最終更新: 2008/08/23 21:01

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栃木・鹿沼市車水没女性死亡事故 鹿沼市消防本部、通報を受けていながら出動せず

栃木・鹿沼市で16日、大雨で冠水した道路で車が水没し、乗っていた女性が死亡した事故で、通報を受けていながら消防が出動していなかったことがわかった。
この事故は16日、鹿沼市の市道が大雨で冠水して軽乗用車が水没し、運転していた高橋博子さん(45)が死亡したもの。
消防は「車が沈んでいる」という通報を複数回受けたが、自力脱出した別の事故の情報と混同し、救助には向かわなかった。
高橋さんは母親に、「死んじゃう。今は車。水の中」と携帯電話で話をした後、連絡が途絶えたという。
亡くなった高橋さんの母親は「『お母さんサヨナラ』で電話が切れたんですよね。それが最後でした」と話した。
高橋さんの息子は「聞き間違えたでは済まされないことだと思います。それで済まされたら、消防の意味はないと思う」と語った。
鹿沼市消防本部は、「経験したことのない大雨で、冷静な判断ができなかった」と話している。

(08/23 18:05)


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