?」
男「そんなこと言ってる場合じゃない! 回避するんだ!」
兄「うぉ!」
反射的にしゃがむと、直後に頭の上を棍棒が通り過ぎていった。
遅かったら脳みそをブチ撒けていたことだろう。
デブ「ふん、お仲間か……」
男「兄君は下がっていてくれ。僕の力を見せるときが来たようだ」
1.おまえだけにいい格好させるかよ!
2.ああ、まかせたぜ!
兄「ああ、まかせたぜ!」
1番からは死の香りが漂っている。これだけ死ねば流石にわかる。
男「はぁぁぁぁ……」
男の右手に黒いエネルギーのようなものが集まっていき、球の形を形成する。
そしてその球を……
男「ふんもっふ!」」
投げた! パクリもここまで来ると清々しい!
ドチューン!デブは死んだ。トロール(笑)
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:19:41.75 ID:9EfbiUOz0
ふんもっふ!
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:21:55.11 ID:hTSevjJh0
男「ふぅ、危ないところだったね」
兄「ああ、まったくだぜ。それより本当の妹はどこにいるんだ!」
男「それが……どうやら闇の教団に連れ去られたらしい」
兄「闇の教団?」
男「『能力者』を集め、世界を改革しようと考えている宗教団体さ」
兄「そんな奴らがどうして妹を!」
男「君の妹が強力な能力者だからさ」
兄「強力な能力……?」
男「ああ……願望実現能力。槍が降ればいいのにと念じれば、本当に槍が降る」
兄「ハルh」
男「おっと、それ以上は言わない方がいい。消されるからね」
兄「俺はどうすればいいんだ」
男「僕と女さんで君の妹を救出してくる。君は待っていてくれればいい」
1.そんなことできるかよ!
2.ああ、まかせたぜ!
兄「ああ、まかせたぜ!」
男「それじゃ行ってくる」
それ以来、男も女も妹も帰ってくることがなく、俺は生涯を孤独に過ごした。
GAME OVER
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:22:47.43 ID:9EfbiUOz0
ひでぇwwwwwwwwww
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:26:56.60 ID:hTSevjJh0
兄「これハッピーエンドじゃね?」
男「何を言っているんだ! まだ誰ともエッチしていないじゃないか!」
兄「ていうか何だよこれ! もっと別のルートはないのかよ!」
男「これは闇の教団ルートといってね、バトル要素が満載で熱いと評判なんだよ」
兄「普通の学園ルートで頼む……」
男「仕方がない奴だな、君は。それじゃ、まずは妹を押し倒すといい」
兄「また死ぬだろうが!」
男「それは最後までヤろうとするからさ。途中でやめれば大丈夫だ」
兄「そうなのか? それじゃ>>27からだな!」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:31:00.50 ID:hTSevjJh0
俺は妹を押し倒した。
妹「きゃぁぁぁぁ!」
選択肢の3番を選択する。
兄「なんて、冗談だよ冗談。びっくりしたか?」
妹「うっ、うん……ドキドキしたぁ」
なんてことを可愛らしく言う妹だが、俺はこいつが包丁を持っていることを知っている。
その後は以前のようにダチョウ倶楽部のおでんネタで遊び、妹とともに家を出た。
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:32:42.53 ID:e0gXF2GIO
これ攻略本なしじゃむりだろw
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:37:51.62 ID:hTSevjJh0
妹「もぉ、お兄ちゃんがあたしを押し倒して遊んでたから、走らないと間に合わないよぉ!」
兄「俺のせいかよ!」
ダッダッダッダ!
走っていると、道中で見たことのある二人を発見する。
ここからは歩いても間に合いそうだ。
兄「はぁっはぁっ、二人ともおはようさん」
妹「ふぅ、ふぅ……おはようございますー」
男「おはよう。朝から賑やかだね」
女「いつものことでしょ。兄君がもっと早く起きればいいのにね」
起きたら槍が降るけどな。
妹「えへへ、でもあたし、こういうの嫌いじゃないですから」
女「健気な妹ちゃんねー」
兄「んなことより、ちょい、ちょい来い男!」
男を脇に引っ張る。
男「おや、強引だね」
兄「気になることがあるんだが、あの妹は本物か?」
男「ああ、闇の教団ルート以外では大丈夫さ」
兄「そうか。安心した」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:43:42.11 ID:hTSevjJh0
学校に着くと、玄関で妹と別れる。
どうやら俺と男と女は同じクラスのようだ。
さて、教室の前まで来たが。
1.教室のドアを開ける
2.廊下の窓を開ける
3.ほふく前進をする
選択肢の意味がわからない!
いや待て……これは普通に教室のドアを開けたら死ぬ確率が高い。
俺は廊下の窓を開けた。
直後、何かが頭を貫いた。
男「ライフルによる狙撃!?」
最後に聞いたのは、男のそんな台詞だった。
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:44:56.78 ID:Xgulr9Mv0
ねーよwww
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:47:49.03 ID:tRRgWYCM0
何回ティウンするんだwww
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:47:55.61 ID:hTSevjJh0
兄「なんで学校で狙撃されんだよ……」
何もない空間で、とりあえず男の胸ぐらを掴む。
男「そこらへんは闇の教団ルートをプレイすると明らかになる」
兄「もういい! こんな理不尽ゲーは嫌だ! うわぁぁぁんっ!」
男「おっと、心が折れてしまったようだね……」
兄「こんな世界よりかは、ニートな現実のがマシだ!」
男「やれやれ、仕方のない奴だな、君は。それじゃちょっとエッチシーンを見せてあげようか」
兄「なんだって?」
男「体験版みたいなものさ。さぁ、誰のを見たい?」
1.妹
2.女
3.男
兄「2番で頼む」
男「おや、てっきり1番か3番かと思ったんだが、意外だね」
兄「あの乳はいいものだ」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:49:44.97 ID:NRkVgaY/0
兄ナイスチョイスw
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:51:48.47 ID:hTSevjJh0
男「と思ったが、どうにも君に決めさせるのは癪だな」
兄「俺のモチベのためだろう! 俺に決めさせろよ!」
男「いや、ここは神の意志に決めてもらおう。というわけで、>>175番のエッチシーンをお見せしよう」
兄「何でだよ!」
男「1〜3以外の選択肢を作ってくれても構わないよ。じゃ、僕はちょっとご飯を食べてくるよ」
兄「単に休みたいだけじゃねぇか」
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:53:20.31 ID:NRkVgaY/0
ワンマンショー
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:55:11.12 ID:9EfbiUOz0
ワンマンショーwww
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:02:04.33 ID:hTSevjJh0
男「ただいま。卵かけご飯は一人暮らしの友だね」
兄「それは同意するが、あれどうするんだよ……」
男「ワンマンショー……つまり自慰ということでいいのかな。じゃあ」
兄「待て待て待て脱ぐな!」
男「冗談さ。じゃ、>>199のワンマンショーでいいんじゃないかな」
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:04:41.51 ID:hI9t2iuT0
kskst
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:04:46.16 ID:X2e5LHi/0
トロル
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:06:40.68 ID:e0gXF2GIO
誰が得するんだよw
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:07:31.50 ID:uYN3x+TVO
なんてこったいwwwwwww
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:07:42.73 ID:hTSevjJh0
デブ「はぁはぁ、教皇様、教皇様ぁぁぁぁぁ!」
先程戦ったデブモンスターが、棍棒にチンコを擦りつけている映像が空間に浮かび上がる。
兄「……」
男「はは、モンスターも自慰をするんだね」
兄「……」
デブ「うぉぉぉっ、いぐっ、教皇様いぐぅぅぅっ」
どびゅ! どびゅどびゅ!!
兄「……」
男「さぁ、モチベーションが回復したところで、次に行こうか」
兄「……」
男「次は狙撃に気をつけてくれよ。NEW GAMEだ!」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:07:52.40 ID:8gA51Tro0
体験版いらねえww
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:08:28.76 ID:NRkVgaY/0
あぁ・・・・えっと・・・・・なんだその
正直スマンカッタ・・・
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:08:49.82 ID:uYN3x+TVO
バロスwwwwwwwwwwwwwwww
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:14:06.44 ID:hTSevjJh0
スキップを使い、>>148まで飛ぶ
俺はとりあえず匍匐前進を開始した。
女「何やってんの、こいつ……」
男「さて、何だろうね」
男と女や道行く学生たちの奇異の視線が注がれる。
見られてる、俺見られちゃってる!
そのままの姿勢で教室のドアを開ける。
ガラガラガラッ
目の前には足。誰の足かと確認するために視線を上に向けると、そこには純白のパンツが。
ふぉぉぉぉ! ぱんつ! ぱんつ! ほわいてぃぱんつ! パンチラCGゲット!
女2「きゃぁぁぁっ、お、男君、何やってるの!?」
パンツが悲鳴をあげる。
男「ちょっと匍匐前進を」
俺はそのまま匍匐前進で自分の席に向かった。
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:15:11.80 ID:FBiDTGtn0
このゲームだと蹴られて死にそうだから困る
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:15:32.23 ID:SZnS+Jq30
パンツが悲鳴をあげるwwwww
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:16:32.64 ID:X2e5LHi/0
パンツは生きているのか
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:22:14.95 ID:hTSevjJh0
男「ふふ、君は面白いね」
席に座るや否や、隣の席の男が話しかけてきた。
女はかなり離れた席だった。
兄「何でおまえが隣なんだよ……女が隣だろ、エロゲーの常識的に考えて」
男「男の幼馴染が朝起こしてくれたり、近くの席だったりっていうのもあるんだよ」
兄「お断りだ」
授業が始まる
授業中、携帯電話が振動した。どうやらメールがきたようだ。
1.携帯電話を開く
2.今は授業に集中
俺は携帯電話を開き……開いたところで頭を何かが貫いた。
先生「授業中に携帯とはけしからんぞ」
男2「うぉぉぉっ、出た! 先生の必殺チョーク投げ!」
男3「5mlくらいの鉄板なら簡単に貫通するんだよな! 先生パネェっすよ!」
クラスメイトの歓声を聞きながら俺は死んだ。
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:23:26.33 ID:gVrWaYPNP
先生wwwwwwwwwwwwwwww
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:23:43.06 ID:LgYcNbirO
進まねー………
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:23:50.26 ID:hTSevjJh0
兄「……NEW GAMEだ」
男「おや、愚痴らないなんて珍しいね」
兄「理不尽すぎて愚痴る気にもならんわ!」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:23:51.31 ID:b9AIk5hDO
俺は死んだ。チョーク(笑)
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:29:09.27 ID:hTSevjJh0
携帯にメールが来たが、今は授業に集中する。
この世界には気を緩めていい瞬間などないのだ。
授業が終了してからメールを確認すると、妹からだった。
『今日の晩ご飯、すき焼きでいい?』
俺は二つ返事でOKした。
男「休み時間だよ、兄君」
俺「昔、兄のことを兄くんって言う妹キャラがいてさぁ」
男「ふむ、呼び方を変えた方がいいかい? お兄ちゃま、とか」
俺「やめてください」
男「さて、次は体育だ。更衣室に移動しようか」
俺「マジかよ、俺運動苦手なんだよな。それにこの世界の体育はやばそうだし」
男「はは、今は卓球だから大丈夫さ」
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:30:44.31 ID:X2e5LHi/0
卓球のボールで死にそうだな
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:34:30.90 ID:iiiYjaV+0
もうこの世界では何か新しいものが出てきたらそれで死ねるから困る
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:34:50.37 ID:hTSevjJh0
体育館に行き、卓球台を組み立てる。
先生「じゃ、二人組作ってー」
先生のその台詞に、俺のトラウマが蘇る。
兄「うわぁあああああああ!!」
男「兄君、どうした、大丈夫かいっ」
兄「はぁはぁ……いや、ちょっと嫌なことを思い出してな……」
男「すごい汗だ。保健室に行くかい?」
兄「体育が嫌で保健室に逃げたあの日々ぃいいいい!!」
男「兄君、落ち着くんだ!」
兄「ぜぇぜぇ……ああ、落ち着いた」
男「それじゃ、僕と組もうか」
兄「え……いいのか?」
男「何言ってるんだい。親友なんだし、当然じゃないか」
その台詞に、不覚にも泣きそうになる。
俺の高校時代にもこんな奴がいたら、もっと違う人生だったんだろうか。
兄「へ、へへっ、仕方ねぇなぁ、じゃ、組むか」
男「ああ、手加減はしないよ」
兄「そりゃこっちの台詞だぜ」
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:35:26.81 ID:mgYxgVLk0
今更だが朝からすき焼きって・・・
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:35:50.92 ID:P5cHLfpg0
>>263
トロールだから仕方ない
265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:38:39.83 ID:hTSevjJh0
男「じゃ、行くよ兄君」
兄「おう、いつでも来いっ」
男「はぁぁぁぁぁ……」
男が持つ球に、黒いエネルギーが集まっていく。
兄「まさか……」
男「ふんもっふ!」
びゅぅぅん!
黒球が俺の頬を掠めていった。
頬から人肉が焦げる嫌な臭いがする。
男「軽いジョーク」
兄「重すぎるー!!」
男「ちなみに元ネタはすごいよマサルさんさ」
兄「いやっ、元ネタとかじゃなくてっ、マジ勘弁してくれ!」
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:44:11.01 ID:hTSevjJh0
最初にそんな事件があったが卓球は何事もなく終了し、その後の授業もつつがなく終わった。
男「兄君、昼休みだよ」
兄「ああ、そうだな」
男「昼休みは中庭で4人で食べる約束だったね」
兄「そうなのか」
女「そうなのよ」
いつの間にか女が俺たちの席まで来ていた。
女「じゃ、中庭でね」
女は窓から飛び降りた。
兄「ってここ3階だぞ!」
男「ああ、ほら、彼女には例の能力があるから、それはどうとでも」
兄「あ、ああ、そういやそうか。びっくりした」
男「それじゃ、僕たちは二人で歩いていこうか」
兄「ああ」
男「兄君……手を繋いでもいいかい?」
1.ああ、いいぜ
2.嫌だ
兄「嫌だ」
男「そうか、残念だ」
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:44:58.40 ID:P5cHLfpg0
男ルートを華麗にスルーwwwwwwwwwww
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:48:46.02 ID:hTSevjJh0
中庭に来ると、既に妹と女が弁当を広げていた。
妹「あ、お兄ちゃん、男さん、いらっしゃいー」
女「おふぉいふぁよ、ふふぁりふぉも」
兄「口に物を入れながら喋るな、はしたない」
女「んぐんぐ……別にいいじゃない、そんなこと気にする仲?」
男「さて、それじゃ僕もお弁当をいただこうかな」
兄「あれ、俺弁当持ってきてないんだけど」
妹「お兄ちゃんのお弁当はあたしが持ってるよ。はいっ、すき焼き弁当っ」
兄「お、さんきゅー!」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:56:50.45 ID:hTSevjJh0
兄「いっただきまーす」
と、箸をつけたところで硬直する。
果たして、この弁当を食べても大丈夫なのだろうか。
このルートでは妹はトロールではないらしいが、それでも何か入っている可能性はある。
妹「お兄ちゃん、どうしたの?」
兄「い、いや何でもない。あ、男、おかず欲しそうだな、仕方ないなぁ、ちょっとだけやるよ!」
男「ごふっ、ごふぉっ」
男の口に無理矢理すき焼きを突っ込む。
男「ふぅ、いきなりだね、君は。でも美味しいよ」
兄「お、本当か?」
妹「む、何よお兄ちゃん、疑ってたの?」
兄「い、いや、そんなことないぞ」
妹「ふーん、ふーん」
まずい、どうやら妹を怒らせてしまったようだ。
ここはお詫びとして
1.「はい、あーん」をしてあげる
2.胸を揉んであげる
3.キスをしてあげる
俺は妹の胸を揉んでいた。その瞬間、何者かに腕を切り落とされる。
兄「GYAAAAAAAAA!!」
女「ふふぁふぃなやふめ! ふぇいふぁいふぃふぇふふぇるふぁ!」
口をもごもごとさせた女が剣を召喚し、俺の腕を斬ったらしい。
俺は失血死した。
281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:58:08.52 ID:/iBJMWYs0
無茶しやがって…
283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:58:43.25 ID:X2e5LHi/0
胸もめたからハッピーエンドだったな
284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:58:53.13 ID:hTSevjJh0
兄「胸を揉んで死ねるなら本望」
男「君は漢だね」
兄「さーて、やり直すかー」
291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:01:40.87 ID:hTSevjJh0
俺は妹にキスした。
妹「んっ、んんーっ!」
どさくさに紛れて舌を入れたりしていると、背中に鋭い痛みを感じる。
ああ、これは女が俺の背中に剣を刺したんだな。
俺は死んだ。
兄「妹の唇、柔らかくて気持ちよかった……」
男「君って奴は……」
292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:01:43.07 ID:+RQCCqM80
もう死を受け入れているな
297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:07:50.73 ID:/WQWBW1r0
やべえwwwwこの兄かっこよすぎるwwww
298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:08:37.69 ID:hTSevjJh0
兄「じゃ、お詫びにあーんしてあげるから、それで許してくれないか?」
妹「えっ、えええっ、恥ずかしいからいいよぉ」
兄「まあまあ。はい、あーん」
妹「あ、あーん……」
ぱくっ
妹「あ、あれ?」
女「むぐむぐ……うん、美味しい」
俺の箸は妹ではなく、何故か女の口の中に収まっていた。
兄「なっ、うわ何だこれっ」
女「ちょちょいっと空間をいじっただけよ。いつものことじゃない」
兄「こんなのがいつものことなのか……」
妹「女さん……」
女「うん? なぁに?」
妹「よ、よくも、お兄ちゃんの、あーんを……!」
女「別にいいじゃないのよ、減るもんじゃなし」
妹「ギギギギギギギ」
やばい、妹がキレそうだ!
俺は・・・
1.すかさず妹の口に箸を突っ込んだ
2.すかさず妹のスカートに頭を突っ込んだ
3.すかさず女の胸を揉んだ
301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:10:00.82 ID:/WQWBW1r0
ギギギwww
305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:14:40.78 ID:hTSevjJh0
俺はすかさず女の胸を揉んだ。
女「きゃぁぁぁっ、何すんのよっ!」
俺は女にぶん殴られ、宙を舞った。
超柔らけぇ! 妹とは何もかもが段違いだ! あれでパイズリとかされてぇ!
妹「お兄ちゃん! ……許さない!」
女「って、何でよ! 悪いのは100パーあいつじゃない!」
男「願望実現能力 VS 空間操作能力……これは面白そうだね」
兄「止めろよ!」
男「止められるのは主人公である君だけさ」
兄「くそぉっ、それじゃ……」
1.妹を押し倒す
2.女を押し倒す
3.男を押し倒す
俺は女を押し倒し、その胸を揉みしだいた。
兄「うっひょぉおおおおお!」
女「いぃぃぃやぁぁぁああああ!」
直後、女に胸を刺されて俺は死んだ。
311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:17:42.41 ID:hTSevjJh0
兄「あの乳マジでやべぇ……」
男「君は本能的すぎる。もう少し理性的に動いた方がいいと思うよ」
兄「俺は悪くない。選択肢が悪い」
男「だが、選択肢には胸を揉むなんて書いてはなかった」
兄「どうせ死ぬなら揉むべきかなって」
男「はは、まったく君は凄い奴だな」
兄「じゃ、さっきのとこからやり直しな」
316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:25:05.72 ID:hTSevjJh0
俺は妹を押し倒し、キスをしていた。無論ベロチューである。
妹「んっ、んんーっ!」
女「って何やってんのよっ」
妹「っ! お兄ちゃんどいて!」
妹が俺を蹴り飛ばし、地面を転がる。
俺たちがいたところに剣が突き刺さる。
兄「あっぶねぇぇぇぇ!」
妹「女さん。前から言いたかったんだけど、すぐ人を攻撃するのはよくない癖ですよ」
女「そう? 昔からやってるけど、まだ当たったことないし大丈夫じゃない?」
妹「当たったらどうするんですか! 死んじゃいますよ!」
実は既に何回も死んでいる。
女「そう言う妹ちゃんの説教癖もどうかと思うけど。兄君、よく愚痴ってるのよ」
妹「えっ……そ、そうなの、お兄ちゃん?」
兄「え、いや……そうなの?」
男「僕に聞かれても困る」
妹「む、む〜……じゃ、お兄ちゃんにどっちが悪いか判定してもらおう!」
女「ああ、いいわね、それ」
二人「どっち?」
兄「う……そ、そりゃぁ」
1.妹が悪い
2.女が悪い
3.どっちも悪い
4.男が悪い
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:26:33.66 ID:wY4EZUkr0
4だな
320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:27:00.32 ID:HcQEA8xV0
4だの
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:28:42.25 ID:9EfbiUOz0
4だろ
332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:32:07.03 ID:hTSevjJh0
兄「男が悪い」
男「僕かい?」
女「男君は関係ないじゃない」
妹「そうよ、お兄ちゃん、ちゃんと答えて!」
ぐぅぅ、今ので回避できないのか。
1.妹が悪い
2.女が悪い
3.どっちも悪い
4.俺が悪い
兄「すまん、俺が悪い」
女「えっ? い、いや、なんのこと?」
妹「別にお兄ちゃんは悪くなんてないよ?」
兄「妹に説教されるのも女に攻撃されるのも、俺に至らないところがあるせいだからな」
妹「そ、そりゃそうかもしれないけど……」
女「てか、自覚あったのね……」
男「ふむ、素晴らしいね。余人を責めるのではなく、自分の至らなさを責めるなんて」
兄「そんな素晴らしいなんてもんじゃないよ」
男「でも、なかなかできることではないよ、ふふふ」
妹「ご、ごめんね、そう考えると、あたしも小さい事で怒ってばかりいたかも……」
姉「あたしもちょっと攻撃しすぎかもね……反省するわ」
ぴろりろり〜ん
おめでとう! 死亡ルートが少なくなった!
339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:33:25.22 ID:HcQEA8xV0
回避w
342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:34:55.34 ID:kDMZfyBlO
姉だと…?
345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:35:18.91 ID:X1GV3F3G0
いつから姉が出たんだよw
348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:38:36.53 ID:hTSevjJh0
兄「はっ、女の表記が姉になっている!」
男「これは和解ルート、あるいは姉妹丼ルートと呼ばれていてね。実は彼女は君の双子の姉なんだ」
兄「マジかよ!」
姉「ええ、実はそうなの……」
妹「お姉ちゃん……仲直りできてよかった!」
抱き合う姉と妹。
兄「本当は誤字なんだろ?」
男「違う」
兄「女と打とうとして、姉と打っちまったんだろ?」
男「違う」
349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:39:18.63 ID:X2e5LHi/0
男かわいいなwww
351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:39:21.16 ID:OTI4w1s+0
>兄「女と打とうとして、姉と打っちまったんだろ?」
どうやったらそうなるの?
354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:40:12.77 ID:Tvm9h9gs0
女が姉だったら、兄と妹も空間をいじれるな
357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:40:47.54 ID:OTI4w1s+0
>>354
特殊能力一家
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:42:03.00 ID:+RQCCqM80
兄の能力は不死
360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:42:49.71 ID:OTI4w1s+0
>>359
人生やりなおし&選択肢能力
364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:46:55.57 ID:hTSevjJh0
学校が終わり、今日は姉妹と俺の三人で家に帰ることになった。
姉「さて、帰ろっか兄君……って、あなたはあたしの弟なのよね」
兄「確かに、弟のことを兄君っていうのも変だよな」
姉「それじゃ、弟君がいいかしら?」
兄「どっかで聞いた気がするけど、それでいいか」
姉「じゃ、帰りましょうか」
言いながら、おもむろに窓を開ける。
兄「まさか」
姉「ああ、別に飛び降りたりしないわよ。ちょっと窓から下の教室に入るだけ」
兄「下……は妹の教室か」
姉「そうそ、あたしは妹ちゃんと行くから、んー、じゃ、校舎裏で待ち合わせね」
兄「何でまた」
姉「それは後でのお楽しみよ」
姉はにやりと笑って窓から降りていった。
375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:55:05.36 ID:hTSevjJh0
校舎裏で待っていると、姉妹が突然目の前に現れた。
兄「うおっ」
妹「うわわっ、びっくりしたぁぁっ」
姉「ちょろっとあっちとこっちの空間を繋げてワープしたのよ」
妹「お姉ちゃんの能力はすごいなぁ……」
姉「あら、妹ちゃんの能力はもっとすごいじゃない」
妹「あたしの能力はタイムラグがあるから、結構難しいんだよね」
すげぇ、日常会話で能力っていう単語が飛び交っている。
兄「それで、どうしてこんなところに?」
妹「うん、あたしも聞いてないんだけど、どして校舎裏?」
姉「ふっふっふー、どうしてだと思う?」
兄「そうだな……」
1.青姦3Pだろ?
2.リンチだろ?
3.能力を見られたら困るからだろ?
兄「青姦3Pだろ?」
姉妹「……」
場の空気が凍り付いた。
376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:56:52.40 ID:LJ9LHw7sO
アチャー
380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:58:33.30 ID:cM4V2tLYO
もうわざとCG回収してるとしかw
384 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:06:06.38 ID:hTSevjJh0
姉「弟君じゃなかったら間違いなく斬殺してるわ」
冷たい目で見られる。姉妹丼ルートに入っていて良かった。
妹「そうだよ、お兄ちゃん……外でするなんて……もじもじ」
姉「ツッコミどころはそこじゃないわよ! いや、そこもだけど!」
兄「冗談はおいといて、能力を見られたら困るから?」
姉「正解。あんまり表だって能力を使うと色々と厄介なのに絡まれるのよ。二人も気をつけて」
兄「妹はともかく、俺には能力なんてないんだけど」
姉「あるのよ」
兄「どんな?」
姉「さて、どんな能力かしらね」
知っているのか知らないのか、そんな調子ではぐらかされる。
姉「それじゃ、あたしの能力で家までワープするわね」
妹「おー、楽チンだねー」
兄「ルーラだな、ルーラ」
姉「あれは飛ぶでしょ。そんな大袈裟なことできないわよ。あたしのは空間を繋げるだけ」
兄「十分大袈裟だと思う」
姉の作った空間の穴を抜けると、そこは我が家でした。
兄「おお、すげぇ……まさにどこでもドア……」
姉「そんな楽なもんじゃないわよ。ちゃんと位置を認識していないと、石の中にワープしたりするのよ」
妹「それは……どうなるの?」
姉「全滅よ」
兄「理不尽だなぁ」
387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:07:43.52 ID:X2e5LHi/0
妹フラグ立ってね?
388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:08:04.04 ID:VbPv7/x30
兄の能力、タイムリープ?
394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:09:49.64 ID:hTSevjJh0
今日から姉もこの家に住むらしく、ちょっとした歓迎パーティなどをした。
妹「じゃーん、今日は奮発したよ! まずはすき焼きでしょ? それからすき焼き丼。
そしてすき焼きサラダ、すき焼きジュース、すき焼きパフェ!」
姉「あ、あり、ありがとう、妹ちゃん」
姉の笑顔は引きつっていた。
400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:12:39.67 ID:HcQEA8xV0
パフェとジュースは死亡フラグ
401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:13:38.60 ID:X2e5LHi/0
すきって素直に言えないからすき焼きって
ごまかしてるんだな
406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:20:10.28 ID:hTSevjJh0
姉妹と過ごす時間は慌ただしかったが、それ以上に楽しかった。
あっという間に一ヶ月が過ぎ、もうすぐ夏休みである。
兄「今年の夏休みはどうする?」
妹「あたし、海とか行きたいなー」
姉「ああ、いいわね海。あたしの能力使えばすぐに行けるしね」
兄「そうだな、二人の水着も見れるし」
妹「も、もうっ、お兄ちゃんはすぐそういうことを……」
姉「じゃ、弟君はブーメランパンツね」
兄「ああ、いいぞ。じゃあ二人ともビキニな、ビキニ」
姉「別にいいわよ」
妹「えええぇぇっ、お姉ちゃんはスタイルいいからいいだろうけどぉぉ」
兄「いやいや、貧乳ビキニは貧乳ビキニでいいものだぞ」
妹「うぅーっ、貧乳じゃないもん!」
妹にぽかぽかと叩かれる。
兄「はは、ごめんごめん」
本当に楽しくて楽しくて。
俺はこの世界こそが現実であるかのように思い始めていた。
416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:30:15.90 ID:hTSevjJh0
時は流れ夏休みのある日、俺は自室で日課の自慰行為を行っていた。
エロゲーなのだから姉妹を攻略すればいいのかもしれないが、俺は今の関係が壊れることを恐れた。
体を折り曲げじゅぼじゅぼとセルフフェラをする。
始めたころはこの体勢が苦しかったが、今ではディープスロートだってできてしまう。
兄「んっ、んっ、んっ、んっ」
ガチャッ
姉「弟君ー、って、うわぁぁっ!?」
兄「どわぁぁっ!」
姉「な、な、何してるのっ?」
兄「こ、これは、その」
1.セルフフェラ
2.ヨガ
3.俺ってチンコが好きだから……
兄「ヨガだよ! ヨガ!」
姉「ヨガで自分の、その、お、おち、おちんちんをしゃぶるの?」
兄「しゃぶるんだ!」
姉「そうなんだ……」
兄「……」
姉「……」
何この重い空気。
417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:30:49.05 ID:wIhc3jCI0
あああああああああああああwwww
418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:31:51.85 ID:qQo9OavE0
ヨwwwwwwガwwwwwwwwwwwwwwwwwww
421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:32:31.73 ID:USYVBG1K0
ヨガフレイム噴いた
424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:33:31.58 ID:lWrOGU6iO
>何この重い空気
当たり前だろwwwwwwwwwwwwwwwww
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:38:59.35 ID:hTSevjJh0
姉「その……それって嘘でしょ?」
先に沈黙を破ったのは姉だった。
兄「いや……まあ」
姉「そういう風に一人エッチする男の子もいるって、ネットで見たことがあるから、その」
兄「……」
姉「一人エッチ……してたんでしょ?」
1.肯定する
2.否定する
兄「……ああ、してた」
姉「や、やっぱりそうなのね……」
兄「……」
姉「それじゃあ……弟君のお手伝いしてあげるわね」
兄「お、お手伝いぃ!?」
姉「そ、そうよ、あたしが弟君を気持ちよくしてあげる」
姉が覆い被さってきた。これ何てエロゲ?
432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:40:31.52 ID:TAlPd7vt0
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:43:16.54 ID:uW/Ib01e0
スレも半分にキタ時にエロきたああああああああああああああ
449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:46:56.14 ID:hTSevjJh0
おかしい。姉はこんなエロい人だっただろうか。
いくらエロゲーとはいえ、急展開すぎる気がする。
姉「んっ……弟君のおっきくなってるわね……」
姉が俺のペニスに手を添え、舌を這わせる。
自分の舌とはまた違った感触が気持ちいい。
姉「ちゅ、ちゅっ、れろ……」
兄「うっ、くぁっ」
姉「玉も舐めてあげるわね」
頭を俺の股間に潜らせ、今度は玉に舌を這わせる。
舐め上げたり、吸ったりして、姉は執拗に俺の玉を責め続けた。その間に右手でペニスをしごくことも忘れない。
兄「そ、それ以上すると、出ちまう……」
姉「出してもいいわよ?」
兄「いや、もっとやりたいことがあるんだけど、いいかな?」
姉「い、いいけど、何かしら?」
1.挿入
2.パイズリ
3.脇コキ
453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:48:12.96 ID:HcQEA8xV0
2に期待
454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:48:26.84 ID:hC9F2sJ30
2だろjk
471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:54:08.28 ID:hTSevjJh0
無論2番である。
兄「パイズリして欲しい」
姉「パイズリ……っていうと、胸で挟むやつ、だっけ」
兄「そう、それ。したことある?」
姉「な、ないわよっ、処女なんだから!」
兄「マジで!」
姉「うわ、何よ、その意外そうな顔」
兄「いや、美人だしスタイルいいし、てっきり……」
と思ったが、エロゲのヒロインなんてみんなそんなもんなのかもしれない。
姉「てっきり?」
笑顔で問いかけてくるが、目が笑っていない。
兄「いや、何でもない」
姉「そんな目で見られてたなんて、ちょっとショックだわ」
兄「ごめん、俺が悪かったよ」
姉「別にいいけどね。と、えーと、挟むにも、どうすればいいのかしら」
兄「じゃあ俺が立つから、座って挟んで。それくらい大きければ余裕だと思う」
姉「そ、そうかしら?」
478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:58:52.45 ID:hTSevjJh0
俺が仁王立ちし、イキリ立った一物を姉が自分の胸で挟む。
姉「んっ……んっ……こんな、感じかしら?」
兄「ああ、気持ちいいよ。胸だけじゃなくて、もっと上半身を動かして、しごく感じにしてみて」
姉「こ、こう?」
兄「すげぇ気持ちいいです……」
思わず敬語になる俺。
パイズリっていうのは何て言うか、ロマンがあると思う。視覚的に非常にエロい。
姉「んんっ……弟君のおちんちんで胸がこすれてっ……」
兄「気持ちいい?」
姉「……うん」
姉は頬を赤らめて頷いた。
482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:01:03.61 ID:qjy4OXlgO
ちんこが折れて死亡
483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:02:07.86 ID:2QusLuJU0
>>482
それは流石に無いだろw
484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:02:57.16 ID:hTSevjJh0
姉「はぁ、ふぅ……何か、すごい、濡れちゃった……」
そんなものなんだろうか。現実世界で童貞の俺にはよくわからない。
が、ここはエロゲー世界なのだから、そんなものなのかもしれない。
兄「挿れても、いい?」
姉「…………」
姉は無言で頷いた。
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:14:15.06 ID:hTSevjJh0
姉をベッドに寝かせ、下着を脱がせる。
ちなみに今の姉の服装は、学校の制服を半脱ぎにした状態である。
兄「それじゃ、挿れるよ」
姉「うん……」
それっぽい穴を探しあて、ゆっくりと挿入していく。
処女というのは本当らしく、中は狭く、俺のペニスを押し戻そうとしてくる。
それに負けじと俺も中に突き入れていく。
姉「くっ、うっ、痛ぁっ……」
途中で、何かを突き破る感触があった。
おそらく破瓜したのだろう。
兄「大丈夫?」
姉「うぅぅっ、うんっ……」
口ではそう言うが、両の手でぎゅっとベッドのシーツを握っている。
痛いんだろうな。早く終わらせてあげないと。俺早漏で良かった。
兄「じゃあ、もうちょっとだけ我慢して」
姉「うんっ、うんっ……」
姉は涙を浮かべながら何度も頷いた。
そして俺は何度も腰を動かし、姉の中に精液を注ぎ込んだ。
姉「ふぅぁっ、んっ、弟君のが、中に……」
兄「頑張ったな、姉さん。ありがとう、気持ちよかった」
姉「ん……弟君、好きよ」
511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:16:06.09 ID:uW/Ib01e0
おおおおお・・・
525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:23:45.13 ID:hTSevjJh0
それからキスをして、姉は服装を整えて、もう一度キスをしてから部屋を出て行った。
俺はというと、余韻に浸るでもなく、先程の出来事について考えていた。
今のはありえない。
青姦3Pを提案したときの反応からもわかるように、姉はそういうことには厳しい人なのに。
それなのに、オナニーのお手伝いしてあげる、だって?
いや、思い返すと、最初からありえない世界なのだ、ここは。
それなら、これくらいのありえないことは、何でもないことなのではないだろうか。
妹「お兄ちゃん、晩ご飯できたよー」
兄「ああ、今行く。今日の晩飯は?」
妹「すき焼きだよ♪」
兄「はは」
そういえば、もうずっとすき焼きしか食べていない気がする。
537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:28:29.11 ID:Tvm9h9gs0
実は全部、飛び降り自殺中の主人公が見ている走馬灯
539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:29:23.22 ID:4s264OVm0
>>537
なんて感動的なストリー
走馬灯なら実際に体験したってことじゃまいか
540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:30:08.64 ID:TAlPd7vt0
>>539
妄想しすぎで現実との境界線がなくなったんじゃね
541 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:30:41.51 ID:/frL08tC0
>>540
それなんてリトバス?
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:35:18.38 ID:hTSevjJh0
翌日、携帯にメールが入った。
珍しい、男からだ。
『ゆうべはおたのしみでしたね』
兄「なっ……」
何であいつが知っている?
頭がくらくらしてきた。
いや、あれだ、単にドラクエネタで遊んでるだけに違いない、こいつは。
何か一言言ってやろうと思い、電話をかける。
男「もしもし」
男は俺の行動を予測していたのか、1コールで出た。
兄「何だよ、今のメールは」
男「気持ちよかったかい?」
兄「な、何のことだよ」
男「あれ、気持ちよくなかったのかい?」
兄「だから何のことだよ!!」
苛立ちから、俺は思わず怒鳴ってしまっていた。
兄「っと、すまん、大きい声出して」
男「いや、いいよ。そうだね、僕も単刀直入に言おう」
男「お姉さんとエッチしたんだろう? おめでとう」
男の祝福の声に、何か薄ら寒いものを感じた。
567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:48:33.50 ID:hTSevjJh0
気持ち悪い、吐き気がする。
兄「なん、で」
男「そろそろ時間切れだよ、兄君」
兄「時間切れ?」
男「そう、残念ながらこの世界も終わりさ。君は現実に戻るんだ」
兄「嫌だ! ここには、ここには俺が欲しかったものが何でもあるんだ! 戻りたくない!」
男「やれやれ、困った奴だな、君は」
兄「何でも話せる親友、健気な妹、美人の姉……そんなものが、あるんだ!」
男「だとしても、戻らなくてはいけない」
兄「どうして!」
男「タイムリミットまであと三時間。頑張ればもう何人かともエッチできるだろう。フラグは立てておいたよ」
兄「フラグ? やっぱりここは、エロゲーの世界、なのか?」
男「ふふ、僕のフラグも立ってるからね。真実が知りたければ、僕のところに来るといい。僕は学校の屋上にいるよ」
電話が切れる。
さて、どうしたもんかと考えていると、目の前にいつもの選択肢が現れる。
1.妹のところに行く
2.姉のところに行く
3.女2のところに行く
4.女3のところに行く
5.女4のところに行く
兄「ふざけんな、あの野郎」
俺は6番を選択した。
594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:59:31.11 ID:hTSevjJh0
姉「弟君」
家から出ようとしたところを、姉に呼び止められる。
兄「ちょっと行ってくる」
姉「……男君のところ?」
兄「えっ、何でわかった?」
姉「そろそろそんな時期かなって」
時期。男が言っていたタイムリミットのことだろうか。
姉「そっか。それじゃお別れね」
兄「それは……」
そうなってしまうのだろうか。
姉「どこに行くの? あたしの能力で送ってあげるわ」
兄「学校の屋上まで」
姉「了解よ」
兄「そういえば、気になってたんだけど」
姉「うん?」
兄「俺の能力って何?」
姉「……それは、自分の意志を保つこと、かしら」
兄「自分の意志を?」
姉「私たちはこの世界のマスターには逆らえないから。でもあなたは違う。操られることがない」
兄「世界のマスター……男のことか」
姉「そう。あたしの様子、変だったことあったでしょ?」
兄「ああ」
姉「あれは、操られていたからよ」
596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:00:23.97 ID:ZKkE/xL00
新展開だな
597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:01:02.79 ID:Tvm9h9gs0
どうでもいいが黒の教団ルートが見たい
614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:04:07.20 ID:hTSevjJh0
ああ、じゃあつまり、あれは姉の意志でも何でもなかったわけだ。
ホッとしたような、ガッカリしたような、悲しいような、嬉しいような。
色々な感情がない交ぜになる。
姉「で、でも、あたしは操られていなくても、本当に弟君のことを」
兄「いや、いい。もう何も言わなくていい」
姉「……ごめんね。それじゃあ、いってらっしゃい」
兄「今までありがとう姉さん。いってきます」
空間を抜けると、そこは
* いしのなかにいる *
俺は死んだ。
615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:04:45.46 ID:Nqqzl9eb0
>>614
想定外
617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:04:57.88 ID:HcQEA8xV0
いwwwwwwwしwwwwwwww
618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:04:58.93 ID:hC9F2sJ30
おまwwwwwww
625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:05:24.58 ID:Tvm9h9gs0
これは読めなかったwwwww
641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:08:55.14 ID:hTSevjJh0
兄「おぉい! クライマックスシーンで何してんだよ!」
男「感情が不安定な状態で能力を使ったから、座標設定を間違えたようだね」
目の前に男がいた。
この何もない空間に来るのも、男と顔を合わせるのも久しぶりだ。
兄「久しぶりだな」
男「夏休みに入ってから会ってなかったからね。まったく、寂しかったよ」
兄「そりゃ男なんかより、美人姉妹と遊んでいたいからな」
男「はは、それはそうだろうね」
兄「まあ、屋上よりかはここの方がいいかもな。俺とお前の空間って感じがする」
男「嬉しいことを言ってくれるね。それじゃとことん」
兄「その先は言わなくていい」
男「ふふ、残念だ」
665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:25:08.71 ID:hTSevjJh0
兄「それじゃ、説明してもらおうか」
男「そうだね。まず、ここは君の思った通りエロゲーの世界さ」
兄「ああ」
男「で、どうして君がこんな世界に来たのかというと、すまない、僕のせいだ」
兄「おまえの? 俺が二次元に入る能力を持ってたとかじゃないのか?」
男「いや、僕の三次元の物を二次元に引っ張り込む能力のせいだ」
兄「二次元から三次元への干渉? そんなことが……」
男「信じられないかもしれないが、できるのさ」
兄「どうして俺を引っ張り込んだ?」
男「元々このゲームの主人公は僕なんだけどね、正直飽きていたんだ」
兄「飽きた?」
男「想像してみるといい。同じ日常を永遠に繰り返すんだ。飽きるってものだろ?」
飽きる、を通り越して、恐怖を感じた。
男「で、今までも漫画やら何やらをこっちに引っ張り込んで退屈凌ぎをしていたんだけど」
兄「だけど?」
男「それにも飽きてきた。だから人間を引っ張ってみた。人間なら何か変化を起こしてくれるかもしれない」
兄「身勝手だな、こんにゃろう」
男「それについては謝るよ。でも、本当に楽しませてもらった。君はこの世界に変化をもたらしてくれた」
兄「そうなのか?」
男「そうさ。このゲームに姉キャラなんてのはいなかったんだ。ミスの産物とはいえ、これは大きな変化だ」
兄「そんなもんなのか。で、タイムリミットっていうのは?」
男「ああ、世界を移動して二ヶ月くらい経過すると、何て言うんだろう。存在が固定されてしまう」
兄「どういうこっちゃ。もっとわかりやすく言ってくれ」
男「元の世界に戻れなくなるのさ」
670 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:26:58.39 ID:e0gXF2GIO
やっぱりミスかw
673 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:28:39.92 ID:uW/Ib01e0
ミスをうまく利用wwww
689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:38:58.20 ID:hTSevjJh0
兄「……」
俺は何も言えないでいた。
男「親友をこんな世界に住まわせるのは嫌だ。だから、君には帰ってもらうよ」
兄「そんなの……俺の意志は無視かよ!」
男「すまないが、そうさせてもらう。さぁ、行くんだ」
兄「断る。俺だって親友をこんな世界に住まわせるのは嫌だ」
男「まったく、君って奴は……」
男が涙を流す。
男「こんなイベントも、このゲームにはないんだけどね。本当に君といると飽きないよ」
兄「そうだろ? だから俺もここにいさせてくれよ、なっ?」
男「ダメだ。今はこうでも、存在が固定されてからは、君はただのモブキャラになってしまう」
兄「そうなると、どうなる?」
男「背景キャラは、主人公やヒロインと会話をしたりしない。つまり僕たちの関係もそれっきりさ」
兄「主人公と会話しまくる背景キャラがいたっていいじゃないか」
男「それは無理だ。存在が固定されてからは、自分の意志で動くことはできなくなる」
兄「そうか? おまえは自由そうに見えるぞ」
男「僕は主人公だからね。他の人に比べれば、ある程度は自由だ」
兄「そうなのか……」
男「モブキャラなんて悲惨さ。僕やヒロインが会話している後ろで、微動だにせずに立ち止まっているんだよ」
兄「そりゃ悲惨だな……」
705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:49:30.60 ID:hTSevjJh0
男「……少し長く話しすぎたかな。もうあまり時間がない」
兄「さっき3時間っつってたから、あと2時間くらいか」
男「そうだね。さよならだ。悪いが強制退出させてもらうよ」
見えない力により、体が押されていく。
兄「くっ……姉さんはおまえがマスターだと言っていたが、本当にそうなのか?」
男「そうだよ。僕がこの世界のマスターだ」
兄「そんなおまえでも、この世界の現状をどうにかすることはできないのか!」
男「残念ながら無理だ。上にもっと大きな力が働いている」
兄「大きな力?」
男「プログラムっていう奴さ。僕はそれを少しイジる権限を持っているだけに過ぎない」
兄「なら! そんなプログラムを改変すればいい!」
男「無理だ。少しと言っただろう。僕にそんな権限はないよ」
兄「それなら俺がやる。NEW GAMEだ!」
男「なっ……待つんだ! もう時間がない!」
744 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:01:25.54 ID:ArObPgqT0
妹「お兄ちゃん、朝だよ、起きて」
妹の声で目が覚める。
兄「妹!」
その手を握る。
妹「うぁっ、ど、どうしたのっ?」
兄「おまえの能力は願望実現能力だったな」
妹「えぇぇぇっ、お、お兄ちゃんどうして知ってるの!?」
兄「そんな驚いたフリしなくていいから。もう10周目くらいだからな、これ」
妹「……ぅ、ぁ、そっか、この世界のこと、知ったんだね」
兄「願望実現能力……言い換えれば、世界を、プログラムを書き換える能力」
妹「…………」
兄「この世界の本当のマスターは、おまえなんじゃないか?」
妹「……正解だよ、お兄ちゃん」
747 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:01:58.35 ID:yOA/cQvI0
な…なんだってー
751 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:02:33.29 ID:T+FlwXCa0
衝撃の展開
763 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:05:01.63 ID:Qn/O2fTaO
伏線がすげぇwwwwwww
786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:14:24.87 ID:ArObPgqT0
兄「やっぱりか……」
妹「男さんは自分がマスターだと思っているみたいだけどね。ちょっと権限を与えられてるからって」
兄「頼みがある」
妹「なぁに? 大体察しはつくけどね。あっちでの会話も聞いてたし」
兄「ルートだとか選択肢だとか、そういうものをなくしてやってくれないか」
妹「……それは、無理よ」
兄「どうして! それがなければみんな自由になれるじゃないか!」
妹「この世界は、そういったものの上で成り立っているから。それらを消したら、この世界も崩壊する」
兄「じゃあせめて、毎日ルートを書き換えるとかはどうだ!」
妹「最初はそうしてたよ! でも、それがどんなに大変なことかわかる?
メインキャラだけじゃなくて、サブキャラ、モブキャラたちのシナリオまで考えるのよ!」
兄「それは……じゃあ毎日じゃなくてもいい!」
妹「手間は変わらないわよ。あたしは疲れたよ、お兄ちゃん」
妹が俺の胸に抱きついてくる。
妹「自分の存在をデリートしようかと考えたことも、何度もある」
兄「……ああ」
頭を撫でてやる。
妹「でも、それも世界の崩壊に繋がる。あたしの自殺にみんなを巻き込むことはできないじゃない」
兄「それは……」
どうなのだろう。見たところ、メインキャラ以外は意志なき人形のように見える。
そして、ある程度の意志があるメインキャラたちも、もうこの世界に飽いているとするならば。
俺にできるのは、妹を諭して、この不毛な世界を消してやることくらいなのかもしれない。
806 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:25:31.79 ID:ArObPgqT0
兄「妹、ある程度の意志があると思われる奴らを、ここに呼んでくれるか?」
妹「いいけど……どうするの?」
兄「そりゃ呼んでからのお楽しみだ」
言いながら頭を撫でる。
妹「ん、お兄ちゃん……あたしは二人っきりがいいんだけどね〜」
兄「そこを何とか」
妹「えへへ、冗談だよ。わかった、それじゃあ呼ぶね」
妹がそう言うと、男と姉と女2さん、女3さん、女4さんが部屋に現れる。
ちなみに女3さんと女4さんとは一度も会話したことがない。
女2「うわわわっ、いきなり何っ? 着替え中だったのにーっ」
女2さんは下着姿で、今日も純白パンツだった。
女3「いきなり何でしょう……。きゃっ、ここ、先輩の部屋っ?」
どうやら後輩キャラのようだ。
女4「……う゛ぃっくりです」
こっちは無口キャラか。
先生「はっ、ここはどこだ! 今日の授業の予習があるのに!」
俺にチョークをぶつけた先生までメインキャラかよ。
姉「弟君……」
男「まったく、君って奴は無茶をして……」
二人は心配そうな顔をしている。
兄「これでメインキャラは全員か」
妹「うん、そうだよ」
兄「みんな、話があるんだ」
811 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:27:01.61 ID:oe1nXKBZ0
女4は酒飲んでるなwww
815 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:28:19.93 ID:1Zvyam2b0
急に先生が女に見えてきた
827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:33:39.53 ID:ArObPgqT0
兄「今日でこの世界を終わりにする」
この場にいる俺以外の全員が驚いた顔をする。
男「そんな……どうやってだい?」
兄「こいつがこの世界の本当のマスター。おまえは偽物だったみたいだぞ」
ぽんぽんと妹の頭を撫でる。
妹「えへへ」
男「そ、そうだったのか……いや、確かに妹の能力で世界よ滅べと念じれば」
姉「世界は滅ぶでしょうね」
妹「でも、そんなこと……みんなは嫌でしょ?」
妹が一同を見回す。
皆それぞれ、何かを考えているようだ。
男「……いや、終わらせることができるなら、終わらせてくれ」
最初に口を開いたのは男だった。
それに続いて一人、二人と口を開いていく。
姉「そうね……もう、いいわよね……」
女2「うん……ちょっと、怖いけど」
先生「うむ、それが良いだろう」
次々と賛同していく一同を見て、妹が驚きの声を挙げる。
妹「そんなっ……本当に……いいの?」
男「ああ。僕たちでさえ辛かったんだ。マスターである君は……もっと辛かっただろう」
男が妹の頭を撫でる。
妹「ふぇっ……うぁぁぁぁぁんっ」
864 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:43:53.61 ID:ArObPgqT0
俺の胸でわんわんと泣く妹を抱きしめる。
兄「異論はないみたいだな」
男「僕らはいいけど、君はどうするんだい。まさか……」
兄「ああ、俺もここでおまえらと一緒に逝くよ」
姉「そんなっ、ダメよ!」
兄「いいんだよ、姉さん。どうせ現実に戻っても、俺には何もないんだ」
それなら、この世界で満たされたまま逝く方が良い。
先生「ふむ、それも一つの選択かもしれんな……」
姉「そんなっ、先生!」
男「…………」
男はしばらく苦渋に満ちた顔をしていたが。
男「君がそう言うのなら」
了承してくれた。
姉「男君まで! ダメよ! あたしたちと心中なんて絶対ダメ!」
兄「姉さん……頼む、わかって欲しい」
姉「わからないわよ!!」」
兄「あっちに戻っても何もないんだ! あんな現実は嫌なんだ!」
姉「逃げてるだけよ、それは!!」
兄「……っ!!」
的を射すぎていて、何も言い返すことができない。
873 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:51:07.07 ID:ArObPgqT0
同じような台詞は、今までに何度も言われてきた。
だが、これほどまでに心に突き刺さったのは初めてだった。
それはやはり、愛しい人の言葉だからなのだろう。
兄「俺、俺、は……」
姉「あなたはあたしたちと違う。完璧に自分の意志を持つことができる人間なの」
そんなもの、持ったことがなかった。
今までずっと、何かに流されて生きてきて。
気が付いたらニートで、そのことすら親が悪い、社会が悪いと周囲のせいにして生きてきた。
兄「俺は……!」
姉「だから、あなたは生きて! あたしたちの分まで!」
そんなことを言われて、首を横に振れるわけがない。
兄「ああ、うん、わかった、よ……姉さん」
情けないことに、涙が止まらない。
姉も同じなようで、俺と妹と姉の三人で抱き合い、わんわんと泣き合った。
876 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:52:28.86 ID:dy1XyHxo0
>>1をみて、だれがこんな展開を予想できただろうか・・・
886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:59:55.22 ID:ArObPgqT0
気を利かせてくれたのか、泣きやんだころには部屋に三人しかいなかった。
机の上に男の書き置きがあった。
『さよなら、親友。面と向かって言ったら僕まで泣きそうなんで手紙で失礼するよ。
君との日々は楽しかった。本当にありがとう。現実でも強く生きてくれよ』
兄「あいつは最後までキザだな」
姉「それが彼のいいところよ」
妹「面白い人だよね」
しばらくの間、三人で寄り添って色々な話をした。
すき焼きのことだとか、何度も死んだことだとか、現実世界のことだとか。
三十分くらい話したところで姉が立ち上がる。
姉「それじゃ、あたしも行くわね」
兄「姉さん……」
妹「お姉ちゃん……」
姉「二人とも、そんな顔しちゃダメよ。ほら、笑って笑って」
兄「ああ……」
妹「うん……」
姉「それじゃあね弟君、妹ちゃん!」
姉は空間接続能力を使い、どこかへと移動していった。
兄「……ふぅ」
妹「ようやく二人っきりだね、お兄ちゃん」
兄「ああ、そうだな」
妹「お兄ちゃん……」
妹が目を閉じる。
兄「ん……ちゅ」
887 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:01:19.60 ID:v9KExnGj0
泣ける・・・
906 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:09:49.52 ID:ArObPgqT0
キスをしながら、妹をベッドに寝かせる。
学校に行く前だからか、妹は制服だ。
兄「足、開いて」
妹「う、うん……」
おずおずと足を開くと、そこには可愛らしい縞模様のパンツが。
兄「可愛いパンツだな」
妹「そ、そうかな、えへへ」
兄「ああ、思わずなでなでしたくなる」
パンツ越しに指でなぞり上げる。
妹「んんんっ……」
そんなことを何度も繰り返しているうちに、妹の下着にうっすらと染みができてくる。
兄「気持ちいいか?」
妹「うん……」
兄「それじゃあパンツ脱がすな」
妹「は、恥ずかしいけど……うん」
パンツに手をかけ、ずりずりと下に降ろしていく。
兄「あ、パンツとあそこの間で糸引いてるな」
妹「なっ……そ、そんなこと言っちゃやだぁっ」
羞恥で妹の顔が真っ赤に染まる。
924 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:16:31.83 ID:ArObPgqT0
今度は直に指でいじったり、舌で舐めてクリトリスを刺激する。
そのたびに妹は
妹「ふにゃっ、んぅっ、にぁっ」
と可愛らしい声をあげ、膣から蜜をこぼした。
そろそろ準備は良さそうだ。
俺はペニスを取り出し、挿入の準備をする。
兄「それじゃあ、挿れるぞ」
妹「ちょ、ちょっと待ってっ」
兄「ん、やっぱり怖い、か?」
妹「そ、そうじゃなくって……」
妹「あたしもお口でお兄ちゃんを気持ちよくしてあげたいから」
兄「う、ぁ」
上目遣いで、何て可愛らしいことを言うのか。
それによく考えると、ペニスの方も濡らしておかないと妹も痛いかもしれない。
兄「……じゃあ、頼むよ」
妹「うんっ」
今度は俺が寝転がり、妹が俺の膝元で身をかがめる。
妹「ちゅ、ぺろ、んぅ」
妹のフェラは姉のそれとは違い、ただ舐めるだけの拙いものだったが、それでも気持ちよかったし
何よりも俺を気持ちよくしたいという妹の気持ちを嬉しく思った。
933 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:22:46.53 ID:ArObPgqT0
妹「お兄ちゃん、気持ちいい?」
妹がごしゅごしゅと手コキしながら聞いてくる。
兄「ああ、妹の手も口も、俺のなんかより全然柔らかいしな。気持ちいいぞ」
妹「そっか、嬉しいよ……。うん、先っぽから、えっち汁が出てるもんね」
えっち汁というのは少し斬新かもしれない。
兄「そう、だな。女の子と同じで、それが出たら、挿れてもオッケーって合図さ」
妹「へぇ、そうなんだぁ」
えっち汁を伸ばしたりして遊んでいる妹が感心したように言う。
妹「それじゃあ……挿れよっか」
兄「ああ」
妹「あっ、お兄ちゃんはそのままでっ」
起き上がろうとしたところを妹に制止される。
兄「え?」
妹「あたしが自分で挿れてあげる」
そう言い、上にまたがり、俺のペニスを自分のアヌスにあてがう。
そして、体重を少しずつ下に降ろしてきた。
兄「うっ……」
妹「んんんんん……」
姉の中も狭かったが、妹の中はそれ以上に狭く締め付けてきて、先端を入れただけで達しそうになった。
935 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:24:13.90 ID:p5qaTMeq0
尻かよ!
936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:24:16.27 ID:2QNJknIS0
ヽ(・*・)ノアナルー
942 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:27:43.46 ID:ArObPgqT0
妹が全体重を下に降ろす前に、姉のとき同様、何かを突き破る感覚があった。
妹「っ!!」
妹の体が強張る。
兄「うっ……くっ……大丈夫、か?」
そう言う俺の方が全然大丈夫ではなかった。すぐにもイキそうである。
妹「うんっ……あたしは大丈夫っ……それよりお兄ちゃん、気持ちいい?」
兄「ああ……」
兄「妹の中、気持ちいいよ……」
妹「うん、それなら、あたしも、嬉しいよ……うくっ、うぅぅ……」
痛みからか、嬉しさからさ、あるいはもうすぐ別れる悲しさからか。
妹は涙を流していた。
946 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:28:37.01 ID:cVlP9TaH0
スレタイきた・・・
947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:29:08.58 ID:c8iKWnHG0
まて。アナルで破るって肛門切れたか?
949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:29:25.45 ID:KfttJkJU0
>何かを突き破る感覚があった
>何かを突き破る感覚があった
>何かを突き破る感覚があった
956 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:35:52.64 ID:ArObPgqT0
俺はすぐに達した。おそらく30秒も持たなかったと思う。早漏乙。
妹「最後に、お兄ちゃんと一つになれてよかった」
兄「妹……」
妹「この世界で、お兄ちゃんの存在とお兄ちゃんとの日々は本当に新鮮で……。
今までの人生で一番楽しかったんだよ……」
兄「俺もだ。この世界での妹や姉さんや男たちと過ごした日々が、今までで一番だ」
妹「うん……そうだったら、嬉しいな、ひぐっ、うくっ」
兄「よしよし」
妹「そろそろ時間だね……。お兄ちゃんの存在が固定されたら、元の世界に戻せなくなるから」
兄「そうか……最後を見届けることができないのは兄としては寂しいな」
妹「えへへ……仕方ないよ。お兄ちゃん、最後に」
妹が目を瞑る。
そして、俺たちは最後のキスをした。
妹「さよなら、ありがとう、お兄ちゃん!」
兄「辛いとは思うが、頑張れ! 俺もあっちで頑張るからな!」
プツンとテレビの電源を切るように、意識がシャットダウンされた。
957 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:37:02.21 ID:dS3TOCTu0
兄弟だから本番は自重したのか
985 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:45:49.64 ID:ArObPgqT0
目が覚めた。
周囲を見回す。あのすっかり見慣れたエロゲー主人公の部屋ではなく、俺自身の部屋だ。
兄「戻ってきたのか……」
ここは辛い現実だ。
もうあの温かな世界には戻れない。
もう妹のすき焼きを食べることはできない。
もう姉や男とバカをやって遊ぶことはできない。
そう考えると、涙が止まらない。
でも、俺は姉と妹に、こっちでも頑張ると誓ったのだから。
これからはしっかりと自分の意志を持ち、強く生きていこう。
兄「ん?」
俺は手に何かを持っていた。
戻る直前に妹が持たせたものだろうか。
兄「これは……エロゲのCG? いや……あのときの写真か!」
俺と妹と姉の三人で、海に行ったときの写真だった。
みんな楽しそうに笑ってる。ああ、これは証だ。
俺があの世界に行ったことの、あの世界が存在していたことの証だ。
それを見ると、また涙が止まらなくなる。
本当に泣いてばかりだ。でも、明日からはもう泣かないから。
今日くらいは、いいよな、妹、姉さん。
991 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:02.62 ID:ArObPgqT0
おしまい。
全てアドリブで書いてました。
本当は>>32で夢落ちにするつもりでした。
ここまで読んでくれてどうもありがとう!
993 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:09.42 ID:cVlP9TaH0
>>1ありがとう
久々にVIPで感動したぜ
998 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:28.54 ID:sfj5Z3YJ0
ないた
999 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:28.97 ID:NRCrz4R/0
>>1000なら来年みんなの願いが叶う俺含め
1000 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:29.08 ID:44LCOE5i0
乙ksk
これをアドリブはすごいぞ
---------------
当ブログについて
※蘭44さんありがとうです。
リトルバスターズ! 通常版 | |
KEY 2007-09-28 売り上げランキング : 103 おすすめ平均 鬱になりそうだった かわらないたからもの 騙された Amazonで詳しく見る by G-Tools |
読み物:その他
画像掲示板
この記事へのコメント
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 08:52: :editうほ、良作
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 09:11: :edit面白かった!乙!
-
名前: 通常のナナシ #bHD8gIus: 2008/08/22(金) 09:22: :edit全俺が抜いた
-
名前: 燐火 #-: 2008/08/22(金) 09:28: :editスレタイから予想できない良展開は大好きだぜ
-
名前: aa #-: 2008/08/22(金) 09:33: :editこいつ文章めちゃうめぇな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 09:34: :editこれはまた面白かった
-
名前: !めもどし無名のこ #-: 2008/08/22(金) 09:35: :editなにこの急展開w
でも、おもろかったW -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 09:35: :editなんか新鮮
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 09:36: :editないちゃった
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 09:40: :editスレタイからはこんな展開になるとは想像出来なかった・・・
作者と管理人・・・乙! -
名前: エロエロな名無しさん #-: 2008/08/22(金) 09:48: :editエロゲー再考だな!
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 09:52: :edit普通にエロゲでこういうのありそうだな
良かった -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 10:08: :edit感動した
-
名前: Mr.名無しさん #ck7FUVqc: 2008/08/22(金) 10:09: :editキ モ イ 妹 が い る 漏 れに は き つ す ぎ る
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 10:12: :editおいおいおいおい
いいじゃねえか! -
名前: 通常のナナシ #7tC2gDds: 2008/08/22(金) 10:19: :editマジで感動した。
まさか1からこんな展開になるとは思ってなかった。
こんな良作に出会えてよかったよ。
マジで作者、管理人乙でした!!!!! -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 10:25: :editアドリブでこれはすげぇw
そして面白い発想だったww
乙!! -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 10:40: :editこんな作品を読んだのは久しぶりだ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 11:01: :edit会社で吹いてしまったww
テラ恥ずかしい/// -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 11:14: :edit>>1を読んでこの展開は誰も予想できなかっただろwwww
いや、まさかの良SSにGJと言わざるを得ない -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 11:26: :edit奇才だな
-
名前: ごるごた #-: 2008/08/22(金) 11:30: :editスレタイからはまったく予想出来なかったわ
アドリブすごすぎ! -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 11:32: :edit発想が新しいな
それに文章のクオリティたけぇ
まさかスレと違ってこんな感動作品になるとは・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 11:44: :edit泣いた…
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 11:47: :edit何番煎じだよって書こうと思ったけど面白いから許す
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 11:59: :editアドリブでこれは凄いわw
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 12:39: :editイイハナシダナー
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 12:42: :edit前半のシャドウゲイトっぷりは何だったのかw
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 12:43: :editとてもおもろい…!
-
名前: #-: 2008/08/22(金) 12:51: :editいやあよかった(性的な意味で
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 13:15: :edit笑いありエロあり涙ありだな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 13:25: :editこの死亡フラグの多さはDOS時代のADVゲーに通じる
-
名前: 通常のナナシ #JalddpaA: 2008/08/22(金) 14:10: :editこれは良い蒼色輪廻
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 14:23: :edit馬鹿みたいに死にまくりに笑ったwwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 14:39: :editアドリブでこれはすごいな。感動した
ていうかこれをエロゲ化すればいいと思う -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 14:44: :editテラリトバスwwwwwwwww
パクリすぐるwwwwwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 15:25: :editすごくいいな
話が繋がってておもしろかった -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 15:31: :editアドリブなのに
笑いあり涙ありの良作!
お疲れ様です^^ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 15:43: :editアドリブ凄すぎ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 15:57: :edit展開すげえww
後半俺泣きまくりわろたw -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 16:00: :editこれはすげえ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 16:40: :edit読みやすいし、設定の昇華もうまい
これがアドリブってんだからな
これはGJ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 16:41: :editまた全部俺なスレかよと閉じなくて良かった
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 16:57: :edit惹きこまれる文章だった
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 17:16: :edit泣いた。>>1ありがと。頑張る。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 17:18: :editリトバスの沙耶ルートを思い出す
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 17:29: :edit王様「なんとこの世界には魔王がいるんじゃ!」のSS思い出した。
後半の展開とか少し似てる
どっちも面白いけど -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 17:37: :editスレタイからこんな話になるとは・・・
だめだ、泣きそうだ・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 18:22: :editだれもスレタイを見て
この展開は予想できなかっただろうな -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 19:07: :edit確かにリトバスだな
死にまくる、ゲーム感覚→沙耶ルート
辛い現実→リフレイン
って感じか
まぁ、スレタイからは想像できんなww面白かったww -
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2008/08/22(金) 19:17: :edit普通にエロゲとして売れそうです
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2008/08/22(金) 19:32: :edit最初だけ見て閉じなくて本当に良かったよ。まさかこんな良SSに出会えるなんて思いもしなかったっす。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 19:45: :edit単なる自慰会話スレかと思ったら…。
序盤は笑えて、後半は泣ける。
むしろこれをエロゲ化すべきw -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 19:45: :editただの釣りだと思った
どんな風に見下されるのか楽しみにしていたら予想外だった -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 20:09: :edit男が兄を呼んだくだりでGB版サガを思い出した奴は挙手を頼む。
ノ ! -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 20:20: :edit誠死ね
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 20:20: :editとりあえず
兄はキョン 男は古泉
で脳内変換して読んだ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 20:55: :edit挙手厨しね
-
名前: #-: 2008/08/22(金) 21:03: :editこんなエロゲ本当にありそうで困る。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 21:35: :editマジですげえわ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 21:36: :editすげえ
-
名前: 通常のナナシ #mMy2jr2s: 2008/08/22(金) 21:47: :edit久々に感動した・・
-
名前: #-: 2008/08/22(金) 22:39: :edit面白かったなー
おぢさんびっくりした! -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 22:55: :editエロゲよりクオリティ高い
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 23:24: :editこりゃあ二回目の百越え来るかもな
-
名前: 松 #-: 2008/08/22(金) 23:36: :editマジよかった!!
こういうの大好きだZE!! -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/22(金) 23:53: :editプロなの?プロなの?
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2008/08/22(金) 23:58: :editアドリブでこのクオリティはすごい…
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 00:00: :editなんでこういうギャグは後半シリアスになるのかね
なんだがなぁ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 00:09: :editそこまで褒められるレベルでもないのに大層な言葉で絶賛する奴がいて萎える
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 00:28: :edit普通にムラムラしたから抜いてくるわ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 00:29: :editこれは予想外ww
スレタイからして釣りかと思ったのにすげえw
GJ!!
リトバスやったことないけどそんなストーリなのか・・・(漫画で今見てるから気になる) -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 01:03: :edit
目を覚ますと、そこは2次元だった―――
ダメダメなニート青年が迷い込んだ、エロゲの世界。
現実では決して手に入ることの無かった、かけがえのない親友と愛すべき妹・・・
ひょんなことから姉も加わり、流れていく穏やかで充実した日々。
これまで経験したことの無い、幸せな時間・・・。
何度もバッドエンドを経験しながら、彼はやがてこの世界の真実に迫っていく。
そして告げられる、絶望という名の真実。
彼がそこで出した答えとは・・・彼が選ぶ未来とは?!
VIP☆そふと、待望の第2作『兄「妹の中、気持ちいいよ……」』、
2008年8月、いよいよ発売!!
・・・何書いてんだろ、俺 ('A`) -
名前: #-: 2008/08/23(土) 01:26: :editなんという大作
-
名前: 通常のナナシ #pK.oNfME: 2008/08/23(土) 01:30: :editいしのなか吹いたwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 03:24: :editこーゆーの好きだわwww
この人の文章読み易いね
ギャク→シリアスはけっこうあるがこれはなんか新鮮だった -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 03:47: :edit5mlくらいの鉄板には吹いたw
アドリブクオリティハンパねぇww -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 04:32: :edit最初とのギャップがww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 06:38: :editタイトルからじゃ想像できねぇよwwww
アドリブでここまでやるとは一種の才能だな -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 07:11: :edit_|\__
/ u 。 \__
/ ゚。⌒ 。゚ u /、
/u゚(●) u゚ヽiつ
i。゚r-(_)(●)|わ
i| //「エェェ、) ゚u/ ぁ
‖∧iレ―、//。゚/iあ
‖l ヽ`ニィ―<i‖あ
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‖ぁ
_(_) 泣いた (_)_/
ヽ| |て―
ノ|______|( ゚。
⌒)/⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ\o
。゚ ゚ ダンッ ゚ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 09:02: :edit面白すぎるww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 16:22: :editリトバスの設定をいじったのかな?
とりあえず面白かった。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/23(土) 21:45: :edit笑いありでオチもありで良い出来だ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/24(日) 00:39: :edit序盤はまんま沙耶と恭介の関係だなw
-
名前: 通常のナナシ #HAyff53Q: 2008/08/24(日) 01:07: :editすごい良かった・・・
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/08/24(日) 02:22: :edit終盤、男の制止を聞かずにニューゲームして
妹に会いに行く展開は凄い良かった。
でも、最後まであの世界で楽しく暮らしました、で
良かった気がするな。コメディパートが面白かったんだから。
いや、総合的には凄い良かったです。 -
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2008/08/24(日) 02:47: :edit東浩紀的なアレかとおもったら
意外と普通だった・・