平成20年8月22日 |
日本放送協会 |
NHK関連団体が受託するシンポジウム・フォーラム等について |
| NHKの関連団体は、それぞれの団体が持つノウハウや経験を生かし、公共団体や民間企業などが主催するシンポジウムやフォーラムなどの運営を受託しています。これらは、例えば、「廃棄物や水資源などの環境問題」、「グローバル経済の行方」など、様々な分野の課題に真正面から取り組む、公共性の高い催し物ばかりです。 NHKの関連団体は、こうしたシンポジウムやフォーラムを受託するにあたっては、その内容を充分見極め、公共放送の関連団体が行うにふさわしい、社会的に意義あるものに限って受注するよう努めています。 これらのシンポジウムやフォーラムの多くは、NHKが関連団体からの提案を受け、衛星放送などの番組として放送することがあります。どのシンポジウムやフォーラムを番組として放送するかについては、NHK自身の判断で決めており、「広く視聴者に見ていただくのがふさわしい」と思われる場合に放送しています。当然ながら、番組の内容については、他のNHKの番組同様、NHKの「国内放送番組基準」に則り、公平公正なものとなるよう、最大限の配慮を行っています。関連団体は、NHKに対して、「有意義なシンポジウム・フォーラムであるので、ぜひNHKで放送してほしい」と提案することはできますが、放送の是非はあくまでNHK自身が判断するものです。 当然ながら、関連団体が、シンポジウムやフォーラムの主催者に対し、あらかじめNHKで放送することを約束して、業務受注のための営業活動を行うことはありません。シンポジウムやフォーラムの主催者の中には、NHKの関連団体に業務を委託することで、NHKが番組で放送することを期待する方がいますが、関連団体は「放送するかどうかはあくまでNHKの判断であり、関連団体にはNHKに放送を提案することしかできない」ことをご説明しています。 さらに、シンポジウムやフォーラムの会計と番組制作の会計は明確に分けられており、シンポジウムやフォーラムの経費が番組制作費に流用されたり、NHKが主催者となるケースを除いて、番組制作費がシンポジウムやフォーラムの経費に使われることはありません。 |