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木曽町の商店街が病院と連携 利用増へ 割引サービス券

8月22日(金)

木曽病院との連携で活性化を狙う本町商店街

 木曽町福島の中心商店街の1つ、本町発展会が、福島の県立木曽病院と連携した初の割引サービスを10月に行う。病院利用者が商店街に足を運ぶきっかけをつくると同時に、地域の中核病院の利用増にも貢献する狙いだ。

 計画しているのは、買い物客への5%割引券発行。10月いっぱい有効で2千枚を木曽病院と町役場、支所、銀行などで配布する。500円以上の買い物をし、店舗の印を押されて返ってきた使用済み割引券で抽選に応募できる。

 賞品は、木曽病院の人間ドック補助券や商店街の商品券、タクシーチケット、ガソリン補助券、バスチケットを予定。買い物客は賞品に応じた枚数の使用済み割引券を一束にして名前や住所を書き、木曽病院と役場、支所に設ける応募ポストに入れる。外れても、あらためて5%引きを受けられるはがきが贈られる。

 本町発展会は、飲食店や旅館、酒店、呉服店、眼鏡店など45会員が加盟。昨年に比べ会員は5減など減少傾向にある。木曽病院も昨年度まで連続9年間黒字経営だったが、入院患者の減少などで本年度は赤字に転落する可能性があるという。

 発展会の三浦茂樹企画部長は「この地で生活し、地域を支えていく気概を持った商店の魅力を感じてもらうきっかけにするとともに、木曽谷の中核病院を守ることで地域を守りたい」。森幸一会長は「成果を見せ、福島のほかの商店街にも広がればうれしい」と話す。木曽病院の村松守義事務部長は「病院のことを地域で考えていただき、ありがたい」としている。

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