アナログシンセ　Revolutionの内蔵音源は、永遠の名機TB-303の回路とサウンドを忠実に再現した、モノフォニックのアナログシンセです。オリジナルとほぼ共通のコントロールを持ち、18dBのレゾナンス付きアナログフィルターをコントロールすれば、すぐにアシッド全開のサウンドをオーディエンスに届けることができます。更にエンベロープのディケイやアクセントは、オリジナル以上の可変レンジを持っており、Revolutionならではのサウンドを生み出すことが可能です。加えてディストーション回路を内蔵することにより、人気の歪んだ303サウンドも本体のみで再現することができます。

DSPエフェクト　Revolutionのサウンドの最終段には高品位なステレオ出力の16プリセット・DSPエフェクトが用意されています。リバーブ/ディレイなどの空間系からモジュレーション系まで、様々なエフェクトが使用できます。エフェクトのミックスバランスは左右チャンネルで独立してコントロール可能です。

シーケンサー　基本は16ステップのステップシーケンサーであり、円周上に配置されたステップボタンを使用して1小節の中にノートタイミングやピッチ、アクセントや（303には欠かせない）グライドといった情報を入力してパターンをプログラムします。16ステップの場合、拍の位置が12/3/6/9時の位置に相当し、ディスプレイにも適切な情報が表示されるため、思いの外簡単に「303」のように独特のニュアンスを備えたアシッドなベースラインを生み出すことができます。こうした入力やエディット、トランスポーズなどの操作はシーケンサーを止めることなくリアルタイムで行えます。作成したパターンは256個本体内に保存でき、それらを組み合わせたソングも16個保存することができます。

リミックス　Revolutionのシーケンサーの大きな魅力がこのリミックス機能です。リミックスとは、２つのリミックスノブ（16ポジションのロータリースイッチ）を使用して、一つのパターンにつき256種類のバリエーションを瞬時に生み出す機能です。これは、単なるパターンのランダマイズではなく、既にパターンに入力された情報を独自の数学的な理論に基づいて並べ替えることで音楽的な「使える」バリエーションの生成を実現しています。もちろんリミックスの切り替えはシーケンサーの演奏中に行うことができるため、リアルタイムでのライブパフォーマンスに非常に効果的です。

入出力　Revolutionのシーケンサーは内蔵音源だけでなく、外部のMIDI機器やCV/GATE入力を持つアナログシンセ、DIN SYNCを持つTR-808等のリズムマシンをコントロールすることも可能です。加えてRevolutionをスタンドアロンのMIDI→CVコンバーターやMIDI→DIN SYNCコンバーターとして機能させることも可能で、最新のMIDI機器だけでなく往年の名機との親和性も高い設計が特徴です。また、外部オーディオ入力も備えており、外部のサウンドのフィルタリングやエフェクト処理することも可能です。

　Revolution（革命/回転/公転）の名に相応しい外観、特定のジャンルの音楽に必要なサウンドと機能を凝縮した扱いやすさ。Revolutionはサウンドだけでなく、その用途を含めてTB-303の持つ役割を全て継承し、大きく進化したマシンなのです。

R2　現在開発中のXS Semi Modular Synthesizerに接続するためにOSがVer.2.0にアップデートされ、デジタル回路の改良によりメモリーバックアップ用バッテリーの寿命が長くなりました。またカラーがグロスホワイトからガンメタリックのグレーに変更になりました。シンセサイザー、エフェクト、シーケンサーなどの音色や仕様の変更はありません。

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Specifications:
■同時発音数：1　■オシレーター：アナログVCO（ノコギリ波/矩形波）　■フィルター：18dB・アナログローパスフィルター　■オーバードライブ回路　■アクセント機能　■パターンメモリー：256（16バンク×16パターン）　■パターンステップ：最大16ステップ　■ソングメモリー：16　■ソングステップ：最大3580小節　■ノートレンジ：C1〜D#6　■トランスポーズ：±36半音　■テンポ：20〜250BPM　■MIDI→CV/GATEコンバーター　■MIDI→DIN SYNCコンバーター　■外形寸法：320（W）×330（D）×70（H）mm　■重量：約2.5kg　■電源：AC12V 1A（ACアダプター付属）

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