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乳児過失致死容疑の女の家から新たに2遺体 岡山・井原

2008年8月9日

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 出産直後の乳児を過って死なせたとして岡山県井原市笹賀町、食料品店員佐々木博美容疑者(41)が逮捕される事件があり、その後の県警の捜査で8日までに、佐々木容疑者宅から別の乳児2人の遺体が相次いで見つかった。佐々木容疑者は「過去に4回、子どもを産んで放置した」と供述しているという。

 県警は7月30日、自宅で同23日未明に出産した男児の顔にタオルを巻いて窒息死させたとして、重過失致死の疑いで佐々木容疑者を逮捕した。今月7日に自宅を調べたところ、3階の容疑者の部屋の前にあったプラスチック製衣装ケースの中から布のようなものに包まれた乳児の遺体を発見。さらに8日、1階車庫の衣装ケースから別の乳児の遺体を見つけた。

 いずれも生まれたばかりの乳児とみられ、腐乱が激しく死後1年以上たっているという。性別は不明。

 佐々木容疑者は逮捕容疑について「出産後、体が冷えないようにタオルを巻いたら死んだ」などと供述。新たに遺体が見つかったことを受け、過去に4人の乳児を放置したことを認めたという。県警は死体遺棄容疑とともに、殺人容疑も視野に入れて捜査している。

 佐々木容疑者は祖母、父、弟、娘との5人暮らし。家族や近所の人は、佐々木容疑者の妊娠や出産に気づいていなかったという。

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