114キロで検問突破、オートバイの消防士長容疑で逮捕
福岡県警筑紫野署は21日、900ccのオートバイで制限速度を74キロ超えて交通検問を突破したとして、同県田川市川宮、田川地区消防署金田分署の消防士長大坪和弘容疑者(50)を道交法違反(速度超過、通行区分違反)容疑で現行犯逮捕した。
発表によると同日正午前、同県筑紫野市大石の県道で時速40キロの制限速度を23キロオーバーし走行。スピード違反の取り締まり中の同署員が旗を振って停止を求めたが無視し、114キロに加速して反対車線にはみ出すなどして走行した疑い。白バイに約1・3キロ先で追いつかれ、止まった。
大坪容疑者はこの日は休みで、同県那珂川町のバイク販売店でオートバイを整備して帰宅途中だった。「パトカーなどが見当たらず逃げ切れると思った。勤務先にばれるのが嫌だった」と供述しているという。
田川地区消防本部の山田昇・消防長は「法令を守るべき消防職員がこのような事態を起こし、誠に遺憾。再発防止に努める」と話した。
(2008年8月22日 読売新聞)