2008年8月22日 22時10分更新
高梁川水系ではことし7月以降、雨が少ない状況が続き、ダムの貯水量が下がってきていることから、今月28日から取水制限を行うことが決まりました。
国土交通省の岡山河川事務所によりますと、高梁川の主な6つのダムの22日朝9時の時点での貯水率は、43.6%とことしに入ってもっとも低く、このうち、もっとも大きい新成羽川ダムでは28.5%にまで下がっているということです。
このため岡山河川事務所では22日、高梁川の水を利用している工場や農業の関係者などおよそ50人を集めて倉敷市で渇水対策会議を開いたものです。
会議ではこのまま、雨が降らないで水を使い続けた場合、新成羽川ダムの貯水率が今月末にはゼロになる見通しであることが報告されました。
このため会議では今月28日から来月3日まで、上水道で5%工業用水で10%農業用水で20%の取水制限を行なうことをきめました。
しかし、農業関係者からは稲作など、これからが水が最も必要な時期に入るため、制限率を緩和できないかといった意見が出されたことから、来月4日以降の取水制限については改めて会議を開き、検討することになりました。