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慶應義塾

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募金の経過報告

募金は「個人」「法人」「団体」に分けてご協力を仰いでおりますが、「個人」については、ダイレクトメールにより塾員・在学生保証人等の皆様にパンフレット等をお届けしてご協力を呼びかけ、「法人」については、原則として企業を訪問し記念事業の内容をご説明し、支援のお願いをさせていただいています。
また、「団体」は各卒業生組織(三田会・同窓会)等を通じて記念事業へのご理解をお願いしています。

2005年10月に募金活動を開始して以来、個人・法人・団体の皆様から多数のご賛同を賜り、2007年3月末に申込額が170億円に、12月末に200億円を越え、2008年3月末には215億円、7月末には243億円に達しました。この中には、2008年6月から開始した信濃町新病院棟建設募金と、インターネット技術の日本への導入・普及に果した慶應義塾の貢献を評価して頂いた上での、藤原洋氏(株式会社インターネット総合研究所代表取締役所長)からの高額(20億円)のご寄付も含まれます。
皆様のご支援・ご協力に深く感謝申し上げる次第です。
目標額を250億円といたしておりますが、記念事業に要する資金総額は900億円強を見込んでおります。また、募金活動は記念事業に対する幅広い皆様からのご支持をいただく活動でもあります。
2010年9月までの残された募金期間についても引続き精一杯取り組んで参りますので、皆様方の更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

これらの寄付金の一部を充当し、2006年2月には未来先導基金を創設し、すでに2008年3月までに合計24億円を組み入れ、組入額は目標額30億円の80%に達しています。塾生の国際体験を推進する事業や、留学生への支援、国際的水準の講座開設など、各種の創立150年記念事業プログラムに活用し始めています。
また日吉キャンパスでは新しいコンセプトに基づく「協生館」の建設(2008年8月6日竣工)や、大学院「システムデザイン・マネジメント研究科」 「メディアデザイン研究科」の新設、新教育棟(第4校舎綱島街道側)の建設等、創立150年記念事業の諸計画を進めています。また協生館内には、先述した藤原氏からのご寄付に謝意を表し、冠を付した「藤原洋記念ホール」を設けます。
信濃町キャンパスにおいても、2008年1月に臨床研究棟が竣工しました。
その他に、三田キャンパスにおける未来先導館(仮称)を含む新校舎の建設(南校舎の建て替え)日吉記念館の建て替え、信濃町予防医療センター(仮称)新病院棟の建設、新初等中等教育校の開設などの諸計画を準備しております。

募金活動は、これまで個人・団体の皆様のご協力を得ながら、法人を中心に順調に推移しておりますが、今後は個人・法人・団体の全分野に渡って、より多くの皆様のご賛同、ご支援を頂戴したいと願っております。
あらためて、この事業を成功させることが、創立150年を迎える慶應義塾の社会に対する一番の貢献(責務)であることを肝に銘じ、また創立150年記念事業を真に“義塾社中の協力によるもの”といえるよう進めて参ります。
更なるご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。(2008年8月 記)