玩具メーカーのローヤル(東京都台東区)が製造・販売した折りたたみ式遊具「へんしんジム&すべり台」(商品ナンバー879)=写真・経済産業省提供=で遊んでいた神奈川県の男児(2)が、滑り台の折りたたみ部分に左手人さし指を挟み、指先を切断していたことが分かった。取扱説明書通りの使用ではなかったが、経産省は再発の恐れがあるとみて事故を公表した。同社は対象商品2307台について無償で部品を交換する。
経産省などによると、今年6月、男児が滑り台をきちんと広げずに遊んでいたところ、折りたたみ部分に指を置いたまま体重がかかり、板が伸びて指を挟まれたという。対象製品は06年7月から同8月の製造。問い合わせは同社0120・101982。【奥山智己】
毎日新聞 2008年8月23日 東京朝刊