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今夜の番組チェック

創○学会潜入レポート

管理人は筆者ではありません。
許可を頂いて掲載しています。

 

事の発端は、XX月X日にN(同じ学科の人)からのメールだった。XX月X日は空いているかという内容だった。
特に予定もないので、そう返事をした。するとX日のお昼に会わないかとの返信が来た。
金曜日は3限からなので、了承した。12時が待ち合わせ時間だった。
話し始めるなり、自分は創価学会の人間だと切り出す。
「これが噂に聞く創価学会の勧誘か」と思った。
Nの言うことをまとめると以下のようになる。

『自分は創価学会の2世(親が学会員で生まれたときから入会している)で、
高校までは熱心に信仰してはいなかった、むしろ宗教なんて恰好悪いと思っていた。
大学に入り、新歓期に3色旗(
の学会の旗)を掲げている団体があったので行ってみたら、
先輩たちが真剣で情熱的で、自分もこうなりたいと思い、それからは熱心に信仰するようになった。
X日の夜に早稲田祭に向けての決起集会があるから見に来てみないか。』


というようなものだった。
創価学会のイカレ具合を見に行くのは面白そうだったので行くことにした。


17時信濃町駅集合。神宮球場とは反対側の方向に案内されること5分、そこは3色旗はためく創価の町だった。
いたるところに、
赤・黄・青が用いられている。信濃町商工会のマークまで3色。
周辺には創価学会関連の建物しかない。天理教、立正佼成会などと名乗ったら多分消される。
何故か、無線を持った不審者がうろうろしている。
世界青年会館という所の3階の部屋に通される。
ここは控え室みたいなものらしく、他の大学(東大、慶応、上智)の者もいた。
内部は、広さ20畳ほどのオフィスのような部屋で、奥にパソコンがあり、
周囲の棚には様々なファイル、本が並んでいた。
本は「人間革命」「日蓮聖人全集」「対談集―怒涛のナポレオン」といった「いかにも」なものばかり。
ファイルには様々な大学の名前が書かれている。
どうやら、各大学の学生部(創価学会の学生組織。様々な大学に名前を偽って存在している。
早稲田では企画集団NODOと名乗っている)
のファイルらしい。

部屋に通されてから、何人もの会員から熱心に学会のすばらしさを説かれた。
酷いのになると、教義はどうでもいいらしく、池田先生のすばらしさを語りだした。
どうやら、池田教信者らしい。
しばらくすると、時間になったらしく2階に移動した。廊下や階段には絵や写真が飾られていた。
「使命の間」「師弟の間」「先生の間」といった部屋があった。
ここではこれが「普通」らしい。会合は「師弟の間」で行われた。
入って最初に眼に飛び込んできたのは、高さ2メートルはあろうかという仏壇だった。
その前に経棚と鐘とマイクがある。
白手袋をつけた学会員が恭しく、仏壇を開くと中には「南無妙法蓮華経」と書かれた掛け軸があった。
部屋は、30畳くらいの畳張りで、旅館の宴会場みたいな縦長の部屋。
壁には帆船の絵、ナポレオンの肖像画、「200X年早稲田祭決起大会」と大書された幕があった。
周囲を見渡すと、すでに何人かが『南無妙法蓮華経×3』をやっている。

眼がヤバイ。

ここでも、創価学会の教えのすばらしさを説かれる。
『先生(学会員は、池田大作のことをこう呼ぶ)が181個目の名誉博士号をもらって云々』
私としては博士号が増えるほど胡散臭くなっていくような気がする。
会合前にリハめいたことをやっているのだが、やたらと声がでかい。
18時50分、開会。だいたい30人くらい集まっている。
創価学会では男女が一緒のところに集まることはまずない、というわけでこの30人は全員男。
この会合は、早稲田祭において、新たな信者を獲得するための決起集会というもののようだ。

まず、お題目の斉唱。『南無妙法蓮華経』と5分間延々繰り返す。
次に、紺碧の空と学会歌「広布に走れ」の斉唱。学会歌は北朝鮮の歌みたいだった。
再び、お題目の斉唱。更に妙法蓮華経方便品第二ともう一つ別の経をあげる。
読経のスピードが尋常じゃない。
XX寺(我が家の檀那寺)の坊主だってこんなスピードでは読めない、というか読まない。
題目の斉唱も終わり、次は人事発表。学部ごとにキャップといわれる役職を指名した。
キャップというのは、早稲田祭での企画の責任者のこと。
続いて、活動報告・決意表明。司会が『活動報告・決意表明』というと我先にと前に進み出る。
この報告の内容は、折伏・本尊流布・入会決意を自分がどれだけ獲得したかということに集約される。
発表の仕方は
『こんばんは!××(学部名)の○○です。このたび、中学校の同級生△△さんを折伏することに成功しました!』
すると他の学会員が万歳をして讃えてくれるといった具合。
最後に
『たいへんにありがとうございました』と言う。これが創価クオリティ。

報告が終わると、学部委員長の報告、基本的には前述のものと大差はない。
後輩に対しての一言などが追加される。
続いて、早稲田祭の実行委員長の決意表明。日蓮聖人のお言葉を引用した、中身のないもの。
その次は、学生委員長の話。彼の話は凄かった。
まず、二人の仏敵、民主党のナガタ議員と参議院議員の平野議員について。
事実無根のデマで学会を陥れようとした
平野は創価学会の支援を受けて当選したくせに裏切った
ナガタは比例で当選したが小選挙区では落ちた、
これは仏罰だ等々
つづいて就職について、彼はマスコミに就職したらしく、就職ジャーナルに取材を受けたとのこと。
OB連中も、新聞社に就職したとか大学に就職したとか言っていた。色々な役職が出てきたがまとめると、

学生委員長・実行委員長(4年)―学部委員長(3年)―キャップ(2年)―(ヒラ)

となる。基本的に年功序列制らしい。
これは学生部の組織構造で、他にもラインと呼ばれる地域会が存在する。
Nは私を紹介する際に、学部、出身地・出身校を何度も繰り返していた。
創価学会の強さはこの組織構造の強固さにあると思う。
互いに学会員であるという秘密を共有し、学会に共依存することでアイデンティティを確立する。
学会を否定することは自分自身を否定することに繋がる。


 学生委員長の話に続いて意味不明の体操があり、その次に幹部指導というものがあった。
まず、3、40くらいの小太りのサンハン・キンポーみたいのが話をした。
いかにして学会員を増やすか・学会員を増やすことこそが先生に対しての信仰の証であるといった電波な話だった。
次に出てきたのは60くらいの爺さん。こっちは学内に数百人の学会員がいたころの昔話をして終了。
最後に、校歌斉唱。その後で、学部ごとに反省会。こちらのシメはお題目三唱。全て終了後に飲み会があった。
飲み会を見ている限りではいたって普通の大学生だと思う。
彼らは騙されているが、信じている。それがとても可哀想に思えた。

 

(終)

 

冒頭にも書きましたが、管理人は筆者ではありませんので、
ここに書かれていることの一切に関する質問はお答えできません。ご了承下さい。
また、友人の身の上を案じて、個人を特定できそうな部位は伏せさせて頂きました。検閲ではありません。こちらもご了承下さい。

苦情はお断りします。

 

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