県選抜が米国チームに圧勝

県代表で活躍した5選手
(左から井藤、浦東、木本、松川、宮本選手)

県選抜の背番号1を背負い好投する
日高中津・木本

 県高野連が選抜した和歌山県選抜チームと米国メジャーリーグが設立したアーバンユースアカデミーの日米親善野球大会が20日、県営紀三井寺球場であり、県選抜が逆転で米国チームに16-6で圧勝した。日高勢から5選手が出場し、先発した日高中津の木本幸広投手が4回1失点と好投。同校の井藤祐樹内野手、浦東厳外野手がともに安打を放つなど活躍した。

 日高勢からは日高中津の3選手はじめ、日高・松川和敬捕手、南部・宮本好人投手の5人が出場した。
 県選抜先発メンバーのうち7人は、夏の県大会決勝で戦った日高中津と智弁和歌山の選手が占めた。左肩に日の丸が入った県選抜の背番号1を背負い、日高中津の木本が先発し、途中から右翼手の守備についた木本選手とともに浦東左翼手、井藤遊撃手がそろってフル出場した。
 県選抜のエースとしてマウンドに上がった日高中津・木本投手は4回を投げて2安打1失点の好投。打者としても4番の智弁・坂口、5番の智弁・森本とクリーンアップを任され、5打数3安打1打点と勝利に貢献。「米国のパワーを感じたが、自分の投球と打撃ができた」と話した。
 2番・左翼手で先発した浦東選手は5打数1安打、8番・遊撃手の井藤選手は5打数2安打2打点と活躍。浦東選手は「米国投手の変化球が良く、良い経験ができた」、井藤選手は「打球の早さに驚いた。楽しく野球ができた」と話した。
 8回に代打で出場した日高・松川選手は一塁邪飛に倒れたが「投手のボールがとても早く感じた。良い思い出になった」、8回からマウンドに上がり、1回を3安打1失点だった南部・宮本投手は「失点したが、自分の投球ができた。打球が早く、良い経験になった」と話した。
 県選抜チームのコーチを南部・井戸大志監督が務め、日高・藪内梨沙さん(3年)がマネージャーとして1人ベンチ入りした。