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08/22-12:40--もう一つのチボリ問題　倉敷駅北駐車場　赤字続きも当面存続　悩む県開発公社

　倉敷チボリ公園（倉敷市寿町）の年内閉園が事実上決まり、北隣にある県の外郭団体が整備した倉敷駅北駐車場（同市北浜町）の今後の在り方にも注目が集まっている。駅北の一等地で跡地開発の行方次第で�犇發陵餃瓩箸覆覯椎柔�もある。しかし、同公園の不振に連動して赤字続きの上、閉園後も当面は存続せざるを得ない事情があり、関係者を悩ませている。 　同駐車場は、県開発公社（岡山市蕃山町、理事長・島津義昭副知事）が土地と施設を所有し管理運営。収容台数は７００台と近隣ではトップクラスを誇り、料金は３０分１００円、１日最大１千円となっている。 　チボリ公園周辺の渋滞対策などを目的に県などが開発を要請。これを受け同公社が１９９３年、クラボウ（大阪市）から１５億２７００万円で土地を購入、総工費１２億６千万円を投じ、９７年６月にオープンした。 　初年度は５０４４万円、２年目の９８年度は７９２万円の黒字だったが、公園の入場者数が減少するとともに、９９年度以降は赤字に転落。 　減損会計を適用した０５年度の１４億４２２１万円を除き、単年度約７千万〜２千万円の赤字を垂れ流し、同公社自体が０３年度から赤字に陥った最大の原因となり�爐�荷物�瓩砲覆辰討い襦� 　同公社の黒住知明理事は「減価償却のウエートが下がり、赤字は縮小する見込みだが、公園閉園で利用がなくなるとどうなるか……」と浮かない表情。加えて、売却や違う施設への建て替えなどがすぐに行えない事情もある。 　同駐車場は、都市計画決定された「都市計画駐車場」に位置付けられ、別の用途に使用できない。用途変更には、倉敷市の審議会の決定と県の同意が必要となる。 　このため、同公社を所管する県監理課は「同市の都市計画が具体化するまで身動きが取れず、駐車場を持ち続けなければならない」と指摘する。 　ただ、同駐車場は倉敷駅近くの一等地に位置し「チボリ公園が閉園しても、利用価値はなくならない」とみる関係者は多い。跡地開発の内容が具体化すれば、他用途への変更も含め再び需要が高まる可能性は高い。 　黒住理事は「制度や建設経緯などから、公社だけでの判断は難しい。今後の在り方は（公園用地の地主の）クラボウの動向次第になってくる」と話している。

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