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会見でタラソワ新コーチ（右）と握手する浅田＝愛知県豊田市で２００８年８月２３日、武藤佳正撮影

　フィギュアスケート女子の浅田真央（愛知・中京大中京高）が２３日、愛知県豊田市の中京大アイスアリーナで、ロシア人のタチアナ・タラソワ新コーチのもとでの練習を初めて公開した。

　トリノ五輪金メダルの荒川静香らを育てたタラソワコーチによる指導は１５日に始まった。タラソワ・コーチは、浅田真がトリプルアクセル（３回転半）からの連続ジャンプを２日続けて成功させたことを明かし、「彼女がやるまで誰も練習でやったことがない。私を驚かせてくれて、うれしく思う」と話した。

　浅田真は「去年より良くなったと言われるように頑張りたい」と話し、今季のプログラムについて「調子が良ければ、トリプルアクセルを２回入れたい」と意欲を示した。また開催中の北京五輪に関して「五輪での金メダルが夢。自分もこうなりたいと見ていた」と刺激を受けた様子だった。

　今回のタラソワ・コーチの指導は２５日までで、次回は１０月にモスクワで行われる予定。【武藤佳正】