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日本人客に向かって悪態をつく小姐

「中国人は対日本戦となると、相手がどこの国だろうと徹底的に相手チームを応援します。日本選手はもう本当に悲惨な状況での戦いを強いられていますが、私からみれば、そうした中国人の態度はいわば見慣れた光景。末綱・前田ペアを鬼か悪魔のようになじる女性服務員たちのことも、できるだけ気にせず、ビールを飲んで牛丼でも食べて帰宅するつもりでした。ところがこの小姐たちが私のところにやってきて『日本人は弱い』『へたくそだ』などと難くせをつけてきた。  日本料理屋に来た日本人の客に向かってなんたる無礼な奴らだと切れそうになりましたが、そこを我慢して、尋ねてみました。なんでそんなに日本人が嫌いなんだ、と。するとこんな返事が返ってきました。『南京大虐殺よ』。徹底した反日教育の結果なのだと得心しました」

試合会場では末綱・前田ペアに対して中国人の大観衆が「殺せ」を連呼したという週刊誌の報道もあった。だが北京オリンピック直前に起こった四川大地震の折には、日本の救援隊が中国人の犠牲者に対して見せた尊崇の念に、多くの中国人が感動し、歴史的な日中友好の機運が高まっていた。

ところがオリンピックが始まるやいなや親日気分など雲散霧消してしまったようだ。友人はメールの最後をこう結んでいた。

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