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2008/08/20 11:02 KST
慰安婦・歴史教科書問題、韓日の学生が討論


【済州20日聯合】独島問題で韓日関係が遠ざかっているなか、両国の大学生が平和について討論する意味深いフォーラムが開かれた。済州中小企業センターで19日に行われた済州韓日学生フォーラムで、参加した両国の大学生30人は真実・和解・相生を話題に熱い討論を交わした。

 「歴史問題を超える和解と相生の道」をテーマとした討論で、従軍慰安婦についてどれほど知っているかという済州大学の学生の質問に、日本の大学生らは「日本軍が韓国人女性を強制的に連行し、性的な労働を強要したということは日本の学生もある程度知っている」と答えた。

 日本軍が慰安婦を作った理由を本で読み怒りを感じたという日本のある学生は、「女性暴行などで日本軍の国内での評判が落ち、性病が急速に広まるや、軍がこれを予防するために慰安婦を生み出したという内容だった」と紹介し、人間を人間として扱わなかったというむごい事実を最初は信じ難かったと明かした。

 朝鮮人学校に通ったというある在日同胞は、「中学生のときに初めて従軍慰安婦を知り、実際にその人たちに会い話を聞いて大きな衝撃を受けた」と述べた。元慰安婦が生きている間に、日本の学生もこの問題について知る機会があればと話している。

 日本の歴史教科書歪曲(わいきょく)問題についても、一部の日本人学生は「自分も日本人だが歴史をきちんと知るべきだという点で(歪曲は)反対だ」と述べ、韓国人の生の声を聞き問題の深刻性に気づくチャンスがない日本人に対し、絶えず世論を喚起していくことが重要だと強調した。在日同胞の一人は、「歴史教科書の歪曲問題がイシュー化され、むしろ韓日関係について学ぶ大学生が増えた。子どもらに重要な歴史的事実を隠すことは大きな問題だ」と指摘している。

 参加した学生らは、電子メールなどで交流を続けて互いに対する誤解を減らし、理解の幅を広げていこうと誓い合った。