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朝晩の涼しさに気付くころになると、子どものころは急に切ない気持ちになった。「もうすぐ夏休みが終わる」 国会の長い夏休みは、いつ終わるのだろう。次の臨時国会召集日が、まだ決まっていない。インド洋での自衛隊の給油活動継続で、与党内に不協和音がある。補正予算規模をめぐる政府、与党の足並みの乱れも、ずるずると夏休みを延ばしている 福田首相の腹づもりは９月中旬召集、と報じられているが、民主党代表選の日程と絡む。召集されても、しばらくは「開店休業」になるかもしれぬ。６月下旬に始まり、この後１カ月も続く日本で一番長い夏休みである 景気後退が鮮明になる列島である。五輪戦士に寄せる日の丸の期待以上に、わが選良に奮起を促したいのだが、いっこうに「職場復帰」の気配はない。もっぱら田の草取りと称する選挙区詣でに精を出す姿ばかりが目立つ 「安心実現内閣」の夏休み帳も野党の宿題帳も、まだ白紙だらけである。世の親なら、「もういいかげんにしなさい」と声を荒らげるか、「あとはどうなっても知りませんよ」と突き放すころである。
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