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訴訟逃れ!? 今年のF1日本GPは「バスの到着」を保証せず!
2008年08月23日09時00分 / 提供:日刊サイゾー
昨年9月に行われたF1日本グランプリで“甘い計画”と“ずさんな運営”によりバス運行の大混乱を招き、劣悪な環境下で多くの観客に精神的・肉体的苦痛を与えたとして集団訴訟を起こされている富士スピードウェイ(以下、FSW)。先日の第1回公判では争う姿勢を見せたが(記事参照)、今年のグランプリに関しては場内道路や駐車場の舗装、歩道の拡幅工事を行うなど「運営に万全を期す」としており、ファンからも期待が寄せられていた。
ところが、8月初旬より送付が開始された今年のF1チケットの案内に以下のような一文が記されていたことから、購入者が不安を訴えている。
「いずれの無料バスについても、レース開始、あるいは最終列車出発までの到着を保証するものではありません。」
今年のF1グランプリは昨年同様「チケット&ライド」システムが採用されており、一部のVIPを除くすべての観客が専用運行バス、またはツアーバスでの入退場が強制される仕組みだ。昨年はこのバスの運行に失敗したため多くの観客が「スタートに間に合わない」「終電を逃す」といった事態が発生。FSWはこれに対し、一部チケットの払い戻しに応じたりタクシー代を負担するなどの誠意を見せたが、今年はそうした観客の苦情に対して先手を打った形となる。
また、チケットの裏面にも「交通事情・場内外での混雑によりレース等の時間に間に合わない場合、および帰途の各交通への乗り継ぎ時間に間に合わない場合でもチケットの払い戻しはいたしかねますので、バス所要時間・徒歩移動等をご考慮の上、時間に余裕をもってお出かけください。」とあるが、バス乗り場に何時までに行けばレースに間に合うのか、などの具体的な表記は存在しない。
しかもこれらの注意書きはF1チケット申し込みサイトでは明示されておらず、チケット購入者は代金を支払ってからこの注意書きの存在を知ることになるのだ。これには購入者の一部から「売ってから同意させるなんて卑怯だ」「明らかな訴訟逃れじゃないか」との声も上がっている。
これについてFSW側に見解を求めると、「係争中の事柄なのでお答えできません」との回答。再度「係争中の2007年グランプリの話ではなく、今年のグランプリについて伺っているのですが」と問い質すも、「何も話すことはない」の一点張り。さらに「今後『バスの到着を保証しない』ことを広くアナウンスする予定があるか」との問いに対しても回答は得られず、結局、今年のF1チケットを購入した観客に対するFSW側の見解は一切示されなかった。
親会社トヨタからリスクマネジメント専門のスタッフを派遣し、今年のF1開催に万全を期すとしていたFSW。施設や運営の“カイゼン”だけでなく、イベント主催者側のリスクヘッジについても大きなテコ入れが行われている、ということだろうか。
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また、チケットの裏面にも「交通事情・場内外での混雑によりレース等の時間に間に合わない場合、および帰途の各交通への乗り継ぎ時間に間に合わない場合でもチケットの払い戻しはいたしかねますので、バス所要時間・徒歩移動等をご考慮の上、時間に余裕をもってお出かけください。」とあるが、バス乗り場に何時までに行けばレースに間に合うのか、などの具体的な表記は存在しない。
しかもこれらの注意書きはF1チケット申し込みサイトでは明示されておらず、チケット購入者は代金を支払ってからこの注意書きの存在を知ることになるのだ。これには購入者の一部から「売ってから同意させるなんて卑怯だ」「明らかな訴訟逃れじゃないか」との声も上がっている。
これについてFSW側に見解を求めると、「係争中の事柄なのでお答えできません」との回答。再度「係争中の2007年グランプリの話ではなく、今年のグランプリについて伺っているのですが」と問い質すも、「何も話すことはない」の一点張り。さらに「今後『バスの到着を保証しない』ことを広くアナウンスする予定があるか」との問いに対しても回答は得られず、結局、今年のF1チケットを購入した観客に対するFSW側の見解は一切示されなかった。
親会社トヨタからリスクマネジメント専門のスタッフを派遣し、今年のF1開催に万全を期すとしていたFSW。施設や運営の“カイゼン”だけでなく、イベント主催者側のリスクヘッジについても大きなテコ入れが行われている、ということだろうか。
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