【大紀元日本8月13日】五輪開催前から、中国当局は北京市周辺の監禁施設に収監されている法輪功学習者を地方に移送し、外国メディアによる取材や調査に備えているという情報が伝えられている。
「法輪大法インフォメーションセンター」によると、大勢の法輪功学習者が収容されている北京市近辺の「強制労働所」を外国メディア向けに紹介したガイドブックが発表された直後、学習者らの移送が始まったという。
北京市内から地方へ移送された法輪功学習者の代わりに、当局は用意した「偽の」法輪功学習者を各労働所に配置し、外国メディアに対応できるよう手はずを整えているという。強制労働所内で日常的に行われている法輪功学習者への虐待・拷問を隠蔽するのがねらいとみられている。
2006年、瀋陽市蘇家屯地区に監禁されている大勢の法輪功学習者たちが、臓器を強制的に摘出され、売買されているというショッキングな告発が表沙汰になった。その直後、中国当局は、地下壕に監禁していた大量の法輪功学習者を夜中に貨物列車で他所へ移送した後、疑惑のあった病院への調査受け入れを承諾した。当時の様子は、大紀元時報に寄せられた匿名の手紙に生々しく語られている。
(記者・文華、翻訳・編集/叶子)
(08/08/13 06:29)
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